小鉄へ
4月17日 はじまりのおわり
以前、こんなお話をしたことを覚えていますか?
降り続く雨の中、肩が濡れるのも構わずに1つの傘に2人寄り添いながら歩いていく…
一時も離れたくないという想いをぶつけるように、彼女は彼の腕をきつく抱きしめてた
あの日も雨、そして今日も雨…あなたと初めて出逢ったのも雨だったような気がします
振り返ることなくあの街の雑踏に紛れて消えていった2人は、今も私の心の中に存在しています
きっと、あの情景を自分に重ねすぎているのかな…
ぴかっと光る雷電号は私には眩しすぎて、ここ最近は両手で目を塞ぎ見送るだけの日々です
塞いだ指の間から見えてしまうものは、あまりにも残酷すぎる…
最近は目を塞ぎ、見たいものだけを見る癖がついてしまいました
ずるいですね、私w
ごめんなさい、とても暗い内容になってしまって…
この日記は、駅のホームにあるベンチの上に置いておきます
4月20日 そして第二章のはじまり
雨の中、傘の下でぎゅっと彼の腕をつかんで離さなかった女の子は
昔から謙虚すぎて損をしてばかりいました
彼女の家の裏には立派な枯山水があるのに、隣の家の青々とした芝生の庭にを見て
気分を落ち込ませてしまったり…
その女の子は大空を羽ばたく羽を持っているのに、飛ぶことができないペンギンたちとの
暮らしが長かったせいか、飛べることのすばらしさを忘れ、あろうことか恥じることさえ
ありました
俺はその女の子が大好きなのに…
だって俺には風船おじさんの血が流れているからw
俺が風に乗って太平洋の彼方へ消えてしまう前に…しっかりと紐をひっぱり俺を
繋ぎ止めておいてください
なんだか重たい不審物を駅のベンチで見つけたので、遺失物取扱センターに
渡しておきました
落とし主が誰かはわかりませんが、伝言板にメッセージを残しておきます
小鉄へ
4月23日 旅の途中
夜空のいくつもの星、満天にきらきらと輝くその姿は、見る者を感動させてくれます
夜になると雲が流れて現れる身近な存在で、地球で暮らす人と星との距離は果てしなく遠いです…
身近だから親しみが持て…遠い存在だから、憧れる
あなたと出逢ってから、何度星を見上げたんだろう…?
そんなことを考えながら、何か答えを出すためにフォークランドへと旅立ちました
西風に煽られ倒れないように羽を閉じ、樹木がなく傾斜する道を一歩また一歩踏みしめて前へ…
険しい岩場を上がると一面に見えるペンギンの群れ
私はその中でも市川團十郎似に声を掛け、ふと紅隈が描かれた嘴を撫でようとしたとき
強風に飛ばされて宙に舞い、ちょうど目の前に「ファンタジー号」と描かれた箱が視界に入り
思わず、がしっと掴んだまま一気に上空へ…
小さくなっていく團十郎に別れを告げて、そして大空を散歩するようなイメージで
羽を広げてみました…鏡獅子とまではいかなくても、ファンタジー号と同じ速度、同じ高さで
ゆったりと進んでみようと思います…目指す場所はどこかわからないけれどw
前回のページをぴりぴり破ってしまおうと、日記帳を駅まで慌てて取りに戻ったけれど
誰かが持ち去ったのか、それとも捨ててしまったのか…
新しい日記帳を買うまでは、團十郎似ペンギン絵葉書にGray's Beaked Whaleの切手を貼って投函します
知英へ
4月27日 黄金週間一歩手前
一歩手前と書いてはみたものの、世の中には既に「休みが明けたときには会社が
ないんじゃないの」級に長い連休に突入している人たちも多いんでしょう
君はどんな一日を過ごしましたか?
南半球で見る星空はこことはまるで違うんでしょうね…
元々星座オンチの俺には南十字星も南伸坊の見分けさえつかない体たらくでしょうけど
そしてそう…かの地には大勢の成田屋がお尻を振りながら崖を歩いていることでしょう
中でも一際メスのケツを追いかけているヤツを見たら…
「成田屋!」と声をかけてやってください
喜んでホイホイ寄ってくるでしょうw
でもかの地と言えばどうしても忌まわしい記憶が蘇ってしまいます
そう…たしかイギリス軍の攻撃を受け座礁したアルゼンチンの潜水艦の名はサンタフェ…
人間として悲しむべき出来事だったにもかかわらず、その名とともに生々しい南十字星を
思い出してしまうのは俺だけでは……俺だけですねw
新しい日記帳、俺がプレゼントしちゃだめですか?
