スクールランブルバトルロワイアル7

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1名無しさん@お腹いっぱい。
過去スレ
スクールランブルバトルロワイアル企画スレ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1154778020/l50
スクールランブルバトルロワイアル1
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1156428111/l50
スクールランブルバトルロワイアル 2学期
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1157296492/l50
スクールランブルバトルロワイアル3
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1157782197/l50
スクールランブルバトルロワイアル4
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1159962219/
スクールランブルバトルロワイアル5
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1163107013/
スクールランブル・バトルロワイアル 6学期
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/subcal/1164901909/l50

仮まとめサイト
http://netabaremk2.fc2web.com/brmain.html

データサイト
スクールランブルスレ@2ch、分校。
http://tenma.web.infoseek.co.jp/

下記のルールを守れない方はこのリレー小説への参加・閲覧をご遠慮下さい。
・書き手も読み手もお互いを尊重しましょう。どちらもいなければリレー小説は成り立ちません。
・荒らし目的の投稿や発言は完全無視しましょう。また、そういった目的の作品はNGとなります。
・派閥の話は控えましょう。また、他の派閥を攻撃・批判するような発言はやめましょう。
・よそはよそ、うちはうちです。他のパロロワと比べて〜といった意見はやめましょう。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:35:52 ID:cxLDufPc
書き手のルール
・まず、まとめサイトの基本ルールを読みましょう。また、予約ルールは必ず守って下さい。
・矛盾がある場合、修正や破棄を求められる場合があります。その場合は応じて下さい。(正・破棄対象の矛盾については作品のルール参照)
・予約がされていた場合、予約されたキャラを後々自分が使うなど言って予約者を混乱させないようにしましょう。
・また、作品投下後に「この展開だと自分の話が書けない」といった文句を言うのはやめましょう。
・自分の気に入らない展開という理由で批判をするのはやめましょう。
・読み手があってこそのリレー小説です。常に読み手がいる事を意識し、投下前に十分推敲して下さい。
・自己リレーは出来るだけ控えましょう。しかし他に書き手がいない場合などはその限りではありません。(自己リレーする時の注意点は投下のルール参照)
 自己リレーかどうかの判断は、以下の例に従って判断して下さい。
 例)自分が書いたキャラAの投下後に別の作者が他のキャラBCDをAの近くに移動させた場合
   →Aを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たらず。
   →BCDを書いた作者がABCDの話を書く:自己リレーに当たる。
 要するに、自分の投下後に他の作者が自分の投下キャラの状況に変化を齎す場合は自己リレーに当たりません。
 逆に、自分が投下して生じた展開に更に連続で他のキャラを絡めた場合は自己リレーとなります。


読み手のルール
・自分が気に入らない展開という理由で書き手を批判するのはやめましょう。
・書き手があってこそのリレー小説です。書き手の創作意欲を削ぐような批判や誹謗・中傷はやめましょう。
・NG・修正要請の必要を感じても発言はマイルドにお願いします。厳しすぎる言葉は作者の創作意欲を削ぎます。
・ルール違反や荒らしでもない作者を追放・批判するような事はやめましょう。
3名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:36:27 ID:cxLDufPc
投下のルール
・書きたいキャラを予約することができます。
 予約:書きたいキャラを指名し、トリップを付けて宣言する。後日作品を投下する際はトリップを付ける。
     期限は72時間。それを過ぎても何の意思表示も無ければキャンセル扱いとなります。
     ここで言う予約とは話が完成していてあとはプロットするだけの段階で行うものです。
     もし期限に間に合わない場合、必ずキャンセルかいつまでに投下できるかという意思表示をお願いします。
 予約延長:期限は24時間。但し、他に書きたいという方が出た場合は譲って下さい。
 ※遅すぎは困るので出来るだけ早めが無難です。投下が無理なら早めに予約を解除して下さい。
・もちろん予約されていないキャラの話ならば突然投下大歓迎。予約されたキャラがいたら諦めて下さい。
・自己リレーを行う場合、募集開始から3日以上空けてからお願いします。
 予約宣言を必ず行い、また自己リレーである事を明記して下さい。
 宣言後1日経って他に書きたいという人が出なければ、それから3日以内に投下をお願いします。
・キャラを握っておいて様子見云々を発言するのはNG 。
 やるなら黙って、ただしそれで状況が変わって書いた話がパーになっても泣かない
・住民から修正が必要と判断された場合(基準は作品のルール参照)、書き手は修正宣言を行なって頂きます。
 宣言は作品投下から24時間以内に行なって下さい(行なえなければ破棄となります)
 ※但し、修正が必要な理由が投下24時間以降に発覚した場合は、その限りではありません。
 修正宣言から24時間以内に修正版を投下して頂きます(投下先はまとめの方にお願いします)。
 その時間を過ぎると破棄扱いとなる為、ご注意下さい。
 ※誤字・脱字の修正などの場合宣言は不要です。まとめの掲示板にどうぞ。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:36:58 ID:cxLDufPc
参加者名簿一覧 【計43名】 現在20名
○…生存 ●…死亡

男子                                 女子
○1:麻生 広義                          ○1:一条 かれん
●2:石山 広明                          ●2:大塚 舞
●3:今鳥 恭介                          ●3:音篠 冴子
●4:梅津 茂雄                          ○4:城戸 円
○5:岡 樺樹(おかっぱ)                   ○5:鬼怒川 綾乃
○6:烏丸 大路                          ●6:嵯峨野 恵
○7:斉藤 末男                          ○7:沢近 愛理
●8:菅 柳平                            ●8:周防 美琴
●9:田中 一也                          ○9:高野 晶
○10:奈良 健太郎                       ●10:種田 芽衣子(ダメ子)
○11:西本 願司                         ●11:塚本 天満
●12:野呂木 光晴(のっぽ)                ○12:砺波 順子(隣子)
○13:花井 春樹                         ●13:永山 朱鷺
○14:播磨 拳児                         ●14:塀内 羽根子(ハネ子
●15:冬木 武一                         ○15:三原 梢
●16:坊乃岬 大和(坊主)                 ○16:結城 つむぎ
●17:三沢 伸                           ○17:雪野 美奈
●18:飯合 祐次(メッシュ)                 ●18:寄留野 香織
●19:吉田山 次郎                       ○19:サラ・アディエマス
●20:天王寺 昇                         ○20:塚本 八雲
●21:東郷 雅一                         ●21:ララ・ゴンザレス
○22:ハリー・マッケンジー

【以上22名】                             【以上21名】
5名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:37:42 ID:66RYy2wh
生存者名簿一覧 【現在17名】 (43名)
男子                                  .女子
○1:麻生 広義                         ○1:一条 かれん
○5:岡 樺樹(おかっぱ)                  ::○4:城戸 円
○6:烏丸 大路                         ○5:鬼怒川 綾乃
○10:奈良 健太郎                      :○7:沢近 愛理
○11:西本 願司                        :○9:高野 晶
○13:花井 春樹                        :○12:砺波 順子(隣子)
○14:播磨 拳児                        :○15:三原 梢
                                      ::○17:雪野 美奈
                                      ::○19:サラ・アディエマス
                            :::○20:塚本 八雲

【以上7名】                            ::::【以上10名】
6名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:39:12 ID:cxLDufPc
>>5
4はまとめのテンプレだったので今の人数はそっちが正しいですね。ありがとうございます
7名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:43:14 ID:9zpRFASs
>>1
乙です

正直、奈良の名前が残ってることに激しい違和感を感じるwww
8名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 23:46:09 ID:Pn6cVPQs
>>1
乙です
9暫定黒幕案A:2006/12/20(水) 00:15:46 ID:1ja7EUUK
815 :Classical名無しさん :06/11/29 18:40 ID:/noJFQWc
>>790さんの「都合のいい組織をつくる」という意見はいいと思います。
私なりに考えた黒幕の具体的な姿の提案なのですが、

最初気になったのは「何故防衛庁がこのゲームについて調べているのか」という点。
警察関係者では無く防衛庁が調べている理由、それは黒幕が軍事に深い関わりがあるからというのはどうでしょう?
平たく言えば軍産複合体です。
以下、その設定となります。

(始まり)
軍事に各国の力が注力された冷戦期、優秀な兵士を育成及び選抜する事を目的とするプロジェクトが大国の軍事研究所で開始される。
徴兵検査の参考にする為軍隊経験の無い若い学生を対象に人は死なないが現在に近い形のゲームを行わせ、
どんなタイプの人間が兵士として優れているのか実験を繰り返すものの、命を賭けない実験は所詮役に立たないとわかる。
そこで極秘に途上国の学生を誘拐して実際に殺し合わせる事が決定、実験は大成功を収め、以後の継続が決まる。

816 :Classical名無しさん :06/11/29 18:41 ID:/noJFQWc
(目的)
@できるだけ多種多様なサンプルを集め、どのタイプが優秀な兵士になれるのか調べる
 その為、参加者は世界各国の学校から選ばれる。
A極限状態での肉体的、精神的状況のデータ収集。首輪は元々その為に開発された。
 その機能は単純な生死判定ではなく、様々な生理機能をモニターしている。
 各種パラメータの動きを見れば嘘発見器になり、事実その目的でも使用されているが教師、生徒は音声のみの監視と思っている。
B傑出した兵士に育つ可能性がある人物が優勝した場合、組織に引き入れて育成及びさらなるデータ収集を行うのが目的。
 サラのように消極的な人間が優勝した場合はそれで終わり。
C管理者に参加者の関係者を用意し、彼らのデータも管理職タイプとして収集している。
 一見監視しているように見えてさらに監視されている二重監視。

(「大人達の戦い」で示されている”世界の名だたる富豪達”との関係)

冷戦の終了に伴い、組織存続の危機が発生。
そこで提案されたのが各国の有力者をスポンサーとする事だった。
組織からは刺激を求める有力者に彼らのいう『娯楽』『賭けの対象』を提供し、見返りとして多額の金銭及び参加者集めの便宜を受けている。
軍事力を求めるスポンサーには研究結果である『優秀な兵士』の提供も行う。
この結果、事の露見によって自分達に火の粉が降りかかる事を恐れる有力者達の協力が得られ、
以前より恵まれた実験(バトルロワイアル)を行えるようになった。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 00:30:08 ID:ZIxDgIPM
>>9はいらないって。
別に誰も支持して無いもん。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 00:33:41 ID:1ja7EUUK
>>10
誰も支持してない、は言いすぎ。他に意見があるなら出してくれ。
俺だって黒幕なんて正直何でもいいわけで。漬物屋でもビデオ屋でも構わんぞ?ww
対案となる何かが出ない限りあったほうが参考程度にはなるだろ。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 00:53:27 ID:ZIxDgIPM
いや、俺だって何でもいいけど。
書き手が逐一決めればいいわけで、こんなんがあると逆に圧力を与えかねないかな、と思っただけ。

