稀勢の里の横転ワロタ

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318待った名無しさん
【稀勢の里寛(きせのさとゆたか)】
常陸国出身(伝承上の記録)の大相撲力士。最高位は大関。
多くの記録が残されているので、数字上の成績は別途参照されたい。
新入幕までのスピード出世に比べ、新小結昇進後は伸び悩む日々が続いた。
時々横綱に勝利する数少ない日本人力士であるほか、平成の大横綱・白鵬の
連勝記録を止めるなど、その実力・器量には日本人力士随一の評価がある。
低迷する相撲界の救世主としての期待も厚く、全国どの場所でも最大の声援が送られる。
また、いわゆる我鎮固(がちんこ)力士としても有名で、優勝争いに絡む
多くの力士に土をつけるという仕事もこなし、その痛快ぶりにしびれる愛好家も多い。
その一方で下位へのとりこぼしが多く、やっとのことで大関になるという状況に、
横綱昇進への期待とは裏腹の心配も少なくない。

稀勢の里を熱心に応援する者を稀勢御宅(きせおた)という。
稀勢御宅になった者は、稀勢の里の勝利・敗北に一喜一憂する。
そればかりか、寿命を削ってまでのめり込み、日常生活に支障をきたす者もいる。
熱心に応援し続ける者、手のひらを返して痛烈な批判を浴びせる者、
初めから期待しないと宣言する者、様々な稀勢御宅がおり、一緒くたにできないという特徴がある。

つづく
319待った名無しさん:2012/05/18(金) 10:01:00.17 0
つづき

初優勝が確実と言われた平成二十四年夏場所においては、勝利確実と思われた
平幕の力士、栃煌山に敗れた。稀勢御宅に最大級の衝撃を与えたことは言うまでもない。
しかし、このことがきっかけで修行の道に開眼する者が現われたことも事実である。

スピード出世にスロー出世、上位に勝って下位に負ける、いつも安心して見ていられない、
などの奇妙奇天烈な稀勢の里の取り組みを穏やかに見るには、結局のところ、
「色即是空、空即是色」の空の境地に至ることが必要とされる。
そのため、稀勢の里は現代に現われた菩薩の化身ではないかとも言われており、
俗世に生きながら知らず知らずのうちに仏道修行に目覚めるために現われた
というのが現在では定説となっている。ちなみに、宗派は曹洞宗である。
図らずも稀勢御宅になった者は、俗世に生きながら仏道修行に開眼する機会を
与えられた選ばれし者であると言えるが、そこに付け込んだ新興宗教の魔の手には
気をつける必要がある。

なお、稀勢の里の愛称の一つに「キセノン」があるが、これは「稀勢音(きせのん)」
すなわち稀勢観音菩薩(きせかんのんぼさつ)から来ており、早い段階で仏道に開眼した
稀勢御宅が名付けたことは言うまでもない。

(民明書房刊『生き菩薩・稀勢音(きせのん)の知られざる真実』より)