【食育】玄米菜食のマクロビオティック7【ロハス】

このエントリーをはてなブックマークに追加
191ビタミン774mg
今、巷で言われている、玄米食の効能について拡大解釈や、誤ったとらえ方があるようなので詳しくご説明します。

俗説1 ビタミン、鉄分、各種ミネラルを多く含むため、頭の働きが活発になり老化予防になる。
俗説2 抗がん物質のフィチン酸が多く含まれ、発ガン防止並びに、化学物質を解毒し、速やかに体外へ排出する。

俗説1のミネラル、俗説2のフィチン酸(イノシトール6リン酸)の抗がん作用についてはその通りです。http://www.health-station.com/topic49.htm
しかし、この2つが同時に含まれるために以下の点が考えられます。
ヌカ部分に含まれているフィチン酸はミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛など)と結合してフィチン酸塩を作ります。
フィチン酸と結合したミネラルは水に溶けないため腸からの吸収が阻害されます。よって、貧血予防の為に玄米食をされている方は、
逆効果になり、他に副采をバランスよく取らなければ、このまま玄米食ばかりを続けると、貧血を起こしやすくなるようです。特に妊婦さんは、注意してください。
http://www.d2.dion.ne.jp/~jmwtaki/otamesi/hinketu.htm
玄米の栄養分の吸収率は白米のそれより低いのも事実です。
栄養成分の吸収率は白米に比べてかえって悪いものが少なくはありません。具体的にカルシウム・マグネシウムについて考えてみます。
玄米は白米の二倍のカルシウムを含みます。しかし玄米食で体内に蓄積されるカルシウムの量は精米食の三分の一しかありません。つまり効率は六分の一です。
マグネシウムの玄米食での体内蓄積量は−34mg/日で白米食での+48mg/日に比較するとマグネシウムの損失となっています。