大関以下で幕内最高優勝5回(小結1、大関4)を誇る 魁皇 であるが、
引退の「好機」を逸したことは否めない。
その上、幕内在位場所が3桁に達してしまい、国家表彰まで受けて、
ますます「引き際」を見出すのが困難になってしまった。魁皇 は、来場所で
幕内在位103場所を数え、「横綱大関総当たり」の前頭3枚目以上の連続在位だけで100場所となる。
解説者だったか、一般のブロガーだったかは忘れたが、
「『魁皇』の存在は、『SL』のようなもの。『動態保存』が出来ており、その姿を見て、お客さんが満足する。」
なる趣旨のコメントがあったが、うなづける発言だろう。
今や、現役かつ、国産の幕内最高優勝経験者は 魁皇 だけになってしまった。
とは言っても、現役の幕内最高優勝経験者が、他には、
横綱・白鵬(15)、大関・琴欧洲(1)、大関・日馬富士(1) しかいないが…
本年、元大関・千代大海(優勝3回)、元横綱・朝青龍(優勝25回)、元大関・琴光喜(優勝1回、解雇)
と、「大物」が一斉退去してしまった角界。本年大関になった 把瑠都 の次に、大関・横綱 を
窺えそうな力士は、出身地を問わず、見当たらない。
この状況で、38歳 の 大関・魁皇 は、
>>878 ではないが、折れそうな
「相撲協会の屋台骨」の1本を、必死になって抑えている状況に近い。
安易に「魁皇の引退を望む」と叫ぶことは、「大相撲の崩壊(解体)を望む」と叫ぶことと、
殆ど同義になるかも知れないぞ!! !!