1 :
ぽるん:
1人1行から3行までのリレー形式で小説を書こう。
テーマは吹奏楽にまつわる事なら森羅万象、恋愛からコンクール、定演まで、
何でもオケ〜。
題して『吹奏楽の不思議な日々』
では私から、
朝、私はいつものように気持ちよく『饗応婦人』の音楽で目が覚めた。
2 :
名無し行進曲:01/10/20 15:27 ID:KBWk6aJB
この曲、実は『饗応夫人』とは思いっきり別の曲なのだが、
3 :
名無し行進曲:01/10/20 15:34 ID:KBWk6aJB
思いっきり間違えて、課題曲と思い込んでいた。
実に1時間を越す現代曲だった。
4 :
名無し行進曲:01/10/20 15:52 ID:KBWk6aJB
自作自演の曲だったのだ。
5 :
名無し行進曲:01/10/20 15:56 ID:2GXgoA+j
10分ほど聴いていたところで彼は、これは『饗応夫人』ではないことに気が付き狼狽した。
「どうしよう・・・、最後まで聴いていたら学校に遅刻してしまう」、しかし、自他ともに
認める水槽ヲタの彼にとって、聴き始めた曲を途中でやめるのは我慢のならないことだった、そして・・、
6 :
作家A:01/10/20 16:07 ID:g+chSoKH
CDに付属のライナーノーツを見ると、68時間と書かれていた。
「68分じゃなかったのか」狼狽を隠せない自分に気がついた。
すると突然1枚の便箋にメモを書いた。「おやじ、涅槃で待つ」
7 :
名無し行進曲:01/10/20 16:23 ID:2GXgoA+j
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8 :
名無し行進曲:01/10/20 16:43 ID:KBWk6aJB
「おやじ、涅槃で待つ」「完」、それはいつもの暗号だった。
「高校まで完電池をもってこい」
彼は漢字をよく知らなかった。
9 :
名無し行進曲:01/10/20 16:53 ID:+8iPyhWX
正しい暗号は
「金太、待つ。完だ。」であった。
10 :
:01/10/20 16:54 ID:Q0iovtm1
「あとがき」
逝ってヨシ。
11 :
名無し行進曲:01/10/20 16:57 ID:161ObfRq
第二部予告。
「欝だ氏脳」
12 :
名無し行進曲:01/10/20 16:59 ID:ay7CUfzN
--- 第二部 ---
メモを父親の枕もとに置き、CDを止めて彼は学校へ向かった。時計はまだ朝の6時前、
しかし彼は学校へ全速力で走った、朝練があるからだ。そう、彼の学校はコンクール常勝校。
アサター、ヒルター、ナイター の猛練習をするあの学校だったのだ。遅刻は許されない、彼は通学路を走る走る・・・。
13 :
名無し行進曲:01/10/20 16:59 ID:KBWk6aJB
おやじ、様々なメモを見て困惑する。
「なんじゃァ、ゴルァ!!」
しかし、息子はCD片手に学校へ向かっていた。
14 :
名無し行進曲:01/10/20 17:07 ID:ay7CUfzN
「ガラッ!」結局、彼は10分遅刻して練習場の扉をあけた。すると「ビュッ!」「ガィーン!!」
「うわっ!!」彼は思わず身をすくめた。彼に向かっていきなり文鎮が投げつけられたのだ(実話、笑)。
「今、何時だと思ってんだゴルァ!!」そこには怒りをあらわにしている指揮者の姿があった・・・・。
−休載のおしらせ−
今週の『吹奏楽の不思議な日々』 は、作者のKBWk6aJB先生が急病のため
お休みさせていただきます。
今後の名無し行進曲たちの活躍にご期待ください。
16 :
作家A:01/10/20 17:10 ID:g+chSoKH
何故かおやじも走って学校へ向かった。
「息子よ・・・・」しかし、おやじは重要な事を忘れていた。
パンツを履き忘れ、代わりに昨夜のコンドームが別の愚息に履かされていた。
17 :
名無し行進曲:01/10/20 17:16 ID:GH0A5kZw
「す、すみません」「いいからさっさと席に着きやがれゴルァ!!」彼は落ちた文鎮を手近の机の上に置き、
ティンパニのポジションへ向かった。そう、彼はこの楽団のティンパニ奏者だったのだ。かばんから
チューナーを取り出し調律を始める彼。その時!彼の額に冷や汗が流れた「で、電池が切れてる・・・」。
18 :
