【さらに】頭がよくなるサプリメント3【上をっ!!】

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92saraswati ◆Ta3hgOddtg
αGPCについてまとまった文章があったので抄訳を。長文ご注意ください。
http://dockidd.com/pdf2/GPCMindBody,4_14_05.pdf

GPCは母乳に多く含まれる。ホメオスタシスの側面をサポートする。
GPCの名称はいろいろあって混乱しがちだ。正式名称はglycerophosphocholine。
昔はcholine alfoscerateとかL-alpha-glycerylphosphorylcholine(αGPC)とかいった。

健康にいいという研究がそれはもう山ほどある。どんな年齢層にもよい。

すくなくとも23のGPCを使った研究がある。GPCは有意に注意力を高め、集中力を増し、
想起によい影響を与え、その他認知に関する様々な機能を改善する。
アルツハイマー病など、認知機能の減退にはよく効くようだ。
脳卒中後の脳の回復にもよい。高齢者のヒト成長ホルモンも活性化する。

GPC Has Impressive Benefits for the Healthy Young

高齢者を対象にした薬は結構あるが、健康で若い人を対象にした者は知られていない。
GPCはこの若い人に効く。

抗コリン作用薬による記憶障害、集中力減退を防いだばかりではなく、
成績を通常よりも向上させた。(GPCは1200mg)

GPC 1200mg7日間と、イデベノンとアニラセタムと比較した。抗コリン作用薬を使った。
言語記憶、非言語記憶、選択的注意、分散的注意、作業記憶に関するテストが行われた。
抗コリン作用薬はどのテストでも悪影響を及ぼした。GPCは有意にその悪影響を無効化した。
その効果はイデベノンとアニラセタムよりも勝っていた。とくに作業記憶の改善が著しかった。

つまり、GPCは健康な若い人に効く。
93saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:27:03 ID:???
GPC Enhances Mental Processing at Middle Age

GPCは脳波のデルタ波を減少させた。

反応時間(アセチルコリンの神経伝達に関わる)や
視覚的大脳皮質の成績(?; visual cortex performance)(ドパミンの神経伝達に関わる)

反応時間の影響に関してオクシラセタムと比べた。40人の55-65歳。
1gのオクシラセタムか1gのGPCを12週間筋肉注射。

オクシラセタムもGPCも精神測定の成績や反応時間に向上が見られた。
3ヶ月後、GPCの方はその効果が持続したという。

視覚誘発電位(VEP)は認知の生理的反応である。脳脈管障害の患者で平均よりも
60%電位が上昇した。

GPC Helps the Elderly Resist Cognitive Deterioration

GPCは認知機能の衰えに効くという実験結果がたくさんある。
コリンやフォスファチジルコリン、CDPコリン(シチコリン)などの他の
アセチルコリンの前駆物質よりもGPCは優れている。

Superior Performance against Vascular Dementia
(血管性痴呆で成績向上)

メタアナリシスによる1570人の患者の研究では、
431人にGPC1200mg/日を3、6ヶ月経口投与。358人に筋肉注射。

認知機能、気分、めまいや疲労といった身体症状を改善した。

1. 記憶、注意他、認知機能と気分は有意に改善した。
2. 失見当、そわそわ感、情動不安定、周囲への無関心に効いた。
3. SCAGテストは8-30%改善した。シチコリンより優れていたという研究が3つあった。
オクシラセタムよりすぐれていたという研究もある。
94saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:27:49 ID:???
Important Improvements in Alzheimer's Symptoms

血管性痴呆でない痴呆に1200mg/日を3か6ヶ月経口投与、もしくは1000mgを3ヶ月筋肉注射。
1. MMSEスコアを有意に改善した。幾何学的配置、言語にめざましい改善、記憶と注意に関しても改善を見た。
MMSEスコアは全体で10-26%改善した。

