【不老長寿】ロディオラ・ロゼア【強壮強健】

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144ビタミン774mg
Effects upon the Central Nervous System
(中枢神経系への影響)

Rhodiola roseaの体系だった研究は1965年に、中容量で刺激する効果を見つけたことから始まった。
マウスの水泳時間や、垂直面にしがみつく時間を延長するのである。一方で、大容量では鎮静効果を持つ。
小用量では脳の生体活動を促進した。おそらく脳幹網様体への影響によるものである。

さらなる研究によると、中容量では精神安定剤とは異なりラットの回避反射を加速化し、
学習を促進した。概して、小〜中容量ではRhodiola roseaはノルエピネフリン、ドパミン、
セロトニンを刺激し、ニコチン性コリン作動効果を持っている。また、Rhodiola roseaは
血液脳関門の透過率を高め、ドパミンやセロトニンの前駆物質を通りやすくすることで、神経伝達に影響を与える。

Rhodiola roseaとginseng(朝鮮人参)、meclofenoxate(セントロフェノキシン)、ピラセタム、シチコリン(CDPコリン)などを
比較した研究では、どれも記憶と学習を促進し、前頭葉のセロトニンレベルを上昇させたという。

(ここから図1に関する説明)
脳幹から始めると、Rhodiola roseaは大脳辺縁系のノルエピネフリン、セロトニン、ドパミンの放出を
促進する。その結果、認知機能、つまり思考や計算といった能力や注意力、記憶力が向上する。

記憶には他の神経系も関わっている。たとえばコリン神経系はアセチルコリンを使う。
アセチルコリンを抑制する物質は記憶を妨げる。そしてRhodiola roseaはこの妨害を無効にする。
さらに、加齢による記憶力減退にも効果があるという。
Rhodiola roseaは加齢による様々な機能減退に効果があるのかもしれない。

抗酸化物質としては、Rhodiola roseaは神経系がフリーラジカルによって酸化するのを防いでくれる。
ストレスは記憶を妨げたり記憶力減退につながるが、Rhodiola roseaは精神的身体的ストレスに対する
抵抗性を上げることで記憶力を向上させる。つまり二重の方向から記憶力を上げるわけだ。

精神刺激作用に関する研究では、無気力症の症状にRhodiola rosea 50mg*3回が効いたようだ。
治療期間は10日から4ヶ月のものまである。別の128人を使った研究ではRhodiola roseaは
疲労、イライラ、注意散漫、頭痛、衰弱その他自律神経系の症状の64%を改善したという。