作家A:01/10/20 17:19 ID:g+chSoKH
その頃、おやじは愚息にコンドームをつけたまま学校へ向かっていた。
「息子よ・・・・電池が・・・・・・」
周りの冷たい視線も気にせず走った。
19 :
名無し行進曲:01/10/20 17:24 ID:GH0A5kZw
狼狽している彼をよそに、指揮者は練習を始めようとしていた。「さぁ、では今日は『ディズニーメドレー』
からだ!ゴルァ!!」。その一言を聞いて彼はますます冷や汗が流れてくるのを禁じえなかった。そう、この曲は
ティンパニのロールから始まるのだ、「ああっ、親父!早く電池を持ってきてくれ」。と、その時「ガラッ!!」
20 :
作家A:01/10/20 17:48 ID:g+chSoKH
「まぁーくん。電池もってきたよー」おやじは愚息丸出しに全く気がついていない。
「まぁーくん。電池切れてたでしょ。パパが持ってきてあげたからね。がんばれよ」
「みなさんも、ウチのまぁーくんと仲良くしてあげてね」おやじは練習場を出ていった。
21 :
名無し行進曲:01/10/20 17:50 ID:KBWk6aJB
救いの神が現れた。丁度楽器庫にいた、彼がひそかに好意を抱いている雪ちゃんが
さっとチューニングをしてくれた。彼女は絶対音感を持っていた。
そんな息子のひと時の幸せな気分の中、おやじ全力疾走中。『饗応婦人』2時間め突入。
22 :
名無し行進曲:01/10/20 17:52 ID:KBWk6aJB
かぶった!!すまん。
23 :
名無し行進曲:01/10/20 18:01 ID:GutgmWN+
「何なんだあれは・・・・・・」変なオヤジの出没に一同唖然としていた、が、おかげで彼はその間に無事、調律を終えることが
出来た。そしていよいよ合奏開始、タクトが振り下ろされ彼がマレットを振り下ろしたその瞬間!「あっ!!」彼は青ざめ、
指揮者は激怒しタクトをへし折った。うかつにも彼は"C"に調律すべきところを誤って"D"にしてしまったのだ。「ゴ、ゴルァ〜〜!!」。
24 :
23:01/10/20 18:02 ID:GutgmWN+
あ、4行になっちまった、スマソ。
25 :
名無し行進曲:01/10/20 18:03 ID:83pZY5ye
急いで折れた指揮棒を拾うコンマス。
「はい」
渡した勢いで指揮者のカツラに折れた指揮棒が刺さり、カツラも落ちる。場内爆笑。
26 :
名無し行進曲:01/10/20 18:13 ID:xxFiRXaH
「わ、笑うな、笑うなってばゴルァ〜〜!!」狼狽する指揮者、笑いのとまらない練習場。ついに指揮者は泣き
ながら練習場を飛び出していった。さすがに深刻になった部員たち。その時、部員のひとりが口火をきった。
「まぁーくん、あなたのせいよ!」それはまぁーくんがひそかに好意を抱いている雪ちゃんだった・・・。
27 :
23:01/10/20 18:25 ID:xxFiRXaH
>24
ブラウザのフォントを小さくすると3行になります(笑)。
28 :
名無し行進曲:01/10/20 19:26 ID:83pZY5ye
雪ちゃんは実は性同一性障害であり、マラソンが得意なのだった。
そんなとき、乾電池を持ってきた親父から携帯にメールが。
「実はまぁーくん、癌なんだ・・・」
29 :
名無し行進曲:01/10/20 19:31 ID:HaA8lXJQ
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30 :
29 :01/10/20 19:33 ID:HaA8lXJQ
わりぃ、失敗した。フォントを小さくして見てくれ。
31 :
名無し行進曲:01/10/20 19:37 ID:MY/Nhbhn
雪ちゃんがまぁくんの襟首をつかみ、こう言った。
「女の子だからってきめつけんじゃね〜よ」そしてまぁくんは
「ん、そうだね。前向きにがんばるよ」完全に会話が噛み合っていないようだ。
32 :
名無し行進曲:01/10/20 19:40 ID:XRU5Dx5Q
まぁくん「ごほっごほぉっ」うわっ血だ!急遽入院。
今年の冬のアンコンはベットの上で過ごすのだろうか・・・鬱だ。
はぁ・・・逝きちゃん・・・(・Д・)
33 :
名無し行進曲:01/10/20 19:56 ID:iBW/QOBv
バッ〜カみたい!
