超短期の工場バイトで寿司を作ってきたんですけど

年末の短期バイトで工場で寿司を作ってきました。

2010年、年末に向けた短期アルバイト募集で工場のバイトを見つけたから応募しました。
何で応募したかというと地方では時給（1000円）が良いから飛びついてみたのかもしれないし、
何となく年末で超短期の工場だしやってみようかという余裕があったのからかもしれないし、
超短期のバイトをすることによって自分の日常生活の楽園度を測ってみたかったからなのかもしれないし・・・
結局のところはどんなもんかなという軽い気持ちだったのかもしれないです。
そんなわけでネットから応募してみました。去年の12月中旬くらいだったと思う。

勤務期間は12月27〜30日の4日間です。
ちなみにネットに出ている募集要項は昼の部（9時〜21時の間で8時間位）
と夜の部（21時〜翌9時の間で8時間位）がありました。
昼の部は時給800円、夜の部は時給1000円で。そんなわけで夜の部希望で応募をしました。



夜の部は何より時給が

夜の部は何より時給が高いし昼と違って案外楽だと思いました。
工場勤務は未経験でしたが昼間の方が夜間よりも立場が上の人が多そうだし
その分、監視の目も多いわけだから手を抜くことが大変なんじゃないかという想像と
周りの働く人たちもおばさんとかが多そうだし一緒に働いても面白くなさそうだなと。

夜の部はおそらく昼間よりは工場内に隙があると思いました。
つまりはサボりやすい、手を抜きやすい、仕事が楽そう、俺と同じような同士もいるかも。
上手く楽に時間を消化させて時給1000円をゲットできるかも。そんな期待がありました。

ネットで応募して翌日くらいには工場から電話があり履歴書を郵送してくれと言われました。
面倒臭かったのですがパソコンで既成の履歴書を印刷して適当に打ち込んで送りました。
履歴書に何て書き込んだ（打ち込んだ）のかあまり覚えていないのですが、
ごく普通にそれっぽいことを書いておいたと思います。

・自分の希望日時とピッタリであるということ→事実
・お小遣い稼ぎですみたいなこと→事実
・冬はウィンタースポーツを楽しみます→×
・社会人として当たり前のことを当たり前にやる意識→×
・体を動かすことが好きです→△

ちなみに履歴書を送ってくれと言われて３〜４日後に履歴書を作ってポストに投函しました。
何だかその時の日常生活が微妙に忙しかったのかあまり自分の頭の中に工場バイトのことが無かったのです。
すっかり電話があって履歴書を作って郵送することも忘れかけていたので遅れました。
とにかくめんどくさかったのでこのまま履歴書を作らないで放置しようかとも思いましたが
何とかパソコンでさっさと履歴書を作って投函しました。
もしパソコンというものが無く手書きで履歴書を作らないといけない環境だとすると
絶対にあのまま履歴書を作らないで放置していたと思います。
とにかく本当にめんどくさかったのです。

履歴書を郵送して1〜2日後に工場から電話が来ました。
ある平日の木曜日の夕方頃だったと記憶しています。
工場の事務の女性の方でした。

事務「簡単な面接を行いたいのですが何時頃でしたらご都合よかったですか？」
俺「はい、えー・・木曜日でしたら都合が良いのですが・・」
事務「木曜日、、今日も木曜日ですよね？」
俺「あ、はい、今日でもこれから大丈夫ですよ〜。」
事務「それでは今日の18時くらいまでに来れますか？」
俺「あ、はい。18時にお願いします。」

ってな感じだった。いきなり電話が来ていきなり来てくれという感じであった。
本当はあの時は工場に行くなら家でまったりのんびりと過ごしていたかった。
簡単な面接をするために急に呼ぶなら電話面接でも良いんじゃないかとも思った。
とにかく面倒くさかったがシャワーを浴びて着替えて車で40分かけて工場へ行った。

工場の事務室へ行くと担当の者を呼んでくるという事で少し待っていた。
気さくな物腰の柔らかい速攻で採用してくれる人がいいなーと思いながら待っていた。

すると現れたのはいかにも厳格そうな50台風の男性だった。
この男性の主な特徴はメガネをかけた大きな目をしていて
ダルマっぽい顔つきで責任感の強そうな工場命！みたいなストイックそうな印象だった。
さすが面接官！って感じのあまり面接を受ける立場としては歓迎したくない風貌のお方であった。