ちなみに現代の先進国の軍隊にとって、戦争には「優秀な兵士」は要らないんだが・・・。
まぁそんな事はさらにどうでもいいな。ちょっと呟いてみた。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:04:38 ID:QuGkE4S3
前スレで話題になってたが
アソサラの人の作品を丸々NGはもったいなくないか?
つかチェックメイトの人も言ってたが予約や破棄までの時間が短すぎるのかもしれない
14名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:07:17 ID:1ja7EUUK
>>13
もう少し、もう少し前スレを活用するんだ…!
15名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:10:15 ID:wA2r9WUz
明確にルールに違反してるわけじゃないから、NGや修正の必要が
ないといえばないんだよな

まとめの1氏とアソサラの人が修正の必要ないと判断すればそのまま通らせればいいんじゃないか
16名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:11:56 ID:1ja7EUUK
自分で前スレ活用しろとか言っておいて何なんだが、
ERROR:このスレッドは512kを超えているので書けません!
↑こんなの出てしまったわ…。まあそれはおいといて、

まとめると

麻生の話は防空壕の問題を中心に住民から修正が必要だと要望があったわけだが、
書き手からの修正宣言がその期限である12/20(水) 01:04:41までに無かったため
投下のルールに従い作品が全破棄になる。

これでいいのか?住民の意見をよろ。
17名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:12:59 ID:fgxGNb8K
>>13
他の人が予約いれるか作品投下するまでは修正作品の投下もアリってことは出来ると思うけど
18名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:15:24 ID:loisfH9m
…破棄か。
まぁでもよく考えたら、他の人がアソサラミ書く前に修正SS投下すれば受理されるんだよな。
無念だと氏が感じたなら今から修正SS書けば良い話だし。
>>13
修正宣言するだけなんだからそんなに期間いらないだろ。
>>14
前スレ書けないよもう。
>>15
それはさすがに無理。作者が修正するべきか否か議論に参加しようとしていないんだから。
時間がないかもとかそんな道理は通用しない。
投下後即修正要求まみれだったのだし、普通書き手は感想を気にする筈だから絶対修正に関しては目にしてる。
読み手の満足を満たそうとしていない作品は単なる自己満足な作品だよ。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:28:36 ID:29vq4JDH
ご都合主義程度でNGにされるのか…?致命的な矛盾があるわけでもないし。
ただ気に入らないからNGにしたいだけだろ?
>読み手の満足を満たそうとしていない作品は単なる自己満足な作品だよ。
何この上から目線?
別に書き手は読み手の為に書いているわけじゃないだろ。金貰って書いてるわけでもあるまい。
ボランティアのようなものなんだからオナニーでも充分。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:28:40 ID:+vIT07NA
男子だけ半分以上、死んじゃった件
21名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:33:15 ID:loisfH9m
>>19
言い方がマズかった?じゃあ言い直してやる。
「自分が書ければそれでいいと思っている人はリレー小説に向かない」
22名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:33:55 ID:fgxGNb8K
>>19
なぜ缶詰の可能性を求めて学校跡まで来たんだよな?
その道中で食糧不足を懸念して食人衝動なんだ?

しかもNGに反対なら前スレで意見募集してたときに言えただろ?
何故今頃言う
お前単なる嵐か厨にしか見えんよ
23名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:35:08 ID:xIlUKNf0
元々スクロワはリレーっぽくないとは言われてたけどな

リレーらしくフラグが継承されたりうまく消化されて
読み手の多くが満足できたと思われる作品って何があるよ
24名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:35:19 ID:loisfH9m
>>19
それともしかしてあんたいつも氏のことを擁護している人?
過去ログ見れば口調バレバレなんですけれど、君が騒げば騒ぐほど氏の自演に見えてくるので控えてくれないかい?
氏の名誉の為にもさ、頼むよ。
2522:2006/12/20(水) 01:35:45 ID:fgxGNb8K
×なぜ缶詰の可能性を求めて学校跡まで来たんだよな?
○缶詰の可能性を求めて学校跡まで来たんだよな?
26名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:44:17 ID:QuGkE4S3
リレーでフラグ折られんのはよくあることだぞ
フラグ折られても泣かない、なんて注意書きがあるリレーSSサイトもあるし

奈良と八雲のフラグ折られっぷりにはちょっと感動だが
2722:2006/12/20(水) 01:44:39 ID:fgxGNb8K
>>20
つ奈良ハーレムエンド・フラグ
28名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:47:07 ID:29vq4JDH
おいおい、何か俺の発言が変な流れにしてしまったみたいだな。荒らしとか厨とまで言われるなんて。
口調バレバレとか言われてるけど、そんなに騒いだ覚えはないぞ。
どっちかっていえば擁護派だけど。
>>22
別にまだ修正決定ってわけじゃないだろ?もう決まってるなら遅すぎた俺が悪いわけだが。
>>24
上から目線の奴が今さら氏の名誉とか何言ってんだか。
まあいいよ、もう彼の擁護すると厨認定されちゃうみたいだから止めておくよ。
>>19氏と>>24氏、ならびに皆さんごめんね。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:47:35 ID:fgxGNb8K
名前消し忘れてた orz
30名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:50:24 ID:OThuurtI
よくある事と言われてもフラグ折られるのがこんなに辛いとは思わなかった……。
泣きはしないけど今夜はショックで寝付けない状態だ。
31名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:54:14 ID:QuGkE4S3
>>30
播磨マーダーフラグか勘違いされフラグのことか?
それだったら前々から勘違い解消フラグも立ってたわけだからしょうがない
それに安心しろ。まだ勘違いされフラグもマーダー化フラグも残ってる
32名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:05:47 ID:7rO5ZHOO
>>31
そしてその二つを同時に満たすキーがある。
果たして書き手さんが気づくだろうか・・・
33名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:07:47 ID:OThuurtI
>>31
いや、ハリーが死んだ事がとにかくショック。
考えたらフラグ折りと言うのは違うかもしれない。
無事播磨達の前から逃げおおせた、という事にしてもらうのはやっぱり無理か……。
34名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:08:46 ID:JvI3f4Or
>>30
折られたフラグは次のフラグの礎となることを祈るしかない。
高野VSハリーについてだったらそんなにフラグ立ってたわけじゃないし。
自分としてはつむぎの死があっさりスルーされていたのが辛い。
せっかくメガネが割れてたり心が天気で統一されていたのに・・・
35名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:09:37 ID:1ja7EUUK
◆GEIGwDl3Ms氏の『Life Goes On』の問題点

・防空壕での食料調達、武器調達…ご都合主義
・麻生の狂人化フラグ、食人衝動はどこに?
・周防の死もサラの説得の前には無意味?
・サラも親友八雲の心配はしないの?
・三原の存在感の薄さ、いつから完全な白に?日記も微妙
・二人での描写が長いため物語に変化がなく、面白味に欠ける
・そのため他の作家が続けづらい
・修正要望の最中にも作者の姿は見えず、態度に不信感

擁護派
・せっかく書いてくれたんだから
・致命的な矛盾はない

差引きしても問題アリだと思うが…。
現在は修正宣言の期限も切れたため、作品全破棄になったと。こういう流れだな。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:14:35 ID:JvI3f4Or
>>33
/ ⌒'⌒ヽ うん、それ無理
i│iiiMii 》
|| |゚ ー゚ノ
||/゙}涼iつ
U、/_li
(し'
37名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:21:52 ID:QuGkE4S3
>>33
難しいだろ。ハリーが無事に逃げ出したら
播磨は前半に最大の見せ場かあるからいいかもしれないけど、沢近と西本の見せ場が減るし

>>35
まだNGしなくてもいいんじゃ
38名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:23:07 ID:mRvqbsV/
凶人化フラグや食人衝動は◆GEIGwDl3Ms氏が立てたフラグではありません
他の書き手に変なフラグを立てられたせいでつぶすのに一苦労です
読み手に隠した形で防空壕の食料調達は伏線として一作品前に描写しました
横から割りこんできた話こそ間違っています
サラの説得箇所はより力を入れますなので三原は消えます
八雲もサラの心配はしてません
水浴びの話で既に三原は完全な白にしか見えません
麻生とサラの描写が多いのは二人を主軸に置くというSSの手法に過ぎません
終わりのほうで終盤が近いことを示唆し物語を盛り上げています
続きが難しいなら自己リレーします、いつも2chにはりつけるわけではありません

……なんてな
39名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:26:18 ID:1ja7EUUK
>>38
◆GEIGwDl3Ms氏が本気でそれを言ったとしたら相当痛いなww
40名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:35:17 ID:0u5g2uZM
態度としてはそれに近い気もするんだが。
41名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 02:57:49 ID:lfszUWDP
このまま、旗・アソサラ・袴エンドで良いじゃん。
三原と西本には適当な所で名誉の戦死を遂げて貰おう。
42名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:02:30 ID:+vIT07NA
>>41
結局モブはレギュラー陣には勝てないということか?
そ れ は い や だ !

モブ組が4人も相次いで死んで欝だ・・・。
43名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:06:58 ID:OrfadLvz
つかおかっぱはもう死んでもいい頃合だww
44名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:16:42 ID:+vIT07NA
>>43
おかっぱまで死んだら二軍クラスの男子が全滅じゃないかwww

        :::, ―――、
       ::::/./^^^^^^'vl
     :::::::| | /  \ ||
      :::::::(sl rェ , rェ |') アーウツダ・・・・・・
      :::::゙ゝ、 -  ノ
     :::::/ l  ̄ ̄lヽ
     :::::|-|/l⌒l⌒l-|
     :::::\二、_)二ノ _____________
      :::::|||  |:|  |
      /`ー(⌒)(⌒)
     /;;;;;;;;;;;;;;;; ̄;;;;; ̄
   /
 /
45名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:40:55 ID:Z+OUt9SY
結局NGにすんの?
早く決めようぜ
46名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:50:47 ID:9R3/PTFL
作品のルール、設定(本スレのローカル・ルール)
・前回までの作品に対する矛盾などがないか確認しましょう。
 キャラの位置、性格や言動、時間等は特に気を付けましょう。また、ストーリーを壊すような投稿はやめましょう。
・前回の作品に対し辻褄が合わない作品はNG・修正対象です
 (時間軸がおかしい、居場所が違いすぎる、死んだはずの人物が生きている等)
 また、明らかに前回の作品の流れを無視した場合も同様。
 ※NG・要修正ではないかという審議はスレ内で行われます。

明らかにスレ内での修正要望は多数あった。にも関わらず

・住民から修正が必要と判断された場合、書き手は修正宣言を行なって頂きます。
 宣言は作品投下から24時間以内に行なって下さい(行なえなければ破棄となります)