重傷のアルツハイマー病患者では、アセチルカルニチンよりも2倍の改善。
器質脳症候群ではオクシラセタムより優れていた。

261人に1200mg/日を6ヶ月軽いアルツハイマー病の患者に投与。
GPCはMMSE、GDS、ADAS、GIS、CGIテストで有意な改善を見た。

アルツハイマー病の薬であるアセチルコリンエステラーゼ阻害薬のドネペジルと同等、rivastigmineより優れていた。

GPC is Unmatched for Stroke Recovery(GPCは脳卒中後の回復で無敵の効果)

脳の損傷からの回復効果はめざましい。2972人の患者にプラスの効果。
認知機能、言語機能の改善をみた。

イタリアでの2044人での研究では、GPCは95%の患者でめざましい改善が見られた。何の副作用もなかった。

まとめると、
1. まず筋肉注射で神経機能が20-30%回復する。
2. 経口投与で改善が持続。MMSEテストで12-15%、GDSテストで20%、CGRSテストで19-21%の改善。
3. 急性脳血管障害に効く

GPC筋肉注射を脳卒中の10日後からヶ月間、経口投与を5ヶ月続けた。有意に改善した。
GPC筋肉注射は神経の損傷を防ぐ。1200mg/日の経口投与はこの効果を固定化する。
95saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:28:39 ID:???
Salvage of Cognitive Function Damaged by Surgery
(手術で失われた認知機能の復活)

急性脳血管障害にGPCを投与。心臓の手術のための感覚麻痺も含む。
心臓バイパス手術は脳にダメージを与えることが多い。45-50%で気分や性格が変わってしまう。
20人の冠状動脈バイパス手術を受けた患者で、GPCを1ヶ月静脈注射、5ヶ月筋肉注射した。
プラセボ群では記憶の障害が見られたのに対し、GPC群では何の衰えも見せなかった。

頭部の外傷にも効く。頭部の外傷による痴呆2例および脳卒中後の痴呆5例、
手術による痴呆1例で、めざましい改善。

GPCは良好な耐容性を示した。

GPCはアルツハイマー病、統合失調症、双極性障害、運動失調に効く。
これはリン脂質の破壊による脳のダメージと考えられてきた。
最近の研究でGPCとその仲間のGPE(glycerophosphoethanolamine)が、
リン脂質合成を促進することでリン脂質の破壊を食い止め、脳を守っていることがわかった。

GPC Works Through Diverse Mechanisms(多種多様な働きをするGPC)

GPCはアセチルコリンの主要な源である。GPCは血液脳関門を容易に通過する。
GPCは自律神経系、生殖系、内分泌系、骨格筋と肝臓で重要な機能を担っている。
GPCは次に示すように様々な働きによって健康に寄与している。
96saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:29:23 ID:???
Effective Source of Choline, Essential Nutrient
(重要な物質、コリンの源)

コリンはビタミンに似た重要な物質である。
遺伝子レベルでのメチル基の源や、代謝の調整に寄与し、アセチルコリンの前駆物質である。
コリンはコリン細胞膜リン脂質スフィンゴミエリンとフォスファチジルコリンへの変換の源である。
(←よくわからない)

注射にしろ経口投与にしろ、GPCの投与で血中と脳内コリン濃度は上昇する。対してコリンでは
項はならない。ヒトの研究では、GPCの経口投与で血漿中コリン濃度の上昇がが10時間も続いたという。
ラットの研究では、1.5時間後にコリンレベルが上昇。24時間後も脳内でGPC濃度は高まったが、
特に下垂体に多く集中していた。

Resource for AcetylCholine, Chemical Transmitter

コリンレベルを高めるのに加え、GPCはアセチルコリンの前駆物質である。
この神経伝達物質は脳の神経回路の成長、拡大、再生、修復に重要な役割を果たし、
脳の可塑性の調整に寄与する。

