1 :
待った名無しさん:
大相撲の野球賭博事件を受けて日本相撲協会の理事長代行を務めている、元東京高検検事長の村山弘義氏(73)が、代行就任以前に、暴力団との関係が疑われる2企業の監査役などを歴任していたことが27日、分かった。
2企業はいずれも暴力団との親交があった元経営者や取引先が警視庁に摘発され、破(は)綻(たん)や上場廃止となっている。
村山氏は事件と直接的なかかわりはないが、角界の暴力団排除を担う理事長代行職を務めることについては疑問視する指摘も出ている。
村山氏が監査役などを務めていたのは、東証マザーズに上場していたインターネット音楽配信会社「リキッドオーディオ・ジャパン」(現ニューディール、上場廃止)と、東証2部に上場していた不動産会社「スルガコーポレーション」(横浜市、民事再生中)。
リ社は平成10年7月に設立、11年12月に東証マザーズへの上場第1号を果たしたことで注目された。しかし、暴力団との関係が指摘されたことなどで株価が急落。
12年9月に引責辞任した社長が、同僚のリ社幹部(当時)を監禁、暴行していたとして同年10月に逮捕された。
村山氏は同社の招(しょう)聘(へい)で、事件発覚前の12年6月にリ社顧問に就任。同年9月から13年10月まで監査役を務めていた。
監禁事件では、警視庁がリ社の関係先を家宅捜索したところ、指定暴力団住吉会系組幹部らの名刺を多数押収。
一方、リ社の親会社社長だった黒木正博被告(44)は今年2月、東京都内の情報通信関連会社を舞台とした民事再生法違反事件で、指定暴力団山口組系元組員とともに逮捕、起訴されている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100728/crm1007280130002-n1.htm
2 :
待った名無しさん:2010/07/30(金) 19:03:46 0
また、村山氏は20年6月にスルガ社の社外監査役、21年6月から10月まで取締役を歴任。
同社は、警察当局が山口組と関係が深いと指摘する不動産会社「光(こう)誉(よ)実業」社長の朝治博被告(61)にビルの立ち退き交渉を依頼。
朝治被告は17〜18年、無資格で交渉をしたとして20年3月、警視庁に弁護士法違反容疑で逮捕された。
1、2審で懲役2年、執行猶予4年などの有罪判決を受け、今月、最高裁が被告側の上告を棄却している。
朝治被告は大阪市にあるビルを大相撲春場所の宿舎やけいこ場として、松ケ根親方=元大関、若島津=に貸していたことも明らかになっている。
村山氏は産経新聞の取材に対し、こうした「疑惑企業」とのかかわりについて「いずれもコンプライアンスの立て直しのため問題発覚後に就任を依頼された。
反社会的勢力のために働いたことは一切ない」と説明。松ケ根親方と朝治被告の関係は「知らなかった」としている。
村山氏は11年に検事を退官し、20年から日本相撲協会の外部理事。
賭博問題で今年6月に設置された特別調査委員会のメンバーで、今月4日から理事長代行を務めている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100728/crm1007280130002-n2.htm
3 :
待った名無しさん:
企業監査に詳しい北海道大の蟹江章教授(経営学)の話 「賭博問題発覚前から外部理事を務めていた協会“内部”の村山氏が賭博問題解決の指揮をとることには違和感を覚える。
新たに第三者的な人物の登用が望ましい。
協会は人物の適正より、元検事という肩書に頼ったのではないか。暴力団と決別する姿勢を示すならば、協会側が人選に十分な調査を行うべきだ」
ノンフィクションライターの森功氏の話 「スルガ社の監査役をしていながら、朝治被告と松ケ根親方の接点に気づかなかった村山氏が、松ケ根親方の疑惑解明を目指す協会トップとして適格とは思えない。
理事長代行を引き受けるべきではなかった。角界の悪しき因習から脱するためには、反社会的勢力とのしがらみがない人物がリーダーとして望まれる」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100728/crm1007280130002-n3.htm