DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報
1 :
デフォルトの名無しさん:
2 :
1:2005/10/09(日) 13:14:29
すいません間違えました
3 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/09(日) 13:18:48
遺品のPCにはWinFDがインストールされていたそうです。
不謹慎かもしれないが、こういうの一年殺しっていうのかな。
昨年十一月て
5 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/09(日) 15:05:33
DOSは、知りませんが
リナックスザウルスで、FDクローンを使ってます。
冥福をニャーん♪
俺はFS派だったから……
死因は?
MidNight Comannderのパクリか
mcはFDより後だろ。
gmcってのもあったがNautilusが出て退役になったな
何歳くらいだったの?
俺はFM派だったが・・・合掌
↓エコロジーIIの不正コピーを使ってた奴登場
>>12 いや、俺は使ってね-よ。
学校にあったのは使ったけど、家ではFD使ってた。
↑エコロジーIIの不正コピーを使ってた奴登場
16 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/09(日) 19:40:57
冥福をお祈りいたします。
でも、俺使ったことが無い。
今使ってるのは「DF」。
19 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/09(日) 22:06:35
>>18 >なぜ逝去の一年後にその報が出たのかわかる。
すまん、見たけど良く分からんかった
22 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/09(日) 23:02:44
漏れはseldc派だった。いや、FDが嫌いで。
743 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 01:48:29 ID:GB2kDLn50
251=361=414=675は私です。
>>592 以前書いたものです。
以下長文ですみません。
NECのPC-9801が全盛の時代そしてDOS/Vの黎明期にMS-DOS(PC-DOS)に
必須アイテムだった、FDの作者出射氏が病床に臥せっています。FDの開発を
近くで見ていた一人として開発の思い出話を書いてみたいと思います。
FDの開発は1989年に始まりました。その当時出射氏はファイル管理TOOLに
DM(ディスクメンテナー)を使用していたのですが、他人の作ったプログラムのため、
操作や速度に不満を感じていました。
その後、烏城無線というパソコンショップ常連の晴田氏が「DIRQ」というディレクトリーや
ファイルにコメントをつけられるファイル管理ソフトを
発売されたばかりのMS-Quick BASICで作成しソースも公開してくれました。
このDIRQのコメント機能を削除した「DIRM」を出射氏は高速化と機能アップをしたのです。
しかし作成言語がQuick BASICのため速度UPにも限界があり、しかもランタイムを
必要とするためQuick BASICの実行ファイルも大きくなってしまい、出射氏はどうも
納得がいかないようでした。
そこで一念発起してオールアセンブラーでファイル管理TOOLを開発することを決意しました。
750 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 01:50:43 ID:GB2kDLn50
>>743 続き
まず取り掛かったのが画面表示部分です。画面表示が出来なくては動作の
検証もできません。最初はファイル一覧とカーソルの移動しか出来ませんでした。
(画面表示ができれば後は機能を実装していけばいいだけですし)
私が出射氏から最初にFDを見せてもらったのもこのバージョンです。
この後FDの基本機能を実装していくのですが、FD内部で処理ができるまでは
コマンドライン渡しでDOSに実行させていました。
最初に使ってみてくれと渡されたのはVer0.5ぐらいだったと思います。
0.90で基本部分が完成しこのころからFile View機能を内蔵するため、
別プログラムで「miel」の開発が始まりました。
「miel」も形になったころFDに内蔵されました。
これでファイルの中身の表示を別プログラムに頼らなくてもよくなったわけです。
「miel」を内蔵したことによりFDの実行サイズが1セグメントに収まらなくなってきたので
セグメントを越えて実行するように内部使用を変更したのもこの頃だと思います。
またCOMとEXEに分離し子プロセスの実行時にメモリーをなるべく解放するように
仕様変更したのもこの頃です。
767 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 01:56:19 ID:GB2kDLn50
>>750 続き
Ver1.04で仮想ドライブにも安定した対応が出来るようになった
(それまではFATを直接読みに行くだけだった)のでNIFTYで公開されたのが
このバージョンです。NIFTYで公開されるまではUJO-NETでのみの公開でした。
1.06ではユーザーカスタマイズを可能にし、使用者が画面表示の色や
よく使うプログラムを各キーに割り当てることが出来るようになりました。
FDはファイルがアーカイバファイルの場合はFile VIEW時にアーカイバ収納
ファイルを表示する使用になっているのですが、拡張子がISHの時
ISH(テキスト<->バイナリ相互変換TOOL)を呼び出す仕様になっていました。
しかも隠し機能で拡張子がMAJの時今となっては存在すらも知る人が少ない
MAJO(ISHと同じテキスト<->バイナリ相互変換TOOL。ISHよりも文字化けによる
エラーに強く、しかもFILEが順番に並んでいなくても復元出来るなど利点があった。
PC-VANのQLDフォーラムの管理人「魔女」氏が開発公開していた。)にも
対応していました。1.06でカスタマイズが可能になったことからMAJ隠れ対応は
外されカスタマイズで使うことに変更されました。
