★★★★★ 鬼の稀勢連合稽古で20勝1敗 ★★★★★
大関稀勢の里(25=鳴戸)が「鬼のすみか」で鬼と化した。土俵の鬼と呼ばれた
元横綱初代若乃花を敬う連合稽古が28日、名古屋市天白区の仏地院で行われた。
初代若乃花の旧二子山部屋が同院を宿舎に構えてから50年目。ゆかりのある5部
屋(鳴戸、松ケ根、高田川、間垣、峰崎)と、宿舎が近い八角部屋勢も参加した。稀勢
の里は、関取6人による申し合いで20勝1敗と充実の内容。先場所は終盤の失速で
逃した初優勝への強い意欲を感じさせた。
初代若乃花の魂が宿ったかのような、鬼気迫る顔だった。先代鳴戸親方(元横綱
隆の里)も稽古した由緒ある場所だけに、稀勢の里はヒートアップ。「気持ちが入り
すぎた。もう少し冷静でもよかったかも。去年、先代があそこに座っていたのを思い
出します」。1年前の同院での連合稽古で、存命中の先代親方が本堂から厳しい目
を向けていたことを懐かしんだ。
[2012年6月29日7時53分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20120629-974802.html
★★★★★ 稀勢の里「土俵の鬼」継ぐ!合同稽古21戦20勝 ★★★★★
大相撲名古屋場所(7月8日初日・愛知県体育館)で初優勝を狙う大関・稀勢の里
(25)=鳴戸=が、「土俵の鬼」と呼ばれた第45代横綱の初代・若乃花(故人)ゆか
りの地で鬼になった。28日、愛知・名古屋市天白区の仏地院で行われた合同稽古
に参加。幕内・松鳳山(28)=松ケ根=らと21番連続で取り20勝1敗と圧倒した。
仏地院は初代・若乃花が師匠だった二子山部屋が宿舎を構えていた場所。1962
年の名古屋場所で初めて宿舎にしてから50年たったことを記念して、ゆかりのある
部屋が集まった。昨年に続いて参加した稀勢の里は「由緒正しき場所だからね。気
合が入りすぎたよ」と途中で鼻血を出すほど稽古に集中した。
この場所から昨年11月に急逝した元横綱・隆の里の先代・鳴戸親方ら数々の名
力士が育った。「(昨年のように)先代が見ているつもりでやって気が引き締まった。
それで力が入りすぎた」。夏場所は優勝争いでリードしながら、11勝4敗でV逸。「こ
の1年の成長は結果でしか示せない。先場所みたいな悔しい思いはしたくない」と雪
辱を誓っていた。
(2012年6月29日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20120628-OHT1T00295.htm 松鳳山と激しい申し合いをこなす稀勢の里(左)
http://hochi.yomiuri.co.jp/zoomImage/20120628-OHT9I00290.htm