台湾で出会った、忘れれない人

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586美麗島の名無桑
僕の祖母は、曾祖父母が屏東で煎餅屋(?)を経営してたために屏東で生まれて
戦争後(28くらい)まで台湾に住んでいた、日本人です。
一年程前、自分のルーツ探しの旅という感じで台湾旅行してきました。
いろんなエピソードがあるけど、一日だけ行った祖母の故郷の屏東での話を。

屏東に朝に到着して、祖母の生家の近くにあったという中山公園の近辺を
ぶらぶらしてました。朝市がやってて、祖母に見せようとデジカメで写真を
とっていると、見知らぬお兄ちゃんがデジカメに興味を示してきました。
英語で話し掛けると彼は英語が分からないらしく、英語のわかるおばさんを
紹介してくれました。
このおばさんに、祖母が屏東で生まれたと英語で話すと、なんと売り物の
肉まんを僕にくれました。キャベツが入っていて、なんか家庭の味という
感じでうまかったー。これ、忘れられない味です。
そしておばさんは、日本語がわかるとなりの店のおばあさんを紹介してくれ
ました。本当に綺麗な日本語で昔の話でしてくれて、僕の祖母の話を聞いてくれ、
もしかしたら僕の祖母と会ってたのかもね、と言うような話をしました。

僕はたまたま祖母が台湾生まれでこういう経験をしたんだろうけど、台湾の
よさっていろいろあるなかで、こういう忘れられない人との出会いに何度も
遭遇するっていう所がたまらない。


そんな祖母、だんだん痴呆が目立つようになってきてしまいました。僕が電話
して台湾の話で盛り上がって電話を切った後、同居している叔父さんに、
”いま話してたの誰だっけ?”と言っていたそうです。祖母の歴史、元気な
うちにできる限り聞いておきたいです。


こんなサイトもありました。共感しました。
http://hp17.e-notice.ne.jp/~bobby/talkative/02taiwan/4.htm