TCBR〜テラカオスバトルロワイアル〜2

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767名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 19:52:40 ID:RAA2chj6
投下します
768名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 19:57:37 ID:RAA2chj6
一人の少女が森を歩いていた。
人の声一つしない。
しーんとしている。
まるでこの世界で自分が一人であるかの様に思えた。
周囲を軽く見回しながら歩いてみる。
すると彼女の目に赤い物体が目に入った。
それは赤い戦闘機だった。
誰かが捨てていったのか。
それとも主催者がそこに置いたのか。
もう既に誰かが中に潜んでいる可能性も考えられる。
ナイフを左手に持ち、慎重に接近する。
少女の手が機体に触れた。
機体のコックピット付近にあるボタンを押す。
ブシューという音がして戦闘機のコックピットのドアが開いた。
無人を確認すると少女はその中に入り込んで座席に座った。
そして数々のボタンに触れる。
目を閉じ意識を集中させ機体の情報を読み取る。
数分後、少女は戦闘機のスペックを全て理解していた。

全長 13m
重量 80t
飛行速度 Mach0.8
武装 ミサイル、 機銃

少女は溜息を付いた。
自分にこの戦闘機を動かす事が可能なのかどうかわからない。
スペックを理解していても操縦法を身に着けているかどうかは又別だ。
何よりMach 0.8で飛行した場合の人体にかかるGは…想像に容易い。
少女は決断した。
協力者を探す。
それは善の心を持ち、かつこの戦闘機を使いこなせるぐらいの肉体と能力の持ち主であるべきだ。
この戦闘機には車輪がついている。
森の中を走るぐらいは出来るだろう。
そして隠す。
禁止エリアにならなければ取りに来れる。
機体の色が赤い為街に出るのは避けるべきだ。
そして彼女は機体の電源を入れるとゆっくりと走らせ始めた。

【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】 【ゲーム開始直後 一日目】
[現在地]:B-1 南南東
[状態]:健康
[装備]:ナイフ
[道具]:支給品一式
   :イーグル号@ゲッターロボ!
[思考]
 1 ゲームからの脱出
 2 イーグル号を使いこなせる人間を探す
 3 イーグル号をどこかに隠す


イーグル号をどこに隠したのかは次の人にお任せします。
このロワだと能力制限はありでしょうか?
769名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 20:00:04 ID:HAr1euKI
THE・リアルタイム
770名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 21:06:41 ID:WwJ7jUZg
薄暗い森の中で一人の女が怒り狂っていた。
「なんで、私の武器がこんな物なんですか!」
女が物凄い勢いで振り回すのは、ゲートボールのクラブのような物体。
ベルカ式デバイス・グラーフアイゼン・・・・・・を模したピコピコハンマーだった。
彼女を表す記号は多々あるが、あえて名簿上の名で呼ぶなら生真面目小隊長。
某大型掲示板のとあるリレーSS企画群では、それなりに名の知れた書き手である。
「大体、なんなんですかあの主催者どもは!」
その口から飛び出すのは、このゲームを企てた主催者に対する怒り。
「どうして才人や士郎が参加していないんですかっ! 決定した参加者名簿に従ってくださいよ!」
ただし、そのベクトルは他者とは物凄くずれてはいたが。
怒鳴るだけ怒鳴ったあと、小隊長は鞄からペットボトルを取り出す。
そして、手際よく蓋を開けると、その中身を一気に飲み干した。
「プハッ・・・・・・怒鳴っていても仕方が無いですね」
肩で大きく息をしながら、彼女はようやく“冷静さ”を取り戻す。
「ともかく、まずは仲間ですね。
 何人もの男達を集めて、守ってもらう。最終的には主催打倒!
 さすが私、素晴らしいプランです!」
・・・・・・彼女の思考が素晴らしいかどうかはともかくとして。
思い立ったら即行動とばかりに、小隊長は立ち上がる。
想いを馳せるのは参加者名簿にあった、よく見知った名前。
「ハクオロは絶対ゲームに乗って無いですから、見つけたら即合流。
 ルルーシュは・・・・・・一応、保留しておきましょう。乗ってないなら仲間にしますけど。
 アーカードは絶対避ける。残りは私に対する態度と顔次第ですね」
そんな事をぶつぶつと呟きながら、小隊長はあらぬ方向へと歩き始めた。
・・・・・・彼女は別にスレ主でもなんでもないのだが、そんなことは関係ないようだった。

【生真面目小隊長@現実】
【ゲーム開始直後 一日目】
 [状態]:健康、興奮
 [装備]:グラーフアイゼン型ピコピコハンマー
 [道具]:支給品一式
 [思考]
  1:言うことを聞く仲間を探し、守ってもらう(ハクオロ等優先)
  2:危険人物は避ける(とりあえずアーカード)
  3:言うことを聞かない人はスレ主権限で排除
  4:自分が主人公となって、主催者に制裁をあたえる
771非日常の扉:2007/02/22(木) 21:09:32 ID:4a6JvNWQ
(もう、なんであたしがこんな目に遭うのよ!! )
あたしは、重すぎるナップザックを両手で抱えながら夜道をひたすら走っていた。
立ち止まったら、誰かに殺されるかもしれないと思ったからだ。でも、走っていても誰かに見つかってつかまったら殺されてしまうだろう。
なにしろあたしはまだ小学生で、おまけに運動だってクラスでもぜんぜんできるほうじゃない。
運動会の徒競走でもいっつもびりだ。
お母さんにはそのたびに
「運動もせずにパソコンばかりいじってるからそうなるのよ!! 」
なんて言われるけど、私には運動や勉強よりもインターネットのほうが楽しいんだ。
・・・・・・そのせいで、こんなことに巻き込まれちゃったっぽいけど。
(そりゃあ確かに、私はちょっといけないことをしたかもしれないけど・・・・・・)
私は最近、ある掲示板でSSを書いていた。でもそのSSを褒められたことは一度も無い。それどころか、その度に怒られた。
確かに私は以前に投下されたSSも読んでなかったし、登場してるキャラもあんまり詳しく調べなかった。
だけど私はまだ小学生なんだからそれくらい許してくれてもいいと思う。
なのに散々「空気読め」とか言われて(私はその度に「空気には文字は書けないから読めませんよーだ」とパソコンの前で頬を膨らませていた)
怒られた挙句に、下校中に誘拐されてこんな「殺し合い」なんかに連れてこられてしまった。
おまけに、ナップザックに入っていた支給品はスクール水着が一枚。嫌がらせかと思ったわよ。
そんなわけで、私は恐怖に怯えながら全力で走り続けていたんだけど・・・・・・
ああ、もうだめだ。普段からひきこもりにーとでロクに足を動かしたことも無い私は早くも力尽きようとしていた。
でもダメ、このまま倒れたら誰かに見つかって・・・・・・

