◆◆レンタル譜という形態について◆◆

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115名無し行進曲
最近「R」のつく曲でにわかに売れ出した新進作曲家がいるが、
あの長さであの値段は正直言って他の作曲家達に凄く迷惑を掛けている。

それまで常識的だった値段、これはその値段にしなければやって行くことの出来ないギリギリの
値段なのだが、それを無視してあんなに安い値段で出されると、そのうち最低価格が市場価格に
なってしまう。そうすると採算割れを起こして多くの作曲家や編曲家に使用料が回らなくなるし
出版社も潰れてしまう。

噂によると彼はレンタル用の楽譜を無料で渡しているらしいが、通常スコアで1ページ3000円、
パート譜1ページ1000円ぐらいで渡すのが一般的な価格。そして、これで生活している作、編曲家、
浄書屋も大勢いる。もし噂どおりだとすれば彼のやり方は他の作家達の生活を脅かすことになり、断じて
許すわけにはいかない。

以前この板の何処かで話題になっていたが、1曲5万円とかで委嘱を受けるような事をしているから
逆の意味で金銭感覚が狂っているのだと思う。すでに「あの先生は5万円で受けてくれたのでその値段で
お願いします」といわれて困っている若手作曲家もいるらしい。

同業者や後進達、そして楽譜業界の活性化と生活を守るためにも今後「抜け駆け」的な価格設定や
仕事の受け方はしないで欲しい。彼自身そこまで考えてやっているのかは解らないが、そのために
多くの人々は困っていることを忘れないで欲しい。