◆◆ タンカ侍でござる!(その12)◆◆

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97詠み人知らず
カナへ 『亡羊』のこと、批判していたけれど、誤解しているよ。オレは加害者かもしれないが
元妻とのこと、君とのことを短歌であんなに美しいドラマに仕立て上げたんだ。
君とのことだってとても美しく歌われているだろう?
修羅場も、短歌の力を借りればあんなに美しい「真実」に仕上がるんだ。
歌集はおかげでものすごく評判がいい。「短歌年鑑」でもお偉方が絶賛だ。
K島Y嬢なんて「感動しました」といってくれてる。
短歌の力はすごいよ。あんなひどい現実も美しく塗り替え、そっちが本物のように
摺り返ることができる。こんな力を使わない手はない。
群馬は今の妻がすんでたからそばに「移住」したまで。
彼女に歌も教えてもらえるし、田舎なら退職金でしばらくはプー太郎ができるだろ。
おかげで歌もたくさん詠めたし。今から考えるといいことづくめだった。
それまで君にめちゃくちゃにされた現実を消して、
ほとぼりを冷ますにも都合が良かった。本当に君のおかげだ。また書くよ。