DM隔離スレ

DMF15HSA

DML30HSHエンジンの片バンクのみを取り出して、水平直列6気筒にしたもの。
キハ40系用に大量に量産された。DMF15HSAの方はDML30HSHエンジンとの部品の互換性を持つ。

エンジン出力は乾燥重量2,720kgに対し、220馬力と非力であった。
燃焼室の方式は、予燃焼室式で、熱効率はやや劣る。運転時には無駄な熱を放出しており、
その熱は暖房用の熱として利用される。

使用される液体変速機はDW10形で、DW4、DE10用のDW6などと同じく、中間速度域での
引張力を確保すると伴に、エネルギー損失を抑制した1段3要素型である。

気動車のエンジンは、狭い床下にエンジンを置く構造であるため、シリンダーを横に寝かせたタイプが多い。
液体変速機は、TC-2形/DF115形は3段6要素型だった。キハ110系、キハ85系のDW14形も3段6要素型だった。

DD13ディーゼル機関車は、ディーゼル機関車として珍しいリスホルム・スミス式で、トルクコンバータの構成は2段4要素型だ。