ただあっさりとその場で採用され27日から出勤することになった。
最期、部屋を出ようとするときに面接官に聞かれたことがあった。

面接官「普段は何してるの？」
俺「普段ですか？　自営業（っぽいこと）です」
面接「ああ！そうだったんだ！」
俺「はい。」

そういえば履歴書に職歴を書いていなかったっけ。
一応コールセンターに勤務をしているから書こうとは思っていたけど
すっかり書き忘れていたんだと思う。それくらい履歴書つくりがめんどくさかったから。
ちなみに自営業っぽいことというのは普段は遊びの延長みたいなもので
ネットで本とかＤＶＤとかゲームを売ってるから事実といえば事実である。

面接が過ぎてから気づけば初出勤の27日になっていた。
この日は昼間から5時間程、年内最後となるコールセンターに行ってから
一度家に戻り工場へと向かった。
初日は肝心だとも思ったが気はかなり楽ではあった。何があっても4日間のみだし。
そしておそらく初日にどの立ち位置に付くかでこの4日間の運命が決まるのではないかと思った。
だから全力で初日は楽なポジションに付くための行動をしなければならない。
その目的を達成するために殆どの神経を使っていた。

ちなみに初日はバイトが10人集う予定だったらしいが9人が揃っていた。
その9人の中で2番目に着いたのが自分であった。
ちなみに1番目に着いていたおばさんは去年のこの時期にも来ていたらしく
作業着の着方から施設の案内まで説明をしてもらった。
このおばさんは普通のおばさんであり普通に生きてきて普通におばさんになった
という印象を受けた。何だかときよりめんどくさそうなおばさんであった。

おばさん「学生なの？」
俺「いえ、学生じゃないんですけど〜、、」
おばさん「会社員ですか！冬休みだから来たんですか？」
俺「まぁそんな感じですか。都合がついたのでちょっと」
おばさん「学生っぽく見えるよね〜！」

こんな会話があった。
アルバイトの他にも派遣の人も来ていることがおばさんとの会話を通してわかった。
アルバイトの時給と派遣の時給がどうたらとおばさんが言っていたからだ。
何だかよく喋るおばさんだった。おばさんだから良く喋るのか良く喋るからおばさんなのか。
とりあえずこのおばさんは普通にセーフではあるが一緒に行動をするのは危険だと感じた。
何だかんだで普通に仕事をしてやることはやっていそうだし去年にも来ていたということは
その影響を受けて俺もそのおばさんの巻き添いになってめんどくさいことになるかもしれないと。
だからこのおばさんとは積極的に突っ込まないほうがいいと思った。

夜の9時にバイト9人が揃ったところで工場へと向かった。
9人のうち俺を含めて4人が男、5人が女性であった。
全員作業着を着て帽子とマスクをしているためボンバーマンみたいな風貌だった。
そして眉毛とまつ毛をウェットティッシュで拭いて鏡を見て髪の毛が帽子から出ていないかチェックをして
手を洗って体のホコリをコロコロのシールでとってから手を消毒して
ドアを開けたら密閉された空間でジェット噴射みたいなものを浴びてから工場へ出向く。
この流れはいかにも清潔、身だしなみ、衛星管理、食品加工場という感じであった。
そうして工場内に入ると男性と女性に分けられた。

この日集まった男性バイトは俺を入れて4人居る。
一人はメガネをかけて少しキリッとした見るからに学生風な人だった。
そいつと一緒に居るような感じでやはり見るからに学生っぽい背の小さなスネオっぽいのが一人。
そしてもう一人はメガネをかけたパッとしない感じの男性であった。
この4人の中でキリッとしたメガネ学生がテキパキしているように感じた。
自分から返事を「はい。」と言い相手の顔を良く見て動いている。
それに何となく続くようにスネオ風の学生がくっついていく。
少し距離をあけるようにして俺とパッとしない感じの男性が個々でついてくる。
・
・
・
この調子で行くとおそらくこのメガネ学生とスネオ風の学生が一番厄介なところに行かされるだろう。
人を使う立場になってみればシッカリやってくれそうな振る舞いをしているこのメガネ学生に何かを
任せたくなるであろう。そして何となくその傍に居るスネオ風の学生もセットで扱われる可能性が高い。
ということはこの二人にくっついていると当然俺は巻き添えを食らってしまうだろう。
距離を取って距離を取って、でも土俵からはみ出し過ぎないように距離感を大切にして・・・
そんなことを思いながら指示を聞いていた。

