○-ingでの就職（会計事務所） Part2

私が取っている営業戦略をご紹介しましょう。
�@各金融機関、同業者、関与先とこまめに接触し情報収集とニーズを探る。
昼間は1日平均数件の顧客等と打ち合わせ、メールは1日30通ほどのやり取り、夜は平均週4日は
お付き合いをする。
残りの空いた夜は職員と夕食を一緒に取り、組織内部の問題点や今後の方針についてざっくばらんな討議をする。
�A事務所の売り物をなるべく他と異なる部分で強調し、これを前面に押し出す。
当然、同業他社にもこれをアピールする。
�B相談を持ち掛けられると、まず顧客候補のニーズ、経営者の価値観等を探る。
そのうえで、提案書を作成しプレゼンを行う。
特に費用対効果をなるべく数値で明確にすることができるかどうかが大きなポイントとなる。
�C�Bの行動のうえで、はたしてどこで契約締結に持っていけるのか、報酬を請求できるのか、その顧客の将来性は、
といったところまで吟味し、タイミングを図りながら執務メンバーの指名割当をし業務遂行と回収業務を行う。

特に回収までできて初めて仕事としての完成形です。
ここまで意識がいっている職員が本当に少ない。
相手も苦しいケースの多いこのご時世でいかに自分たちの存在価値をアピールできるかが
勝負どころです。
顧客は貴方の労役提供に対して報酬を払っているのではありません。
貴方のキャリアを評価しているのでもありません。
あくまで自分たちにとってメリットがあるという期待と成果、さらにいざというときの信頼感に対して報酬を払っているのです。
このところがわからないと貴方の給料の大幅アップなんて夢のまた夢に終わりますよ。
勿論、成果をきちんとあげ所属事務所に大きな貢献をしたというのであれば、堂々と所長に待遇改善を要求すればよい。
それでも折り合いがつかなければ辞めればよいのです。
そんなに優秀な方ならどこも放っておかないでしょう。
私も喜んで厚遇で受け入れます。

�@土日は中長期の経営計画と資金繰りの予定を大まかに立て、人員採用計画等の見直しを行う。
�A同時に新たな企画開発プロジェクトをじっくりと行う。（土日は静かで考え事をするには最高です。）
�B顧客名簿の整理と経営状況のチェック、さらに問題点の分析を行い、提案事項をまとめて担当者に指示をする。

会計事務所は一般企業と異なり、本来、人的集合組織であるためトップにさほど権限があるわけではありません。
したがって、職員に対しての強制力等は本当に限られたものとなります。
ありえないが、転勤命令等出せない等。
この現実を認識しておけばそう悲嘆に暮れることもないのではないでしょうか？