24時間以内の修正宣言も無かった。ルール上は破棄。すなわちNG。
47名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 06:02:19 ID:10D5kkuG
空気を読まずに前スレ新作GJ
ハリーの最期のミスが東郷のメモってのが皮肉すぎる
彼もまだ高校生だったにグッときたよ、良い死に様だった

西本はもう主人公でいいな。
いや、こういうタイプほど生き残れないんだよな…頑張って欲しいぜ。


で例の人のほうは、連絡がないと破棄するしかないよね。
自分の作品にはちゃんと責任を持たないとね、荒らしと変わらないよね
48 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/20(水) 06:30:07 ID:rzpO+cGT
おはようございます。
時間がないので長くは書けませんが、とりあえず修正宣言させていただきます。
49名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 06:54:05 ID:GsLyc0cY
前スレからの修正要望とか流れちゃんと汲んだなかでの発言かねそれ?
>>46で示されてるように、そもそも修正期限を過ぎているわけで、
それに対する侘びも一切なしか?
作者自身の態度も指摘されてるのにいい加減な修正宣言なぞ認められると思ってんの?
何が至らない点だったか、もう一度よく考えるんだな。

他に麻生関連書きたいって人が出たら素直に譲るべき。文句たれずにな。
っつーか、この空気とあんな作品投下されたあとじゃ他の作家さんも手付けづらいだろうから
まず無いだろうが。

スレの流れ上まだ全破棄が決まってなかったが、ルール上は完全NG。
全破棄の可能性もあったことを視野に入れて修正やるならキッチリやれ。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 06:56:47 ID:loisfH9m
>>48
ブッブー。考えられる限り最低の宣言です。残念無念また来週。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 07:07:49 ID:qCcsTfUA
喉元過ぎれば熱さ忘れる、で、今この批判の嵐さえ乗り越えればどうにかなるとでも思ってるんだろうな。
ちょっとの修正くらいじゃ作品として認められないのは変わりないわけで。
自分の描く構想だけ通ればいいなんて最低。まるでリレーに向いてないよ。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 07:11:43 ID:10D5kkuG
何かもう完全に荒らしになっちゃったな
53名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 07:30:14 ID:N3z4GIeS
あと気になる点としたら、氏がアソサラ書きまくってるせいでサラの「リピーター」の設定が全然活きてないのもなあ…。
この人がキャラの方針決めてる限り発展性はなさそうだし。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 07:44:34 ID:qZu08y08
期限を過ぎるなんて今までいくらでもあったし、
他の書き手が名乗り出るなんてことはどうせない。
修正版をおとなしく待つことになるだろう
55名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:06:32 ID:+vIT07NA
それにしても
麻生が2ちゃんで嫌われ者というのは知ってたが
まさかここまでスレの空気を悪くする原因を作るとはな。

しかも◆GEIGwDl3Ms氏の話は無論
別作者の「白昼夢」、「束の間の休息」
麻生と繋がりがある田中主人公の「Joker Trick」まで決まったようにいちゃもんつける奴がいたし・・・。



まるで麻生呪われているようだ・・・。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:24:08 ID:lfszUWDP
つうか、これまでの意見を参考にして修正したら、もうゲイ氏の作品じゃないなw
57名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:24:55 ID:+0xGvm6D
別に麻生はそこまで悪くない
問題はその作品類に超展開あるいは超常現象が起きていることだろ

それと前スレ◆X7M9O2x/96氏乙
登場人物たちの魅力がものすごい出てた
途中でハリーにも死んで欲しくないと思ったのはここだけの秘密だ
58名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:27:00 ID:lfszUWDP
これまでは、原作でも嫌われている麻生というキャラの問題かのように見られてきた。
だがここに来て、作者自体の問題ということが皆に明らかとなった感じ。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:33:56 ID:+vIT07NA
不運なキャラクターだな。
麻生って。

奇妙な作者に独占されるわ、彼が絡むと殆どの作品が超展開になるわ・・・。

とりあえず、もう今回で最後にして貰いたいから神主さん置いておきますね。

 ◇       ミ ◇
   ◇◇   / ̄|  ◇◇
 ◇◇ \  |__| ◇◇
    彡 O(,,゚Д゚) /
       (  P `O
      /彡#_|ミ\
       </」_|凵_ゝ
60名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 08:52:11 ID:e6CCSdD7
>>44
女の方もおキヌと雪野しかいない
隣子は別格とみなす
61名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 10:09:46 ID:MAr3d4p4
沢近は死んでしまうかもな…ハリー殺したし…
人殺しは理由はどうあれ死亡しなきゃな。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 10:43:37 ID:XNb5o6ne
いや、その理屈はおかしい。
原作でも七原は大木、典子は桐山、二人で専守防衛軍兵士を皆殺しに
していたが最終的には生存してたし。(漫画版は多少違うが。)
63名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 11:15:50 ID:p1X8IyC/
というか、◆GEIGwDl3Ms氏は修正点を理解してるのかな……

下手すると、再修正になりかねないぞ。
64名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 11:23:33 ID:/GoHorY/
前回の例もあるしな
確かに不安なところだ
65名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 11:31:57 ID:wAzFLK4m
修正すると言ってるんだからとりあえずそれを待とう
スレ内でも疑問点がまとめられてるしこれ以上色々言ってもしかたない

放送後に投下された話が全てマーダー減らしだったことを考えると、
書き手は脱出派が大多数なんだろうか
今後は脱出派同士の争いになっていくのかもしれんね
66名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 11:43:58 ID:vsq7n9Si
流れ切ってすまんが、とりあえず前スレ梅ときましょうや
67名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 11:45:37 ID:QuGkE4S3
>>66
既に埋まってる罠
68 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/20(水) 11:53:26 ID:rzpO+cGT
修正箇所については>>35を参考にルール上問題と思われる部分を変更しますが、反対意見に全て応じるつもりはありません。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:07:31 ID:loisfH9m
まぁ反対意見も主観的なものが混じってるだけあって相当な量があるから全てに応じるのは無理だろうね。
でも、最低限>>35の問題点は全てきっちりと解決してくれないかな?
あと、他の人が麻生組を書きたいと予約、もしくは投下した場合は他の人優先になるからそのつもりで。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:15:07 ID:JvI3f4Or
今回の件に関して、GEI氏はどう反省しているのか聞きたいんだが。
失われた信用がもう取り戻せないレベルにまで達しているなだから、焼け石に水な所もあるが。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:27:37 ID:0u5g2uZM
ていうかルール上はもう破棄のはずだよね?
修正云々の前にここで言うことが他にあると思うんだけど
72名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:29:44 ID:p1X8IyC/
>>61
それじゃ八雲も姐さんもおキヌも円も死んじゃうだろうが。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:38:35 ID:10D5kkuG
つーかもうこいつは完全スルーでいいんじゃね?
相手にするだけ無駄だろ、この態度。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 12:45:47 ID:+vIT07NA
>>43
つ−か
円、おキヌ、高野と女子マーダーだけが残った今、
おかっぱまで死んだら男子マーダーはいなくなっちまうじゃないか。

もうコイツぐらいだろう。マーダーになれそうな男子キャラって・・・。
他のキャラは皆マーダー化フラグが折られちゃったし。
烏丸もマーダー化しそうにないし。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 13:31:57 ID:9AXGdotn
>>35を参考に修正、と言っておきながら
・修正要望の最中にも作者の姿は見えず、態度に不信感
↑これに関しちゃまるで理解がないように見えるんだが。

多々思うところもあるんだろうけど、短文じゃまるで住民に伝わらない。
>>70-71>>73のような人が出てくるのも当然の流れ。
このまま修正作品投下しても、十中八九通らないと思うよ。
76名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:21:42 ID:vAXi9L6S
つーかもう期限は過ぎてたわけなんだろ?
なら破棄なんだから諦めろよ
77名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:25:39 ID:kiQ+BWUv
とりあえずこの件は時間とともに水に流して、
ほとぼりが収まった頃に他の作家さんに手をつけてもらうしかないな。
正直、他に解決方法が見当たらない。ルールは遵守しないと。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:26:28 ID:UJ7g9z5M
確かに期限は過ぎているが、他に書く人もいないので、結局はゲイ氏の修正が通ります。
ということなので、氏が『・修正要望の最中に〜〜〜不信感』を理解することは無い。
79名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:31:21 ID:kiQ+BWUv
>>78
>>46
ルール無視は他の作家にも迷惑。時間を置いてこの件はスルーが吉。
80名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:35:31 ID:UJ7g9z5M
>>79
何故かゴネる奴がいるけど大丈夫?
81名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:38:37 ID:kiQ+BWUv
>>80
とりあえず修正を待とう、という流れにも関わらず氏の>>68の発言。
これは致命的だと思う。実際、この発言以降否定的意見しか出てない。
ゴネるやつのほうが少数だろ。

読み手にこれだけ支持されてない書き手も珍しい。さすがに失格の烙印押されるだろ。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 16:42:29 ID:UJ7g9z5M
それでも内容によっちゃ通る。
別にそれを否定するつもりは無い。
83名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:05:45 ID:rh725f64
ようするに、他書き手がアソサラ書くまで予約権利が消滅しただけの話だろ?

予約されたら諦めろ
されてなきゃ投下しても構わないがたいした変更がないならNG申請出されることを覚悟しておけ

ってことでFAじゃねぇの?
ぶっちゃけまたぐだぐだアソサラ絡みの議論おっ始めるの嫌だわ
84名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:11:05 ID:+vIT07NA
あーこんな大騒ぎになるなら最初から姐さんにズガンされてりゃ良かった・・・。
:::::::::::.: .:. . ∧_∧ . . . .: ::
:::::::: :.: . . /彡ミ゛ヽ;)ヽ、. ::: :
::::::: :.: . . / :::/:: ヽ、ヽ、i . .::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄

85名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:29:16 ID:JKdCakmV
まぁたぶんもう二度と同じ鳥で投下してこないだろうな
86名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:35:16 ID:QuGkE4S3
一部の人間はそこまでぶっきらぼうな言い方すんの良くないだろ
そういう言い方ばっかしてると書き手なくしてくよ
正直今の空気は異常だよ
87名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:38:17 ID:loisfH9m
問題の作者が異常なんだから仕方がないだろ…常識的に考えて。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:41:56 ID:QuGkE4S3
その件はまず置いといて
例えば自分が書き手だとしたらこんな空気のスレに投下したいと思うだろうか?
89名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:42:34 ID:wAzFLK4m
話題を変えよう

モブキャラがほとんどいなくなり、大方の予想通りメインキャラが生き延びている件
そして肝心のマーダーが不足している件
予約がまったくない件
90名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:45:06 ID:+vIT07NA
つまり悪いのは麻生!!!


