【MTG】ドラフト・シールドスレ 25th【リミテッド】
著者の意図を読み取って欲しかったから、簡単に訳してみた。
原文:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/li/15 "Signal Blessing"
ドラフト中のシグナルに関する話
初手
《苦悶のねじれ》
《荒廃稲妻》
《天使歌》
《バントの全景》
《血の信者》
《血焚きの精霊》
《稲妻の鉤爪》
《記憶の侵食》
《屍からの再生》
《グリクシスのオベリスク》
《目明き階級の魔術師》
《太陽の種の育種士》
《陸亀の体勢》
《アンデッドのレオトー》
の中から《苦悶のねじれ》をピックしたと仮定する。
かなり簡単なパックだけど、《屍からの発生》《血の信者》、
一つランク落ちで《荒廃稲妻》《バントの全景》を流したということは覚えておこう。
で、2手目が
《水膨れ虫》
《洞窟のソクター》
《残酷な根本原理》
《崩れ行く死滅都市》
《祓い士の薬包》
《屑肉の地のゾンビ》
《ジェスの浸透者》
《ケデレクトの忍び寄るもの》
《大祖始の遺産》
《峠のラネット》
《凶暴な飢え》
《呪文摘み》
《塔のガーゴイル》
(中略、カードパワーが低いまたは色の違うカードについての記述)
結局、《残酷な根本原理》《崩れ行く死滅都市》《塔のガーゴイル》の3択になる。
ここで慣れた人の多くが、「土地大安定」と言うだろうけど、この状況では土地ピックはかなりリスキー。いやマジで。
コモン抜けで青黒系の優良カードが沢山あるこのパックから上が何を取ったか想像できる。
たぶん《忘却の輪》《枝分かれの稲妻》とかの、青黒とかぶらないトップコモンだ。(あるいは、単なるフォイルピック)
高い確率で、上は自分やその下に青黒をやれというサインを出している。
ここで土地を取ったらどうなるか?
初手で《屍からの発生》《血の信者》を流していることを考えれば、ここで土地を取って《残酷な根本原理》《塔のガーゴイル》を流せば、
《血の信者》を取った人が《残酷な根本原理》を、《屍からの発生》を取った人が《塔のガーゴイル》を取って、黒路線確定の人間を下に二人作ることになる。
こうなったら黒の濃いデッキにするのは厳しい。
《残酷な根本原理》《塔のガーゴイル》以上の黒いカードなんてそうそうないんだから。
下にジャンドとエスパーがいて黒いカードが確保できない状況になったら、《崩れ行く死滅都市》がどれほど役に立つ?
かといって、初手の《苦悶のねじれ》をサイドに下げるつもりで青黒以外の色に行けば、上のプレイヤーと喧嘩することになるだろう。
上と喧嘩するよりは、下と喧嘩したほうがマシ。1パック目と3パック目で有利になるから。
ここは上の作戦に乗って青黒を突っ走るべき。
というわけで、土地を除外して《残酷な根本原理》《塔のガーゴイル》の二択になる。
ここは《残酷な根本原理》を選びたい。重いけど撃てば勝てるカードだから。
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閑話休題1:ジャンドデッキに関する話
自分のジャンドデッキがあまり勝てないのはなぜか、最近ようやく気づいた。
単純に重すぎたから。
今までの勝ちパターンは、序盤に全体除去か軽い除去を引いてギリギリ巻き返すというものが多かった。
5マナのカードを取りすぎで、低マナ域を軽視しすぎたせいで、マナカーブもぐちゃってた。
結論
《腐肉団》《血焚きの精霊》は意外と弱い。
《風切るイグアナール》《崖崩れの精霊》は意外と強い。
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閑話休題2:天空の先達
天空の先達は人によって好みがはっきり分かれるカードで、3手目で取る人もいれば、絶対に取らない人もいる。
こいつを評価するポイントは二つ:
・特に(飛行のない)緑のデッキで、ダメージレースを制するのに役に立つ。
・所詮は5マナ2/2である。
結論
だいたい6手目で取れれば嬉しいカードで、クリーチャー均衡を崩す手段が少ない・賛美の多いデッキならもう少し早めに取る。
宿題
君は地元のショップで火曜日夜のドラフトを今はじめたところだ。
卓には上手いプレーヤーもいるけど、中にはガチドラフトには明らかに経験不足な人もいる。
この状況で初手がこれなら、何を取る?
《魂の優雅さ》
《垂れ流しの達人》
《ヴァレロンに仕える者》
《茨団のヴィーアシーノ》
《処刑人の薬包》
《ヴィティアのとげ刺し》
《霞の悪鬼》
《骸骨のカターリ》
《岸の噛み付き》
《後追いの呼び声》
《バントの戦闘魔道士》
《血の信者》
《バントの魔除け》
《標本集め》