【MTG】最新セット雑談スレ411

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326名無しプレイヤー@手札いっぱい。
☆翻訳4、ジェイスについて〜その1〜

ではまずはジェイスについて語りましょう。
ジェイスがこの形で印刷されるまでに、多くの試行錯誤がなされました。

まず最初に、ランディの一文(実際問題、新しいメカニズムが進歩するにつれ〜)に立ち返るのですが、この事は今日のプレインズウォーカーには見事に当てはまります。
ジェイスは4つのアビリティを持つ最初のプレインズウォーカーであり、カードセットの顔として作られたのですが、14番目に作られたというだけのただのプレインズウォーカーカードです。
プレインズウォーカーカードはデザインするのが最も難しいカードです。
プレインズウォーカーはその能力に対する期待が、歴代の他のどのカードタイプよりも大きいのです。
それが原因となり、我々はプレインズウォーカーの完成に不釣合いなまでの労力を費やしています。

ワールドウェイクが開発中であった時、我々にはゼンティカーの3人のプレインズウォーカー(ソリン、チャンドラ、ニッサ)が弱すぎたのだという思いがありました。
その為、ジェイスを大振りなカードにしたかったのです。

ジェイスが産み落とされた環境はとても難しい問題を孕んでいました。
ローウィンブロックのフェアリーを皮切りに、年々スタンダードのカードパワーが右肩上がりだという事です。
我々はフェアリーと戦うべく、アラーラブロックにおいて続唱というメカニズムを作らなければなりませんでした。
そしてそれ故、ゼンティカーブロックには続唱と戦う事の出来る何かが必要となっていたのです。
そしてその一方で、青のカードは、ローウィンのフェアリーと謎めいた命令への反動として、アラーラブロックから弱体の一途を辿っていました。
結果、ジェイスは青の復権の象徴として位置することになったのです。

もちろん、我々が完全にジェイスのカードパワーを認識しきっていたとは言いません。
1つ目の能力は、遅い遅い変化をもたらす「消術1」でしかありません。
我々はこの能力をほんのわずかしかプレイテストしなかった為に、この能力がいかにゲームを簡単に終わらせてしまうか、理解していなかったのです。