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美麗島の名無桑:
「台湾論」で金婆のウソを布教してたよしりんが広めた、中国のチベット支配の実態として最近流布している噺は、
過去に日本人自身が行ったアイヌ民族へのおぞましき行為を下敷きにしたもので、 過去の忌まわしい歴史の記憶を他国に転嫁して自らの心の安寧を得ようとする、姑息な日本人の防衛心理から生まれた都市伝説といって良いだろう。
近世に至って日本は独立した主権国家であった琉球を侵略、琉球藩/沖縄県として併合したが、主権国家ではなく領有主体も存在しなかった蝦夷地に対しては
困窮する日本人貧農を大量移民させ、御用商人にアイヌ民族への支配監督権を与えて反抗的なアイヌへの弾圧・殺害を実行させている。
更には、恭順したアイヌに対しては男女を隔離して家族制度を破壊し、男性に過酷な労働を強制し
女性に日本人の子を妊娠させて民族浄化を行い、ほぼ完全にアイヌ民族を消滅させた。
松浦武四郎 (1818〜1888 北方探検家) 伝
--- 舎利、アバシリ、両所にては、女はもはや十七八にもなり、夫をもつべきときに至れば、
クナシリ島へやられ、諸国より入り来る漁夫船方の為に身を自由に取り扱われ、男子は妻を
めとる年頃になれば、島へやられて、昼夜の区別なく責め使われ、その年盛りを、百里外の
離れ島にて過ごすことゆえ、終に生涯妻なしに暮らす者多く、男女共に種々の病にて、身を
生まれもつかぬ病者となりては、働稼のなる間は五年十年の間も故郷へ帰ること成り難く、
また夫婦にて彼地へやられる時は、その夫は遠き漁場へつかわし、妻は会所または番所に
置いて、和人の番人稼人の慰み者とされ、いつまでもへだておかれ、それを否めば辛き目に
会うがゆえに、泣く泣く日を送ることとなり ---
民族の記憶ってものはそこはかとなく漏れ出てくるもので、チベットの虐殺噺も、その典型に過ぎない...