北の湖最強の現役時代 Part4

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833好角家の分析
千秋楽 北の湖 ○突き落とし 57秒8
柏鵬以来の全勝決戦、注目の大一番は225キロの武蔵丸と169キロの北の湖の
重量対決に。土俵には極限の緊張がはしるなか注目の立ち会い、しかし
北の湖がつっかけ武蔵丸が待った。2度目の立ち会いは北の湖が強烈に踏み込むと
左四つ、武蔵丸の踏み込みも悪くはなかったが北の湖の立ち会いが鋭く
武蔵丸はやや後退。北の湖は上手を探るが武蔵丸が左の腕を返すようにし
上手は取れず。武蔵丸も上手が取れずにやや押しこむと土俵中央。
13日目の輪島戦のような体制になる。北の湖は右を巻き替えようとするが武蔵丸
それを許さず、武蔵丸は右で北の湖の左を抱える。北の湖は右でおっつけ
前に出ようとするが武蔵丸は動かない。北の湖はなんとか動こうとするが
武蔵丸が右で抱えているため左が上手く使えない。土俵中央で攻防を
繰り返すがお互い体制はそのまま。武蔵丸は右で北の湖の左の差し手を極める。
北の湖の左はやや極まり北の湖は苦しい。そのまま武蔵丸が出ようとすると
北の湖は懸命に残し極められた左を抜くとたちまち武蔵丸の右が入る。
これを嫌い北の湖はバランスが崩れながらも回り込もうとすると武蔵丸は
右から強烈に突き落とすとこれが決まり北の湖が土俵に這いつくばる。
武蔵丸が全勝優勝、まさしく無敵の15日間で空前絶後の強さを誇った場所
だった。

優勝 武蔵丸光洋(出羽海)15戦全勝