1 :
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少年たちは今歩みだし
昔を思うと帰れなくなる気がする。
ここまで考えたのですが後々どうつなげていけばいいかわかりません
映画板の方映画に出来るような小説一緒に考えてください
で?
ここは「FLASH・動画板」
誤爆だな
7 :
Now_loading...774KB:03/12/23 13:43 ID:lPKPrVmB
完成してフラッシュにすれば無問題
8 :
Now_loading...774KB:03/12/23 14:24 ID:NlYyS8hi
じゃ、つくるべ。
少年たちは今歩みだし
昔を思うと帰れなくなる気がする。
あの奇妙な事件から10年がたち僕ももう21だ、
明日、東京に就職でる
次の人よろ。
明日の仕度をしていた時それは目に飛び込んだあのときの思い出の品。
次の人よろ
11 :
Now_loading...774KB:03/12/23 14:33 ID:lPKPrVmB
蘇る記憶。幼かったあの頃、仲間たちの姿。言葉にならない感情に
支配されつつ、僕は思い出の品を手に取った。その品とは・・・
次の人よろ
12 :
誘導汁:03/12/23 14:54 ID:kio+AoYI
そうそれは思い出のアルバム・・だれが開いて見ると一枚の紙切れが・・
そこにはこう記してあった
次の人
少年たちは今歩みだし
昔を思うと帰れなくなる気がする。
あの奇妙な事件から10年がたち僕ももう21だ、
明日、東京に就職でる
明日の仕度をしていた時それは目に飛び込んだあのときの思い出の品。
蘇る記憶。幼かったあの頃、仲間たちの姿。言葉にならない感情に
支配されつつ、僕は思い出の品を手に取った。その品とは・・・
そうそれは思い出のアルバム・・だれが開いて見ると一枚の紙切れが・・
そこにはこう記してあった
「かぎのおと
おやがわたしや
もうだめぽ」
少年たちは今歩みだし
昔を思うと帰れなくなる気がする。
あの奇妙な事件から10年がたち僕ももう21だ、
明日、東京に就職でる
明日の仕度をしていた時それは目に飛び込んだあのときの思い出の品。
蘇る記憶。幼かったあの頃、仲間たちの姿。言葉にならない感情に
支配されつつ、僕は思い出の品を手に取った。その品とは・・・
そうそれは思い出のアルバム・・だれが開いて見ると一枚の紙切れが・・
そこにはこう記してあった
「かぎのおと
おやがわたしや
もうだめぽ」
そうそれはあの日の苦い思い出
そうそれはあの日の苦い思い出
仲良し5人組からひとり消えた苦い記憶
なぜか、今日まで忘れていた。
17 :
17:03/12/26 16:12 ID:???
少年たちは今歩みだし・・・。
昔を思うと帰れなくなる気がする。
あの日から6年がたち、僕は21歳になった。
僕が笑顔の作り方を忘れたのも、あの日がきっかけだった。
明日就職へでるための準備をしていると、1冊のアルバムが目に飛び込んできた。
逡巡しつつもページを開くと、1枚のクシャクシャな紙切れが挟んであった。そこ
には「ありがとう」と、ただそれだけが書かれていた。蘇る記憶、幼かったあの
頃。言葉にならない感情に支配され、それは大粒の涙となって床に落ちた。
ふとアルバムを見ると、僕とアイツの顔。笑ってる。何にも知らずに笑ってる。
・・・アイツは中学卒業と同時に、病気でこの世を去った。
18 :
17:03/12/26 16:13 ID:???
アイツが死んでから、僕はずいぶんと老け込んでしまった。愛だの恋だの希望を
うたった歌をうざったく感じ、人間の嫌な部分がやたらと目につくようになった。
今日までずっと閉鎖的な人生を送ってきた。これからもきっとそうだろう。
何度も自殺を計った。死んで楽になろうと思った。でも、いつも最後の一歩で
踏みとどまるのは、やはりアイツの存在だった。
19 :
17:03/12/26 16:14 ID:???
小学校入学と同時に知り合い、それからはいつも一緒だった。同じ女を好きにな
ったり、神社の裏で初めてタバコを吸ったりしたなぁ。アイツは僕の一部であり、
僕はアイツの一部だった。何十年たってもアイツとはずっと一緒なんだって勝手に思い込んでた。
そう、あの日が訪れるまでずっと、ずっと・・・。
20 :
17:03/12/26 16:15 ID:???
中学校生活の終わりごろ、受験のためにいろいろと忙しく、アイツと話す機会も
少し少なくなった。だからと言って距離が遠くなったわけではない。
僕らは言葉がなくても通じ合っていた存在だった。しかし僕はアイツの病気に、
体調不良に、気づいてやれなかった。悔しくて悔しくて、しかたがない。
アイツの顔色が悪くなった気もしたが、たぶん勉強疲れだろうと片付けていた。僕は・・・親友失格だ。
21 :
17:03/12/26 16:16 ID:???
合格発表の日、アイツは待ち合わせ場所には来ず、仕方なく一人で行った。
歓喜と悲嘆の声が入り混じる中、唯一僕は冷静に掲示板を見つめていた。
合格よりもアイツのことが気になっていたと言えば大袈裟かもしれないが、
その思いが僕を足早に帰宅させた。家に帰って、初めて知った。
アイツが病室で死んでしまったことを。あまりにも突然だった。急いで病院に向った。
その道のりは、永遠とも思える程長い長い道のりだった。
22 :
17:03/12/26 16:17 ID:???
病室に入ると・・・アイツは本当に死んでいた。その横には、死ぬ間際に
書いたのだろうか、走り書きのメモのようなものが置いてあった。
「ありがとう」。そう記された紙切れを見て、涙が止まらなかった。
どうして気づいてやれなかったのか。何で僕を一人にするんだ。思わず
その紙切れを握り締めつつ、泣き叫んだ。
・・・僕もアイツも、受験は合格だった。また一緒のはずだった。
23 :
17:03/12/26 16:19 ID:???
今の薄汚れた僕を見て、アイツはどう思うだろうか。もしかなうなら、
僕の頬を思いっきり殴って欲しい。思いっきり笑い飛ばして欲しい。
アイツの誇れる自分でありたかった。今はクズで、みじめで、情けなくて・・・。
だけど今、必死で生きようとしているのは、アイツの分まで生きようとする思い、
ほんのわずかな可能性でこの世に生まれ、アイツと出会えた意味を見つけたいという思いが、
僕を突き動かしている。何年、何十年たってもいい。答えを、知りたいんだ。
24 :
17:03/12/26 16:20 ID:???
アイツの部屋のドアの向こうに、今でもいる気がする。ドアを開けると、
ベッドに寝そべりながら漫画を読むのを中断し、愛想良く振り向いてくれるアイツが。
僕が落ちこぼれた原因はアイツだと、恨んだときもあった。嘆いたときもあった。でも、
アイツと出会ったことを後悔したときは、一度もなかった。・・・「ありがとう」は、僕の台詞だ。
25 :
17:
中学校の入学式の日。澄み渡った快晴の空、温かく注ぐ陽の光。
僕とアイツの二人、肩を並べて撮る記念写真。笑ってる。
この先に待ち受ける困難や悲哀、そして恐怖。何にも知らずに笑ってる。
桜の花びらの舞い落ちる中、ただただ、まっすぐと続く道の上。 ――――少年たちは今、歩みだす。