自分の作ったシナリオで他人にFLASHを作ってもらうスレ2

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61DEEP RED
        DEEP REDの
     吸血鬼モラキュラの恐怖

第二話

薪を暖炉に放り込むギコッター、暖炉の炎が赤々と燃える。
次にギコッターは鞄の中から日記帳とペンケースを取り出す。
そのままイスに座り、邪魔なものをどけた瞬間、パンが入った銀の皿を落としてしまう。
大慌てで拾おうとするが、背後から何かの影が差す。
影に気づいたギコッターが振り向くと、そこには一人のしぃ族の美しい女性がいた。
JG「あ・・・すみません。気づきませんでした」
うつむき、顔を背ける女性。
JG「ジョナサン=ギコッターです。一応、司書として来たのですが・・・」
SI「助けてください・・・お願いします」
JG「え・・・どうやって・・・」
SI「ここから出してください」
JG「何故です?」
SI「・・・捕らわれの身なのです」
JG「モラキュラ伯爵に・・・ですか?
  そんな馬鹿なことが・・・」
近寄ってくる女性。
SI「お願いします。ここから・・・逃がしてください・・・」
はっ、と何かに気づいたような顔をする女性。
そのまま廊下の奥のほうへ走り去って行く。
怪訝な顔をするギコッター、不意に振り向くと・・・
62DEEP RED:2005/03/27(日) 19:19:28 ID:8zIwqv1q
階段の上に男が立っていた。
黒いスーツ、黒のマント、おまけにモララー族だ。
階段をゆっくり降りて、ギコッターの傍にきた。
MC「ミスター・ギコッター、遠路はるばる、ご無事で何よりだ」
JG「モラキュラ伯爵・・・ですか?」
MC「いかにも、モラキュラだ。わが城へようこそ。
  出迎えもせず失礼したが、食事の準備だけは・・・」
JG「お心遣い、感謝します」
MC「長旅だったであろう?」
JG「はい・・・まったく・・・」
MC「さぞお疲れだろう、さっそく部屋へ案内しよう」
ギコッターは日記帳とペンケースを片付けて、鞄とコートを手に持ち、モラキュラの後についていく。
MC「荷物の方は、私が持とう。
  あいにく使用人が家族の不幸で、暇を取っていてね・・・
  だが不自由には欠けない」
JG「仕事の方ですが・・・」
MC「すぐにでも始めてくれて結構だ」
やがて二人は、ある一室の前にたどり着く。
MC「他に必要なものは有るかね?」
JG「いいえ、ご親切にどうも・・・」
MC「私のほうこそ、優秀な司書が見つかって喜んでいる所だ」
JG「静かな所が好きなので・・・ここはちょうど良い場所です」
MC「それは互いに好都合だな」
そう言って、モラキュラは去ろうとするが、
MC「もう一ついっておきたい事がある。
  明日の夕暮れまで留守にするが、
  自分の家だと思って気楽にしたまえ」
JG「それは・・・ありがたいです」
MC「では、おやすみ」
JG「はい・・・」

今日はこの辺りで・・・