読んだ人いる?ブラスバンドの社会史

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500 ◆NAPPnNCtlc
再登場の予定でしたが、10月8日のレコーディングまでに山のように編曲せんといかん
楽譜があって、当分無理そうです。ゴメンナサイ。
「ブラスバンド」の件に関しては前々から言っているコラムが書き上がって、それを
読んで頂いてからのほうが重複がなくて済むと思うので、完成まで(長らく?)お待ち
下さい。
 一つだけ書いておきますと、最近になって新幹線で五時間くらいヒマをしていたので
「The new Grove dictionary of music and musicians」2nd editionの「band」の項(英文)
を見直したら、大事なことを思い出しました。
 これにはアメリカで1910年に撮影された「Helen May Butler and her Ladies Brass
Band」というバンドの写真が載っているのですが、このバンド、「Brass Band」と
名乗っているけれどClやObなどの木管楽器も多数含んでいる。彼女らの所有している
バスドラムにも大きく「Brass Band」と書かれてるんですね。
いわゆる「吹奏楽団」を「ブラスバンド」と呼ぶ習慣は日本だけのものではない、と
いうことは明らかなわけです。「New Grove」に載っているだけに、音楽学を盾に「ブラス
バンドは間違い」説を押し付ける人には効果的な証拠でしょう。(この事実を知った上で
反論できる人がホンモノ、ということで)
 で、この「band」の項の後のほうに「brass band」の項も設けられておりまして、その中
では「金管楽器のが集まって演奏する形態のことを言うんだけど、時々もっと幅広い意味で
使われてて、話し言葉としてアマチュア音楽全般を指す事もあるんだよ〜」(NAPP意訳)と
いう記述がありました。ちょっと突っ込んでみたいところですね。