どしん、と私は何かにぶつかった。その弾みで眼鏡が落ちる。あわてて眼鏡を拾い上げてかけなおした私の目の前に現われたのは・・・・・・
「ああ、なんだガキかよ。いきなりぶつかってきて何のつもりだ? 」
長身で、少し長髪のぞっとするほど恐ろしい目をした男だった。
疲労と恐怖が極限に達した私は、どうやらそこで気を失ってしまったらしい。


やれやれ、女かと思ったら子供だったか。
普段ならおいしく頂いているところだが、流石の俺も今はそんな気にはなれない。
なにしろオカルトじみたわけのわからん事件に巻き込まれ、マジで生きるか死ぬかって問題だ。
かといってこいつをこのままここに置いていくのも忍びない。ガキとは言えまずまずの上玉だしな。
なんでまた右手にスクール水着なんか握り締めているのかはわからないが・・・・・・
しかしまあ、連れていけばそれなりの付加価値を提供してくれそうだ。
俺は薄ら笑いを浮かべながら、気絶したガキの体を抱き上げた。

【一日目 0時30分(ゲーム開始から30分)】


【◆E3y/x3899E氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:気絶 小学四年生
[装備]:スクール水着
[道具]:支給品一式
[思考]
1:何でもいいから早く脱出したい
2:早くもとの世界に戻ってSSの続きを書く

【岸田洋一@鎖】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:◆E3y/x3899E氏を連れて行く
基本方針:生き残るのが第一目標だが、好みの女がいれば
     状況によってはいつも通りのことをする
772名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 21:33:29 ID:a4UP3m4K
>>770>>771もキャプテンを焦点に当てて書いてるかと思って
「ゲェーッ、キャラ被り!? こんな序盤から!?」とか心配してたら別人だったのねwwwww
書き手勢が一体どうなるのか実に楽しみだ
773名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 21:49:12 ID:hWO6YnzV
Eの人、よりによって最悪な奴に捕まったな
でもこれはもしや岸田の高槻化の序曲?
774んがっぐっぐっ!!!:2007/02/22(木) 22:03:40 ID:ln1azXUd
誰もいない空き地で明らかに狼狽している少年が独り…
「姉さ〜ん、どこにいるんだよー?」
「姉さ〜ん!」
大声で自分の信頼する者への呼びかけを行っていた
少年は普段の強気な表情は一切消え、すでに眼には涙を溜めていた
厳しい父に叱られて、拳骨をもらって流す涙がいかに幸せなものだったのだろう…
少年はそんなことをふと思ったが、一層に元の世界への寂寥の念が増すだけであった
(僕は一人ぼっちだ…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い)

半ばパニックに陥りかけた少年に懐かしい声がかかる
「お〜い磯野〜…」
この声は親友の声、そう…こんな風に呼びかけてくれたっけ、野球の誘いだ!
やっぱりこれは夢なんだ!後ろを振り向けば親友がバットとグローブ持って…
「…殺し合いしようぜっ!!!!」
ボウガンを片手に仁王立ちするかつての友の姿によって、脆くも希望は砕け散った…


【一日目 0時45分】


【磯野カツオ@サザエさん】
[状態]:狼狽、恐怖
[装備]:
[道具]:支給品一式
[思考]
1:サザエを探す
2:中島…

【中島@サザエさん】
[状態]:健康
[装備]:ボウガン
[道具]:支給品一式
[思考]
1:磯野はバカだなぁ、みんな殺しちゃえばいいんだよ〜
775名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 22:05:37 ID:i5aVtTme
>>773
俺は逆にいーさんが花を散らせる姿を妄想したよw
776リアルタイム・コンプレックス ◆1U9aQ7O4wM :2007/02/22(木) 22:47:00 ID:HAr1euKI
 結局、これは夢ではないらしい。
 いきなり目覚めたら『バトルロワイアル』!
 冗談じゃない。そりゃ確実に生き残れれば、やってもいいけどさ……
 この森だって不気味だし……
 でも名簿を見たら『カービィ』と『ドロッチェ』の文字!
 漏れが毎回使ってる、カービィキャラに会えるんだ!
 あ、さっそく見つけた! あの赤いシルクハットに大きい耳!
 あれは間違いなくドロッチェ!

 お〜い! ドロッチェ!
 ブチッ! 何かが漏れの首に引っ掛かり、そのまま跳ね飛ばした!
 苦しむ間も無かった。
 ざんねん! わたしのぼうけんはこれでおわってしまった!



「全く、危ないところだった」
 ドロッチェは痙攣を続けるその死体を、ただ見下げていた。
「ゲームに乗っている奴がいきなりかかってくるとはな……やはり油断は出来ないみたいだ」
 ドロッチェは死体が持っている銃を、自分のザックに押し込みながら、参加者の心理を少し考える。
 ……今の様な参加者は幾らでも居ると、容易に予測はついた。
「随分と無茶苦茶なゲームに招かれた様だが今、俺は死ぬわけにはいかないからな」
 その血で濡れた刀を払い、鞘にしまうとドロッチェはすぐにその場を立ち去った。
 その目にはまだ、微妙な迷いは存在しただろうか。
 だが、裏を返せばまだ彼は欲望に飲み込まれず、自制は出来ているのだ。
 彼の天秤は、どちらに傾くのだろうか。

 かくして、皮肉にもカービィ好きの書き手は、カービィキャラに命を奪われるのだった。



【一日目 0時10分 森エリア】

【ドロッチェ@星のカービィ】
[状態]:実に良好
[装備]:つるぎ@シャドウゲイト スミスアンドウエスン/残り七発@実在兵器
[道具]:支給品一式
[思考]
基本行動方針:取り敢えず敵は倒しつつ、仲間を集める
最終行動方針:ゲームから脱出