ハイ。
この話題終了。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:50:21 ID:QuGkE4S3
>>89
メインが残るのはパロロワじゃよくあることだし
まぁ逆の可能性もまたしかりだけど、スクロワじゃ一部以外はメインが残ったと
問題はないはず。強いて言うなら主人公の一人が見せ場なしという悲しい展開だったことかな

予約はさ、まぁ察してくれw
92名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:56:11 ID:+vIT07NA
>>89
モブキャラがほとんどいなくなり・・・

おいちょっと待て。
モブが4人も相次いで退場したからそう見えるだけで
実際はメイン9人・モブ8人で大して人数に差は無い。

マーダーに関しては姐さんがあの二人をどう料理するかに全てがかかっていると思う。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:07:15 ID:QuGkE4S3
>>692
ピョン乙
94名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:08:10 ID:p1X8IyC/
話題を変えるのはいいが、結論は出しておかねば。

ルールに照らし合わせて、修正権は既に消滅しているため件の作品は破棄。
ただし、再予約して新たに投下し直すのならOK

ということでFA?
9593:2006/12/20(水) 18:08:53 ID:QuGkE4S3
ごめん壮大な誤爆
96名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:24:22 ID:UJ7g9z5M
>>94
『ただし』以降は、これまでに無かった斬新な意見ですね
97名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:29:18 ID:p1X8IyC/
>>96
俺だってやだけど、ルールがこうなってるんだから仕方ないじゃないか。

俺は結論さえでればそれでいいんで、あんたも妥協案をだして欲しい。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:44:35 ID:UJ7g9z5M
結論というからには、これまでのログを見て
意見をまとめたのだと思っていたが、どうやら違うようですね。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:49:12 ID:rh725f64
>>94
>ただし、再予約して新たに投下し直すのならOK
これはなしだろ?
せめて

再投下という形を取ることは認められるが、予約は認められない

ぐらいがだとうじゃないか?
再予約じゃ修正期間たっぷりもらってるのと変わらなくなるし
100名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:49:16 ID:o9g0g9CX
ただし、再予約して新たに投下し直すのならOK(一回限り)

の方が良くない?作者の態度からしてもまともな修正が来るとも思えないし。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:54:40 ID:p1X8IyC/
どうしたいんだよw

はっきり言ってくれないか?
102名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 18:57:28 ID:fgxGNb8K
>>100
優先権が一度でも復活するのは反対
それじゃあ予約の期限、修正ルールの意味が無くなる
>>99
>再投下という形を取ることは認められるが、予約は認められない
に賛成
103100:2006/12/20(水) 18:58:09 ID:o9g0g9CX
>>100
俺は>>99の案でいいと思う
104名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:00:21 ID:p1X8IyC/
>>99
その辺が妥当かな?

後はテンプレサイトにルールとして採用して貰えれば問題ないのだが。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:02:21 ID:loisfH9m
で、まだ問題点が解消されていないことが今回のように大多数に指摘された場合、再修正要請ってことね。
106名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:21:36 ID:fgxGNb8K
さて、そろそろポジティブな話題行こうぜ

お亡くなりになったキャラの中で誰が一番空気だったか
107名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:23:00 ID:UJ7g9z5M
そこまでいったらもう追放で良いんじゃないかな……
108名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:24:03 ID:rh725f64
え〜っと、ほら、あの子あの子
何故かボートなんか支給されちゃったあの子
109名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 19:37:51 ID:yU+leTyK
とりあえずここはイチさんの笑顔でも見ておこうか

   /:/  /:.:.::/ l:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/._/:.:/  l:.:.:.:./ !:.:.:.:.:/   l:.:.:.:.:.:.:.:. .  : :.:. : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
     //   ,':.:.:./ l:.:.:.:.:/:.:.:.:/ /:./  l:.:.::/ l:.:.:.:/   l:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:. .   . :.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
     ソ   i::.:./  l:.:.:.:/:.:.:.:/  ,':/    !:./ ‐l:.:.:/    l:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .  . .:.:.l . :.:.:.:.:.  .:.:  .l
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        l:/   l:.:/l:.:./ ___          l/   \ l:.:.l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.l:  . .:.:.: . ::.:.:.:.l
        l'    l/ l/ !ミニヽ       -- 、     `l:.:l l:.l:彡:三l:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:l:.: : .:.:.  .:.:.:.:.:.ト、
               ,'   ヾ       、......_ ヽ    l:l リlミ:.:彡l:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l:.:.:.:.: . : :.:l:.:.:.:.:.l:.:ヽ
              / ___ノ       ‐=-、ヽ、 `   リ  lミミ彡l:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.:.l:.: . .:.l:.:.:.:.:.:ト、:.',
              / ヽ              丶ヽ      lミ彡レl、l:.:.:.:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:lヽ::!
                {                  `ゝ    /:l:.:/:.:l  ヽ:.:.:.:.:l:.:.:.:.l:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:l '',
(省略されました・・全てを読むにはここを押しても無駄です)
110名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 20:03:42 ID:ntWvfSEj
もう麻生の話は時間を置こう。仮に例の氏からルール違反を犯して投稿あってもほぼNGだし。
それより、他のキャラの予約がないのが微妙。
やっぱり空気を変えておいたほうがいいと思う。

この空気のなかホテルまわりの難しい作品を特に問題なく
うまく処理して投下した作家さんは改めてスゴイと思ったww
111空白:2006/12/20(水) 20:19:59 ID:OzY0H6ez
 場所が学校に近いせいか、烏丸大路と砺波順子が歩く道路には、十分にチャイムの音が響いていた。
周囲は見晴らしがすこぶるよく、高野達が潜伏できるような場所ではない。
烏丸はその事を確認した上でリュックを足元に下ろし、地図と筆記具を取り出す。
彼の横で砺波もそれに習ったが、心なしか砺波の表情は怯えていた。
――ああ、雪野さんの事か……烏丸は、砺波が高野と同行しているであろう雪野の事を心配しているのだと悟る。
放送で、大切な人の名前が呼ばれるかもしれないという恐怖。砺波の表情を通し、烏丸にもそれが伝わっていく。
だが、これまでの烏丸はどこかそんな感情とは無縁だった。確かに、知った名の人が死んでいくという事実は辛い。
大塚の名が呼ばれた時は、余計にそうだった。
だが……それでも、烏丸は信じていた。原稿を書き終えたら協力すると誓った冬木達。そして、今まで誰よりも自分と関わってくれた少女……
彼らの名が、呼ばれる事はないだろうと。願望ではない。彼らが死ぬなど、考えられなかったのだから。

放送が終わり、烏丸は砺波の顔を窺う。雪野の名こそ呼ばれなかったが、またしても何人も死者が出た事にショックを受けていたようだった。
「……烏丸君、大丈夫?」
ショックの色を隠せぬまま、それでも先に口を開いたのは砺波だった。そしてその内容は、烏丸を心配するものだ。
「……え?……うん、僕は平気」
烏丸はいつもと変わらぬ……本人は全く自覚も意識もしていないトーンで応じる。それでも砺波の表情は変わらなかった。
「……あのさ、冬木君と三沢君って……それに……」
そこから先を言わず、砺波は黙ってしまった。彼女が何を言おうとしたのか、烏丸にも容易に想像がつく。
塚本天満……彼女の名が、呼ばれた。砺波もその事を言おうとしたのだろう。
別に、烏丸は天満と付き合っていたなどという自覚は無い。ただ、自分と仲良くしてくれる、彼にとって素晴らしい友達だった。
彼女が死ぬとは思えなかった。烏丸と違い、天満は誰よりも明るくて、クラスの中でも輝いていた。
そんな彼女が、死んだ。自殺などするような者でないことは烏丸もよく分かっている。――誰かに、殺されたのだろう。
そして、冬木も死んだ。つまり、烏丸は彼との約束を果たす事が永久に出来なくなってしまったのだ。
いつか彼に協力し、ノートパソコンや皆の力を駆使してこのゲームをどうにかする。もはや果たせなくなった希望。
彼と一緒に居た筈の三沢も死んだ。それは、烏丸にとっての希望の終わりを意味していた。

一体誰が? 何故、彼らを殺した? 彼らは希望だった。誰よりも、大切な友達だった。

共にバンドをして、サバイバルゲームや文化祭で楽しんだ、かけがえの無い時間を共にした嵯峨野。
冬木が信頼し、自分の仲間だと何度も言われていた東郷。
彼らの死を知った時も、烏丸には少なからぬ心の空白が生まれた。
だが、今回の放送では人が死にすぎた。烏丸の心の空白は、嵯峨野や東郷の時とは比べ物にならない程の大きさだ。
天満の笑顔が、冬木の力強い瞳が、浮かんでは消えていく。
これまでに体験した事の無い自身の心の動きの中で、烏丸はいつしかその場に座り込んでしまっていた。
112空白:2006/12/20(水) 20:20:57 ID:OzY0H6ez
「……烏丸君、烏丸君!」
はたと烏丸は周囲を見回す。すぐ目の前に、自分を心配そうに見つめる砺波がいた。
「大丈夫? どこかで一旦休もうよ」
「……ごめん、僕は寝てたの?」
「え……いや、いきなり座り込んだから、心配して……」
砺波の返事に烏丸は軽い衝撃を受けた。何せ彼は、軽く数時間は眠っていたと思っていたのだから。
彼はどこか、見た事も無い闇の中を彷徨ったのような感覚を覚えていた。
まさか、それがほんの一瞬の出来事だったとは。
「……砺波さん、ごめん。全部はメモできてないから、写させてくれないかな?」
思考をクリアしようと、烏丸は砺波から彼女の地図を借り、自分の地図にメモしていない分も写し始める。
塚本天満、冬木武一、三沢伸……砺波の時で書かれた大切な人達の名を見て、改めて烏丸の心はどこかに飛びかけるような錯覚に襲われる。
が、それでも何とか心を体に戻し、烏丸は完全に自分の地図では写し忘れていた、禁止エリアを写す事にした。
そして、彼は気付いた。これから目指す筈だった鷹野神社が、禁止エリアとなってしまっていた事に。
それを知るや、烏丸の頭には現在地から西側……ホテル跡の存在がべったりとこびりついてしまった。
近場の無学寺。南部にある診療所。それらの場所を地図で見ても、今の烏丸の頭には残らない。
高野らが向かっているかもしれない。唯一浮かび上がったリスクですら、烏丸はすぐに何も感じなくなってしまう。
ただ、ホテル跡は冬木らがいたであろう鎌石村に近い事。たったこれだけの為に、他の全ての思考が消える。
天満への手がかりは何もない。だが、冬木達の事ならば、鎌石村周辺に行けば何かが分かるかもしれない。
それに、ノートパソコンが……もしもまだあるというのなら、きっと役に立つかもしれない。

そこまで考えて、ふと烏丸は手を止めた。ノートパソコンを、自分は何の役に立てるのだろうか?
何故、自分は筆記具を握るのにこんなに力を入れているのだろうか?