ちなみに指示を聞いているときは指示をしている人に目をあわさないことと返事を
しないことを心掛けて相槌だけをして聞いていた。
下手にはいはい返事をしていると適当にめんどくさい仕事をやらされるのではないかという
予防線でもあり、いざこれをやりたいっていう仕事が回ってきたときに積極的に
応答をしていけばその仕事をやらさせてもらえる可能性があるだろうということだ。

ちなみに指示をする上の人が二人居た。
そして更にその二人に対して指示をしていたのが面接官だったダルマ男性であった。
ちなみにダルマ男性の二人に対する指示の出し方なのだが

「ちゃんとこういう風にして言ってあげて！そうすれば覚えてくれるんだから！
そうすればやってくれるんだから！皆わからないんだから！」

みたいなことを言っていた。あれは熱血仕事男という印象であった。
「仕事一筋、社会的責任、立場、工場に感謝、会社に感謝、
若い頃から社会で仕事をしてきて全うしてきた、家族を守ってきた、
この会社で飯を食べさせてもらっている、家族を守るために仕事をする」

・・・というような印象を与えるような何かがにじみ出ているようなお方であった。
別に否定をするわけではない。それは確かにすごいことなのかもしれない。
このようなお方が居るから何かが成り立っているところもいっぱいあるのだろう。
そして将来はお疲れ様と言われて定年退職をしていくのだろう。
すごい、偉い、素晴らしいといったところだろうか。
しかし何故だか心の底から尊敬できないのは俺だけではないのではないだろうか。
別にそのダルマ男性の全てのことを知っているわけではない。
そもそも単純に俺の勝手な決め付けてるような推測、妄想にしか過ぎないのだから。
ただ仮にもこれが全て事実だったとしたらどうだろうか。
裏を返せば仕事しか出来ない馬鹿という言い方もできるのではないだろうか。
普通に単純に働いて人生を全うして生きていく毎日。
この事に違和感を感じてしょうがないのは俺だけでしょうか？

話が脱線してきてしまった。

そんなわけで観察をしていたのだがあることに気づいた。
ダルマ男性が二人の人に指示をしてその二人がバイト男性4人に指示をしているのだが、
どうも二人の内、その一人に対するダルマ男性の指示の出し方が手厳しい。
その一人はＯ山という人なのだが俺たちバイト4人に対しても敬語を使い何処か頼りがない。
その○山さんの主な特徴としてはメガネをかけていて俗に言う草食系という感じで
男としての、オスとしての貫禄が殆ど無い40台風の失礼だがあまり冴えない方であった。
仕事自体はかなり真面目に取り組んではいるようなのだがあまり評価されていなさそうな感じでもある。
その工場内に居る人間の中で○山さんは1.5倍くらいは心身ともに頑張っている（こき使われている）のではないかと
個人的には思ったのだがどうもそれに対して評価（偉い、凄い、がんばってるな！よしよし！）が
されにくい損してるタイプなのではないだろうかと何となく感じた。
・・・はっきり言うと○山さんの原因はズバリかっこよくないからであろう。
最悪な意味で頑張っている（こき使われている）姿が絵になって自然になってしまっているのかもしれない。
おそらく草食系の○山さんの生真面目さが悪い方向で効果を発揮してしまっているのだろう。
まるでその構図は肉食系のダルマ男性に良い様に使われる草食○山さんである。
しかもそのこき使われる本質的なものとしてはあまり愛情が無い。いや、全く無いかもしれない。
何処にでもあるような関係図、光景なのかもしれない。
しかしその光景を見て後にでも深く考えてみると何だか居たたまれない気持ちになることもある。
おそらくかなり高い可能性で○山さんはそれ相応に報われることが無いからだ。
可哀相といえば可哀相なのだがこういう○山さんみたいな人が居てくれるおかげで
成り立っていてくれる部分があるのも事実であろう。
そんなわけで早速俺は○山さんの性質を察して○山さんにピッタリとくっつくことにしたｗ