34 :
作家A:01/10/20 20:11 ID:g+chSoKH
「バッ〜カみたい!」逝きちゃんはそう言った。
まぁーくんが癌でも、私には全然関係ないわ。
「一応クラブ仲間としてお見舞いに逝っただけよ」そう、逝きちゃんには別に好きな人がいたのだ。
35 :
名無し行進曲:01/10/20 20:19 ID:58BDb773
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36 :
名無し行進曲:01/10/20 20:31 ID:uT0dBjQx
そして、ネタを探そうと木曜日に録った
金八のビデオを見直すのであった。
健次郎と蘭子の登場が一瞬であったこと
に正直ゴルアと思うのであった。
37 :
名無し行進曲:01/10/20 20:51 ID:KBWk6aJB
そこに「はい、なんですかァ?」とヅラ指揮者が見舞いに来た。「人という字は・・・」などと
まぁーくんに様々なハゲましの言葉をかけ、帰っていった。
正直感動していたまぁーくんであった、そこへまた一人見舞い客がやってきた。それは・・・
38 :
名無し行進曲:01/10/20 20:55 ID:uT0dBjQx
ちはるたんだった。モエ。
39 :
作家A:01/10/20 22:18 ID:g+chSoKH
ちはるたんは、ブスだった。体重は100キロ位ありそうだ。そのくせピッコロを吹いている。
「大丈夫ぅ?まぁーくん?あたし、心配で心配で一日6食しか喉を通らないわ」
まぁーくんは、ちはるたんから発せられる求愛の匂いを感じてしまった。
40 :
名無し行進曲:01/10/20 23:33 ID:XRU5Dx5Q
そうだ!ここでアンサンブルコンテストをやろう!
病室へ楽器を持ち出すドキュソたち。
そこへカツラの指揮者がやってくる「ゴルア!チミ達!」
41 :
名無し行進曲:01/10/21 00:23 ID:MbRT3Ond
場面:第二発令所
日向「エヴァ初号機、拘引されていきます」
青葉「高度1万2千。さらに上昇中」
冬月「ゼーレめ、初号機をよりしろとするつもりかっ」
目の光が消え、停止する初号機
42 :
名無し行進曲:01/10/21 00:44 ID:rmMVVuIw
「私が指揮を振ってやろう!」まぁーくんのことを思い、指揮者も参加しての大騒ぎとなるが、
さすがにお医者さんが激怒、「ゴルァ!!なにやっとんだ〜〜!!」
43 :
名無し行進曲:01/10/21 00:50 ID:cIiW0KVF
指揮者はすみませんと頭を下げた勢いでカツラが落ちる。
医者「なんだね・・・君もかね」医者も自らカツラをはずす。看護婦「先生・・・」
医者「よし!やろう!」
44 :
名無し行進曲:01/10/21 00:58 ID:rmMVVuIw
お医者さんと指揮者は意気投合し、指揮はお医者さんが振る事に。
しかし、お医者さんは難しい曲は出来ないし、あんまり大きな曲も出来ない。