「……ごめん、砺波さん。地図は返すよ」
「あ、いいよ……ところで烏丸君、これからどうしようか……」
砺波が放送時に自分の地図につけたばかりの×印……鷹野神社の上につけたそれを指差し、尋ねてくる。
「やっぱり、ホテル跡に行こう。そこなら――」
そこまで言いかけ、烏丸は止まる。そこに行って、一体何をしたいのか? 自分ですら分からない疑問を改めてぶつける。
「……まあ、鷹野神社には間に合わないだろうし、ここからならどっちにも行けるんだから……やっぱりホテル跡にしようか」
その答えを出し切る前に、砺波は同意してしまった。確かに、砺波の意見は正しいし、反対する理由はない。
「……そうだね。それに、そこなら冬木君達のいた場所にも近いし、それで……」
砺波に同意しながら、それでも烏丸には「それで」の先が浮かばなかった。ただ、所々で空白が生まれていくだけだ。
「……それで……」
空白の合間を総動員し、烏丸は答えを捜し求める。天満……冬木……浮かんでは消えていく人達。そして、その先は。
「……冬木君達は、カレーパンを持ってるって言ってたんだ。それを探そう」
その瞬間、砺波からの強烈なツッコミが入ったのは言うまでも無い。
響き渡る軽やかな音と、それに反して全然感じない頭への痛み。まるで大塚のハリセンが炸裂したような、見事な感触だった。
「どんだけカレーパン好きなの!? どうせならノートパソコンとか探そうよ!?」
これまでの沈黙の反動か、砺波はまくし立てるように喋り始めた。内容は他愛も無いものだったが、それは僅かに烏丸の空白を埋めていった。

――カレーパンを回収したいのも事実だった。原稿も描かなければならないし、その為にも播磨を探したい。
だが、何故だろうか。烏丸にはそれ以外にもっと……やらなければならない事がある気がしてならなかった。
それが何か、砺波と二人で歩いている今は分からない。だが、右手に持った日本刀を握る力は、確実に強くなっていくばかりだった。
113空白:2006/12/20(水) 20:22:16 ID:OzY0H6ez
【午後:12〜13時】

【烏丸大路】
【現在位置:E-07】
[状態]: 健康、服は返り血まみれ、時折空白
[道具]:支給品一式(食料はカンパン、カレーパン、激辛カレーパン 水1) 日本刀 火打石 竹製包丁
[行動方針]:1.ホテル跡へ向かう
        2.冬木らのカレーパン探し、と思おうとしているが……
        3.原稿を描く(播磨に手伝って欲しい)

【砺波順子】
【現在位置:E-07】
[状態]:健康
[道具]:支給品一式×2(食料はみそパン、カステラ 水1) パーティーガバメント 竹の食器
[行動方針]:烏丸についていってみる。雪野の救出。烏丸を心配。
1141 ◆PhRNUx7oBQ :2006/12/20(水) 20:26:48 ID:OzY0H6ez
日本刀を投下しました。ついでに>>99氏の意見を元に、下記のルールを追加しました。
・予約期限、修正期限が切れた後も再投下をする事は認められますが、再び予約する事はできません。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 20:31:52 ID:fgxGNb8K
>>114
乙です
>どんだけカレーパン好きなの!?
よく言った!!www

ところでまとめサイトの予約状況ですが、
優先権が無いので誤解を防ぐために◆GEIGwDl3Ms氏の記載は省くべきかと
116名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 20:45:05 ID:x0c8ip8O
Gjです、烏丸達もホテル跡へ向かうのですか……
確かに今から神社に行っても得るものは無いですね。
果たしてどうなるのか気になります。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 20:47:39 ID:/GoHorY/
乙です
烏丸のショックがどうつながるかにwktk
118名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 20:53:14 ID:ntWvfSEj
GJです
烏丸の鉄面皮もさすがに壊れそうか…なかなかいいんじゃないか?
砺波のツッコミも良かった

むしろこの流れの中投下してくれたことにもGJ
119名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 22:06:48 ID:ctVp2fn2
>>112
砺波の時で書かれた →砺波の字で書かれた 乙でした。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 22:43:06 ID:yh52uKZi
乙です。

ホテル跡集まりすぎだが、大丈夫かな?
いや、展開自体は面白いが、
また8人くらい予約しなきゃ、続きかけないような事態になったら
書き手さんが大変だな、と。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 23:53:22 ID:wAzFLK4m
ホテルが最終戦、奈良を殺害したおキヌが漁夫の利で優勝しそうな展開だなw
122 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/21(木) 00:05:30 ID:rhAE3aLx
高野、岡、雪野、播磨、沢近、西本、一条を予約します。

ただ高野、岡、雪野の3人は自己リレーですのでルールに従い他に書きたい方が居ないか一日待ちます。
他に書きたい人が居ない場合は正式な予約としてお願いいたします。
123 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/21(木) 00:08:13 ID:QFLAPwQX
奈良・鬼怒川を予約。

>>114
GJです。やっと隣子書いてくれましたねwww
124 ◆eUDd48/dhA :2006/12/21(木) 00:32:23 ID:VvttIVI9
あの、件の麻生・三原・サラって破棄されるんですか?
そうでしたら予約したいんですが。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 00:44:01 ID:cvE2Q0Ia
これまで修正期限がきれてしまうことは何度もあったが、どの書き手も予約しなかった。
今回のアソサラの人も修正宣言してるし、今も頑張ってるだろうから
とりあえず修正版を待ってもらうわけにはいかないだろうか

ちなみにルール上は124氏に権利がある。だからこそのお願いなんだが
126名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 00:53:29 ID:XQim7nbO
いい感じで予約が殺到しててテンション上がってきたぜ!

>>124
ルール上は全破棄されているので予約する権利はある。ぜひ書いてほしい。
127名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:06:16 ID:EQ6wnUo8
>>125
仮にあの人が修正作を書いてきて、指摘された問題点が全て改善されていたとしても、
あの人が書いた、というだけで不満を持つ人は少なからずいると思う。
作品自体の問題点もさることながら、あの人のとった態度に対しての不満や不信感も、あれだけ揉めた原因の一つなんだし。

他の書き手さんが書いてくれる、というのならそちらに任せた方が、無用なトラブルを招かずにすむと思う。
あの人が今も修正作を書いているのなら、申し訳ないことになるが。
128名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:08:08 ID:CLT6iE6U
あれだけ悪し様に言われたらって考えると氏の気持ちもわかるけどね
129名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:13:54 ID:XQim7nbO
無反応だったことも問題なんだよ
最初の批判要望の流れなら氏がどういう意図で作品を書いたか、まだ弁明の余地はあった
それすら無視、いきなり期限を越えて修正宣言だぞ?
受け容れろというほうが無理というもの。
130名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:21:08 ID:Dyiu94JN
>>129
きっと急な用事でネットが出来なかったんだよwww

と援護的なレスを一つ。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:23:26 ID:1lGdeYma
これこれこうの都合があってしばらく書き込めませんでしたが、私としてはこうしたいです…

みたいなこともなしにいきなりルール無視の修正宣言だもんよ。
批判するなって方が無理だ。
作品の内容もだけど作者自身に問題がある。
132名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:23:49 ID:OCLRWsA4
wktkが止まりません
>>122>>123 期待してます
>>124 俺は書いて欲しいです

ルールに則って優先権を失った書き手と
ルールに則って問題なく優先権を得たがってる書き手だったら
やっぱり後者の意向が尊重されるべきだと思う
書き手の労力をなるべく無にしたくないってのはこのスレの良い傾向だけど
今回はかなりこじれてるから、また荒れたらと思うと怖いのもある
133名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:25:05 ID:BYck5Qdh
まぁあの人が書いてもまた修正要請出るんじゃね?
というわけで124さんを希望
134名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:33:44 ID:EQ6wnUo8
>>132氏がきれいにまとめてくれた気がする。全面的に同意かな。

なんにしても、あれだけこじれた状況のあとだというのに、
あえて火中の栗を拾いに行こうとしている>>124氏には敬意を表したい。

正直、みんな敬遠して麻生たちを書いてくれないんじゃないかと思っていたから。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:39:53 ID:mGnTgcB6
感情論で揉める場合のためにルールがある。

よって124氏の予約には何の問題もないし、期待してます。
136名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:44:01 ID:Dyiu94JN
それじゃ◆GEIGwDl3Msさんは残念でした・・・ということで。

あともう2度とアソサラは書かないという条件で◆GEIGwDl3Msさんには
これをプレゼントする。
つサラ
137名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:46:10 ID:IRZOXIQ0
まぁ、これが普段だったら「もうちょっと待ってやらね?」って声がもっとあっただろうが、
今回のケースでは作者の対応への不信感が強すぎるからな……
『信用』というのは大事なんだってことだな
138名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 01:55:28 ID:XQim7nbO
誠心誠意、立派な対応をする作家さんもいるしな。
今後もそういう人には「GJ!」の精神を忘れずに参りましょう。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:03:35 ID:Nr6IIGaf
第四回放送から、結構いいペースでSSが投下されたけど
一番難しかっただろうと思われるのはどのチームだろう
…よく考えたら播磨ら以外はそれほど…
140名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:07:18 ID:Dyiu94JN
◆GEIGwDl3Msよ。
ここの住人はお前を認めなかった。
だけどサラは・・・お前のサラに対する愛はきっとサラに届いたはずだ。