【リアルタイムカービィの人@テラカオスロワ書き手 死亡確認】
777其は殺戮における真理の伝達者:2007/02/22(木) 23:00:10 ID:RPHohGxN
きっかけはどのあたりだったろうか、と考える。
星痕症候群が完治し、そこから急に気が遠くなった時から、ではない。
ガラスの箱に閉じ込められているのに気付いた時から、でもない。
もっとタイミング的に新しいはずの、決定的な瞬間から。
とうにそれは、始まっていた―――

『これからみんなには、殺し合いをしてもらう』

「ああ、」
そうだ、そこからだ。
頭の中で燻り続けていた得体の知れない衝動が、突如私を支配し始めたのだ。
どう例えればいいのか―――自分が今まで信じていたものより、圧倒的に信憑性があるものを発見した瞬間のように。
目から鱗が落ちる程に、画期的なアイディアを閃いた時のように――それでいて比較にならない程、昂奮は大きい。
『悟った』という表現が、一番ソレに近い……私にはそう思えた。
―――こうやって思考を巡らす最中も、私が内包するソレは、暴走の兆候を示し続けている。まったく、抑えるのが大変だ。
何せ少しでも気【殺せ】を抜くと【射ち殺せ】すぐにあた【ズガンせよ】まが【1レスで殺せ】一杯になってしm【地の文にも出すな】aうの
だ【虐殺せよ】から、【思い知らせろ】こま【天】【KOROSE】っ【頃せ】【あぼーんしろ】【SATSUGAIせよ】た【斬刑に処せ】も【ガッ】のだ。
「……ふぅ、危ない危ない」
何時の世も、正しき人間には災禍が降り注ぐ。私も例外ではないようで、先ほどからこんな調子だ。
いかに私がそのものであろうと、あまりに正しすぎるという事実そのものに、私の頭が追いついていかない。もう長くはないだろう。
故に。
私が真理を留めていられるうちに、出来うる限り多くに人達に、この真理を伝えなければいけない。
何故か? そんなものは、いまさら聞くまでもあるまい。

―――それが【バトルロワイアルというものだ】から。

幸いにも、私に支給された武器は、真理を伝えるのに適した部類に入っているようだ。
私はその事実に安心しつつ、ソレの弾倉に『破壊弾』を装填していく。通常の弾薬と比べ、三倍もの殺傷性を誇るという、実に素晴らしい特殊弾頭だ。
これで頭部や心臓を狙えば、誰にでもほぼ間違いなく真理を伝えることができるだろう。人間とは、そういうイキモノなのだから。
弾数が少ないのは痛いが、元々私に与えられた時間は長くない。むしろ、十二分にお釣りが返って来るぐらいである。
私は何時でも取り出せるよう、懐に予備弾丸を隠しつつ、装填完了した銃を肩から吊り、ゆっくりと立ち上がった。
―――さあ、止まっていたり、迷っているヒマはない。着実に確実に迅速に効率よく真理を伝えていかなければいけない。
―――誤った者達を導く。それこそが、今の私にできる精一杯なのだから。
コンパスで北……人が多く集まるであろう、市街地の方向を確認し、私は力強く歩き出した。
ヒトの命は儚い。
その真理を、実体験と共に知ってもらう為に。



【7-H:南部】

【一日目 0時20分】
【ルーファウス@ファイナルファンタジーZ】
[状態]:悟りの境地
[装備]:バリアント(破壊弾×5を装填済み)@FF8
[道具]:破壊弾@FF8×15 支給品一式
[思考]:商店街を目指す
基本方針:バトルロワイアルというものを全員に思い知らせる
778 ◆hXvyVozAPo :2007/02/22(木) 23:00:18 ID:Azzd/2+f
オープニングについてですが、
語り部の少女=◆6/WWxs9O1s氏
右にいた男=ルートFの人
ってことでお願いします
779名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 23:03:08 ID:Azzd/2+f
あと>>776
り、リアルタイムカービィの人ぉぉぉぉぉぉぉ!!
玉子以外最初の死者は彼か・・・・・・
皆様力作お疲れ様です
780名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 23:52:50 ID:HAr1euKI
ウィキの表記がカオスルートとロウルートに別れているから、取り敢えずタイトルにどちらのルートか付けた方が良いな
781名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 00:18:08 ID:kklIU5FQ
中島、今回もマーダー化するのかww
782ロウルート 混沌の物語:2007/02/23(金) 00:58:13 ID:Pl2PdQj5
ホテルの一室。
彼は、支給されたディパックの中をあさりながら考えた。
(これは、報いなのか?)
そうだろう。何はともあれ自分達は、命を弄び過ぎた。
その報いだ。
(…私を含めて書き手は5人。ドロッチェの人とキャプテンはともかく、他の二人なら何とかなるだろう。いくらなんでも、こんな形で死ぬのはゴメンだ)
そう思い、自らの支給品を掴んだ瞬間。
辺りは、闇へと包まれた。
同時に聞こえた声は自分の物を除いて一つ。
「―――それでは、君の願望を聞こうか」


数十分後。ホリエモンは、ホテルの一室に足を踏み入れた。
理由は簡単。そこに人がいたから。
彼は、その人物から支給品を奪い、殺すつもりだったのだ。
(このような事態も、「想定内」だ)
戦って、騙して、生き残る。
なんら変わりは無い、いつもの会社と同じだ。
支給された日本刀を構えて部屋に踏み込んで、
そして、視界を闇に塗り潰された。
「な!?」
ホリエモンは、視界を再確認する。
見えたのは、闇の中に文字通り浮かび上がる男。
無防備な男に切りかかろうとして、体が動かないことを悟る。
そして聞こえて来たのは、幾多もの表現し難い声。
耳をすませれば、それが怨みの類いの声であることは知れた。
783名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 01:08:30 ID:Kd2nkWQP
連投規制喰らってる?
784ロウルート 混沌の物語:2007/02/23(金) 01:18:18 ID:Pl2PdQj5
こちらをあちらへと引きずり込もうとする声が、もはや耳を塞いでも聞こえてきて、
目の前には、頭を砕かれ、焼かれ、地にまみれた幾多の死体が近づいてくる。
全身に生暖かい液体がかかり、それが血であると悟ったとき、彼は何も考えられなくなって、叫びながら逃げだした。

