【心理学者】暇人◎【気取り】

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συμφωνησαs δε μετα των εργατων εκ δηναριου την ημεραν
接続詞δε+過去分詞(συμφωνησαs)+前置詞μετα節+前置詞εκ節
απεστειλεν αυτουs ειs τον αμπελωνα αυτου
主動詞(απεστειλεν)+目的語(αυτουs)+前置詞ειs節
δεは後置の接続詞という奴で文頭に立たない。反意的にも使われるが、
ここでは「それで」ぐらいの意味。過去分詞は、主動詞に先行して置かれ、主動詞の行為より先に起こっていることを表している。
過去分詞は「〜同意した」という意味。誰とかを示しているのがμετα。
μεταは属格支配をして「〜と」という意味。誰とか「働く人達」と。
どういう条件で合意したかを示しているのがεκ節。
以下は「一日一デナリオンで」という定型句。
ちなみにこのテキストを根拠にこの頃の労働者の一日平均賃金は一デナリというのが
通説になっている箇所。
主動詞は、三人称・単数・過去。「彼は遣わした」。誰を使わしたかというと
目的語(αυτουs)「彼らを=働く人達を」。どこに遣わしたかというとειs節
ειs (〜まで)τον αμπελωνα(定冠詞+ぶどう畑) αυτου(彼の)。
ちなみにαμπελωναは、ειsの対格支配を受けてαμπελωνの単数・対格。
αμπελωνは、「αμπελοs(ぶどうの木)+-ων(〜畑、園)」
ここをまとめると
「それで彼(主人)は、労働者たちと一日一デナリオンで合意して、
(彼=主人は)、彼ら(労働者ら)を彼(主人)のぶどう園まで派遣した」