もう少し○山さんのことを詳しく書いておこう。
何となく一応は結婚はしている可能性は高い。
していない可能性も十分あるがここではしている方向性で考えてみたい。
おそらく人生であまりモテたことがないお方である。
思春期を迎えた一部の女子からキモいという
レッテルを貼られながら学生生活を送り、社会人になってから全力で結婚活動をして
類は友を呼ぶの法則であまり冴えない（男性に相手にされない）女性と
結婚相談所を通して何とか結婚できたのではないだろうか。
ちなみに子供は居るとしたら中学生くらいの娘が居そうなのだが
何となく怠学系と不良系が混じったような風貌の娘であり思い切り娘に反抗されていそうである。
しかも会社の中だけでなく家庭の中でも家族に敬語を使っていたり、
娘が家に連れてきたヤンキー風の彼氏にも上から目線の態度をとられていたり、
家庭の中で何となく除け者にされていそうな印象を与えてしまうような人であった。
また、○山さんが入った後のお風呂は絶対に入りたくないと言われて風呂を入れなおされるため、
節約のためにも○山さんが納得の上で一番最後にお風呂に入っていそうである。
ごく日常の中で新聞に載っている4コマ漫画を楽しみにしていそうなのと、
休日の空いた時間を使って雑誌のクロスワードパズル？みたいなものを一生懸命やっていそうというか。
ちなみに割とアナログ派でパソコンはあまり使わなさそうである。
割と古風で時代の流れに乗っていないためにパソコンにあまり関心がないのである。
あまり休日にも家に居ると家族にうざがられるので自然な流れで外出することが意外と多い。
・・・こう見ると意外とアウトドア派でもあるのだ。
どっかの川とかで一人釣りをしているが釣果は何時も微妙である。
漫画喫茶にもたまに行くことはあるがパソコンはあまりせず真面目そうな漫画を好む。
実はああ見えてＡＫＢ４８とかモーニング娘とかの類のロリコン物に憧れを持っている。
奥さんからはもう相手にされることもなく、かと言って風俗やキャバク等に行く勇気は
無いので自分の娘と同じ年代くらいだということで少々の後ろめたさはあるものの
ロリコン物のアナログなエロ本のお世話になることが多いのも特徴のひとつである。

そんな○山さんに俺はピッタリとくっついて行動を共にしたのだ。
この人と居ると仕事上安全だと判断をしたからだ。
○山さんにとっても俺にとっても補い合えるものもあるかもしれない。
まずは○山さんにくっついて様子を見ていこう。
あわよくばそのままずっとくっついて今日1日をやり過ごそう。
そんな感じで俺は○山さんにくっついてみた。

さーてそろそろ寝ます。続きはまた今度。

○山さんの工場内での運動量は多い。あっちに行ったりこっちに行ったりという感じだ。
何というか、、気持ちが先走って無駄に動いている感がある。
生真面目に仕事をがんばりますという裏返しとも見て取れるのだが
どんなに○山さんががんばったところでダルマ男はおろか周りから評価もされないのだろう。。
俺が○山さんにくっついたところで殆ど指示をしてこないのも特徴のひとつである。
要は人を使い慣れていない、どう使えばいいかわからない、自分のことで精一杯なのだ。
おかげで俺は気楽でした。周りから悟られないように仕事をしている振りをしていただけでした。

勤務開始して最初の1時間はそんな感じでめちゃくちゃ楽でした。
ちなみに俺のほかのバイト男性陣3人は工場内のライン作業をさせられていました。
一人が機械にお米を入れて一人が機械から出てくる米をケースに入れて
一人がケースの蓋を閉めるみたいな。それを延々と繰り返していく作業みたいでした。
その一方で俺は○山さんからたまぁに出てくる頼りない指示を聞いて
のんびりと仕事をしている振りをしていました。
あまりにも楽だったのでマスクの中の口で声に出して「ヤッター！」とか言ってました。
何とかこの楽な時間を少しでも長く続けて1日目を終わらせたいと思っていました。

この最初の1時間は1000円分の時給泥棒になれたと振り返れます。
しかし○山さんとくっついて行動ができたのはその1時間のみでした。
○山さんともう一人、指示を出す人が居たのですが俺の作戦が見破られたのか、
「おーい、ちょっとこっち来てくれ」みたいな感じで呼び出され、
「○山さん！一人でできるしょ？・・・どうしようかな。。1君、炊飯の方に行ってみるか。」
という感じで工場内にある別部門の方に連れて行かれました。
○山さんと行動を共にしている時間も限界はあるから出来るだけ引き伸ばしたいなとは
思ってはいましたがそれも1時間まででした。