「行ったのか」
できればあのまま引きずり込みたかったが、あの様子なら問題無いと追わなかった。
彼―――Fルートの人は、自らの支給品である神野陰之によって、「電脳の物語」を広められるようになっていた。
彼がこの物語ですることは唯一つ。
「主催者に、この物語を見せてやる」

【D-1 ホテル 1:30】
【Fルートの人@書き手】
[状態]:健康、魔王化。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、神野陰之
[思考]1:仲間を集めて主催を打倒。
2:マーダー等には容赦しない。
陰之はディパックの中に入ってます。

【D-1 ホテル外】
【ホリエモン@現実】
[状態]:発狂
[装備]:日本刀
[道具]:支給品一式
[思考]:発狂
785名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 01:20:19 ID:Pl2PdQj5
携帯で投下してたらいきなり圏外になった。
陰之の呪いか?
786名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 01:21:05 ID:c8HPex38
GJ!!
こええええええ!!さすがはあの人と言うべきか・・・・・・
787ころしや? ころばしや?:2007/02/23(金) 02:05:12 ID:MZsAY2PW
私が目を覚ました場所は遊園地と呼ばれる遊技場だった。
地図ではB-8に当たる場所だ。
これ幸いに隠れる場所はたくさんあった。
それは他のものにとってもそうなのだが、何分この殺し合いは始まったばかり。
皆も状況の確認に追われているだろう。
私はそう考え、建物の一つに入って支給品の確認をする事にした。

「ふむ、この金貨を入れて名前を呼ぶだけで相手を転ばせることができる……か。
疑わしいが、試してみるほかないだろうな」
付属の金貨を手に取りいれる。
「さて、誰の名前を呼ぶかな」
名簿とにらめっこしながら考えると、遠くから声が聞こえた。
「ハクオロさーんっ!」
声のほうを向くとエルルゥがこちらにはs

ダギュン!

ゴキッ



【B-8 遊園地の建物内部 0:30】
【エルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:呆然。
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:え……ハクオロさん?

【ハクオロ@うたわれるもの 死亡確定】
※ハクオロの支給品(ころばし屋他)はハクオロの死体のそばに落ちてるよ。
788名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 06:21:39 ID:kklIU5FQ
ちょwwwwwwwww
789名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 11:11:04 ID:rs3Wnzwb
おまwwwww
転んで首の骨折って死亡って事かwwwww腹いてえwwwww
790名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 13:36:50 ID:zrkREORP
>>787
ロワ史上トップレベルの情けない死に方だなw

転ばし屋は十円玉で起動するから入れるのは金貨ではなく銅貨だと思う
791悲劇再び:2007/02/23(金) 13:56:39 ID:6wwFFqcm
「転んで首の骨が折れかと思ったが、そんなことなかったぞ」
「さすがハクオロさん!」



ダギュン!

ゴキッ



【B-8 遊園地の建物内部 0:30】
【エルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:確信犯
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:あれ……ハクオロさん?

【ハクオロ@うたわれるもの 死亡確定】
※ハクオロの支給品(ころばし屋他)はハクオロの死体のそばに落ちてるよ。
792787の修正版:2007/02/23(金) 15:05:22 ID:R+7IeR5F
私が目を覚ました場所は遊園地と呼ばれる遊技場だった。
地図ではB-8に当たる場所だ。
これ幸いに隠れる場所はたくさんあった。
それは他のものにとってもそうなのだが、何分この殺し合いは始まったばかり。
皆も状況の確認に追われているだろう。
私はそう考え、建物の一つに入って支給品の確認をする事にした。

「ふむ、この銅貨を入れて名前を呼ぶだけで相手を転ばせることができる……か。
疑わしいが、試してみるほかないだろうな」
付属の銅貨を手に取りいれる。
「さて、誰の名前を呼ぶかな」
名簿とにらめっこしながら考えると、遠くから声が聞こえた。
「ハクオロさーんっ!」
声のほうを向くとエルルゥがこちらにはs

ダギュン!

ゴキッ



【B-8 遊園地の建物内部 0:30】
【エルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:呆然。
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:え……ハクオロさん?

【ハクオロ@うたわれるもの 死亡確定】
※ハクオロの支給品(ころばし屋他)はハクオロの死体のそばに落ちてるよ。

>>790
気付かなかった、指摘サンクス。
793名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 16:00:39 ID:6wwFFqcm
「あれ? ここ何処だ?」
気が付いたら、俺は見知らぬ映画館の中にいた。
おかしいな……。自宅のPCでカオスロワ第二期のOPを書いて投下してたはずなのに。
いつの間に映画館なんかに?
もしかしたら記憶障害か何かかなぁ……。
そこまで考えてふと異変を感じ、自分の首に触れてみる。

「何だこれ……、え、首輪? 嘘だろ」

近くにあった鏡を覗いて見ると、首輪を嵌めた俺の姿が映っていた。
なんという悲劇……。
何故か巻き込まれてしまった。
この状況は間違いなくバトルロワイアル。
「最低だ……なんで俺が参加してるんだよ。わけがわからねえ」

「それはね、君がOPを書いた書き手だからだよ」

ゾクッっと背筋に悪寒が走る。
突然、頭の中に直接男の声が聞こえてきたのだ。

「何を驚いているんだい? 君もここが非日常の世界だと理解しているんだろう?だったらテレパシーぐらいで驚くなよ」
頭の中に次々と声が流れ込んでくる。
「君はもしかしてセワシ……君か?」
「そう、僕はセワシ」
飄々とした喋り方でセワシは答える。
マジか。こんなのありか。
殺し合いとか最低だぞ。
「元の世界に帰してくれ」
怒りに震える声を押し殺しながら、俺はできるだけ冷静を装う。
「ははは、いきなり命乞いかい? 面白い人だなあ。……それはできない相談だね」
あっさりと断られ、少し落胆する。
「まあ、帰してやらない事も無いけど……一つ条件がある」
「条件だと?」
「その条件はこのゲームで生き残ることだよ!あははははははははははははは!」
甲高い笑い声を最後に、セワシの声は聞こえなくなってしまった。

