ヴァンガードは何故嫌われるのか 33

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■何十億の広告費用の元を取るにはいくら売れば良いか■

実際のショップではヴァンガードのパックは157円で売られているけれど
店頭での売り上げがみんなブシロードの懐に入るわけじではない
ショップがメーカーや、大半はメーカーとショップの間を取り持つ問屋から
定価の何割かの値段で仕入れて、定価(ないし割引値段)で売る差額で利益を獲得している。
(そして、ブシロードは非常に仕入値段が高い、はっきり言ってTCG業界ではコナミの次に高い。
 あるショップはブシロードから仕入れ値が高いのはコマーシャル料金を含んでいると説明を受けたそうだ)

ブシロードの商品では、小売りショップは問屋から定価の70〜75パーセントの値段で購入している
そして、問屋はブシロードから仕入れて、末端ショップへの配布の段取りを決定し、実際に配布することで利益を得ている
問屋の利益と、フィジカルな原材料費・工賃・運送費・保管コスト(それとヴァンガード以外は原作の版権料金)を考えると
ブシロード自身の利益は実際の店頭価格の6割から半分ぐらいではないかと思われる。

仮に宣伝コストを取り戻すためのには宣伝に使った費用が10億円ごとに、
利益率が5割なら末端価格20億円、6割なら16億6000万円
売らないといけないとする(それでやっとトントン、利益が出るのはさらにそのあと

仮に年間で宣伝費を50億円かけているとすれば、5割で末端価格100億円、6割だと83億3000万円分
売らなければいけないことになる
もちろん、さらにブシロードの人件費や新日本プロレスのために突っ込まないといけない。
それ以上の売り上げを確保してようやく黒字になる


ブシロードの販売戦略に広告が強い影響を及ぼしている事は
他者の分析でも、ブシロード自身も言っている事
http://job.rikunabi.com/2013/company/senior/r483430063/K103/ http://jin115.com/archives/51873883.html
しかし、いくら日本で強い広告代理店でも、海外でも同じように影響力を及ぼせるとは限らない
例えば、電通は今「豆しば」「きゃりーぱみゅぱみゅ」の売り込みと、アメリカ企業とのコラボ「モンスーノ」の立ち上げで自分たちの名前を覚えてもらうのに必死というレベル
アメリカなどの海外ではブシロードはアニメイベントに出展しか出来なかったり(電通はこう言うところには顔が利く)、野球場の広告しか取れなかったりしかしていない
テレビでのアニメ放送もまだ決まっていないのにはそう言った広告代理店のご威光が海外では使えないからという部分もあるのかもしれない