アセチルコリンは骨格筋を刺激するのに使われたり、自律神経を制御するのに使われる。
ラットの実験では、経口投与でアセチルコリンレベルを増大させた。特に海馬での増大が著しかった。
ヒトとラットの両方で抗コリン作用薬による記憶障害を防いだ。

A Phospholipid Cell Membrane Builder(リン脂質細胞膜構成物質)

細胞膜はリン脂質でできている流動的な構造体である。
量的な観点からみて、細胞膜リン脂質の主要な構成物はフォスファチジルコリンである。
細胞の成長や再生にはフォスファチジルコリンが必要である。
フォスファチジルコリンはGPCから効率よく作られる。

GPCは単一の水相リン脂質である。化学的には脱アシル化されたフォスファチジルコリンで、
GPCに脂肪酸をくっつけるだけでフォスファチジルコリンになる。
これは酵素によって少ないエネルギーで行われるので、
CDPコリンをフォスファチジルコリンにかえるエネルギーを使わずに、細胞膜の材料となる。
97saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:29:54 ID:???
Preferred Source for Omega-3 PhosphatidylCholine

細胞質細胞膜の源であるGPCの効果はそれだけではない。膜流動性を上げるには、
長鎖の不飽和脂肪酸が必要なのだが、GPCはDHAをくっつけるのによい基質となっている。

神経細胞、骨格筋原繊維、視神経の視細胞、精子などでは、特殊な酵素がDHAをGPC分子に
くっつける。こうしてできたDHAフォスファチジルコリンは膜流動性を高める。

デュシェンヌ型筋ジストロフィーは進行性の筋肉の病気で、歩けなくしたり、しばしば死を招く。
骨格筋原繊維のタンパク質の変性と関わっている。この病気の患者はGPCの欠乏と関連がある。

筋ジストロフィーは一種のGPC欠乏症なのではないかという研究者もいる。

Osmotic Protectant and Osmoregulator(浸透保護剤、浸透圧調節剤)

全ての細胞には浸透圧がある。細胞が生きていくためには内外のバランスを保つことが必要。
GPCがこれに使われる。

腎臓の細胞で、GPCは尿素アミンの代謝産物から守る作用を持っている。
この代謝産物は集まると毒性を示すため尿中に排出される。
GPCがあると細胞のタンパク質を尿素の攻撃から守ってくれる。
GPCはグルタチオンと同等あるいはそれ以上の腎濃縮力を示す。

ある状況下では、腎臓細胞には尿素が高濃度で集まる。
GPCはこの集積に対応して集まる。

Essential to Sperm Maturation and Fertility(精子の成長と生産力に有効)

GPCは精液に多く含まれる。一回の射精で最大100mmolも含まれていたという。
ヒトではここまで高濃度ではなかった。

生殖能力とGPCには関係がある。低濃度のGPCでは生殖能力が低かったという。
膜流動性も精子のはたらきに有効である(泳ぐ必要があるから)。
DHA-フォスファチジルコリンの寄与により効率よく精子が泳ぐことができる。
98saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:30:32 ID:???
GPC May Revitalize Brain Growth Hormone Release
(GPCは脳の成長ホルモン放出を活性化させる可能性がある)

GPCは脳下垂体の成長ホルモン放出を活性化させる。老いた動物でも若い動物でもそうだった。

脳下垂体はホルモンの生産の拠点である。成長ホルモンほかいろいろなホルモンを放出する。
ヒトでは成長ホルモン放出は壮年になると少なくなる。

成長ホルモンの放出は視床下部で生成された成長ホルモン放出ホルモンによってコントロールされる。
GPCの静脈注射で成長ホルモン放出ホルモンの刺激が見られ、成長ホルモンが放出された。
成長ホルモン放出効果は若者よりも高齢のものでよく反応した。

GPCは成長ホルモン自体も刺激する。GPC1000mg/日を3ヶ月筋肉注射したところ、
コルチゾールと副腎皮質刺激ホルモンの有意な減少、成長ホルモンの有意な増加が見られた。