                               _ -, ' ´`ー 、__
                            , -/ ´, , -'´     `ヽ、
                            / ./l  / ''´´ ̄    ̄`` ' ヽ 、
                            ,/.  ', -'´´   , - ' ´ ̄      `.ヽ、
                        / .l、 /'´   , '´ , '           \
                         l   〉', -  /   ./  //            ヽ
                          ハ', ソ',  /,  /   /., ' ., ' /             ヽ
  サラ                    l  γ l .ly゙.,.' __,/,、、、,_'_ ./ /. /,          、. ',
                       lヽ、〉´二./ / / // ./ / /`Y //           ヽl
  かわいいよ                   '、l´´  / /./ /.,、-,--'、_ヽ/ .,','! .,    /.       'l
                       ヾ   r.l ,' ' /',::',. ,':::::::l ヽ` .,'/! .,'    /;       ,   ',
       サラ                   __ヽヽ.' l/  ,:''';::::::::::::ツ ` ';' ! ,'! ,.  ,L'     l  l . l
                       /'∧ヽ′  ヾ、''',,:'シ′     .l./l /_ / /゙メ,  ;  ; l l .l
                           (| ./l ///   `''´          -ミ,、 //.| , ,'  ,' | l ,'
                           / l.                ,.:;. ;:::::l.'!'/ .// ./  | l .,'
                        /  l            ,;:';::::::::::ツ,i''  // ./',' ,'.,l ,'
                       /   ',   /ヽ、    ,  '':,,,,','シ'´/ _.,シ' ./// ./.,';/
               __,、、,、、,__,,/       ',.   l   `ヽ    . `´  ,/ノ ヽ///、,/ /
       _,,,、-‐¬''´´.  ヽ ヾ´           ',     '´   /// ./'´
      /           ヽ ヽ         /.、、______,、 '´
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.    l     !           ', ',     ''ツ ./ .    \
.    l     !            ', ',    . / ./.         \
.    l     ! ,             ',. ',   //            l
   ,'.!.     |/            ',. '/./           /  l
  ,'|     l             ', /        /   /
  ,'     ,'              '''´        / .  /
 ,'.       ,'                       l  . /
.,'ヽ     ,'                  ,        l  /
.ヽ, \ .   l               /          ,' .//
  ヽ、`ー,'                 /        /  ,'
   | `ー,'             /           l

141 ◆eUDd48/dhA :2006/12/21(木) 02:08:58 ID:VvttIVI9
それじゃあ、麻生・サラ・三原を頑張って見ます。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:10:14 ID:XQim7nbO
>>141
頑張れ。オラ期待してっぞ!
143名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:30:02 ID:Wqo8fL1d
ルール通りですので私も>>141さんの予約に異論はありません。
がんばってくださいね。

>>125さん>>128さん>>130さん
昨日が多忙でほとんど見ていなかったのは確かですが、少し感情的になってしまっていたのもまた事実でした。
そんな私でも最後まで応援してくれて本当に嬉しかったです。
言葉にするとありきたりですが、心からありがとうございました。
144143 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/21(木) 02:32:04 ID:Wqo8fL1d
肝心なところを忘れてしまいました…恥ずかしいです。
145名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:32:55 ID:Dyiu94JN
>>143
えっ?

◆GEIGwDl3Msさん本人ですか?
146名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:34:23 ID:veBqGXeI
141=◆GEIGwDl3Ms氏の予感
147名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:35:37 ID:Dyiu94JN
>>146
そんなバナナ
148名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 02:37:16 ID:pbuPNjAR
流石にないだろ
つかもうこの人のことでスレ無駄遣いすんのやめようぜ
149名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 03:10:12 ID:CLT6iE6U
>>143
何はともあれ次回作も期待してます
あえて、ここはまた違った組み合わせを書いてみても良いんじゃないかと思います
◆GEIGwDl3Msさんの文章は読みやすくて基本的には好きですので

>>141
この状況ではプレッシャーもあるかもしれませんが頑張ってください
150名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 03:35:26 ID:m6x5Bb2t
話が揺れ動きそうな気配が!
急速に信頼関係を取り戻しつつある播磨、沢近、西本。姐さん組と一条の参加でどうなるか
奈良はアレだ。ほら、もうおキヌこそアレだ。つかここは予想禁止にした方がいいかも
麻生達は安パイなのか…正直読めん
151名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 04:16:54 ID:uOak9J89
◆.Cb.m05RN.氏の構想が気になるぜ…。
放送後から見るに、高野とホテルまわりを会わせたそうな雰囲気が匂うんだよなぁ。
しかし今回は一条も加わっているので正直読めない。さてどう転ぶか…。
つっても予約が無事通ればの話か。

おキヌはなんだかんだで人を殺せない感じだが、「奈良君ならいいや」とか思ってそうw

麻生たちに関しては仮に同じテイストでもなるべく大目に見たいな。
さすがにご都合主義濫用はないだろうし、この空気の中麻生たちを書いてくれるって点もGJだし。
152名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 05:58:09 ID:1lGdeYma
ところでロワを行う要であるところの首輪、解除できるかな?
他ロワでは解析技術やら施設やらがあるからまだ現実的だけど、スクロワでは…。烏丸もないだろ?
やっぱノーパソ+フラッシュメモリ次第?
153名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 07:36:56 ID:+HrAO7Ml
◆.Cb.m05RN.氏は展開ありきっていう声が以前あったが、
ノートパソコンの新機能+フラッシュメモリの中身を一気に全部消化しきりそうだ
あんまりやりすぎると反対の声も出てくるだろうからちと不安
154名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 08:32:23 ID:+xIzBPQC
オカッパもそろそろ…。
155 ◆7ILEob33QI :2006/12/21(木) 09:51:30 ID:buJEWmkA
すみません、高野、岡、雪野を書きたいんですが、>>122さんかまいませんか?
156名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 10:04:26 ID:KE3IQrjN
>>155
その三人だけならおそらく死ぬことないだろうしいいんじゃね?事故死・仲間割れでもしないかぎり。
◆.Cb.m05RN.氏も自己リレーせずに気兼ねなく展開書けるし、ワンクッション置いたほうが良い希ガス。
というわけで>>155頑張れ。
157名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 11:02:10 ID:mGnTgcB6
まあ仲間割れしてくれても一向にかまわんが。
でも理由が思いつかないな、さすがに。

逆に3人だけというなら、ホテル方面にはこないということかなぁ?

ともかく>>155さん頑張って下さい。楽しみにしてます。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 15:39:06 ID:j37t+A4Q
【予約状況】
◆X7WwwzkoUU:奈良・鬼怒川を予約
◆eUDd48/dhA:麻生・三原・サラを予約
◆7ILEob33QI:高野、岡、雪野を予約
159名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 15:52:03 ID:OCLRWsA4
ところで最近予約期限が短いんじゃないかって意見が時々出てくるが、そこら辺どうなんだろう?
読み専の俺としては良く分からんけど、これからはフラグとかキャラの感情とか色々複雑になるし
長くした方が揉めなくて済むんだろうか?
あと、長くする場合には修正期限とか予約延長とかも長くした方がいいんだろうか?
160名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:02:10 ID:j37t+A4Q
以前も変えようかという流れはあったけど結局
ほとんどの書き手さんがルール通りにやっているから平等、そのままでいい
という意見が大半で変わらなかったはず。現状維持でいいと思う。
161名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:05:51 ID:ZtriT8pk
予約延長をしたことがない書き手なんて1氏くらいしかいないし、
もうちょっと長くていいんじゃないかとは思う

ルールを変更するなら全キャラの投下が終わって
次の放送待ち状態になったときしかないだろうけれど
162名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:10:11 ID:wh3dK+To
予約期間が長くなった方が作品のクオリティが上がるってのは確かだべ
163名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:13:07 ID:j37t+A4Q
そもそも予約自体が自由だって前提を忘れてないか?
予約すれば確実にキャラを動かせるけど時間的制約がある。
逆もまた然りで一長一短。別に問題があるようには思えないが…。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:23:59 ID:pbuPNjAR
いや、予約の方の一長が弱くなって一短が強くなってるんじゃないかってことじゃないか?
個人的には長くして良いと思う
延長とかは据え置きで
165名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:32:30 ID:wh3dK+To
むしろ延長を無しにして予約5日とかはダメなの?
166名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:57:14 ID:KE3IQrjN
>>165
それ、今と変わんない希ガス
167名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 17:44:12 ID:mGnTgcB6
というか、現状の予約期限でなにか揉めてたっけ?

俺は現状がバランス取れてると思うけど。
168名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 17:50:33 ID:SOFGOwxx
ただでさえ作家さんが少なくてストーリー進行もスローなので
予約の際の時間的制約は多少厳しくていいと思う。現状のバランスは悪くないはず。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 17:52:48 ID:m6x5Bb2t
誤字脱字とかちょっとした部分の推敲期間が増えれば
修正は減るし、負担も減るんじゃね?
170名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 17:57:17 ID:xMdiXcFH
ていうか予約って本来ある程度書いて“予約期間内に書き上げて推敲できる”って状態になってからするものじゃないのか?
171名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:00:37 ID:BYck5Qdh
早めに予約しないと書きたい話が書けなくなるってのもあるんよ
172名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:03:44 ID:ZtriT8pk
複数の作品を投下してる書き手で、期間を必ず守る書き手って
◆X7WwwzkoUU氏くらいのもので半日遅れのケースが結構多い。
三日を四日にするだけでも書き手に大分余裕が出てくると思うのだが
173名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:03:56 ID:m6x5Bb2t
>>170
ふーん、知らなかった
まぁ独特の言い回しをしたり、表現にかなり気を使ってる人自体は数人しかいないから
それなら3、4日でなんとかなるかもね
174名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:07:41 ID:wh3dK+To
>>173
俺はたぶんその数人の人の書き方のほうが好きだから
延長があってもいいんじゃないかと思う
表現豊かな人の文章は読んでて楽しいし
175名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:30:47 ID:wvkeTkH2
>>172
◆cx94bMr2cU氏や◆LFVryskzAc氏も予約期限内に投下してる
延長申請は予約した段階でどれだけ書いてるか、構想してるかが大きい気がする
ルール上はある程度話が完成した状態で行なうのが基本っぽいが、>>171の言う現実もある
176名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:43:56 ID:mGnTgcB6
>>171
そんなどうしても書きたい話があるなら、それこそ3日で書き上げればいいんじゃないのか?