そんなこんなでなぜか病院で「ドナ・ドナ」を演奏する事に・・・
45 :
名無し行進曲:01/10/21 01:08 ID:cIiW0KVF
演奏もピークに達したところで医者がひとこと。
医者「子牛はまぁくん!お前だ!」
まぁくん「(・Д・)あぼーん」
46 :
名無し行進曲:01/10/21 02:17 ID:7JN2Eufa
医者の声をかき消すように指揮者は叫んだ。「あっちいってよ!練習のじゃましないでくれよ!」医者は泣きながら「スマソ。練習に入れて下さい」しかし指揮者は「なに言ってんだよ。」と吐きすてた。逝きちゃんが小声で、練習に入るように医者を促した。
47 :
名無し行進曲:01/10/21 15:17 ID:rbrXlqRG
第二幕 終了。
48 :
名無し行進曲:01/10/21 15:39 ID:2DpVAYvu
-第三幕-
ちはるは激怒した。
「何でカレーライスが3人前しかないのよ!!」
そう、彼女は一人合奏を離れ、今日二度目の昼食をとる為に病院の食堂にやってきていたのだ。
49 :
名無し行進曲:01/10/22 16:09 ID:W/v86Ex5
(おめぇがさっき15人前ぺロリとたいらげたからだろーがゴルァ!)
とも言えない食堂のおばちゃんは困惑気味に答えた。
50 :
名無し行進曲:01/10/22 16:28 ID:V74Lekas
ちはるは更に「カレーライスが3人前しか用意できないんだったら、松屋に電話して、
納豆定食+単品とろろをオマケにつけるぐらいの誠意を見せてよ!」と、くってかかった。
しかし言った後で「あっ、納豆定食は午前11時までなんだ・・・」と気づき、狼狽するちはるであった。
51 :
名無し行進曲:01/10/22 16:43 ID:H/6hu71o
すると突然ちはるの体が震えはじめ、その場にうずくまってしまった。心配する食堂のおばさんを背に、何とちはるは口からなにかを吐き出した。何とまぁくんの親父ではないか。そしてちはるはまだなにか吐き出しそうである・・・。
はぁっ・・・
はぁっ・・・
はぁっ・・・
53 :
名無し行進曲:01/10/22 21:50 ID:kthQ3Mwl
なんと、ちはるが出てきた
54 :
名無し行進曲:01/10/23 00:32 ID:Z5krXx3O
その頭髪には、3度目の朝食で食べた近所のポチ(♂)の毛が
絡み付いていて、口元は神々しい微笑みを浮かべている。
食堂のオバちゃんは、呆気に取られて2人のちはると萎びた親父を眺めていた。
55 :
名無し行進曲:01/10/23 01:09 ID:8D+VilQM
ちはるはスリムになっていた。
そう!ちはるはこうやってダイエットをしていたのだった!!
56 :
名無し行進曲:01/10/23 12:39 ID:D355bUcx
突然、けんじろうと蘭子とリキヤが面会に来た。
次に、金八ヲタ宇座いという!とJoJo風にいう!!
