中国地方の吹奏楽Vol.3

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255名無し行進曲
1日立ちましたが、打楽器の感想書きます。
高校の部
1:第二組曲
アンサンブルエチュードとして書かれた曲だから、全体としてのチープさはどうすること
もできない。よく頑張っていたとは思うが、吹奏楽コンクールにおけるスウェアリンジェン
のような曲で全国はいけない。曲の内容が浅すぎて、深く潜り込めていない演奏だった。

2:「ゲインズボロー」2,3楽章抜粋
奇をてらうことを全くしない、実直な演奏だった。特に、バスドラム、シンバルをはじめとした裏方の
演奏は見事としか言い様が無く、この曲において最高のタイミング、バランス、音色で演奏できていた。
その代わりに、鍵盤はまじめすぎて歌心があんまり感じられなかった。もっと曲にのめり込んだ
表現を期待したい。

3:「ゲインズボロー」第2楽章
前団体とは逆に、ヴィブラフォーン奏者が全体を引っ張ってきた印象受けた。素晴らしい表現力だったが、
若干大味すぎて、胃にもたれるような感じである。昂揚している部分が多すぎて、弱音での表現が不足していた。
だが、前団体と甲乙つけがたいレベルであったことは確かで、審査員が変われば別の結果になっていた
ことは十分考えられるほどに、高い次元での勝負であった。