782 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 01:59:04 ID:GB2kDLn50
>>767 続き
Ver20.0でTree対応になりましたが、このTreeをどう表示するか、どう動作させるかは
ずいぶん試行錯誤していました。速度が速くしかも使いやすくなくてはいけない。
最終的には公開された表示方法に落ち着いたのですが、Tree取得時に時間がかかるという
問題は一度取得したTreeをファイルとして書き出しておき、その書き出したファイルが
存在する場合はそのファイルを読み込みTree取得の時間を省略するということになりました。
Ver2.10でFILE VIEW 64KBの制限が解除され、それまでの64KB一括メモリー読み込みから
FILEポインタでアクセスするように変更され大きなFILEでも最後までVIEW出来るようになりました。
Ver2.13でそのころ発売になったPC-9801XL2やH98のハイレゾ表示に対応しました。
PC-9801のハイレゾ表示はフォントに24どっとの明朝系の表示を使っていて
(普通の98は16ドットのゴシック計のフォントを使っていました)
出射氏はこのハイレゾ表示をずいぶん気に入っていて、ノーマル表示のフォントを
「ハリガネを曲げたような文字」と揶揄していました。
790 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 02:01:05 ID:GB2kDLn50
>>782 続き
そして幻のVer2.14。FDのドキュメントの履歴からも消され出射氏も無かったことに
しておきたいのでしょうが、Ver2.14は存在しました。
このバージョンは1990年2月14日(バレンタインデー)に何を思ったのかたまたま
バージョンナンバーが合致したため、わざわざ日にちをあわせてVer2.14バレンタイン
バージョンとして公開したのです。ところが公開してからすぐこのVer2.14には致命的なバグ
(どんなバグだったか忘れました)があることが判明し、あわてて公開中止し改めて16日に
2.15として出したのが履歴に残っているのです。このため履歴では2.13から2.15になっていますが
2.14は確かに存在したのです。(多分2時間ぐらいの存在だと思います)
この後大きな仕様変更はなく、バグフィックスでVerが上がっていきました。
雑誌でも次々取り上げられパソコンを使う上では必須TOOLとして定着していき、
FDの使い方を紹介した本も販売されました。
1992年ごろよりパソコン界の黒船DOS/Vの時代がやってきたのです。
出射氏はこのDOS/V(IBM PC)にもすぐに飛びつきなんとDOS/V用のFDを作成し、さらに当時
流行りだったV-TEXTにも対応し一画面にたくさんのファイルを表示することが可能になりました。
懐かしいねぇ。元祖パクリ作者と言ってもいい魔女は確かバイク事故で死んだんだったかな。
もう、今は昔って感じだねぇ。
801 :名無しさん@6周年:2005/10/10(月) 02:05:33 ID:GB2kDLn50
>>790 続き
このころより開発のメインがNEC-PC98シリーズからDOS/Vに変わり98シリーズのヴァージョン
アップはDOS/V版のおまけみたいになってしまいました。98シリーズの未来を予言するような事態でした。
この後のバージョンUPはゆっくりとしたペースで進みVer3.00でネットワークドライブに対応し、
バグフィックスを経て1995年9月24日に公開されたVer3.12で開発はストップしています。
足掛け6年半にわたって開発が続いていたことになります。
DOS時代パソコンで使うファイル管理TOOLはFD以後もたくさんのフリーソフトが作られましたが、
FDが一番よく使われていたと思います(NIFTYのダウンロード数等より)。
FDを開発するときに動作速度と操作性が最も重視されましたが、これが多くのユーザーに受け入れられる
理由となったのだと思います。
Windowsの時代となりFDを使うこともなくなりましたが「WINFD」がFDの血脈をついでこれからも
FDというものがあったという記憶を残してくれることでしょう。
終わり
記憶で書いているので誤っているところもあると思いますが、こんなところです。
誤りに気づいた方は教えてください。私もしりたいですし。
そうそう、開発はOPTアセンブラーを愛用していました。
出射氏は映画も大好きで SW EP3を見ることができなかったことが心残りだと思います。
>>31 > 1995年9月24日に公開されたVer3.12で開発はストップ
ん? うちには Ver3.13(96/12/12)があるけど…
>>32 874 名前:名無しさん@6周年[sage] 投稿日:2005/10/10(月) 02:25:50 ID:GB2kDLn50
>>861 今Vectorで確認したら、DOS/V版・PC-9801版どちらも3.13になっていました。
34 :
デフォルトの名無しさん:2005/10/12(水) 02:31:29
35 :
デフォ:2005/10/12(水) 03:32:05
fd!懐かしい。ディレトクリの整列機能、一日に何度実行したことか・・・
コマンドラインで開発してると、>dir(ENTER)で
でたらめにファイルが表示されるから、FAT?かなんかを
直接書き換えてdirで整列されて出てくるようにする機能は
ホント重宝した。
でもwin95になってこの機能つかえなくなっちゃったのよ。
ロングファイルネームになったからなのかなんなのか・・・
エクスプローラという便利ツールも出てきたし、vc++ももって
なくて相変わらずdosでゲーム開発してたおれですら
エクスプローラに乗り換えてしまった。
ご冥福をお祈りします。ほんとうにお世話になりました。
>>35 ロングファイルネームはFATの場合、ディレクトリエントリを複数消費するからね。
今はdirコマンドもソートできるようになったからエントリ順を気にする人も少なくなったけど。
ご冥福をお祈りします。ほんとうにお世話になりました。
>>36 むしろ最近のはデフォルトでソート済みになってるから鬱陶しいよね
>>38 ふつー、ファイル一覧はソートされて表示される。
それがU/Iというもの。
U/Iってなんですか?
