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719名無しプレイヤー@手札いっぱい。
 昨年末から北米で続く『遊戯王』トレーディングカードゲームを巡るコナミとアッパー・デックの
対立に、大きな展開を与えそうな報道が行なわれている。米国ポップカルチャー業界誌の
ICv2が、1月26日付けで、アッパー・デックが、『遊戯王』トレーディングカードの偽物を製造
している可能性があると報じている。

 報道によればこの偽造カードは、昨年秋にコナミがロサンゼルスで再販されたカード商品の
中に含まれているのを見つけた。当初コナミは、10月にこのビンテージカード流通のVintage
Sports Cardsを訴えていた。

 しかし、昨年12月11日、これにアッパー・デックを加えたとしている。また、ICv2は、偽造カード
の出所がアッパー・デックである証拠をみつけたとのコナミ側のコメントを紹介している。

 今回の報道について、ICv2の記事ではタイトルに「アッパー・デック 遊戯王カード偽装の中心?
:Upper Deck Source of Counterfeit 'YGO' Cards?」と疑問符をつけてやや距離を置いた報道を
行なっている。

 しかし、一方で、コナミがアッパー・デックとの流通契約を打ち切った理由がより明らかになった
とも述べている。現状で偽造カード製造の真偽は不明だが、アッパー・デックには不利な状況だ。

 ICv2は、コミックス、アニメ、マンガだけでなく、トレーディングカードゲームについても、北米の
最も重要なビジネス情報源となっている。特にICv2は3ヶ月に1度発行する雑誌を、全国の小売店
に無料で配布する。

 トレーディングカードゲームを扱う小売店、業界関係者ほぼ全てが読むメディアで、偽造カードの
疑惑が報じられたことはアッパー側にとってはかなり大きな打撃なるだろう。また、報道が事実で
あれば『遊戯王』だけに限らず、取引先の信頼を失いかねない。また、契約打ち切りの不当を北米
とヨーロッパで訴えるアッパー・デックの主張は説得力を失うことになる。