FLASHについて村上春樹的に語り合うスレ。
かっこう。
2 :
Now_loading...774KB:04/09/04 14:45 ID:ThGpTMZi
2get
2
やれやれだぜ。
5GET−!
ダンスダンスダンス禁止
「紅白の参加を辞退したんだって?」と彼が口を開いた。
「一ヶ月も前の話だぜ」と僕は窓の外に目をやったまま言った。FLASHを見ると
心が痛んだ。
「どうして辞退したんだ?」
「個人的な理由だよ」
「知ってるよ」と彼は我慢強く言った。「個人的じゃない参加辞退なんて
聞いたこともない」
僕はなぜ多くの中堅職人が自信たっぷりなのかわかる
ような気がした。彼ら自身、他の人と少しの差しかついて
いないことがわかっているのだろう。深層心理的には自信が
ないのかもしれない。しかし、自分が価値のある人間だと
自分で思わないことには、やっていけないのだろう。
他人はいつも、こちらが劣った人間であるかのように接して
くる。認めれば終わりなのだ。
10 :
Now_loading...774KB:04/09/04 19:55 ID:LqBq1W7F
ここは FLASH についての板である。
紅白FLASH合戦主催FLASH50はこのように語っている。
「あなたが 紅白FLASH合戦 から得るものは殆ど何もない。
厨房のレスに置き換えられたプライドだけだ。 」
失なうものは実にいっぱいある。
大盛りネギだく玉を200回も食べることができるだけの費用と
(もっともあなたに定員からマークされる覚悟があればのことだが)、
取りかえす事ことのできぬ貴重な時間だ。
FLASH製作の目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。
エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。
もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、
あなたはアンチスレによって容赦なき報復を受けるだろう。
良きFLASHを祈る。
「じゃあまだ紅白は始まってないんだね」と羊男は言った。
僕は「始まってない」と言ってから少し考えて「まだ始まっていない」と言った。
「でも、そのうち始まるよ。人間は本当はFLASH作るのが好きなんだ」
物事はあらゆる観点から見て、形而上学的無意味さに満ちていた。
多くの人が、ドアから入ってきて、ドアから出て行ったいった。
その連続性の中で、僕は空虚さについて理解し、ビールを飲んだ。
「あなたのことは今でも好き。でも私には紅白があるの」
そう言い、彼女もまた部屋から消えた。
やれやれ。
後に残ったものは、刷りたての新聞紙のしみのような、黒くにじんだ予感だけだった。
黒、そう、今年の紅白は黒作品で満ちているんだ。
「松松梅竹松竹梅梅竹松梅竹竹!」と彼女は立て続けに言った。
それを僕は紙に「正」という文字で数えていく。
「あれは今梅だけれど、そのうち松になるわ。私にはわかるの。」
それからどれくらい時間が経ったのか私にはわかりません。
しかしある時点で、思いもかけないことが起こりました。
太陽の光がまるで何かの啓示のように、さっと井戸の中に差し込んだのです。
その一瞬、私は私のまわりにあるすべてのものをみることができました。
井戸は鮮やかな光で溢れました。それは光の洪水のようなものでした。
私はそのむせかえるような明るさに息も出来ないほどでした。
暗闇と冷たさはあっという間にどこかへ追い払われ、暖かい陽光が
私の体を優しく包んでくれました。私の痛みさえもが、その太陽の光に祝福されたように思えました。
私の隣には何かの小動物の骨がありました。太陽の光はその白い骨をも明るく照らし出していました。
光の中ではその不吉な骨さえもが私の暖かな仲間のように思えたものです。
195 :水先案名無い人 :04/09/08 16:55 ID:B4d82m0i
