大分間が空いてしまいましたが、「続・とある学級の新任教師」の続きです。
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1345050090/36-38 >>38 の続き
そんな私の思いを山中先生も察したようで、
山中「私もね、困っているんだけど、この伊達という人が誰だか分からないし、
唯ちゃんを指名して寄付してくるんだから、断ることもできなし…」
「だから、仕方なく預っているのよ。」
たかし「寄付なら別に他のことに使えばいいじゃないですか?」
「学校のみんなのための物とかに…」
山中「それが最初はそうしたんだけど、文句をつけて来たのよ」
たかし「寄付したのに文句をつけるんですか!」
山中「唯ちゃんのために使えってね…」
「しかも、そのお金を何に使用したか、決算を公表しないといけないのよ」
たかし「それって唯の家族じゃないですか?」
日笠「あれ?たかし君知らないの?」
「唯ちゃんの両親は音信不通で、妹さんがずっと面倒見ていたのよ」
そういえば、唯にはヒステリックな妹が居たことを思い出した。
良く「お仕置きされた」とか唯が言っていたなあ…
たかし「じゃあ、妹が寄付してるんじゃないんですか?」
山中「まあそうだと思っているんだけどね」
「もっとも寄付金だから、学校の財政には影響しないから構わないんだど」
日笠「でもさわ子先生、そのお陰で宿舎が出来ちゃったじゃないですか」
「それでずっと唯ちゃんが居ついちゃったし、世話も大変ですし…」
山中「そうだったわね…;;」
「もう当たり前になって感覚が麻痺しちゃったわ」
たかし「え!?宿舎が出来たんですか!」
これには仰天した。
この池沼唯は生涯、この学校に住み着くつもりか…