しかし院卒の中にはミドルコンプの者がいる。
すなわち、税理士試験を何年も受けてきて合格できないから院に行くと
いうタイプだ(2科目ぐらいは受験で合格している場合もある)。
比較的、高齢の場合が多い。
こういう者は後ろめたさを持っているし、院の中でもまわりは若い連中
ばかりなので浮く。
会社を首になるか、退職金で院に来るわけだから、例えばポルシェで来ている
有名事務所の二世なんかと友達になるはずない。
そしてこの世の不条理を恨んだりする。
自分は国税4法には到底勝てないし、自分が軽蔑する院に来てしまった。
ポルシェなんかに乗りやがって、俺はスターレットのポンコツで退職金はたいて
来てるのに、あいつも税理士か・・・と。
こうしてミドルコンプは増幅していく。そして、ポルシェに乗っている二世はきっと
論文もカネで買ったんだろと妄想する。そうしなければミドルコンプがおさまらない。
病的な精神状態だ。こうして虚言を言うようになる。
こういった者が、税理士になり、いわゆる試験組(国税1法のミドルコンプ)
に仲間に入れてもらおうと
院卒がいかに楽で、いかにずるくて、いかにカネで動くか虚言をはく。
ここで試験組(ミドルコンプの同志)の仲間(パシリ)となり抑えきれなくなった
ミドルコンプを癒すのではないか。こうしたことから院卒でも2科目合格してれば
税理士になれる改正となったのではないか。国税4法が最も優秀な税理士という
論理からすれば、院もダメ、国税OBもダメ、国税4法以外の科目合格もダメとする
のが筋であるが、そうはならない。つまり、その論理は成り立たないのだ。
院卒にもミドルコンプがいる。青税にもこのような弱気な院卒が魂を売って
ミドルコンプの試験組と傷を癒しあっているのだろう。