想定外の事態を受け、選挙後、一門を挙げて造反者捜しが行われた。投票翌日の2月2日に、
安治川親方(元幕内光法)が深夜に記者会見を開き、造反の事実を告白。その後も、もう1人
の造反者を徹底的に捜したところ、立浪親方の名前が浮上したという。本人は「自分は大島親方
に入れた」と否定したものの、一門内では立浪親方が裏切ったと認定し、破門に向けて動き出した。
破門への予兆はあった。立浪親方が4月5日の三重・津巡業の担当者だったが、春場所中に
突然、一門の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)に変更された。関係者は「巡業の勧進元が大島親方
の後援者で、裏切り者に任せるわけにはいかないと判断した」と説明する。この時点で破門は
すでに確定的だった。立浪親方は「(波紋は)人づてに聞いているが、正式な決定はまだない
ようだ。(一門から)追い出されるなら、しようがない」と話した。立浪親方が破門になれば、
「立浪一門」の名称は消滅し、「伊勢ケ浜一門」と“改名”する可能性があるという。理事選から
2カ月がたっても、相撲界には混乱の火種がくすぶっている。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100420-00000005-sanspo-spo