早く予約しないと誰かに取られるからとりあえず、というのはちと自分勝手が過ぎると思う。
なぜならその「誰か」だって書きたいパートなんだからな。
177名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:47:13 ID:m6x5Bb2t
夜しか書けない人にとっての3日ってわりと短いけどね
178名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:50:38 ID:xMdiXcFH
だよなぁ……
特に放送後一発目は放送投下までの時間があったんだからある程度書いとけるはずだし
三日しかないからクオリティ下がるってのはちと言い訳がましい気がする
179名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:53:19 ID:mGnTgcB6
だから夜だけで書ける程度まで先に書いておくか、もっと時間が取れるときに予約すればいいじゃんw

そもそも予約したもん勝ちという意識が根底にあるから、3日じゃ厳しいとかいう意見がでてきちゃうんじゃないか?
180 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/21(木) 18:53:26 ID:rhAE3aLx
>>155さん
3人を書きたいとの希望了解しました。
私も自己リレーをやるよりもちゃんとリレー小説にしたいと思いますので作品楽しみにお待ちします。
181名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 18:57:06 ID:KE3IQrjN
>>180
◆.Cb.m05RN氏は播磨、沢近、西本、一条の予約はどうするの?
182 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/21(木) 19:15:16 ID:rhAE3aLx
正直そのパートだけでも書きたいのですが書いた場合4人と高野一行との絡みが
自己リレーになりますので一話で済ませる為に今回の予約は破棄します。
分割して投下できれば便利ですけど不可ですので。

…ここまで書いて思ったのですが、
1.私が播磨、沢近、西本、一条を書いた作品を投下
2.◆7ILEob33QI氏が高野、雪野、岡の作品を投下
3.私が播磨達と高野達を絡めた話を書く

以上の場合は自己リレーにはあたらないでしょうか?
183名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:17:04 ID:D3N+Djvf
予約は自由、予約するのなら時間的制約がありますよ、と。
現状でバランスとれてるじゃん。
ちゃんと書ける書き手もいるのでクオリティ云々は別問題だと思うな。

>>181
おそらく予約キャンセルだと思う。
でもそれだと「高野とお嬢を遭遇させます」と宣言してるようなもんだな…ww
別に悪いことじゃないけど、予想通りだったらちょっとアレかな。
184名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:20:21 ID:D3N+Djvf
>>182
普通に自己リレーじゃね?
1.と3.の登場人物がモロ被りだし。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:22:56 ID:KE3IQrjN
>>2
自己リレーかどうかの判断は、以下の例に従って判断して下さい。

   ◆.Cb氏が書いた播沢西一の投下後に◆7IL氏が高雪岡を播沢西一の近くに移動させた場合
   →播沢西一を書いた◆.Cb氏が播沢西一高雪岡の話を書く:自己リレーに当たらず。
   →高雪岡を書いた◆7IL氏が播沢西一高雪岡の話を書く:自己リレーに当たる。

 要するに、自分の投下後に他の作者が自分の投下キャラの状況に変化を齎す場合は自己リレーに当たりません。
 逆に、自分が投下して生じた展開に更に連続で他のキャラを絡めた場合は自己リレーとなります。

 OKじゃね?
186名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:26:02 ID:xMdiXcFH
キャラ増えてたらモロ被りじゃないんだぜ

ただ、
・高野達の話より先に投下
・なおかつ高野達が播磨達の方に向かうのが確定して遭遇必至
の二つを満たさなきゃいけないと思うけどね

何かしら高野組でイベントがあって、>>182さんの予期せぬ事態が起こらないとも限らないから覚悟はしておいた方がいいかと
187 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/21(木) 19:29:15 ID:rhAE3aLx
丁寧な意見ありがとうございます。
◆7ILEob33QI氏の作品で高野達がどう動くか解らない以上、投下を待った方が良いみたいですね。
失礼致しました。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:30:39 ID:D3N+Djvf
なるほどなー
っつーことは

・◆.Cb.m05RN氏が播磨たちを投下
・◆7ILEob33QI氏が高野たちを投下
・高野たちに特に予期せぬ事態もなく、播磨たちの近くにいる
・◆.Cb.m05RN氏が播磨たち、高野たちを投下

これなら自己リレーにならないわけだな。ややこしいぜ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:34:21 ID:KE3IQrjN
・・・・どちらにしろ、高野たちに予期せぬ事態があり、播磨たちの近くにいない事態になったら◆.Cb.m05RN氏が望む展開に出来ないわけだからさぁ、
・◆.Cb.m05RN氏が播磨たちを投下
・◆7ILEob33QI氏が高野たちを投下
・高野たちに予期せぬ事態があり、播磨たちの近くにいない
・◆.Cb.m05RN氏が播磨たち、高野たちを投下しない
でもいいんじゃね?
190 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/21(木) 19:59:20 ID:rhAE3aLx
>>189
意見ありがとうございます、確かにその可能性はありますね。
とにかくどんな結果になるにせよ◆7ILEob33QI氏の作品を待つ事にします。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 21:21:46 ID:Dyiu94JN
どーでもよいことかも知れないが、

「生きる理由」で八雲の台詞

「サラ……高野先輩……稲葉さん…東郷さん。仲良くしてくれてありがとう…」

さつきがさり気無くスルーされているんだが、訂正する必要は無い?
192名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 21:26:54 ID:9Bq8AiO1
そーいや・・・いたっけな、さつきw
存在忘れてたよ。ていうか、よく考えたらなんでロワに参加しなかったんだろ

・・・麻生絡みの話題に油を注ぐだけになりそうではあるがw
193名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 21:27:23 ID:pbuPNjAR
まあ取り立てて修正する必要があるとも思えないかな
混乱してた、で十分な気がするし
194名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 21:32:06 ID:K8NpheJV
八雲「さつき……?」
195名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 21:32:38 ID:5vWagFLG
ぶっちゃけどーでもよいしな。
196名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 00:31:18 ID:hW/LsRt/
ハリーにシャアのセリフが追加されてるw
197 ◆RHLa6nIQ9U :2006/12/22(金) 00:38:12 ID:z2S/NLmE
さつきについては『うわ…やっちゃった』な状態です。すいません。
今から修正することは許されるのでしょうか?
修正する場合、他に花井・八雲・伊織を書きたい方がいらっしゃれば
やはりその方の予約が優先されるという認識でよろしいでしょうか?
198名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 00:41:49 ID:2DkdFV28
いや、誤字脱字の類だと思うから修正してもいいと思いますが
199名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 00:44:18 ID:jZkeUbp9
修正するって言ったって、

>「サラ……高野先輩……稲葉さん…東郷さん。仲良くしてくれてありがとう…」

ここの名前の羅列に「俵屋さん」を足せばいいだけじゃないかな?
地の文とか、他に修正する必要のあるところもなさそうだし。

この位なら、>>198氏の言うとおり、誤字脱字の類と言ってもいいと思うし、いいのでは?
200名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 01:50:13 ID:V2Q6d/+b
てゆーか問題にしてるの>>191だけだし別にどーでも……
201 ◆RHLa6nIQ9U :2006/12/22(金) 01:59:36 ID:GjCHYTLi
さつきの名前を追加して、自分が気になった表現を修正したものを
まとめのほうに投下しました。

また、多数の感想を頂いたお礼を述べさせていただきます。
ありがとうございました。
202名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 02:02:04 ID:+ZU+3MiW
むしろこっちがありがとうな訳なんだが
203名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 02:33:39 ID:rN/UHYZq
>>201
「サラ……高野先輩……俵屋さん…稲葉さん……東郷さん。仲良くしてくれてありがとう…」

「俵屋さん…稲葉さん」の間に…が1つ足りなかったから
ちょっと気になって勝手に修正しちゃいました。
すいません。
204 ◆RHLa6nIQ9U :2006/12/22(金) 02:37:39 ID:YfKMTTKx
うわあ……だめだ自分。どうもすいませんでした。
探せば他にもありそうな感じですね。ありがとうございました
205名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 03:09:24 ID:DeKMBW+h
先日の件もあるから謙虚な作家さんを見てると泣けてくるぜ…
206名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 07:43:16 ID:SvtZtdTk
今回は20話超えないかもしれんな
207名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 08:52:46 ID:WJo3BLXH
てかおキヌが人を殺してないのは改心フラグ?
それともこれから奈良を殺してマーダー化フラグ?
208名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 09:02:46 ID:H1UqDPwQ
いや、逆に奈良が発狂しておキヌ惨殺しマーダー化と・・・

・・・・・・

・・・・・・

駄目だ、こいつだけはどうやっても想像がつかん
209名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 09:05:22 ID:QH8/ohUe
改心してもおキヌの先行きは暗いよな。マーダーとして加担してたわけだから、遭遇した反主催は信じてくれそうにないし。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 09:51:13 ID:GxOU+4Wo
対主催のキーが思いつかない
211名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 09:52:42 ID:H1UqDPwQ
いや、おキヌに限らずそういう展開ってありかもしれん
マーダーでもなく、目的が同じ対主催なのに
些細な誤解から憎み合い殺し合う羽目になるのは、むしろロワの醍醐味かも

播磨包囲網は当然のこと
麻生もアソサラ展開を逆手にとって狂わせたりできそうだし
高野が今後ステルスをさらに発揮すれば烏丸だって不信を撒き散らす最高のネタだ
八雲にもまだまだいくらでも油を注げそうだよなー

・・・現在ソロの一条が何気に鍵として使えるんじゃないかと
一番どうとでも動かせる状態みたいだし
212名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 10:19:11 ID:GxOU+4Wo
>>211
八雲には途中で期待したが最近の投下見るかぎりじゃまた受動キャラに逆戻りしちゃったよ
悪魔の声云々も消えたとのことで黒化には完全なストップが掛かり自殺フラグのみが残ることになる
それでいてただ単純に声がまた聞こえるようになりましたじゃご都合展開過ぎるし
それじゃあフラグの潰し合いなリレーSSになってしまうから
ここに関しては、また別の切り口で新たな展開を開くしかなくなったわけだ

一条は逆に今鳥の死亡後は精神不安定すぎて聖母的なキャラが完全には立っておらず
どちらかといえば揺らいでいるように見えないこともない

まぁこういう状況を生かすも殺すも今後の書き手さん次第だけどそれは俺らが方向性を示すもんじゃないし
213名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 10:53:54 ID:Z9qdieW/
勘違いでどうのこうのっていうのは播磨包囲網の二の舞だから手法としては微妙
214名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 12:28:03 ID:V2Q6d/+b
そうか?
逆に誰も何も勘違いせず進み続ける方が俺は微妙だが。

各キャラが共通認識しか持ってないssなんて面白くないよ。
215名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 13:09:35 ID:gTIKOHL0
お前の価値観なんぞ知らんがな
216名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 13:27:07 ID:C5Q5KsTt
これまで立った主なフラグをリストアップして
つぶれたもの、継続中のもの、消化されたものとその作品を知りたいな

フラグ消化率やフラグを立てる書き手・つぶす書き手をはっきりさせたい
217名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 13:30:54 ID:6RyhywUy
つぶれたフラグとか書き手は興味ないが
今あるフラグの整理には賛成
218名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 13:43:19 ID:wXaVj3Ta
なるべく価値観抜きで客観的にフラグを列挙できる人にリストアップしてもらいたいな。
俺や>>214みたいな人じゃなくって。
219名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 16:18:21 ID:V2Q6d/+b
俺そんなおかしな事かいたか?みんな>>213のほうに賛成なの?
220名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 16:33:59 ID:1tOpI+Of
とりあえず半年ROMれ
221名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:22:10 ID:V2Q6d/+b
煽りしかいないんだな……
222名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:24:56 ID:C5Q5KsTt
本人が勘違いというより晶あたりに扇動されてっていう意見はあったな
マーダー不足だからそうでもしないと数が減らない。
播磨・花井・八雲と有力株が相次いで白化しちまったし…
このへんはもうちょっと書き手も考えて欲しかった
せめて今後の書き手次第という可能性くらい残すべきだった
223名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:32:29 ID:rBQwT7a4
>>219
君に反応しない奴イコール>>213に賛成なのかい?
そりゃまた斬新な意見で……
224名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:37:43 ID:qF3nHQQf
クウタ
225名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:42:53 ID:6RyhywUy
が飛来して
226名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 17:55:25 ID:wXaVj3Ta
>>219
ハイしけ…
227名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 18:02:07 ID:gw55s0tu
播磨、花井、八雲は灰色だろ。
その中で播磨と花井は白に近くて八雲は黒に近い。
完全白化はしてないから今後の書き手次第ではあると思う。
228名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 19:27:23 ID:jZkeUbp9
播磨も相当危ういと思うけどね。