俺は一人、暗い映画館の中で支給品を確認した。
俺の支給品は拡声器が一つ。
なんというお約束……。
持ってるだけで死亡グラフが立っていく。
この支給品は間違いなく嫌がらせ。
「ふざけやがって……殺し合いだと? リアルでそんなことできるかよ」
元の世界に帰る方法は生き残るだけ?
違うだろ。
帰る方法はもう一つあるじゃねえか。
俺は首輪についているはずの盗聴器に聞こえるように大声で叫んだ。

「セワシ! 俺はテメェの狂ったゲームには絶対乗らねえ! 最後まで足掻いて足掻いて、脱出してみせる!
 この最低のゲームを、最高のハッピーエンドで終わらしてやるよ!」

無人の映画館に、俺の雄たけびが空しく響いた。


【E-7 映画館 0:30】
【◆hXvyVozAPo@書き手】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:拡声器、支給品一式
[思考]1:ゲームを終わらせて、元の世界に戻る。
2:キャプテンといーさんには容赦しない。
794名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 16:03:03 ID:6wwFFqcm
いきなりキャラ増やしてしまいました。
サーセンwww

あとタイトルは 「一人目の飛び入り参加者」 で
795二度あることは三度ある:2007/02/23(金) 16:35:42 ID:KE6dSJI6
「あやうく死ぬところだった……」
「いえ、完全に死んでましたよハクオロさん」



ダギュン!

ゴキッ



【B-8 遊園地の建物内部 0:30】
【エルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:確信犯
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:やっぱり……

【ハクオロ@うたわれるもの 死亡確定】
※ハクオロの支給品(ころばし屋他)はハクオロの死体のそばに落ちてるよ。
796二度あることは三度ある:2007/02/23(金) 16:36:29 ID:KE6dSJI6
「さっきから何なんだ?」
「そんな……この病気は……まさか……」

何事もなかったかのように起き上がるハクオロを見て、エルルゥの顔がみるみる青くなっていく。
そして、震える声で一つの病気の名を吐き出した。

「野比玉子シンドローム!」


        ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
         cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ| ←ナワヤ、タナカ、コイズミ
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
 j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
     :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
      \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
  u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
             u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
          _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
 ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
       ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
      /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i




「何度でも際限なく死に、生き返る最悪の病気! 別名ディアボロ症候群! このままだとネタキャラになっちゃいますよハクオロさん!」
「既に手遅れだと思うが……」

悲嘆に暮れるエルルゥの横でドアが開き、セーラー服の少女が姿を現す。


   |┃
   |┃三    ,ィ, (fー--─‐- 、、
   |┃.    ,イ/〃        ヾ= 、
   |┃   N {                \
   |┃  ト.l ヽ               l ←長門
ガラッ.|┃ 、ゝ丶         ,..ィ从    |
   |┃  \`.、_    _,. _彡'ノリ__,.ゝ、  |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ    <  話は聞かせてもらった。
   |┃.    |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ     |   私がなんとかする。
   |┃三  ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐'  ,ン       \____________
   |┃      l     r─‐-、   /:|
   |┃三     ト、  `二¨´  ,.イ |
   |┃     _亅::ヽ、    ./ i :ト、
   |┃  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、
   |┃    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l
797二度あることは三度ある:2007/02/23(金) 16:37:46 ID:KE6dSJI6
「君は……」
「私の異次元同位体が全て知っている。あなたが殺し合いで生き残ることは不可能」
「どういうことだ?」

少女――長門有希は説明を始める。

「原因はキャプテン、別名生真面目小隊長。この小物のせいで何人かの参加者は予め死が決定されている。あなたはまだマシなほう。
 ゼロの世界の参加者はもっと酷い目にあっている……蒼い槍兵に殺された異次元同位体からの情報」
「その、異次元同位体というのは?」
「別の世界の長門有希。人喰い双子の片割れと行動を共にしている長門有希やトラックに乗っている長門有希がいる。
 同期を求めることで情報を手に入れることが可能」

なんとか状況を把握したハクオロが溜息を吐く。どうやら自らの運命を受け入れたようだ。

「それで、私の病気を治す方法というのは?」

ハクオロの問いに長門が頷き、着物越しの腕に噛み付いた。

「情報を書き換えた、これで死ねる」
「そうか……もう、死んでもいいんだな?」
「そう、早く元いた場所に戻ったほうがいい。向こうはホテル戦で大変だから」
「では、逝くことにするよ」

そう言い残すと、ハクオロは光になって消えた。もう復活することはないだろう。

「これで……よかったんですよね?」
「いい」

後には、満天の星空だけが広がっていた。
798二度あることは三度ある:2007/02/23(金) 16:38:25 ID:KE6dSJI6



【B-8 遊園地の建物内部 0:30】
【エルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:さようならハクオロさん……

【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】 
[状態]:健康  B-1からイーグル号で飛ばしてきたため若干の精神的疲労
[装備]:ナイフ
[道具]:支給品一式
   :イーグル号@ゲッターロボ!
[思考]
 1 ゲームからの脱出
 2 イーグル号を使いこなせる人間を探す
 3 イーグル号をどこかに隠す

【ナワヤ@MMR】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:な、なんだってー

【タナカ@MMR】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:な、なんだってー

【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:空気皇
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]1:不明

【ハクオロ@うたわれるもの アニロワ死者スレに送還】
※ハクオロの支給品(ころばし屋他)はそこらへんに落ちてるよ。
799名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 16:41:16 ID:KE6dSJI6
>>794にならって俺もキャラ増やしてみた。フヒヒ、サーセンw
800名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 16:56:41 ID:b7CKOewH
>イーグル号で飛ばして来た為 精神的疲労
待て待てw
Mach 0.8で飛ぶんだから肉体的疲労が凄すぎる筈w
っていうか少し前の話で長門はイーグル号を隠したんじゃなかったのかw
801名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 16:58:10 ID:K/gvO2rS
早くもリレーが考慮されてない…
802名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 17:05:05 ID:Kd2nkWQP
>>795-799
GJ!
っていうかMMRは何処から涌いて来たww


