加奈子・・・いや、権三郎の業物に貫かれ、絶頂にまで導かれて
しまった俺は、呆然としてステージの上に倒れこんでいた。
俺は・・・俺は、心まで女になってしまったのか・・・。
チンポ欲しさにケツを振るあさましいメスに成り果ててしまったのか・・・。
司会者が、俺の手を後ろ手にして手錠をかけた時も、抵抗する気力すら
なかった。だが、俺が本当に堕ちていくのは、まさにここからだったのだ。
数分もしないうちに、俺は直腸に妙なむず痒さを感じた。
むず痒いだけではない、熱い。ちょっと体を動かしただけでも
電流が走ったかのように全身がビクンと震える。むず痒さは、
肛門から蟻の門渡り、そして奴らに造られた女性器にまで広がっていた。
何かがおかしい。
そんな俺の表情を見て、女は俺をあざ笑いながら言った。
「ふふ、気づいたようね。権三郎のアレには、南米の特殊なコカから作った
媚薬が塗ってあったのよ。これを塗られたら、性感は普段の何倍にも高まって、
薬が切れるまで、欲しくて欲しくて仕方がなくなるのよ」
「あ・・・悪魔めっ!」俺は叫んだ。
「悪魔?そこまで言われては立場がないわね。じゃあ、チャンスをあげるわ」
女は底意地の悪い笑みを浮かべた。
「チャンスをあげるわ。簡単なことよ。このまま、一時間だけ
我慢出来たら、貴方を元の体に戻して解放してあげる。権三郎も
加奈子に戻してあげるわ。私たちは、もう貴方に手は触れない。
リモコンも使わないわ。ただ見ているだけ。どう?」
「本当だな!?本当なんだな!」俺は叫んだ
「・・・分かった。約束は守れよ・・・」
「貴方が頑張れればね。ほほほほほっ」
俺はあさはかだった。これが仕組まれた罠であることなど、
分かりきっていたはずなのに。
・・・どれくらいの時間が経っただろうか。
肛門や性器に広がるむず痒さや熱さは高まる一方で、
我慢の限界に近づいていた。気をまぎらわそうと、
太もも同士を擦り付ける度に、雷に打たれたかのような
快感が体をよぎる。だが、それは俺の快楽への飢えをいっそう高める
だけのものだった。
「ううぅ・・・はぁ、ぐはぁっ!」
俺は身もだえをしながら耐えた。加奈子はステージの脇で、
悲しげな表情で俺を見つめている。
「な、何分経った・・・?もう30分は過ぎたはずだ・・・」
息も絶え絶えに俺は訪ねた。だが、女の答えは俺を愕然とさせた。
「何を言ってるの。まだ10分も経っていないわ。もう限界なの?」
突如、ステージ上のスクリーンに映像が映し出された。
権三郎にされてしまった加奈子が、極太バイブを手に、一心不乱に
アナルオナニーに浸っているシーンだ。「ふーっ、ふーっ!」
と野太い声を出し、加奈子は毛むくじゃらの尻にバイブを突っ込み
喘いでいる。
俺は突如気が付いた。
「まさか・・・お前ら、加奈子にも・・・!」
「やっと気づいたのかね。以外に鈍いね、君も」
司会者がせせら笑った。
「権三郎君にも、同じ条件で我慢ゲームをやってもらったんだよ。
権三郎君が勝てば、君には手を出さない約束だったんだがねぇ。」
ビデオのシーンが突如切り替わった。
俺と同じように、後ろ手に手錠をかけられた加奈子が叫んでいた。
「お願い。お願いだから太いのを頂戴。彼をどうしたっていいから!
早く!!」
そうだったのか・・・加奈子は、俺と引き換えにあの極太バイブを
手に入れたのか・・・。絶望と虚無感が俺を襲った。