子供の頃、ファンクラブに入っていてもらった大洋ホエールズのノートです
表紙に「まるは」のマークが入っていてきっと君も気に入ると思います
離れている時間が長くなるとやっぱり寂しいです
君の笑顔を早く見たいです…
937 :
名無し@メアド公開チャット誘導厳禁:2009/05/03(日) 00:39:23 ID:aQ8ZYAP10
こいつらうざい
小鉄へ
5月11日 月曜日 五月病増加中
漁船名のような名前の日記帳を開いて、さてなにを書こうか…と悩んで既に数日が経ってしまいました
G.Wもとうに明け、表情に若干覇気がない人が多く見られる5月です
先週までは太陽よりも光り輝いていたというのに…w
ということでお久し振りです、あなたは相変わらず元気に大空を飛び回っていることかと思います
また随分と間が開いてしまいました…ここの存在を忘れていたわけではなく
前述通り、書いては消し…また書いては消しの繰り返しで、
指先から生まれる数々の南半球の星空が、いつしかどんよりとした東京の空に変化したままでした…
はっ…もしや覇気がないのでは?と鏡を見たら生き生きとしたチークマくんのような表情が映っていたので安心しましたw
あなたを乗せた箱をそっと離れ、とある観光地に行ってきました
書院の軒下に雨落ちの効果を狙った栗石が敷かれ、踏み石には自然石や切り石、石臼が配されて
露地の効果を合わせ持ったその場所ですこしの間、見入ってしまいました…
もしその場にあなたがいたら何を思うんだろう…?
その帰り、地元で美味しいと評判の和食屋へ行き、「コウイカ」のお刺身をいただきました
話は逸れますが「イカ干しは日向の匂い」と聞いてよからぬ想像をしてしまった私は
綺麗さびで知られる小堀遠州の庭に足を踏み入れてはいけない人間でした…w
他に可愛いチークマちゃんを見つけていないなら、また近々逢いたいです
Cを首に飾って、日記帳を届けます
知英へ
5月15日 金曜日 話せばわかる!の日
書いては消し、書いては消しをしているうちに何をしていたのか忘れてしまい、
外に遊びに行ってしまった姿が目に浮かびますw
元気でしたか?
こちらこそお久しぶりです
次々と企業が赤字決算を発表する中、朝夕駅前の自転車整理を生業とする
俺も何となく忙しいフリをしてしまいました
こんな幼稚な俺を許してくれますか?
イカ干しの匂いに、君が良からぬ想像を巡らせていた頃、
夜道を散歩していた俺は栗の花の匂いを嗅いで
何故か君のことを思い出してしまいましたw
怒るかな…怒ってもいいから君に逢いたいです
伝言を残しておきます
小鉄へ
5月20日 終章
この1年間あまり、一緒にいる回数は多くはなかったけれど
沢山の言葉を交わしたこの日記の存在があったからこそ、いつもあなたを身近に感じていました
読み返すとその当時に溢れてきた感情が今も鮮やかに甦ってきます…
想い出とともに様々な感情がわき起こって、その感情を消し流してしまうように涙が溢れ
それを今の私には止めることが出来ません…
あなたはいろんな可能性があることを教えてくれました、そして沢山の勇気を貰いました…
夜空に輝く星を見て、きっと毎晩あなたを思い出してしまう…
この広い宇宙の中で見知らぬ2人が出逢い、何度もぶつかりあって
そして心を通わせた奇跡、出逢えた奇跡…
あなたがいたから、毎日頑張れました
あなたの笑顔が見たくて、いつも必死でした
あなたの事が大好きで、たまりませんでした
3冊の日記帳…とんとんと揃えて、ありがとうの気持ちで強く抱きしめます
バラバラにならないように白いサテンのリボンで結んで、大好きな白い芍薬の花と一緒に机の上に…
あなたがくれた「知英」という名前とCのネックレスを大切に宝箱に入れて、鍵を閉めます
いつか開く時があれば、それは小鉄という存在を懐かしむ時です…
この名前を呼ぶのは最後です
小鉄、ありがとう…
そして仮面を被っていた人、いつかまたどこかで…
長い間、ここを占有してしまい申し訳ありませんでした
今後このスレを使う恋人たちが幸せであり続けるよう願っています…
数え切れない感謝を込めて… 知英
いつまで続くんだこのスレ
終わりそうで終わらない
ここまで使ったなら
終わらせて
欲しいものだが
その配慮すらも
ないのだねえ
困ったもんだよ
どうしたもんかな
もうすっかり
テスト
952 :
名無し@メアド公開チャット誘導厳禁:2009/06/28(日) 09:59:49 ID:Y9dvEEr8O
使いきろう
soudane
umeyou
umeume
ume
うめ
埋め
うめ
うめ
うめる
うめる
埋没
終了
します
またしたい・・・・・
君にあいたいな・・・・・・・・・・
終了
埋め
埋め
もういいでしょ
占有する配慮のなさ
伝言板で十分なのにね
伝言してなくても
ここに書いてる時はあったりする
それでいて
荒らされた時には
ここではなくて
別スレを使ったりする
配慮のなさ
古いスレの場合
占有してた人間が無駄に多い
実況時代に伝言板があったかどうかは知りませんが、今は不要なスレでしょう