鮨・鮓・寿司の歴史と文化

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やっぱり質問がないので、他スレから拾ってくる。。。

> なんで寿司って基本的に二カンで一セットなの?
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/sushi/1232168979/

昔1つのすしを2つに切って出していた習慣から、2カンづけがはじまったなどという人が
いるが、全くの間違い。四谷大木戸、蛇の目鮨のように戦前2つに切って出していた店の
記録はあるが、これはごくまれなケース。

2つつけて出すことに最初の言及をした本は、宮尾しげを「すし物語」(昭和35年)だと思う。
この本によると「二丁づけの始まり」と章をたてて、明治・大正のころ、日本橋の魚河岸に
あった「宇の丸」というアナゴずし専門店が、大振りのすしを一皿に2つのせて出していた
のが始まりとしている。

しかし、内田正(弁天山美家古 主人)「寿司屋さんが書いた寿司の本」などでいうように、
時代とともにだんだんすしが小さくなって、1回の注文で1カンづつ出していたら効率が
悪いから、1回の注文で2カン出すようになった、というのが正しいと思われる。