彼女はピンクのスーツを着ていた。
そしてそれが高価なものだということはすぐにわかった。
ピンクという色を上品に見せるためにはそれなりに生地にこだわらなくてはならないからだ。
葉巻きを揉み消すと、彼女はひどく鬱陶しそうに言った。
「もう4日も寝てないの。信じられる?職人でもないのに。」
「あのおばちゃんごにちくらいねなくてもだいじょうぶ」と声に出して言い終わる前に
暖かい泥の中に帰ることになった。
やれやれだぜ。
196 :水先案名無い人 :sage :04/09/08 16:57 ID:SuETz9QP
「全員強制参加」と、彼女は言った。
「ロフトプラスパンに来たら必ず鳥ハムを頼むことにしてるんだ。
案外いけるんだよ、ここの鳥ハムは。君もどうだい。」
と男は言った。
「私はこういうところでチキンは食べないようにしているの。
こういうところのチキンは狭いくらい檻の中に閉じ込められていて、
いっぱい注射をされて、化学物質を含んだ飼料で育てられて、それからベルトコンベアに載せられて、
機械で首をぽきぽき折られて、機械で羽をむしられるの。
ところで鳥ハムに決めているのにどうしてメニューを見るの?」
彼女は視線をスクリーンからそらさずに聞いた。
「メニューを見ないで鳥ハムを注文したら、僕が鳥ハムを食べるのが楽しみで楽しみで
ロフトプラスワンに通い詰めてるみたいじゃないか。だからひととおりメニューを見て考えたふり
をしてから鳥ハムにしました、ってふりをするんだよ。」
「バカみたい。」と彼女は小さな声で言った。
「最後にひとつだけ。
明日の午前0時にネタを提供して、それからフラッシュを起動してほしいんだ。
シンボルとシンボル、トゥイーンとトゥイーンをつなぐ。そして0時10分までにアップロードしてほしい。
その後にちょっとした仲間内でのお茶の会があるんだ。いいね。」
「そうするよ。」
「このスレに会えてよかったよ。」
・・・【よーい】10分でフラッシュを作れ!【どん。】
何気にワラタ
「毎日作るならこれくらい小さくてさっぱりしたフラッシュの方がいいのよ」と彼女は言った。
小さくてさっぱりしたフラッシュ、というのは確かに悪くない表現だった。「週間アスキー」の職人特集のページにでも出来てきそうな文句だ。長く参加するならなんといっても気の抜けた、小さくてさっぱりしたフラッシュがいちばんです。
しかし小さくてさっぱりしたフラッシュを作る為に最初にやらねばならなかったのは、IEの起動とあぷろだ探しだった。
「もっと丁寧に作ってもいいんだぜ」と僕はパブリッシュしながら彼女にどなった。
「時間ならいくらでもあるんだから」
「時間の問題じゃないのよ。我々のパブリッシュはここから始まるの。とにかくこのスレじゃなくちゃいけないのよ」
・・・【よーい】10分でフラッシュを作れ!【どん。】
「何もかも終わったんだな」と羊博士は言った。「何もかも終わった」
「終わりました」と僕は言った。
「きっと0:10に間に合っているんだろうな」
「僕は間に合いませんでしたorz」
「いや」と羊博士は首を振った。「君はフラッシュを完成させたじゃないか」
「そうですね」と僕は言った。
・・・ちょっとくらい遅れても参加して楽しむ事に意義がある、よね♪(だんだん宣伝みたくなってきますた。スマソ)
もう一度フラッシュについて書く。これで最後だ。
僕にとってフラッシュを作るのはひどく苦痛な作業である。1ヶ月かけて1フレームもできないこともあれば、3日3晩作り続けた挙句それがみんなガイシュツだったといったこともある。
それにもかかわらず、フラッシュを作るのは楽しい作業でもある。生きる事の困難さに比べ、それに意味をつけるのはあまりにも簡単だからだ。
(中略)
夕方の4時に2chで暇を潰すような人間には、それだけのフラッシュしか作る事はできない。
そして、それが僕だ。
22 :
Now_loading...774KB:04/09/10 23:03:51 ID:369SoHxb