というわけで俺は炊飯というところに連れて行かれました。
この工場内にある炊飯コーナーの役割はひたすらお米を加熱処理するところです。
工場内で加工され出荷されていくお米の全てがこの炊飯コーナーから始まっているのです。
そこには成人男性3〜4人が入り込めそうな米を炊き上げる大きな釜があり、
俺はその釜の中に入っているお米をプラスチック製のスコップでとぎ、
釜の中に入っているお米の量が少なくなってきたらお米を補充します。

そのお米を研ぐ大きな釜は2階建てになっており、
俺は階段を上って釜のところでずっと米を研いでいます。
炊かれた米は下の方に流されていきラインに流れてずっと向こうの方へいくのです。
その向こうの方で米をひたすらケースに入れる人たちが居ます。
そんなわけでただひたすら突っ立って米を研いでいました。
これはこれでかなり暇でした。
ずっと突っ立って適当に手に持ってるスコップを回すだけですから。

そんな暇な作業を2時間ほどしていました。
楽だといえば楽だし苦痛といえば苦痛とも言える様な微妙な作業です。
ただずっと同じことをしているため時間が経つのは遅かったですが、
変にしんどいことをやらされるよりは無難でかつ安全な仕事だったと思います。

しかし2時間が過ぎたくらいで呼ばれて今度はお米をケースに入れる作業をしました。
釜の方から流れてくる熱いお米（８０度くらい？）をケースに入れると10キロになるのですが、
それを台車に８ケース積んで冷凍庫に入れて５０度まで下げて再度お米を別のケースに入れて
台車で炊飯コーナーから加工ラインコーナーまで持っていくという作業です。
この作業がこれでもか、これでもかというくらいに延々と続きました。
しかも蒸し暑くてお米の入った１０キロのケースを何百回も持ち歩いたりで体力を使います。
これをやっているときが一番の地獄だったと思います。これはもう二度とやりたくないです。
やっている最中は一体何時になったら終わるんだという気持ちでずっとやってました。
特に工場内に居るとよく思うのですがこの作業をしている時は、
「俺、何やってるんだろう」「一体ここで何をしているんだろう」
「何のために俺ここに来たんだろう」「どうしてこうなったのだろう」
というような疑問的なことをよく思い浮かびます。
まるで刑務所に居るような感覚というか、黒人奴隷のような感覚というか。。

今まで生きてきた人生のことがフラッシュバックもしてきます。
普段全く考えないようなことや思い出さないようなことが頭の中に出てくるのです。
まだ俺はそんなことを振り返るほどの年齢ではないと思うのですが工場では
そういうような状態になってしまうのです。
工場に居ると老けるのも早くなるのではないでしょうか。
どっちにしろ俺が居る場所ではないなと思いました。
俺はここにいちゃいけない。工場で働いてはいけないと。

そんなこんなでやっと休憩を３０分貰えました。
休憩室は特に何も無かったです。
一応コンビニで買ったパンと飲み物でとってただボーっとしてました。
このまま帰りたくもなりました。
また明日もあの作業をするのかと思うと陰鬱になってきます。

休憩があけて工場内の炊飯コーナーに戻ると特にすることも無かったらしく、
そこで指示をされたのがガセットという作業を奥の方でしました。
ガセットとはお米を入れるケースにひたすらガセット袋というフィルム袋を入れる作業です。
要はお米を包装するための袋なのです。それを何個も何個も一つ一つのケースに入れました。
これはかなり楽でした。監視の目があるわけでもなく座りながらも立ちながらも出来るので。
おそらくこのガセット作業をしたケースは明日の仕事で使うのでしょう。
あまりにも楽で楽でこの作業をずっとしていたいなと思いながら作業をしていました。
そして深夜早朝５時頃、工場内のラインコーナーに居る女性がこの時間に帰るということで
変わりに俺がそこで作業をすることになりました。
本当はずっとガセット作業をしていたかったのですがしょうがない。
休憩前の作業で体力をかなり消耗していたためあまりあれこれ考える思考力も無く
流されるように俺はその場につきました。

作業自体は楽でした。
米が入っている発泡スチロールに蓋をしめるだけの作業ですから。
ただそれが延々と続いておそらく何百個もの発泡スチロールの蓋をしめました。
同じことの繰り返しでイライラしてきました。
きっと発狂するような人も中にはいるんだろうと思います・・。