57 :
名無し行進曲:01/10/23 13:37 ID:Fk4pPbsy
その頃、ちはるの父は娘のやせ細っていく様子を見てオナニしていた。
「わが娘ちはるよ、日増しに美しくなるな ハァハァ」
そんな事してるところに妻の千夏が入ってきた。
58 :
名無し行進曲:01/10/24 18:56 ID:+wsGD5wV
「まぁ、あなた。オナニしてるの?オカズは?」千夏が言う
「うん、今日はちはるがオカズなんだ ハァハァ」
59 :
名無し行進曲:01/10/24 19:34 ID:9zD2bRnJ
「オカズを食べたらゴハンも食べなきゃ」
というと千夏は、
小脇にかかえた黒光りするハードケースから
61 :
名無し行進曲:01/10/25 00:24 ID:bpvFq+qp
弦バスを取り出して差し出した。
62 :
名無し行進曲:01/10/25 01:21 ID:Oe8RC0Ev
「この弦バスね、ちはるがバイオリン代わりに使うかなと思って買ったの
でも、最近痩せちゃったし・・・・代わりに私が食べるわ・・・・」
千夏は弦バスに塩をかけて食べた。 その時、玄関のチャイムが鳴った。
63 :
名無し行進曲:01/10/25 01:25 ID:exVyJksg
そしてそのハードケースにご飯をよそり、差し出した。「さあ召し上がれ。」そういうと彼女はBGMに弦バスを弾き始めた。
64 :
名無し行進曲:01/10/25 01:28 ID:kKxuHR5j
「ごめん、やっぱりたべれない・・・」
65 :
名無し行進曲:01/10/25 01:48 ID:jQsl0IUp
あくる日の朝、まーくんは汗だくになって目を覚ました。
「なんだ、夢だったのか。。。」
いつものように出校し、部室に顔を出した。ちはるが弦
バスを一人で練習していた。
「あれ?今日一人?合奏は?」
「うん、今朝は合奏ないのよ。昨日まーくん風邪で休ん
でたから知らなかったのね。」
「なんだ、そうだったのか。。。」
まーくんは、何かひっかかるものを感じながらも、
ティンパニのチューニングを始めた。
すると、ガラッと部室のドアを勢いよく開けて
雪ちゃんが現れた。
「1人1行から3行まで」だってば。
67 :
名無し行進曲:01/10/25 03:58 ID:exVyJksg
と、逝きちゃんは音楽室に入るなり二人にそう言い放った。「聞いてたのか…」まーくんはそこまでで言葉を飲んだ。「携帯だと何行になってるかわかんない」ちはるが言い訳すると
68 :
ぽるん:01/10/25 04:36 ID:2s6JapqM
「言い訳は止めて」雪ちゃんは泣き崩れた。
「ねぇ、ちはる。私たちいつから言い訳をするような仲になっちゃったの?ウェ〜ン」
そう、雪ちゃんとちはるとは小学校以来の大親友だったのだ。
69 :
名無し行進曲:01/10/25 06:01 ID:p5fag7S4
そのとき逝きたんはポケットから何気に火のオーブをとりだし、天にかざした。
「いでよ!ファイヤー!」
すると上空から降りてきた大仁田篤はちはるにこう言った・・・
70 :
69:01/10/25 06:04 ID:p5fag7S4
そのとき
>>69は誤字に気がついた。
あ、篤ではなくて厚ではなかろうか。
そして大仁田厚はこう言った・・・
71 :
71:01/10/25 07:11 ID:aE3W4j5G
「南無阿弥陀仏...」
72 :
名無し行進曲:01/10/25 09:49 ID:f7AO8INE
あぁ・・・。これは「法華経による三つの提示」
なのか?「南無阿弥陀仏」がどこの念仏かは
知らぬが・・・。
73 :
名無し行進曲:01/10/25 10:18 ID:VMoAmuj4
浄土真宗だったまぁーくんは、ちはるが現れてから毎日のように「南無阿弥陀仏」を唱えた。
そんな様子を見ていたちはるは・・・・「まぁぁぁぁぁーーーーくーーーーーん!」
ドタバタと走って来た「まぁーくん。ありがとう。ちはるのために歌を作ってくれたのね。うれしぃ!」
74 :
名無し行進曲:01/10/26 04:38 ID:/acI8dz4
そんな二人の様子をみながら逝きちゃんはなにやらつぶやいていた。「シャカタ…シャカタ…」
75 :
名無し行進曲:01/10/26 10:21 ID:QQ9hqWGM
なんと!まーくんのティムポが怪しく光りはじめたではないか…
76 :
名無し行進曲:01/10/26 13:57 ID:SPajpX0k
と、その時!
