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118名無し行進曲
吹奏楽コン、師弟で挑む調べ
2009年10月17日
師弟で夢の舞台へ――。17〜25日に開かれる第57回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主
催)に、鹿児島から2団体が出場する。職場・一般の部に出る宮之城吹奏楽団(さつま町)の指揮者、幸喜隆(こうき・たか
し)さん(42)は、高校の部に連続出場する鹿児島情報高校(鹿児島市)の指揮者、屋比久勲(やびく・いさお)さん(70)の
かつての教え子だ。幸喜さんは「師弟で一緒に全国大会に出場できてうれしい。それぞれ金賞を受賞するのが夢」と意気込
みを語っている。(周防原孝司、三輪千尋)
宮之城吹奏楽団は、85年に宮之城中学校吹奏楽部のOBらが集まって結成。さつま町役場職員の紺屋弘志さん(45)を
団長に、メンバーは同町や鹿児島、鹿屋、出水市などの高校生や公務員、会社員、自営業者など55人。今回は8年ぶりに
全国大会出場権をつかんだ。
幸喜さんは、出身の那覇市立石田中学校吹奏楽部で屋比久さんに出会った。屋比久さんはこれまで40年以上の指導歴
があり、中学・高校合わせて全国大会出場が今回で27回目となる名指揮者だ。
幸喜さんは「曲づくりには好き嫌いはあるが、サウンドの豊かさは万人が認めてくれる」という屋比久さんの言葉が印象に残っている。
屋比久さんから教わったことを胸に、おおらかな演奏を心掛けているという。
同楽団は結成してしばらく全国大会に出られず、メンバーが減って存続が危ぶまれた。しかし「地域に根ざした楽団」として地元のイベ
ントで演奏するなどして活動を盛り上げた。
119名無し行進曲:2009/11/25(水) 19:50:37 ID:V0X+eFcn
その後99年から3年連続全国大会に出場。再びブランクがあったが、その間、幸喜さんは屋比久さんから励ましの電話を何度も受け
た。「何でそんなに(全国大会に)出られんか、といつも彼にハッパをかけていた」と屋比久さんも明かす。
幸喜さんは「長い間、旧宮之城町の人たちに応援してもらった。全国大会では『宮之城』という名前を背負って頑張りたい。そして恩師
とともにそれぞれの部で金賞がとれたら……。それが夢ですね」と思いを語った。
一方、鹿児島情報高校は、屋比久さんが赴任した2年前に本格的に活動がスタート。昨年は1、2年生中心ながら全国で銀賞をとった。
屋比久さんは声を荒らげることはせず、諭すように指導する。「最初はこれでうまくなるのかなと戸惑ったけど、先生を信頼して練習し、
すぐに結果が出た」とサブキャプテンの鶴田晃久君(18)。長い指導歴の中で培われてきた自信が、部員にも確実に伝わっている。連
続出場となる今回、屋比久さんは「1年間かけて、今の3年生が成長した。今回は自信がある」と話した。
8月に行われた第54回九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)の審査の結果、鹿児島からは職場・一般の
部で宮之城吹奏楽団、高校の部で鹿児島情報高校の2団体が、第57回全日本吹奏楽コンクールに出場することになった。職場・一
般の部は18日、愛知県・名古屋国際会議場で、高校の部は25日に東京・普門館で行われる。
宮之城吹奏楽団を指揮する幸喜隆さん=さつま町の薩摩農村環境改善センター
http://sf01.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000910170002