21 :
洋太:
だーめだって、離さないよ。
だってお前、こんな状態で逃がしたらそのうちフラフラになって、どっかに行き倒れちまうぞ?
(悪魔の行き倒れなんて聞いたこともないが、
なんだか一生懸命うちに突入してきた女の子が来なくなるのは、それそれで寂しい)
その様子だと本当の意味で受精したことってないんだな。
たぶん密閉した中に注入するようなもんだから、かなり効率的だと思うんだけどな?
(後ろから抱きしめただけで驚いて暴れようとする様子から)
(割と男の子っぽいし、女の子としてされたことないんだな、と見透かして)
試してみないか、きっと最初の頃よりもずっと回復……
たぶんこっちの世界に来たくらいのエネルギー…いや魔力か、それくらいに回復するかもしれないぜ。
(震える身体を安心させるように、お腹側からチューブトップの中へ男の手を忍ばせて)
(最初は優しい手つきの温かい掌で膨らみかけの胸を包む)
抱きしめてわかったけど、悪魔ってけっこう俺の好みかも。
(もう片方の手は下腹の際どいところを撫でていたが)
(そのうち、ホットパンツの縁まで指先を降ろして、布地の上から股を上下にさすり始めて)
なぁ、悪魔って名前あるのか?
俺は人間で洋太って言う名前があるけど……
(男の指はホットパンツの布地に浅く潜って、中の溝に沿って指の腹で揉むように擦り降ろしたり)
(溝の上側を指先でコリコリと優しく引っ掻いてみたり……)