ちなみにこの作業をするのは炊飯コーナーではなくラインコーナーなので○山さんも居ました。
相変わらずセッセセッセと動き、時より俺の補助的なこともしてくれたりでした。
途中で又３０分休憩を挟んで朝８時に掃除をして作業は終わりました。
振り返ってみると炊飯コーナーでの休憩前の蒸し暑い中で１０キロのお米のケースを
冷凍庫に入れてから移動させるという作業が一番キツく体力を消耗しました。
それ以外はそこそこという感じで可も無く不可も無い様な。。
とりあえず１日目は２１：００〜８：００まで拘束され実働１０時間、休憩１時間でした。

最初の１時間＝○山さんにくっついて時給泥棒に成功
その後の２時間ちょっと＝突っ立って適当に米研ぎ
その後の数時間＝蒸し暑い中で米ケース移動
３０分休憩明けの１時間ちょっと＝めちゃくちゃ楽なガセット（袋入れ）作業
最後の３時間程＝ただただ発泡スチロールに蓋をしめる作業

やはり「その後の数時間＝蒸し暑い中で米ケース移動 」がキツかったです。
これが１日目の全てだったとも思いますしこの超短期バイト４日間の中でも
１〜２番目にきつかったかと思います。
そんなこんなで１日目の作業を終え帰路についたのでした。

そろそろ寝ます。続きはまた今度で。

続きは？

続き期待してるかも＾＾/

>>1 は消されたんだと思ふ

江戸前になってるってことか？

続き書いてみる。

工場バイト２日目

１日目がしんどかったから工場に行きたくない・・ってわけでもなく、
とにかく開き直っていました。
１日目の工場が終わって朝に家に帰ってきて起きたら外が暗くなっていて
直ぐにまた工場に向かうという感じで・・。
さっきまで工場に居たのにまた工場に行くのかという・・。
工場で働いているとあっという間に時間が過ぎるんだなと思います。
４日間のみの超短期バイトだから良いものの工場で自分が長年働くとなると絶望します。
毎日毎日、家と工場を往復するのみの生活、夢も希望もありません。
できない。俺には出来ない。出来なくていいです。はい。

起きて支度をして車を動かせて２日目の工場へと向かいました。
こんなことを思います。
工場で働くのは夜間の８〜１１時間くらいなのですが、
工場で受けた影響（疲労とか）やらでそれを回復させるための時間（睡眠等）を
トータルして考えてみると効率が悪いんじゃないのかと。
何の効率かというとそれは各々あるけど少なくとも俺の工場バイト４日間は
殆ど家と工場の往復のみでそれ以外の時間はただご飯を食べてシャワー浴びたり寝ていたのみの生活でした。
若い人間（２０代）がする生活じゃないと思います。
本当に俺の工場４日間は夢の無い生活だったと思います。

ちなみに２日目は突っ立ってひたすら米研ぎをしていました。かなり暇でした。
まず工場に着いて気づいたのが駐車場に車が多かったことです。
ということは昨日よりも人が増えているということでその分、忙しいのでは・・と思いました。
しかし人が多いということはうまくいけばサボれる、
楽が出来るポジションにつくこともできるかもしれないとも思いました。
そして工場内に行くとやはり人が多かったです。
１日目と同じく俺は炊飯コーナーに行きました。
そこで見た光景は・・！

炊飯コーナーへ行くと新しく２人居ました。
マスクと帽子をしているため全ての顔が見えるませんがわかる範囲で言うと、
一人は何かの惑星のような顔をしている２０代後半風の男性でした。
自分から「はい！はい！」と声を出し率先して動くような感じでした。
もう一人の特徴は背が高く（１８０前半くらい）２０台中盤くらいで
何となくですが銀河旋風ブライガーに出てくるボウィーみたいな人でした。
とりあえず返事はするしとりあえず動くのですが全てがとりあえずという感じの人でした。

最初に３つの仕事を与えられました。

・ガセット作業（ケースに袋を詰めること）をする
・業務用の酢（重たい）を手持ちで移動させる
・何かのケース（重たそう？）を移動させる

この指示を受けて俺を含む３人で誰が何をやるか・・？となりました。
率先して俺が「それではガセット作業しますね」と一言言ってガセット作業をしました。
この作業が一番楽だとわかっていたので真っ先にガセット作業を選んだのです。
最初の１時間はずっとこの楽なガセット作業をしていました。

