全日本吹奏楽コンクール総合スレッド Vol.10

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長野 一体感のある、自然で安定した合奏体。
安定したサウンドで自然な音楽をしていました。課題曲は個人
個人が真摯に音楽をしておりました。内声部を比較的前面に出
した個性的な演奏でした。やや音が開き気味で、ブレンドされ
ずに鳴っている部分が気になりました。自由曲の前半部にも
同様のことが言えました。しかし、中間部のサックス、フルート
が好演。ポルタメントを活かし、艶やかでアンニュイな世界を
作っていました。限界を超えず、バランスを崩さない好演でした。
サウンドの鳴り方の変化にやや乏しく、どこか平坦で無変化に
感じるところもありました。

北条 思い切りの良い、熱い演奏。
安定した課題曲でした。金管のベルの向きなどに工夫が見られ、
考えられた構成の演奏になっていました。クラリネットとフル
ートのブレンド間がよく、安定した課題曲でした。しかし、やや
平面的な演奏だったことや、金管の鳴らしすぎる部分等が気に
なり、審査の上では厳しい評価となると思われました。自由曲は
若さあふれる熱演でした。ソロプレイヤーも健闘しまし、
雪の川は絶品でした。後半へ向かってボルテージが上がっていき
締め太鼓が入りそれがマックスとなりました。打楽器も健闘して
いました。しかし、基本的問題が未解決の部分があり審査上
マイナスのところがあったことは否めない感じです。