国内
<高1同級生殺害>ネット情報で「2次被害」
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件に関するさまざまな情報がインターネット上に拡散している。
過激な画像や誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)にあたる書き込みもあり、
逮捕された少女(16)と殺害された女子生徒(15)が通っていた高校では、
事件によるショックに加えてネット上の情報で体調を崩す「2次被害」とも呼べる事態になっている。
拡散する情報の削除は困難だ。長崎県教委は掲示板の管理者らに書き込みの削除依頼をすることも
検討したが、プロバイダー責任制限法が原則として、第三者による削除依頼を認めていないため、
見送ったという。
神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)の話
個人情報など本当に悪質な書き込みは削除要請すべきだが、
すべての誹謗中傷を消すことは難しい。書き込んでいるのはホットな話題に乗じて
お祭り騒ぎをしている人たち。いちいち付き合う必要はないし、
根も葉もない情報が拡散するのがインターネットだということを生徒たちに教えていくしかない。
書き込む側は、単なるコピペ(コピー・アンド・ペースト)でも、
刑事罰や民事上の損害賠償請求の対象となることを自覚すべきだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140801-00000109-mai-soci