>>800
多分、隠してすぐ他ロワの長門と情報交換して、キャプテンの脅威を知り駆けつけてきたんじゃね?
少なくともリアルタイムロボ厨よりは好感が持てるし、生暖かい目で見守って行こうじゃないか。
始まったばかりだしさ。何よりカオスだし。
803名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 17:06:31 ID:c8HPex38
素直に名簿にいるキバヤシ出せばいいのに
804名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 17:09:38 ID:b7CKOewH
>>802
いやそういう意味では無く長門じゃイーグル号を飛行させる事は無理だろうという意味で言ったんだが。
まあ戦闘機は車輪があるし走行させた、という意味で「飛ばして来た」んならまだ理解できるけども。
805名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 17:13:54 ID:R+7IeR5F
目立たせるのは良くないと思い隠そうとしたのに
飛ばして来るのもおかしな話だとは思うけどね
806サザエ、ついうっかり〜in the 2nd〜 ◆6/WWxs9O1s :2007/02/23(金) 17:33:40 ID:c8HPex38
流石の俺も、今回は参っていた。
死線は人並み以上にくぐってきたつもりだが、直に命のやり取りをしたことなどはないし
ここじゃあ俺の持ってる才能も生かしようが無い。
「カツオー!! カツオどこにいるのー!! 返事しなさーいぃ!! 」
さっきから知らない女の声が聞こえるのだが・・・・・・正気だろうか?
いきなり「殺し合いをしろ」なんていわれて素直に従う奴はそれほど多くは無いだろうが、
だからってわざわざ自分の居場所を不特定多数に教えるような真似をするのは自殺行為だ。
いや、あるいは人をおびき出してから殺そうという作戦か。いや、それにしてはリスクが大きすぎる。
おまけにこいつは、叫び声を上げながら森を移動しているようじゃないか。
さすがに俺は放っておけなくて、その声のする方に近づいていった。

そこにいたのは奇怪な髪形をしたおばさんだった。
始めは妖怪かと思ったくらいだ。実際、さっきまで拘留されていた部屋には化け物としか思えない連中も多くいた。
「おいおばさん、そんな風に声をだしたら・・・・・・」
「おばさんですって!? わたしはまだ24歳よ!! 」
それは驚きだ。はっきり言って老けている。
「そいつは失礼。それよりもそんなに大声を出して、このゲームに乗った奴に見つかったらどうするつもりだ? 」
するとその女は「あちゃー」とでも言いたげに自分の額を叩いた。
「そうだった。うっかりしてたわ」
うっかりって・・・・・・やはり作戦とかじゃなかったのか。
「教えてくれてありがとう。なにかお礼を・・・・・・」
そういってバッグをまさぐる女。
「おいおい、あんたの食料や支給品を俺に渡しちまったら困るんじゃねえのか? 」
「あー、そうだったうっかりしてたわ」
再び額を叩く女。俺はひょっとして余計な奴に関わってしまったのだろうか。
「そうだあなた、もしよかったら私の弟を探すのを手伝ってくれない? 」
別に俺の知り合いは連れてこられていないようなので、俺には探すべき人はいない。
それにこの女、ほっとくと死にそうだしな。普段なら他人が死のうがどうしようが気にしない俺だが、
今回は味方になる可能性のある人間は一人でも減らさないほうがいいと判断した。
「わかった。しかし俺の支給品はただの三輪車だ。あんたには武器はあるのか? 」
「もちろん!! ほらこれ、レザーが出る銃よ。なかなかの当たりじゃない? 」
「ほお、確かにこれはいい品だな」
「ほらほら、このボタンを押すと・・・・・・」
次の瞬間、レザーガンは火を噴いた。
レーザーは俺の耳元を掠めて飛び、俺のすぐ背後にあった木を焼いた。
そして、その木の上から子供の焼死体が落ちてきた。
「あちゃーいけない、またうっかりしてたわ」
「おばさん・・・・・・」
807サザエ、ついうっかり〜in the 2nd〜 ◆6/WWxs9O1s :2007/02/23(金) 17:34:37 ID:c8HPex38
【一日目 1時】

【地点:1−F(森の中)】


【赤木しげる@アカギ】
[状態]:やや気が重い
[装備]:タラちゃんの三輪車@サザエさん
[道具]:支給品一式
[思考]
1:サザエの弟を探す
2:味方を集めて脱出方法を探す
基本方針:人殺しはしたくないが、襲われたら容赦はしない

【フグ田サザエ@サザエさん】
[状態]:健康 おっちょこちょいモード
[装備]:プラズマ兵器
[道具]:支給品一式
[思考]
1:カツオと合流
基本方針:どうにかしてここから抜け出し、晩御飯の買い物に行く

【風間トオル@クレヨンしんちゃん  死亡】
808伝説の風来人:2007/02/23(金) 18:30:59 ID:PMV4Fr0v
シレンは、いわゆる風来人のレッテルをはられている。
テーブルマウンテンの風来人を必要ないのにブチのめし、いまだに山頂の町より先に進めないヤツもいる。
イバるだけの脳なしなんで気合を入れてやった鬼はもう2度と村を襲いにこない。
買い取り価格以上の高い商品を売ってる店には代金を払わないなんてのはしょっちゅうだ。
だが、そんなシレンにも吐き気のする『悪』はわかる。
『悪』とはてめー自身のためだけに弱者を利用しふみつけるやつのことだ。
ましてや命を軽々しく弄ぶなど!
この殺し合いの主催者がやったのはそれだ。
この『殺し合い』は舞台がどこかも法律で裁けるのかも分からない。
だから、シレンは自身で殺し合いを止め、主催者を裁くことにした。
三度傘を深くかぶり、青と白の縦縞模様のマントをひるがえし。
口には何かの植物の茎を加え、彼は進む。
「ふも、ふもふもっふ(まずは、首輪をなんとかしねえとな)」
その姿は、どうみても遊園地のマスコットだった。

【一日目 0:10】
【B-8 遊園地の入り口付近】

【シレン@風来のシレンシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:ボン太君スーツ(戦闘仕様)
[道具]:支給品一式
[思考]
1:首輪を外す。
2:バトルロワイアルを攻略し主催者を倒す。
3:出来る限り人殺しはしない。(でも、風来人なんで人外はあまり気にしないで殺します)
[備考]:トレードマークの三度傘とマントはボン太君スーツの上から着けています。
また、ボン太君の口で植物の茎をくわえていて、ボン太君の頬に十字の傷痕が刻まれています。

