MTG Sideboard Online 日本語版: 9th Edition
76 :
ドラフトスレ682:
お借りします。
Exploring Ravnica
ttp://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/sw86 よりSelesnya
Selesnya
この緑白ギルドはとにかくひたすらにConvokeメカニックを
フューチャーしてるらしい。
俺は先週までにずいぶんと緑白をドラフトしたが、
最高のSelesnyaデッキはConvokeを使い倒したものだった。
Convokeには幾分リスキーな面があることは否定しない。
が、ブン回ったときは斜面を転がる雪だまのようなもんで止めようがない。
序盤の高速展開からのScatter the Seedsは速攻でのSiege Wurmに繋がり、
Guardian of Vitu-Ghaziへと続く。
この手の起ちあがりがSelesnyaデッキを強力で止めがたい物に
仕立て上げている。
大抵の除去は卓上のドラフターで奪い合いになるもんだ。
このサイズのクリーチャーをどうにかできる除去が無いデッキ
なんていうのはそうそう珍しい物でもない。
Galvanic ArcやLast Gaspですらこのシナリオは止めちゃくれないんだしな。
77 :
ドラフトスレ682:2005/10/24(月) 19:16:42 ID:N0xpx+Pg
Convokeの問題点ってのは例えばこういう初手の時だ。
Gather Courage、Scatter the Seeds、Siege Wurm、他土地4枚。
2,3ターンの内に何かしらのいい所引かないと
洒落では済まない事態になるのは目に見えてるだろう?
このパターンはどんなフォーマットであれ緑のデカ物を使うデッキの宿命みたいなもんだが、
このデッキではConvokeというシステムによってコスト低下が保障されているから
高コストのカードの使用が奨励されているわけだ。
もしConvokeをドラフトしているなら-つまり大抵そうなるであろうSelesnyaをドラフトしているなら-
最初の2,3ターン問題なく展開できるようマナカーブを低くすることに集中することが求められる。
幸いにも(ってもまあ、偶然じゃないことぐらいはわかっているんだが。)
Selesnyaにはこのコンセプトを支えるいいコモンが十分にある。
このギルドカラーでは、最初の数ターンにグッジョブをする奴らがたくさんいる。
2ターン目Selesnya Evangelから3ターン目2マナクリーチャー展開&余ったマナと
そいつ寝かせてもう一体って流れは考え得る最高の立ち上がりのひとつだし、
その際には4ターン目Wurm様降臨ってのもずいぶん現実みのあるビジョンだろう。
Veteran Armorerもとてもいい。Transluminantも、だ。
Armorerはゲーム終盤に君らのSaprolingの群れを本当に強化してくれる。
もし相手が3/3で殴ってきたりした日にはきっと喜んでそいつの前に
3体のSaprolingを投げつけるだろう。
(訳注:Scatter the Seedsのこと)
3/3の代償にこっちが失うのはそいつらの内たった1体だけなんだぜ?
Transluminantは対戦相手が序盤に展開した大抵のクリーチャーに対して
3ターン目のアタックを躊躇わせることが出来る。
1:1交換のおまけで1/1をプレゼントしたいと望むやつは居ないからな。
何が言いたいかっていうと、2ターン目にTransluminantをプレイして
そいつをボケーっとつっ立たしておけば結構な確立で
4ターン目の終わりにはScatter the Seedsがプレイできるって事だ。
もちろん対戦相手が1:2交換を望むなら話は別だが。
78 :
ドラフトスレ682:2005/10/24(月) 19:17:23 ID:N0xpx+Pg
実際、Selesnyaギルドの強さの源はコモンの中にある。
もし、Convokeをテーマとしたドラフト戦略を出発点とするならば
コモンだけにあるそのタイプをサポートするすばらしいカード群の全て
(Selesnya Evangel, Guardian of Vitu-Ghazi, Siege Wurm,
Fists of Ironwood, Scatter the Seeds, Conclave Equenaut)
ぐらいは目を通しておけ。
これらは全てコモンで、且つこのデッキでは最高にイカした奴らだ。
これらのうち2枚を入れて残りをコモンで埋めればあっという間にすばらしいデッキが完成する。
これらConvokeメカニックに特化したカードに加えて、
緑と白にはデッキを固める十分な量のコモンカードがある。
俺は既に利用できる低コストの優良カード群については言及したが、
それだけじゃない。
Bramble ElementalやGreater Mossdog、Faith's Fettersなんかもまた
そこには含まれる。
この2色には使えるカードがねぇなんて問題とは無縁なんだ。
79 :
ドラフトスレ682:2005/10/24(月) 19:18:53 ID:N0xpx+Pg
白緑は昔っからシステムクリーチャーに弱いってのが定番の弱点だ。
Sparksmithみたいな固定砲台、同様にヒーラー、タッパー。
どれに対しても回答なんか無いもんだからよくハマったものだ。
だが今回は違う!
まず、今回は、その種のクリーチャーがいねぇ。
見渡せばいないこたぁないがどれも前セットと比較するにはパワー不足だ。
そして今、白はこのFaith's Fettersをコモンとして手に入れた。
こいつのArrest流能力はしつこいシステムクリーチャーどもを
シャットアウトしてくれる。
お望みの機能的なデッキを実現する為に全ての種類のカードをバランスよくピックする際は
カードのパワーでSelesnyaのコモンのピック順を決めることはほぼ不可能だ。
例えばSiege WurmとGuardian of Vitu-Ghaziはどちらもすげぇカードだ
……サポートできるなら、だが。
できなきゃ実用には程遠い。
Selesnyaをドラフトする際は杓子定規に点数の高い方を取ることに意味なんか無い。
常に完成形をイメージし、動的に現状で足りないパーツを取っていけ。