今度は俺が呼ばれて１日目と同じように米研ぎをしてくれとのことでした。
米研ぎなら特にキツくもなく突っ立ってただ米を研いでいるのみです。
そんなわけで米研ぎをしていました。かなり暇でした。
１日目のときはタンクの中の米が少なくなってきたら自分で補充をしていたのですが、
２日目のこの時は米が少なくなったら下の方に居る人に合図を出して米を補充してもらえました。
その下の方に居る人が銀河旋風ブライガーに出てくるボウィーみたいな人でした。
米を研いでいるところは高い位置に居るので炊飯コーナーの場内が見渡せます。
そこでわかったこととして・・このボウィーみたいな人はかなり暇そうでした。
また、この日は人数は多いものの工場内があまり忙しくなさそうということです。
全然人が足りているような感じでした。もしかしたら今日は楽かもしれないと思いました。

ずっとずっと適当に米を研いでいました。
俺が研いだ米が何十万人の人に食べられるわけです。
膨大な量の米を見て何となく念を込めたりしました。
色んなお願い事をしてみたり色んな負の念を込めてみたり。
とにかくずっと突っ立って適当に米を研ぐのが暇だったのです。
色んな妄想とか普段考えない思いつかないようなことが思い浮かんだりしてました。
ずっと突っ立って米を研ぐ作業を数時間していると休憩になりました。

休憩が終わって再度炊飯コーナーへ行くと本当に暇そうでした。
というか明らかに殆ど仕事が無いような状態でした。
主に指示をする人にさり気なく聞いてみると今日は早く終わるとの事でした。
今日は助かったと思いました。と同時に気が楽になり今日は勝ったと思いました。
とりあえず米を研ぐ仕事はもう無いという事で適当に仕事をしてる振りをしていました。
すると向こうにはただとりあえず動いているだけという感じのボウィーっぽい人が居ました。
休憩前に米を研いでいるときにこのボウィーに合図をして米を補充してもらっていた
という共同作業をしていたので何となく声はかけやすかったので声をかけてみました。
すると彼の口からとんでもない一言が・・・。

俺「いやー、どうですか？」

すると彼は突然周りをキョロキョロして周囲に人が居ないことを確認してから
「（工場に）来なきゃ良かったです。」と言ってきました。
（きたー！！）と思いました。俺も一言「最高です」と返しました。
それだけの会話で何か物凄く仲が良くなった気がしました。

その会話をきっかけにして適当に仕事する振りをしながら周囲を見渡して
適当な会話をして時間をつぶしていました。
あまりくっついて会話をしているとバレてしまう危険性があるので一旦離れました。
とりあえず雑務っぽいことを適当にやっていたのですが今度は彼がこっちに来ました。
二人でしゃがみこんで適当に作業をしていました。最高だと思いました。
しかし途中で指示をする人が通りかかった時に彼と目が合ったらしく、
彼は「ちょっと目をつけられたっぽいから行くわ」と言って
目で笑いながら手を振ってその場から行きました。

２日目はこんな感じで気づけば終わってました。
夜９時から始まって終わったのは深夜早朝４時か５時だったのではないでしょうか。
１日目と比べかなり楽に終わることが出来ました。
やる気のない彼が居てくれたおかげで精神的にもかなり楽だったのかと。

続きはまた今度。

友達ができて仲良くなれば仕事も少しはなるもんだ。

>>44
できるよ。
以上。
↓次の方どうぞ

続き書かんかい！

オチも無くｵﾜﾀｗｗｗ

寿司は、目の前のオヤジに握ってもらうものだ

今の若い人達は大変だと思う。
>>1がダルマ親父のような生活を望んでも望まなくても、
ダルマ親父のような職場に就職する事自体が大変だ。
要は選択肢が限られて、希望の仕事の競争率も閾も高い。
今、ダルマ親父の様に仕事している人も、定年まで無事務められるかは分からない。
経済右肩上がりの頃の暗黙の生活の保証は今はどこにも無いという事だが、
年代問わず現役労働者には切実な話だな。
腐らず、焦らず、諦めず(仕事に無関心にならず)、
冷静に仕事をしていかないとな、と、思う。

>>1 もうバイトのときのハナシ忘れちゃっただろ。
今何やっているの？

回転寿司

続きﾏﾀﾞｰ？

似たようなバイトするつもりだから面白かった
12時間労働で1時間休憩とか言われたんだけど正直辛そうなんだけど

>>彼はもう忌まわしい過去は、忘れたいんだろうな。

>>53 彼はもう忌まわしい過去は、忘れたいんだろうな。
全く別の、彼自身が希望した世界で正規雇用されていることを祈る。

う