【MTG】くだらねぇ質問はここに書け!part157

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9名無しプレイヤー@手札いっぱい。
●キーワード能力・キーワード処理に関する質問●
Q5-1:再生ってよくわからないんですけど。
A5-1:再生とは破壊を1回だけ「なかったことにする」効果です。墓地に置かれたカードを戦場や手札に戻す効果ではありません。
 再生を持つ能力や呪文が解決されると、パーマネントには1枚だけ「再生の盾」が作られます。
 そのターン中、次にそのパーマネントが破壊される場合、再生の盾を1枚消費して、その破壊を無効にし、与えられたダメージを全て取り除き、
 戦闘に参加していた場合は戦闘から取り除き、そのパーマネントをタップします。
 再生の盾は何枚でも重複して作っておくことが可能です。(ターンが終わると未使用の盾はすべて消えます。)
 再生でパーマネントがタップするのは効果の一部であってコストではありません。タップ状態のパーマネントも再生できます。

Q5-2:被覆とか呪禁ってどんなことを防げるの?
A5-2:被覆や呪禁は、呪文や能力の「対象」になることを防ぐ能力です。「対象」は、MTGにおいては非常に重要で厳密なルール用語です。
 まず、対象を取る呪文や能力には以下の3種類があり、これ以外の呪文や能力は一切対象を取りません。
 (1) 「対象とする」と書かれている呪文や能力(例:《殺害》)
 (2) オーラ呪文(例:《拘引》)
 (3) ルールで「対象を取る」と定義されているキーワード能力(例:装備、活用)

 例えばあなたが《殺害》を唱えて対戦相手のクリーチャーを破壊しようとする場合、それを唱える段階で適正な対象を指定する必要があります。
 ですので、被覆や呪禁を持つクリーチャーに対しては、そもそも《殺害》を唱えることすらできません。
 また、対象として適正かどうかのチェックは呪文や能力の解決時にも行います。
 例えばあなたが《セラの天使》に対して《殺害》を唱え、対戦相手がそれに対応して《防護の言葉》で《セラの天使》に呪禁を与えたとします。
 《殺害》が解決する段階では、《セラの天使》は呪禁を持ち、《殺害》の対象として適正ではなくなっていますので、《殺害》はルールによって打ち消され、
 《セラの天使》は破壊されません。
 上記の例はオーラ呪文の場合にもあてはまります。《殺害》を《拘引》に読み替えてください。
 では、すでに《拘引》がつけられた状態になっているクリーチャーが後から被覆や呪禁を得た場合はどうなるかというと、その場合は《拘引》は外れません。
 オーラが対象を取るのは呪文として唱えられている間だけで、一旦ついてしまった後は対象を取らないからです。
 尚、《溶岩震》などの「すべての」や「各」、《ぬいぐるみ人形》の「選ぶ」は対象を表す言葉ではありませんので、これらは被覆や呪禁の影響を受けません。

Q5-3:プロテクションってどんなことを防げるの?
A5-3:プロテクション(△)には、以下の5つの機能があります。
 (1) △の呪文や発生源が△である能力の対象にならない。
 (2) △のオーラにエンチャントされない。
 (3) △の装備品を装備できず、△の城砦に城砦化されない。
 (4) △の発生源からのダメージを全て軽減する。
 (5) △のクリーチャーにブロックされない。

 プロテクションには、「呪文や能力の対象にならない」という被覆と同様の機能が含まれています。Q5-2も併せて読んでおいてください。
 被覆と異なる点には、例えば次のようなものがあります。
 《溶岩震》は対象を取らない呪文ですので、被覆では防ぐことができません。
 しかしプロテクション(赤)のクリーチャーならば、赤の呪文から受けるダメージを全て軽減できますので、《溶岩震》からはダメージを受けません。
 ただし《至高の評決》のような対象を取らない「破壊する」効果や、《もぎとり》のような対象を取らない-X/-X修整の効果は、
 プロテクションを以ってしてもやはり防ぐことはできません。
 また、《拘引》がつけられているクリーチャーに被覆を与えても《拘引》は外れませんが、プロテクション(白)を与えた場合は《拘引》は外れます。
 プロテクションには「オーラにエンチャントされない」という機能があるからです。