【糞スレ】ポンチ統一すれっど31【上等】

第二回発表作品を大雑把にポンチ。
突っ込みヨロ。

・ゆで蛸.swf「AAMove?」
技術云々よりも、なにを描くのか、という
作品を作る上での基本的な焦点がぼやけている印象。
誰でも知ってる事を今更繰り返されてもしょーもない。

・まっひー「流石兄弟のしゃべり場3-AA-」
アイディアには笑ったが、話の展開がズレているような。
テーマがフェードアウトしているというよりは、｢知名度で最強のAA」から｢腕力で最強のAA｣へと
物語の筋が変化していて、結局まとまりが無くなり、オチが尻すぼみ気味に。

・GM-Project「process」
目の付けどころはいいと思ったけど、古代文明から一気に現代のPCへの
展開が変わるのは話がぶっ飛びすぎているような気がする。
記号としての文字の歴史の「process」を追うならば、古代から現代に至るまで
順々に文字の変換の歴史を追って行くべきだと思うし、
ラストは「AAの誕生」で締めた方がより感動的なのでは。

・あのよろし 「ドキュメンタリー・モララーのおいたち　〜ＡＡ謎の１０年間〜」
ごめん、漏れには意味がわからなかった。
なんというか、電波系?

・dapon「Know　Yourself 」
モナ倉氏風味のマターリとした優しい作品。
強引な説教形式に持っていかず、「答えは風に吹かれている」な
オチにしたのがいいなあとｵﾓﾀ。
「AA」というテーマからは少し逸脱してしまった気もするが。

・天国「空のカナタ」
うおお、「つきのはしずく」だ。こういう作風も出来る人だったのか、この人。
複雑でダークな設定の割には、話は一貫して叙情的に
一人称の視点で綴られていくため、SF的な視野の広がりは感じないが
作品の長さやFLASHという表現手段を踏まえると、これが一番正しい描き方のような気もする。
技術的にはPVとアニメを組み合わせたような独特の場面展開が素晴らしい。
SFの意匠とファンタジー性を上手に組み合わせた秀作。

・JAVELIN「アスキィ　アァト」
今回の発表作品の中では唯一の正統派PVなのだが、これも「process」と同じで話の展開がぶっ飛びまくり。
AAについての基礎知識を付けさせる目的で作られたらしいけど、「AAとは何か？」という
一番基本的な疑問をスルーしたまま一気に内容面の紹介に入ってしまうので、
多分AAを知らない人にしてみれば意味がわからないと思うぞ。
技術的にはフォントや色使いなどにも凝っていて面白いのに、勿体無いなあと思った。

・密室「世界制服をたくらむモララー」
どうしても若村重化学工業の3Dムービー「世界制服モララー」と比較したくなってしまうが、
こちらの方がよりファン向けでマニアックな印象。
独特な描画や作品世界を象徴するギミックの表現、それぞれに個性的なキャラクターのアクションは
どれをとっても凝りまくりで、作者の原作に対する愛情を感じます。
AAをテーマとした二次創作ものとしては全作品中でも随一の出来。

・Now_loading...774KB「ソトソトウチウチ」
やられたｗ。「AA」の魅力を表現する、という点においては一番正しい姿勢かと。
これならGIFでも良かったんじゃないか、とか、作品が短すぎないか、とか、
色々ケチをつけたくなる点はあるが、それも含めて魅力的な作品。アイディア賞。

・総括
テーマが難しかったのか、殆どの人が「AA」を描く、というよりは
AAが誕生する外部状況を描いたり、またAAキャラを使ったストーリーを描いていたのがちと残念。
もっとAAの表現としての可能性にスポットを当てた作品があっても良かったと思う。
>>42氏のいうように「顔文字」としてのAAがまったくオミットされていたのにも疑問を感じた。