福島の高校 Part2

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366名無し行進曲
磐城の演奏会の報告と展望をいくつか。
第一部に関しては、2つの交響的断章が素晴らしい。すべてのセクションが完璧な
演奏で、表現力も豊か。木管の繊細さが心地よい緊張感をつくりだし快演。課題曲
三番パルセイションは磐高にあった内容で感動。第四番海へ…は完成されているが
技術的な甘さが露呈していた。課題曲に関しては3、4は選択しないだろうが、も
っと熟してほしかった。ガイーヌは全ての楽曲が美しく、序奏の金管のアタックは
柔らかく、剣の舞の颯爽感も十分。内容的にはガイーヌが最も素晴らしく、このま
ま全国にもっていけば東海大学四高をこえるような高い成績で、金賞がとれそうな
演奏だった。
第二部に関しては、磐高らしい知的な遊び心に満ちていた。特にパートアンサンブ
ルでは巧みな技術力がかいまみえ素晴らしい。特別演奏のトロンボーンが会場を陶
酔させる演奏で見事のひとこと。
第三部でもその表現力の豊かさは遺憾なく発揮され、会場を巻き込んで素晴らしい
感動を生んだ。ここ数年、磐城はサックスの技術力が非常に高いが、今年のソロも
十分評価できる内容だと思う。木管だけにかかわらず、トロンボーン、トランペッ
ト、ユーフォニアムのソロいずれも秀逸で、昨年のレヴェルを超越した高い技術力
と表現力に圧倒された。明日も楽しみだ。