809悲劇の始まり:2007/02/23(金) 19:14:24 ID:Z6M9FxcT
「一体、どうなっとるんだ・・・・・・」
放課後校外の見回りをしている途中で誘拐され、わけのわからないところに連れてこられた上に
殺し合いをしろと言われる。
それも、自分の生徒までもが二人も巻き込まれているのだ。
「野比、剛田。無事でいるんだぞ」
どうやらここは図書館のようだ。先生は動き始める前にまずは自分の荷物を支給品を確認することにした。
前回の失敗を教訓にしたのである。
しかし、生徒達を守るに足る武器が入っていることを期待して開けたナップザックの中に入っていたのは・・・・・・
「なんじゃ、こりゃあ・・・・・・? 」
いや、先生でもそのくらいのことは死っている。
最近テレビなんかでよく見る「メイド服」という奴だ。
そういえば、骨川が学校に持ってきたメイドさん写真集を激怒して取り上げたこともあった。
しかし、なぜこれが支給品なのか?
混乱する先生の目に入ったのは一枚の紙だった。
『メイド服型防弾スーツ 一部の銃弾を防ぎます』
・・・・・・
先生は少し迷った末、着ないことにした。
そして地図を広げて現在位置を確認する。この図書館から南にいくと、商店街があるようだ。
そこにはおそらく人が集まってくるだろう。殺人者も集まる可能性はあるが、野比たちに出会える可能性は高い。
しかし、北西にある学校も気になる。ここにも殺し合いを恐れた人が隠れようとして集まるかもしれない。
どちらに進路を取るべきか先生が思案していたとき・・・・・・
「とりゃあああああああ!! 」
突然雄たけびを上げながら、髪にリボンを結んだ少女が飛び掛ってきた。
そして振りかざしたビンを先生に振り下ろそうとする。先生はとっさに後ろに下がってそれをかわした。
ビンは床にぶつかって割れ、ビンの中の液体が先生の服にかかった。
「すまないが、少し眠ってもらうぞ」
先生は少女の鳩尾に拳を叩き込んだ。少女は一瞬にしてバランスを崩し、後ろにあった本棚に頭をぶつけて倒れた。
失神した少女を見て、先生は安堵の息を漏らす。かわいそうに、こんな異常な状況下で錯乱したのだろう。
(ところでさっきからやけにスースーするのは気のせいか・・・・・・)
そう思って自分の体を見下ろした先生は、驚愕の余り悲鳴を上げた。
スーツがほとんど溶け、シャツや下着すらもぼろぼろになっていたのだ。
「そうか、硫酸のような薬品が入っていたのか・・・・・・」
割れたビンと、異臭を漂わせる液体、そして倒れた少女を前にして先生は途方にくれた。
その目に、あのメイド服型防弾スーツがちらりと入った。


【一日目 0時30分】
【H-3 図書館】

【先生@ドラえもん】
[状態]:健康 やや破廉恥な服装
[装備]:メイド服型防弾スーツ
[道具]:支給品一式
[思考]
1:この状況をどうにかする
2:早く生徒達のもとへ・・・・・・
行き先を商店街にするか学校にするか迷っています

【朝倉音夢@D.C】
[状態]:失神
[装備]:硫酸入りのビン三本
[道具]:支給品一式
[思考] 不明

*先生の服の大部分は硫酸で溶かされました
そして先生の支給品はメイド服型防弾スーツです
810名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 19:41:53 ID:kklIU5FQ
名簿とマップつけたほうが面白いなこれww
811 ◆qSSOg86y8s :2007/02/23(金) 21:44:47 ID:FVL5yK6K
ちょwwww
久々にスレ覗いてみたら、俺が参加者扱いになっとるwwwww
812魔法老人リリカルかみなりA’s ◆hXvyVozAPo :2007/02/23(金) 21:55:57 ID:OB/mtx8l
「まったくけしからん!! 最近の若者は!! 」
かみなりさんが送り込まれたのはホテルの一室だった。
正気に戻るなり、かみなりさんはいつもの調子で怒りを口にした。
殺し合いなどという馬鹿げた遊びに、知っている子供も含めた多数の人が巻き込まれている。
これ以上主催者達の好き勝手にさせるわけにはいかない。
ずっとこの部屋に鍵をかけて潜んでいればしばらくは生き残れるかもしれないが、かみなりさんはそんなことをするつもりなどなかった。
「何か強力な武器があれば、老いたワシでも戦える!! 」
そんな期待を込めて開いたナップザックの中には・・・・・・
「なんじゃ、こりゃあ・・・・・・」
どうみてもハズレだった。見た目の印象は、よくおもちゃ売り場で売っている子供向けの魔法の杖。
まあ、何もないよりはマシかもしれないが武装としては心もとなかった。
(銃とは言わないまでも、せめてナイフくらいは欲しかったのお・・・・・・)
そう、落胆にくれるかみなりさんの耳に、見知らぬ女性の声が響いた。
『How do you do, my master ? 』
「ひいっ!!」
敵襲かと思って飛び上がる。しかし、当たりには誰の姿も無い。この部屋にいるのは自分と・・・・・・
『Should not we behave early ? 』
「まさか・・・・・・お前が喋っているのか? 」
かみなりさんはその杖を見下ろす。
『Yes, of course』
「ま、待て待て、ワシは尋常科しか卒業しておらんので英語などさっぱりだから・・・・・・」
『Then, how will you do next, master ?』
「だから、わからんというのに!! 」
『You are temperamental』
「ちょっと待て、今のは流石のワシでもわかったぞ!! 」
怒りに燃えて、その杖を床にたたきつけるかみなりさん。
杖は、悲鳴に近い声を出して真っ二つに割れた

【一日目 0時半】
【7−C リゾートホテル】


【かみなりさん@ドラえもん】
[状態]:健康
[装備]:レイジングハート
[道具]:支給品一式
[思考]
1:なんじゃこりゃあ?
2:この殺し合いを止める。特に知り合いとは早く合流したい

【レイジングハート@魔法少女リリカルなのは】
[状態]:重症
813 ◆hXvyVozAPo :2007/02/23(金) 21:58:19 ID:OB/mtx8l
>>793
うはwwwwwwwwww
俺も参加させられてるw
つーか俺こんなカッコよくねえw
814天から来るもの:2007/02/23(金) 22:21:57 ID:K/gvO2rS
古びた街灯が照らす薄暗い空き地
子供の遊び場であったろうその場所は、今や恐怖と支配の緊張感で支配されていた

「な、中島なにかの冗談だろ?そ、そんなもの下ろせって、なぁ…」
「磯野はバカだなぁ〜。あんな大声で身内を呼ぶなんて、ははは」
坊主頭の少年はその場の雰囲気に押しつぶされるように地面にへたり込んでいる。
へたり込む少年に向かってボウガンを構える眼鏡の少年。
「無力で怯えた小学生がここにいますよーって、言ってるものじゃあないか。まぁ、昔からバカだっけ」
「わ、わかったからさぁ…僕がバカで構わないよぉ。だからそれを下ろせってなっなっ?」
なぜこんなことに?中島は僕の親友で、よく野球をして、一緒に怒られて…
でもっ…これがあの中島っ?
怖い…なんで僕に弓矢をむけるの?とにかく怖いっ!!!!!!

