VisualC++相談室 6

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481デフォルトの名無しさん
>>478
話はオブジェクト指向プログラミングの黎明期、”クラス”の誕生にまでさかのぼる。
共に同じメンバーであったメンバ関数とメンバ変数ははじめは対等な立場であった。
これはUML図法等を見れば分かると思う。それどころか幾分メンバ変数の方が”関数を
データにバインドさせる”というOOPLにおいて主体であったとも言えた。
ところがメンバ関数がメソッドと名を変えた頃から両者の関係に亀裂が生じ始めた。
virtual, abstract, interface等々メソッドは強力になっていった。
”ポリモルフィズムこそOOPLの真髄”とまで言われるようにもなった。
その頃メンバ変数(フィールドという名は定着していなかった)は頭に
m_をつけるかお尻に_をつけるかの不毛な議論のなかに埋もれていた。
「このままではいかん!」
メンバ変数は修行を続け、等々新しく生まれ変わった。それがプロパティ
だった。メソッドにも負けない強力なポリモルフィズム機構、それどころ
か右辺値か左辺値かで振る舞いを変えるなどメソッドをもしのぐ力を備えていた。