大嶽親方 賭博問題で引退届
大相撲の野球賭博問題で、日本相撲協会の調査委員会から
解雇以上の懲戒処分が相当だとされた元関脇、貴闘力の大嶽親方は、
28日午前、NHKのインタビューに応じ、野球賭博をしていた責任をとって、
前日に相撲協会に親方の引退届を出したことを明らかにしたうえで、
「相撲ファンや関係者の方々に申し訳ない」と謝罪しました。
この中で大嶽親方は、「親方という立場でありながら
野球賭博をしていた自分には責任がある。
相撲ファンや関係者の方々に申し訳ない」と謝罪したうえで、野球賭博の責任を取って、
27日、相撲協会に親方の引退届を出したことを明らかにしました。
また、相撲協会の外部の有識者で作る調査委員会から、
野球賭博へのかかわりが悪質だとして
27日、解雇以上の懲戒処分が相当だとされたことについては、
「まったく不服はありません。委員会でそう決められたのなら受けます」と述べました。
さらに大嶽親方は、野球賭博を大関・琴光喜といっしょにしていたとしたうえで、
「すべて自分が悪く、恐喝事件のきっかけになった琴光喜の勝ち金、およそ500万円や、
琴光喜が負けたとされる3000万円などのほとんどは、自分のものだった」と述べ、
こうした内容は、調査委員会にも説明したとしています。
また、みずからの野球賭博へのかかわりについては「3〜4年くらい前から始め、
最初は、1口1万円とか2万円とかで安易な気持ちで遊んでいたが、
そのあとは10万円単位になることもあった」と述べました。
そのうえで、「力士になって毎日、腕立て伏せ1000回やテッポウ500回をして、
土俵に上がれれば、いつ死んでもいいと思っていたが、
生活面はめちゃくちゃで、自分のばかさかげんを反省しています」と述べました。