私見ですが、大関は次の4つの要素のいずれかに傑出しているか、またはバランスよくあってほしいものです。
1.コンスタントに10〜11勝する実力を備え、優勝争いにも加わる。
2.「この形になれば横綱にだって負けはしない」という得意の型がある。
3.強くはないが他の力士には真似できないような技のキレがある。
4.他の力士の模範となるような真摯な土俵態度。
代表例を挙げてみましょうか。
1.は今の魁皇ですね。それと足首を悪くする前の貴ノ浪も。
2.も1.に近いかな。小錦はここに入れてもよさそう。
3.初代貴ノ花。あと旭国や、弱かったけれど増位山も。
4.魁傑。成績は振るわなかったが、誰からも後ろ指差されることがなかった。
然るに、雅山。
1.この成績ではねえ(溜息)。
2.思いつきません…。
3.ない、としか言いようがない。
4.「礼」を知らない力士としか思えない。今場所は幾分か良くなりましたけど。