おもろいのみっけage
今日は漏れも参加します>10分
良スレ発見・・・・・(`・ω・´)
「それで受講生はして欲しいんじゃないかしら?現行司法試験用の論証集の論点ミスのチェックと改訂を。どう、違う?」
「とてもして欲しいですね」と僕は言った。
「してあげてもいいれど、それはけっこう長くかかるかもしれない」
「2010年までに終わりそうですか?」
「たぶん無理ね」と柴田は言った。
ぐはっ。。。違う板に誤爆したorz
デパートの地下にある試食をタッパーに詰め込めるだけ詰めて公園で食べるくらい惨めだわ
と彼女はティーカップをかちゃかちゃ鳴らしながら言った。
全くその通りだった。例えそれがチャーハンであったとしても試食コーナーのウインナーを入れるなんてことはもっての他なのだ。
僕はためらわずFLASHMX2004の購入ボタンを押した。
このスレおもしろいな
僕はウェイターに頼んで職業別電話帳を持ってきてもらい、「司法試験、予備校」というページを片端から読みあげていった。5つばかりつづけて読みあげたところで彼女がストップをかけた。
「それがいいわ」
「それ?」
「今最後に読んだ予備校よ」
「ドルフィン・セミナー」
「どういう意味」
「いるかセミナー」
「そこで勉強することにするわ」
「聞いたことがないな」
「でもそれ以外に合格できる予備校はないような気がするの」
僕は礼を言って電話帳をウェイターに返し、いるかセミナーに電話をかけてみた。はっきりしない声の男が電話に出て、入門講座か答練なら空いていると言った。
入門講座と答練以外にはどんな講座があるのか、と僕は念のために聞いてみた。入門講座と答練以外にはもともと講座はなかった。少し頭が混乱したが、ともかく入門講座を予約し、料金を訊ねてみた。料金は僕が予想していたより四十パーセントも安かった。
「長く勉強するにはこれくらい小さくてさっぱりした予備校の方がいいのよ」と彼女は言った。
小さくてさっぱりした予備校、というのはたしかに悪くない表現だった。
「判例タイムズ」の広告のページにでも出てきそうな文句だ。長く自習するならなんといっても気のおけない、小さくてさっぱりした予備校がいちばんです。
(中略)
「もっとましな予備校に通ったっていいんだぜ」と僕は自習室のドアを開けて彼女にどなった。
「金ならいくらでもあるんだから」
「お金の問題じゃないのよ。我々の入門講座はここから始まるの。とにかくここじゃなくちゃいけないのよ」
別れた妻は答案構成の正確な記録を所有していた。
彼女は司法試験を志した時から大学ノートに実に正確な勉強の記録をつけていて、そこには参考資料として答案構成も含まれていた。大学ノートは全部で全部で8冊あり、彼女はそれを大事な手紙や写真と一緒に鍵の掛かる引き出しにしまいこんでいた。
「もし私が死んだら」と彼女はよく言ったものだった。「あのノートは燃やして。石油をたっぷりかけて完全に焼いてから、土に埋めて。一字でも見たら絶対に許さないわよ」
「だって僕は君とずっと勉強してるんだぜ。答案構成のミスは大抵知ってる。今更どうして恥ずかしがるんだ?」
保守
ほっしゅほっしゅ!
,,,,,,,,,,,,,
ミ ・д・ ミ
```````
有名職人はFLASH50氏の対極としてではなく、その一部として存在している
35 :
Now_loading...774KB:04/10/13 00:11:48 ID:pwpvgrYS
密かにこのスレにはもっとがんばって欲しかったりする
「なんてことだ・・・」
大佐は吐き捨てるように言った。
過疎化が…
「あなた、今何を作っているの?」と彼女は静かな声で言った。
僕は今何を作っているのだ?
僕はFlashMXを起動させたまま顔を上げ、Flash板をぐるりと巡回してみた。僕は今何を作っているのだ?
でもそれが何なのか僕にはわからなかった。見当もつかなかった。いったいこれは何なんだ?