77 :
名無し行進曲:01/10/26 14:22 ID:w2Jsb0fX
「ぷぅ〜っ!」
78 :
名無し行進曲:01/10/26 16:05 ID:IaRjB2Xj
「はっ!」
まーくんはホモでした。
80 :
名無し行進曲:01/10/27 00:57 ID:VCFZHrn0
いっぽう、ごくうは・・・
81 :
名無し行進曲:01/10/27 03:19 ID:PJit3iQs
吹奏楽の名門と名高い大阪にある淀川工業高等学校吹奏楽部の門を叩いたのですが、同じレパートリーしか演奏できないこと、あまりにつまらない歓迎演奏を聞き、呆れ果ててしまいました。
82 :
名無し行進曲:01/10/27 03:46 ID:I6XqPMef
「そ、そんなこといっちゃダメだあっ!!!」
83 :
名無し行進曲:01/10/27 07:20 ID:K3/Lh9xg
第二章 「ナメムシあらわる」
新しい朝がきた。希望の朝だ。
84 :
名無し行進曲:01/10/27 09:49 ID:VUVjLrtt
夏休みのラジオ体操に、まぁーくんは毎日参加した。
参加するともらえるスタンプを貯めるのが趣味だった。
スタンプをもらったまぁーくんは、家に帰ろうと向きを変えると何かにぶつかった。
85 :
名無し行進曲:01/10/27 10:07 ID:5Jcig281
「すみません」とぶつかった人に謝り顔をあげるとそこにはヤクザがいた。そしてまーくんはそのヤクザにスタンプをとられてしまった。
86 :
名無し行進曲:01/10/27 10:56 ID:QxYjNC1F
「返してほしければ、体で払うんだな。」
87 :
名無し行進曲:01/10/28 14:30 ID:Jwuopkps
「いやですそんなの!!」
88 :
名無し行進曲:01/10/28 16:37 ID:2iBTzrYX
「じゃ、もらっておく。息子のジョージがスタンプ欲しいって言ってたからな」
「そ・・・そんなぁぁぁ・・・」
まぁーくんは泣き崩れた。すると・・・・
89 :
名無し行進曲:01/10/31 14:07 ID:D16qdrr0
そこに敵対するマフィアが現れた。
「そのスタンプはわしが目をつけてたんや、よこせゴルア!!」
もちろんBGMシチリア島つきで・・・
90 :
名無し行進曲:01/10/31 15:06 ID:/YS6KSx9
「はいはい。そんなに争うんなら、二人ともいくらでもスタンプあげますよ。
いい歳した大人がなにを争ってるべさ?」
二人の目の前で、近所の体操のおばちゃんが、二人にぽんぽんと
スタンプを押すと、何事もなかったように立ち去っていった・・・。
そして、夏休みが終わろうとしていたその日。
92 :
名無し行進曲:01/11/05 20:01 ID:gFSXkApO
まぁーくん・・・・
あたし・・・・来ないの・・・・
声の主は「ちはる」だった・・・・・・・・
「!」まぁーくんは振り向いた。
だが、そこに立っていたのはナゼか加養浩之だった。
ちはるの声は空耳だった。
加養浩之は言った。「さぁ。基礎合奏の時間だ。」
まぁーくんは強引に吹奏楽部の練習場に連れて行かれた。
そして、
スネアドラムの乾いたリズム打ちにのってスケールの練習が始まった。
しかし、まぁーくんはティンパニ奏者なのでヒマだった。
ぼけーっとしているまぁーくんは、あることに気付いた。
96 :
名無し行進曲:01/11/05 20:46 ID:gFSXkApO
(やべ・・・・・・パンツ履いてくるの忘れたよ・・・・)
「今日もディズニーメドレーからじゃ!」
指揮者の声に我にかえる。そうだ、パンツのことなど気にしている余裕はない。
今日こそはチューニングを完璧に決めなければ・・・・
指揮者が構える。一瞬ゲージに目をやる。「間違いない。Cだ!」
棒が上がる。ブレス。気合いと共にバチを振り下ろす!