「ふはは、それが同級生に見せる態度かい?なっさけないなぁ〜」
「よぉし、長年の付き合いだ一つチャンスをやろう」
中島が眉間に狙いを定めていたボウガンが宙を向ける
「え?チャンス?助けてくれるのかい?中島っ」
「だっから!単なるチャンスだって言ってるだろう、磯野っ」
「ぐはっ!」
助けてくれると思ってすがりついた中島の足が大きく振られ、顔面に勢いよく蹴りが入る
「ぶっ、ぶばぁ…なじで?ながじばぁ…」
大量の鼻血が噴きだす、呼吸ができないっ
「僕の言うこと聞いたら助けてやるって言ってんだよぉぉおおお、分かるかい磯野ぉぉぉおお!」
「な、なじをずればいいの?、なんでぼするがらぁ〜〜!」
うまくしゃべれない、歯も折れているかもしれない…
中島は返り血を浴びないように、一歩下がりながら悠然と話し続ける
「磯野っ、サザエさん殺してよ。君もここにお姉さんが来てるの知ってるんだろう?名簿にあったもんなぁ」
「ヴェ?なんでねぇさんを?」
「僕は優勝したいんだ、そのためには出来るだけ無傷で参加者を殺さなければならない」
「弟の君相手ならサザエさんも油断するだろう?」

僕に姉さんを殺せだって?
なんてことを言うんだ…中島の眼が、眼鏡が光って見えない
眼を見たい、そんなの冗談で言ってるんだろう?中島…
「なぁんだ、出来ないのか磯野?いっつもサザエさんの悪口ばかり言ってるのに、日頃の恨みを晴らすチャンスじゃないか?」
「ぞ、ぞんなごといっでも…姉さんは姉さんだじ…」
「じゃあ、用無しだな…死ねよ、磯野っ」
ガチャリという音とともに中島がボウガンを眼前に構えなおす
僕はもう死ぬんだ…姉さん、お父さん、お母さん、ワカメ、タラちゃん、タマ……えぇと……えぇと…マスオさんっ
自分を狙うボウガンを直視できずに頭を抱え伏せる
もう…だめだ

815天から来るもの:2007/02/23(金) 22:24:34 ID:K/gvO2rS
「チェエストォォォーーーッ!!」
突然、上空から奇声が降ってくる
「ぐあっ!ぼ、僕の腕がぁぁぁあああ」
坊主頭に何かが滴り落ちる、抵抗のない地肌を伝い、顔を流れる
血?誰の?
恐る恐る見上げるとそこには、片腕を落とし鮮血を流す中島がいた
そして、中島に向かい合う形で長髪の優男が光る剣を構えている
「バトロワの重力の井戸に引き込まれるのはごめんだ、そうだろ少年っ?」
「え?は、はいっそうでずっ」
何を言われたのかサッパリ分からなかったが、何故か心から同意する自分に驚いた

「上空から不意打ちだとぉぉ?卑怯なっ。しかし僕の武器は飛び道具だ、さらに僕には野球で鍛えた反射神経がある!」
片腕を失いながらも冷静な中島が、俊足で植え込みに駆け込んだ
「さらにっ!!その光る剣失敗だったなぁ!死ねぇ、ロン毛野郎っ」
ビンッ!!!
矢の放たれる音が空き地に響く
「あぶばいっ!…」
「案ずるな少年っ、そこぉっ!!」
ブーゥゥン、ビインッ
暗くて全然見えなかったのに、ロン毛の男の人はいともたやすく矢を弾いてしまった
「ちなみに言わせてもらうが、これは近接戦闘だけができるわけではないらしい」
光る剣を繁みに向けると、不意にその刀身が光線となって発射された
「ぐぅああああああ…」
「そういうことだ、すまないな中島」

816天から来るもの
僕のことを助けてくれたのはシロッコさんという人らしい
確かに名簿にも名前があった
話を聞くと僕が大声で姉さんを呼んでいたときから、頭上の木の枝に隠れていたらしい
「少年、いやカツオ。君はお姉さんのことを随分と信頼しているらしいな、どんな人物か教えてもらえないか?」
「姉さんですか?普段はおっちょこちょいで怒ってばかりなんですけど、本当は一番の家族思いで…」
「で?」
「面白くってみんなのことをグイグイ引っ張って行ってくれる町内の人気者です」
「そうか、カツオわたしは人類をより良い方向へ導けるのは優れた女性だと思っている」
「はぁ…」
「ふふふ、分かったふりをしなくても良いのだよ。まずは君のお姉さんを探しに行こうか」
「は、はいっ!」
はっきり言っておかしい人かもしれない
でも、いちお助けてくれたし、姉さんを探してくれるとなったらついていくしかないっ
それに…なにかひきつけるものがあるんだよなぁ、この人


【H-4 空き地 1:30】
【磯野カツオ@サザエさん】
[状態]:顔面軽傷
[装備]:ボウガン(元中島の支給品)
[道具]:支給品一式
[思考]1:サザエを探す
2:シロッコについていく
自分の支給品の確認はまだです

【H-4 空き地】
【シロッコ@Zガンダム】
[状態]:健康
[装備]:ライトセーバー@スターウォーズ
[道具]:支給品一式
[思考]:1:優秀な女性を探し、生き残らせる
2:サザエという女性に魅力を感じる
3:主催者打倒の可能性を探る