17 :
待った名無しさん:
1996年、当時無類の強さを誇っていた貴乃花の下に一人の青年が現れた…
稀勢の里「今のこの時代から7年後の1月場所、アンゴルモアからやってきた大王が横綱になります。
この世のものとは思えないほどの凄まじい強さを持った怪物が。」
貴乃花「何者だ?ハワイアンか?」
稀勢の里「いえ、このアジアに住んでるモンゴル人、その中で最強と言われる力士、朝青龍です。
立ち向かったのですが、何しろ相手は横綱。何度か戦いましたが、二度土をつけるのがやっとでした。」
貴乃花「待てよ。相手が横綱って…他の日本人力士は?」
稀勢の里「いません。10年後に健康で気概のある力士はオレ一人しか残ってないんです。
9年後の取り組みでは、大関の千代大海さん、魁皇さん、琴欧洲さん、他にも北桜さん、琴光喜さんみんなやられてしまったんです。
唯一奴に善戦していた栃東さんもオレに相撲を教えてくれた師匠だったのですが、引退して・・・
貴方も知っている通り、日本人横綱不在で相撲人気は衰えてしまったんです。
年月をかけ、楽しみながらじわじわと歴代横綱の記録が塗り替える奴のせいで、オレのいる世界は地獄のようなものです。
強すぎる…強すぎるんですよ。朝青龍は!」
貴乃花「ま、待てよ。オラは、オラはどうなったんだ?オラもやられちまったのか?」
稀勢の里「いえ、貴方は横綱の朝青龍に負けてはいない。貴方は今から間も無く引退をしてしまうんです。そして8年後、花田勝さんと喧嘩してしまわれる・・・」