unsigned int
43 :
デフォルトの名無しさん:2006/04/11(火) 20:39:10
ナツカシス
44 :
デフォルトの名無しさん:2006/04/12(水) 01:56:31
>>39 そうだね
DOSも物理配置順に並べるソートがデフォルトだった品
>>44 いや、DOSはディレクトリエントリの配置順だ。
そのディレクトリエントリが物理的にどう並んでようが関係ない。
どうみても最強ファイラーです。本当にありがとうございました。
今日知りました
当時FDがないとPC9801を使う気になれませんでした
どうしてもX68kで使いたくてクローン作ったりもしました
すばらしいソフトでした
ご冥福をお祈りします
Optasmで思い出したけど、サザンパシフィックってまだARAGO
やってるね。本家dBASEはいつの間にか消滅したけど。
射出って何て読むの?
射出じゃないんだけど。
(´-ω-)
しゅつしゃ?
訓読みしてくれ。
デイル?
いでだろwww
小学生の頃、出光をデビカルと読んでいた友人を思い出した
58 :
デフォルトの名無しさん:2006/06/17(土) 15:45:57
>>57 それはまた画期的な読み方だ。
俺は素直に「しゅっこう」と読んでいた。
漏れは98の時は2画面ファイラーFLをメインに使っていたけど、
WIN95になってからはFD使っていました。
ほんとにこのころのソフトは、今でも唸らせられるソフトが多かったですね。
少ない資源を如何に効率よく消費するか、という観点を
今の開発者も見習うべきです
ご冥福をお祈りします
漏れは CP/M の時は WordStar をメインに使っていたけど、
DOS になってからは Mifes や VZeditor を使っていました。
ほんとにこのころのソフトは、今でも唸らせられるソフトが多かったですね。
少ない資源を如何に効率よく消費するか、という観点を
今の開発者も見習うべきです
ご冥福をお祈りします
ユーザI/Fがマニアックで、今となっては唸らざるを得ないソフトが多かったとは思う。
今や、有り余る資源を如何に効率よく消費するか、という観点を持たざるを得ない時代だと思うが。
62 :
デフォルトの名無しさん:2006/11/07(火) 22:53:59
DOS版のFD探してたら、たまたまここへ。まさか作者さんがお亡くなりになっていたとは。
しかも、今日が命日とは......。
98時代は本当にお世話になりました。
ご冥福をお祈りいたします。
63 :
デフォルトの名無しさん:2006/11/08(水) 14:50:10
俺はFD->HF
懐かしいな
出射さんありがとう
64 :
デフォルトの名無しさん:2006/11/09(木) 20:40:18
私は今も卓駆を使っていますが、キー操作はほとんどFDに合わせています。
卓駆がないとパソコンいじる気がしないです。
FDは偉大なり。
おれもHFの画面のが好きだった。
66 :
デフォルトの名無しさん:2006/11/10(金) 21:28:00
HFはいいな。
初めて立ち上げた時は凄いと衝撃を受けた。
実はまだ現役で動かしてる。2000年問題で表示がバグるのは秘密
そんなに鬼のようにファイルを操作することなんてないしな。
エクスプローラーで十分だ。
FD->WDを使ってた漏れが来ましたよ
なんかかなしい
69 :
デフォルトの名無しさん:2007/02/28(水) 19:36:29
いで
Win95世代の俺にとっては「名前だけ懐かしいソフト」だな。
雑誌の付録のフリーソフト集に必ず卓駆と一緒に名前が載ってた。
「エクスプローラの何が不満なんだろう」って思ってたがDOSのCUIやら
Windowsフォルダに転がってたfileman.exeに比べりゃ雲泥の差だよな
自分はFilmtn->VZ filer派だったけど・・・。
亡くなられていたとは・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
72 :
デフォルトの名無しさん:2007/04/27(金) 07:18:25
Vz(DOS)使いの漏れからも
ご冥福をお祈り致します
LVとFDを併用していました。
私がアプリを作るときは、FDのスピード感、操作性を今でも参考とさせて頂いてます。
ご冥福をお祈りいたします。
AUTOEXEC.BATの一番最後の行にFDと書いていたあの頃が懐かしい。
75 :
デフォルトの名無しさん:
ご冥福をお祈り致します。
DOS時代何はなくともFDでした。確かに私もAUTOEXEC.BATの
最後にFDと書いていたこともありました…後にVZに変わり
ましたが、それでもFDは手放せませんでした。