しかし、まぁーくんが手にもっていたのはドラのバチだった。
99 :
名無し行進曲:01/11/05 22:33 ID:gFSXkApO
(!!!!! チューナーの電池が切れてる・・・・・・)
【完】
寸評
きりよく終わりましたね。
予想外の終わり方でした。
この話、映像で考えてみたら「世にも奇妙な物語」で使えるかもね。
98と99がほぼ同時投稿だったのは、おしい所です。
ご苦労さんでした。
101 :
名無し行進曲:01/11/15 15:31 ID:UbvImbWD
第2部 退屈な冬休み編
冬はやることねーんだよなぁ。管のやつらは「基礎基礎」とか言ってっけど
打楽器は長時間の基礎なんかねぇっつーの!
102 :
名無し行進曲:01/11/15 15:35 ID:mH8tqrjf
練習が終わり、加養浩之が話し掛けてきた。
「君、トランペットをやってみないか?」
まぁーくんは突如コンバートを言い渡された。
冬の早い夕暮れで日が落ちかけた時だった。
103 :
名無し行進曲:01/11/15 15:41 ID:h1BpuXbg
感傷に浸りながら歩いていたまぁーくんに、誰かが後ろから声をかけた。
「まぁーくん・・・トランペットにいっちゃうの?」
同じパートの同級生のちはるが、寂しそうな目でみつめていた。
「そんな、俺トランペットなんて出来るわけないよ」
と言いながら先ほど加養から渡されたトランペットを
おもむろに取り出した。マウスピースをレシーバにつけて
試しに吹いてみると・・・
105 :
名無し行進曲:01/11/15 16:11 ID:h1BpuXbg
「ぷぅ〜♪」
・・・なんとも情けない音が出た。
106 :
名無し行進曲:01/11/15 18:14 ID:1L5XL0x3
やっぱり自分にはティンパニしかない!
そう思ったまぁーくんは再びミディアムハードのマレットを手に
今日の合奏に挑んだ。今日の曲は・・・
「デリー地方のアイルランド民謡」だった。
まぁーくんは自分の譜面入れに、楽譜がないことに気づき焦った!
108 :
名無し行進曲:01/11/15 21:16 ID:ZrYiH4ME
「まぁーくん!オタマジャクシの紙忘れてるよ〜〜〜」
突然入ってきたのはやっぱり父だった。
「ありがとう・・・パパ」まぁーくんの目にはうっすらと涙が見えた。
しかし、父が持ってきたのは昨夜のオナーニで使用したティッシュだった。
だいたい、「デリー地方のアイルランド民謡」にティンパニの出番は
ないのだが、まぁーくんも父も、
>>107も全く気付いていないのだ・・・・
110 :
109:01/11/15 21:23 ID:1szcEAII
(作者注)スマソ、
>>108の間違いでした。逝って来る・・・・
111 :
名無し行進曲:01/11/15 21:33 ID:JOihzx2J
何とか出番なしのデリーの合奏が終わり、9時半で部活は終了。
しかし、我々打楽器はアンサンブルコンテストの選曲が残っていた…
112 :
名無し行進曲:01/11/15 21:36 ID:lnH+eWQZ
「サフリデュオがやってた「ゴールドラッシュ」に決定しました」
そのことばで選曲会議は始まった。
まぁーくんは、そのことばを聞きながら
吉川ひなのを思い出していた。
・・・・さふり・・・・・
114 :
名無し行進曲:01/11/15 21:58 ID:yJR4xw2a
「やってぇられっかよぉーー!」
突然まぁーくんはキレだした。
主人公がキレてしまったので、すべてぶちこわしになった。
■■■■■■ 第2部 完 ■■■■■■
116 :
名無し行進曲:01/11/19 01:28 ID:FHhhypmN
第3部 定期演奏会に向けて編
まぁーくんはひそかに願っていた。
「今年こそ俺のかっこいいとこを雪ちゃんに見せ付けたい」
心の中だけで思っているはずが、つい口に出ていた・・・
117 :
名無し行進曲:
しかも、高校球児の選手宣誓口調でシャウトしていたようだ。
みんなの視線が冷たい・・・。