成長ホルモン放出ホルモンの投与は必要ではない。

経口投与で血中成長ホルモンを増加させるかははっきりとしていない。
SPECTによる脳画像検査では、半分の患者で大脳皮質のエネルギー活性が上昇した。

Animal Research Supports GPC's Human Benefits

動物実験でもGPCのすごさはわかる。GPCは海馬と前頭葉の神経細胞のネットワークとその細胞の数
の加齢に伴う減少を食い止めた。老いたラットの海馬や、小脳で様々なニューロンを保護した。
GPCは老いたラットの海馬のアセチルコリン受容体を保護し、記憶と学習を改善した。

GPCは多くの動物実験で脳の再生効果を示すことがわかった。外科的損傷による前頭葉から、
GPCは修復速度を速めた。GPCは神経成長因子(NGF)の受容体を保護した。

生理学的にGPCは多くの効果を持っている。抗コリン作用薬による記憶障害を防ぎ、
ドパミン、ノルエピネフリン、GABAといった神経伝達を促進する。
GPCは神経細胞膜の形質導入を促進する。ラットとヒトで、GPCは脳波も変化させる。
加齢にともなって増加し認知機能を衰退させる、シータ波とデルタ波を減少させた。
99ビタミン774mg:2007/02/19(月) 17:31:20 ID:ROpBZ0Rx
頭よくなるサプリメント飲もうって考える時点で
手遅れだろ
100saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:31:50 ID:???
Dosing, Safety, Tolerability, Compatibility

経口投与ではたいてい1200mg/日である、食間に摂って600mgずつ。
一日のうち早くに摂るとよいだろう。

ホメオスタシスのためには最初の月に600mg/日、その後は300mg/日とるといいだろう。
食間および朝食前がおすすめ。

GPCはとても安全、4000人が投与されて特に目立った副作用はなかった。
薬の相互作用は確認されていない。めまい、吐き気、興奮が報告されている。
300mgで効果が出る人もいる。

GPCが安全なのは、すでに体内にある物質だからだ。
101saraswati ◆Ta3hgOddtg :2007/02/19(月) 17:32:33 ID:???
Conclusions: GPC, Orthomolecule for All Ages

GPCは全年齢で精神機能を高める。GPCはオクシラセタム、アニラセタム、イデベノンといった
薬や、アセチルカルニチン、CDPコリンよりもすぐれている。

GPCはビタミン、つまり体内で合成できない物質ではない。ストレス下では内臓が急速に大量の
GPCを作る。母乳に多く含まれることからもその大切さがわかるだろう。

ヒトにとってGPCはなくてはならないものだ。

GPCの摂取は次のような効果がある。
1. 注意力、集中力、想起力の向上
2. 思考のスピードとシャープさを上げる。
3. 気分を上げる。
4. 血液循環の不足から脳の機能を復活させる。
5. 精神機能の衰えを回復
6. 骨格筋の成長と再生
7. 再生と無毒化を含む腎臓と肝臓の機能
8. 生殖面、精子の運動能力と生殖能力

脳卒中の患者、手術、脳の外傷に伴う認知機能の低下にGPCは有効である。

脳神経系だけでなく、骨格筋と自律神経を通じて身体能力を向上させる。

GPCはアンチエイジングの特効薬というわけではないが、加齢に対抗する一つの選択肢である。
102ビタミン774mg:2007/02/19(月) 18:14:37 ID:???


前スレのファイナルアンサーは
『αGPCは効くけど高い 吸収がいいのは空腹時』

637 名前:ビタミン774mg[] 投稿日:2006/09/12(火) 00:27:00 ID:68YHdfsS
マジレスすると、エビデンスがどうあれ俺にとっちゃDMAEは糞サプリだったな。
今はαGPC+レシチンだ。まさに雲泥の差。
まぁαGPCはちと高い訳だが。