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なお、以上のことは朝青龍にはあてはまらないだろう。
朝青龍は別のキャラクターをもっているからね。
朝青龍の場合はあいかわらずナンヤカンヤと言われることが多いけど、
これはもう高砂一門の伝統じゃないかねえ。
そもそも前田山からして双葉山の顔を張りまくって非難をあびたわけだが。
そのときは帰ってきた支度部屋で「ばっきゃろう! なあにが神様でい!」とか
さんざん悪態をついていたというから、品格もへったくれもないわな。
その弟子の前の山は大鵬の顔を張っていたし、
さらにその弟子の剣晃は貴乃花の顔を張っていたし・・・
ってことは、ヒール役こそは高砂一門の伝統なんじゃないの。
朝青龍の場合は自分一人しかいないところが不運かもしれない。
前田山も、前の山も、剣晃も、それぞれ
双葉山、大鵬、貴乃花という優等生の主流派がいたからね。
このような主流派がいてこそ反主流派もひかることができるわけで、
この点で朝青龍は一人しかいないためになにかと目立ってしまう。
このように考えると、白鵬は朝青龍とは反対のキャラクターをめざしてほしくなるかな。
朝青龍がはげしい稽古をやったと聞いて、
自分までが影響されて激しい稽古をやるようでは困るね。
白鵬は、朝青龍とは正反対に、
徹底的に主流派の優等生をめざすべきだろう。
そうすれば朝青龍のキャラクターもひかってくるし、
朝青龍にとってもプラスになるのではないだろうか。