貴乃花、妻子と“別れマス”…師弟と新しい夏
「教育上よくない」景子夫人は自宅
力士たちの短い夏休みは終了し、名古屋からいっせいに帰京した。
父親の二子山親方(元大関貴ノ花)が亡くなって以降、兄の花田勝さん(34、元横綱若乃花)と
壮絶な“若貴確執”を繰り広げ、世間を騒がせ続けた貴乃花親方(32)にとっては、
新たな夏の始まりである。
名古屋場所9日目に、「協会の名誉を著しく傷つけた」として相撲協会から
厳重注意の処分を受けたとき、貴乃花親方は北の湖理事長に迷惑をかけたことをわび、
「これからは弟子たちを一生懸命育てます」と誓った。さらに、千秋楽には
「弟子と一緒に部屋で生活します」と宣言している。
師弟が一緒に暮らす…。部屋制度を中核としている大相撲界では当たり前のことだが、
貴乃花部屋だけは別。去年2月に二子山親方から部屋を継承しておよそ1年半。
貴乃花親方は朝、妻子とともに暮らす都内・東五反田の豪邸からベンツで出勤し、
けいこが終わるとまた、自宅に帰る、という大会社の重役のような通勤をしていた。
こんなことをしている親方は、過去にも現在にも大相撲界には他にいない。
帰宅中は弟子だけになり、何かトラブルが発生したときにどうするか。
多くの問題もはらんでいるだけに、この手抜き指導に対する大相撲界内の風当たりは強く、
貴乃花批判の温床のひとつにもなっていた。だが、どうして貴乃花親方はこんな前例のない
指導をしていたのか。故二子山親方と親しかった人物はその理由をこう明かす。
「力士と一緒に暮らすのは子供の教育上良くない、と奥さんの景子さんが反対しているからです。
貴乃花には1男2女の子供がいますが、長男はとても頭がよく、景子さんはこの子を
3代目の力士ではなく、全く別の職業、例えば医者とか、学者などにしたいそうです。
子供のためといわれては、さすがの貴乃花も何も反論できないようです」
ソース
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_08/s2005080201.html