僕の目にうつるのはいずこへともなく流れすぎていく無数のFlashだけだった。
僕は何でもないFlash板のまん中から作品を作りつづけていた。
39 :
Now_loading...774KB:04/10/17 23:51:52 ID:P1oZKDwa
ノルウェイのラストは素晴らしすぎるね。
何を当てはめても決まる。
ほしゅ
僕はもう一度フレーム数と締切日を確かめた。
数え終わる前に彼女のメッセウインドウが開いた。
↓
画面に悪意のない文字が躍る。
『今から、会える?』
↓
『悪いけど、今日は会えない。
もし、僕がスーパーコンピューターで
あらゆる事務を一期にこなすことが出来るのなら
会えるかも知れない』
返信ボタンを押すと、昨日彼女が家に置いていった
少しコクの強いブレンドコーヒーを飲んだ。
その時電話が鳴った。
↓
やれやれ
沈黙したままのメッセウィンドウと鳴り続ける電話の間で
僕はもう一口コーヒーを飲んだ。
ただでさえ作業は遅れているし、僕自身の集中力も途切れかけている。
そんな時に限って誰かが遠くで僕の名前を呼んでいるのだ。
電話はまだ鳴り続けている。彼女は押し黙ったままでいる。
溜息をついて僕は編集中のシンボルを保存しようと
CtrlキーとSキーを同時に押した。
そしてようやく僕は彼女が沈黙している理由を知ることができた。
僕のマシンは静かに、確かに、完全にフリーズしていた。
「やれやれ」
僕は実際にそう口にしてみた。
突然僕が反応しなくなったことで、彼女は機嫌を損ねたかもしれない。
ディスプレイ上のシンボルは自分がもう助からないことを
まだ気付けずにいるのかもしれない。
いずれにしても彼らの僕に対する評価が下がることだけは明らかだった。
僕は2時間の労力と引き換えに手にした腰痛とともに
椅子から立ち上がり、背後の受話器を上げた。
↓
↓
その時、僕は彼女との約束を思い出した。
受話器を持つ手が凍りつく。
執拗なアプローチの理由を、身勝手な僕は忘れていたのだ。
受話器は僕の耳元に来る前にぷつりと通信を終え、その日再び鳴ることはなかった。
「やれやれ」
部屋の隅にかけてある皺だらけのコートを羽織る。
この時間だと彼女は駅だろうか。
↓
47 :
Now_loading...774KB:05/01/05 11:41:22 ID:gysGM/Qv
あげ
↓
正月明けの駅前は閑散としていた。
老人が残り雪を避け覚束ない足で歩いている。
僕はいつもの珈琲ショップに駆け込むと彼女の姿を探す。
5分後にあんなことを言われるとは知りもしないで。
↓
49 :
Now_loading...774KB:05/01/12 01:03:33 ID:9K4fjy4G
↓
その時!
↓
| ___
| ≡ 〜l ・∀・|〜
|≡ |___|
| ≡ ノ >
↓
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ 残念 私のおいなりさんだ
│ へノ /
└→ ω ノ
>
ゆっくり歩け。
たくさん水を飲め。
53 :
Now_loading...774KB:05/01/13 01:55:29 ID:5SdVgPcU
リレーがおいなりさんで終了してちょっと残念(´・ω・`)
54 :
笠原メイ:05/01/15 00:55:26 ID:4WIkwI2Q
前からずっとフラッシュを作ろう作ろうと思っていたのだけれど、実はアクションスクリプトがどうしても思い出せなくて、それでついつい作りそびれていたのです。
たしか最初に作った時にちゃんと勉強したはずなんだけれど、それがどんなスクリプトだったかすっかり忘れてしまっていたの。
(だってGet URLなんて2,3回雨が降ったらもう忘れちゃうような英語だものね)
でもこの間突然、ちょっとしたきっかけがあってはっと思い出したのです。
そうだ、飛ばすにはGet URLだったんだって。
「でもさっきあなたはお風呂場でちゃんとそう言っていたのよ。だからあなたがFLASHのことを考えていなかったとしても、
あなたの心はどこか遠い森の奥の方でFLASHのことを考えていたのよ」
「あるいはどこか森の奥の方でFLASHを作っていたのかもね」
彼女はかたんという小さな音を立ててタブレットペンをタブレットの脇に置き、それから目を上げて彼の顔をじっと見た。