今はかろうじて白寄りになってるけど、
それは天満の死を『無理矢理嘘だと思い込もうとしてるから』で、かなり不安定。

天満の死体を発見するなりして、非情な現実を目の前に突きつけられたらどうなるかわからんよ。
つまり書き手からすれば、どちらにでも転ばせることができるってことでもある。
229名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 21:57:01 ID:rqizva5e
二回言った…
230名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 22:34:41 ID:c/Z/ew08
読み手側の意見だけど、播磨の黒化は動機付けと描写をうまくやらないと受け入れられないと思う
それこそ対主催フラグが播磨の目前で全折れするとか、他の生存者がマーダーしかいなくなるとか

「優勝者・播磨が八雲の亡骸を抱きながら主催側の包囲網にデザートイーグル一丁で立ち向かう」
という野生の証明エンドしか思いつかないのが難点だがw
231名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 22:57:45 ID:GxOU+4Wo
播磨の黒化は展開次第じゃまだ可能性あると思うよ
あくまで今の花井や八雲に比べれば
232名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 23:15:18 ID:JUZ2B5QM
某氏の七色のIDについては誰も突っ込まないのか?
233名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 23:31:11 ID:wXaVj3Ta
七色?
234名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 23:45:12 ID:wXaVj3Ta
あぁ、書き込む度にIDが違うってことか。別にいいんじゃね?
235名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/22(金) 23:46:56 ID:kMweNNpP
ところで質問だけど、くしゃみの暗号って何だったんだ?いまだにわからない
236名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 00:05:50 ID:qXZU3+k/
まじかよ
237名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 00:13:04 ID:3aW7dPO3
俺もわかんなかったよ
238 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/23(土) 00:36:30 ID:tjsanbKh
すみません、少しだけスレをお借りします。

自分なりにいろいろと考えてみるにつけて、やはり先日の私の態度は酷すぎるものでした。
否定されたことがただ悔しくて悲しくて、読んでくださった皆さんの意見に他の作家の方々のように真摯に耳を傾けることができなかった自分を恥ずかしく思います。
時間を置き冷静に振り返ってみて、今の自分の気持ちとして一言きちんとお詫びしたいと思いました。
一度信用を失った以上は言葉の上だけの謝罪ととられても仕方のないことですが今はそれだけしか言えません。
皆さん、本当に申し訳ありませんでした。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 01:37:14 ID:D++frRAb
>>238
例え誰がどう受け取ったとしても
少なくとも俺は◆GEIGwDl3Ms氏を支持しますよ
あの空気の中気分を害さないでいられる書き手さんなんてのも珍しいですし
何より今またここに来てこういうレスをしてくれる事がすごいと思います

それと次回作も期待しています
240名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 01:48:44 ID:KKh8FHcd
アソサラ以外書いてくれればいいんじゃないかだぜ?
241名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 01:51:11 ID:7h94wDwz
うん、まあ…
前回のレス時間を見る限り、ギリギリまで修正されていたのは確かなようですし
謝っている人にどうこういうのも大人気ないですし…私もいいんじゃないかと

242名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 03:21:31 ID:zF0iGYiA
先日の件は水に流そう。
読み手の中にも謝罪を受け容れないアホはさすがにいないだろうし。

ただ、>>240も言ってるようにまた麻生とサラを書くとなると…
正直、先日の件の根本の原因でもあるので遠慮したほうがいいかと。
他の作品の投下なら大歓迎ですけどね。
243名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 05:25:42 ID:kqaaoVQ5
>>235>>237
み な み に け い た い
つまり南に携帯がある
244名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 08:32:12 ID:ClHTXvsl
>>238
気にしないでくださいね。読み手側も口の悪いのがいましたし。

アソサラに関しては当分の間見守るというスタンスでロワに取り組んでみてはいかがでしょうか?

リレー小説において、1書き手さんがここまで特定キャラを贔屓しているのはやはり褒められたことではないですし。
245 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/23(土) 09:32:03 ID:tjsanbKh
>>239さん>>240さん>>241さん>>242さん>>244さん
ありがとうございます。
正直受け入れていただけなくても仕方ないと思っていました。

麻生とサラに関しては皆さんの言われるように今後は展開を見守りつつ自重するようにしたいと思います。
246名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10:49:20 ID:nArbREDN
ん、乙
文章力は確かに凄いんだから、今後はスクランロワという全体を見通して頑張ってほしいな。
あなたの書くアソサラ以外のパートが見たいって人も自分含めいっぱいると思うし。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 16:41:36 ID:CiUOE1u7
月曜までに一本くらい新作が来てるだろうか
楽しみなんだけど、それが終わったらしばらく冬の時代が続くよな
クリスマスや年越しがあるし、ロワも一時停滞か
248名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 17:07:27 ID:YuMQtBVq
>>243
しかしその携帯を物語にどう絡ませるかが問題だな。
城戸も結局は気付けなかったし、現在南にいる連中(奈良?)か南に向かおうと
しているやつら、若しくはどっこい生きてたマサルが回収しないと使えそうにないぞ?
マサルは流石に無理だと思うけど。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 17:23:34 ID:ClHTXvsl
>>247
今3つくらい予約あったろ?
今日期限くらいの。
250名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 17:27:12 ID:Qm4Zs8h6
今日と明日やね。
251名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 17:36:12 ID:Qm4Zs8h6
◆X7WwwzkoUU氏:奈良・鬼怒川を予約。期限:12/24(日) 00:08:13

◆eUDd48/dhA氏 :麻生・サラ・三原予約期限:12/24(日) 02:08:58

◆7ILEob33QI氏:高野、岡、雪野予約
期限:12/24(日) 09:51:30
252名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 18:29:13 ID:kqaaoVQ5
>>248
首尾よく携帯ゲットできたとして、考えられる用途としては
1.本家ロワ三村のごとくノーパソと合わせてのハッキング、または外部への救援
2.(城戸専用?)ゲーム推奨派教師による情報リーク
3.改造して簡易スタンガンや爆弾の起爆装置

このくらいか。でも生き残ってるので機械に強そうなやつって高野くらいしか…。
烏丸はどうだろ?東郷ならやれたかも知れないが
253名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 18:32:28 ID:kqaaoVQ5
>>248
って、絡ませるって手に入れるまでのことか。
手に入れてからどう使うかだと思ってた
254名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 21:16:07 ID:Rrv0hV7Q
晶が対主催においても殺し合いにおいてもキーパーソンなんだろうな
255 ◆eUDd48/dhA :2006/12/23(土) 23:18:43 ID:q0mweVWb
麻生・サラ・三原、予約延長よろしかでしょうか・・・どうかお願いします。
256名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 23:25:00 ID:qXZU3+k/
他に予約が入らなければOKだよ。
257 ◆eUDd48/dhA :2006/12/23(土) 23:34:07 ID:q0mweVWb
それじゃあ予約延長でよろしくお願いします。
期限は12/25(月) 02:08:58ですかね。
サンタさんやったらすぐに投下します。

もしもその間に予約したい方が居られたら遠慮無くどうぞ。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 23:35:19 ID:CiUOE1u7
◆7ILEob33QI氏もおそらく延長と予想
今度は早めに連絡がつけばいいんだが…
259名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 23:41:15 ID:cD4xth1n
ま、9時までなんだし気楽に待とうぜ>◆7ILEob33QI氏
◆X7WwwzkoUU氏はもうそろそろか
260名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 23:50:05 ID:EpKstemK
サンタさんからのプレゼントだね
261 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:08:02 ID:f8pkCaF1
投下します。
題名は、【 S&M 】
262 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:09:36 ID:f8pkCaF1
 人間には、どうにも向き不向きというものがあるらしい。
 幼い頃から両親の経営する銭湯で手伝いをし大人と触れる機会の多かった鬼怒川は、その事を比較的若い年齢で理解していた。
 番頭台でお客さんにただ対応するのは得意だが、清掃はどうも苦手だったり。愛想を振りまくのは苦手でも、お金の計算などは早かったり。
 正直銭湯にやってくる同年代の女の子に比べ、精神的には自分の方が成長していると思っていたが、身体の発育では劣っていると感じたり。
 鬼怒川はよい意味と悪い意味で大人だった。自分にできること、できないことは何かを考え、それを克服しようとする。
 そんな彼女が気絶から目覚めたとき、自分が戦いに向いていないかもしれないという考えを抱くのは至極当然のことであった。
「……」
 自分達の不注意から引き起こしてしまった予想外の戦闘。今までのようなこちらからの奇襲ではなく、明らかに敵意を持った他人からの銃弾。
 どれもこれも鬼怒川が望むようなものではなく、むしろ避けるべき事態であった。しかし銃声は、既に鳴り止んでいる。
「……私、助かったの?」
 立ち上がろうと地面に手をつくと、左手のひらに鋭い痛みがはしる。気絶する寸前、何かで深く手を切ったことを思い出し傷口を見ようと視線を移動すると、目に入ってきたのは不恰好に巻かれた包帯と、ところどころにつけてある絆創膏だった。
「やっぱり、助かったんだ」
 だとすれば、どこかに戦いを終えた斉藤がいるはずである。しかし部屋中を見回しても、彼の姿は見つからなかった。時計を見ると、時間は四時少し前。気絶してからそれほど時間も経っていないから、遠くに行ってしまったということも考えづらいだろう。
 襲撃者の荷物の回収でもしているのだろうか、などと考えながら、鬼怒川はまた助けられる結果となった自分のふがいなさを呪いはじめる。
 きっと、そのことを斉藤は責めないだろう。しかしそれが逆に、自分を追い詰めているのだということに鬼怒川は気付いていた。
 なぜ斉藤は自分と一緒にいてくれるのか……その理由は、すでにわかっている。
 じゃあ、自分は彼にどう接すべきなのか。彼の好意を受け取ることはできない。そんなこと、後で辛くなるだけだ。
 それじゃあ、もしも後で辛くならないなら――こんな状況じゃなかったらどう返事をするつもりなのか。
 ふとそんな考えが頭を過ぎるが、慌ててそれを振り払った。
 考えてはいけない。考えては、今以上に迷いが生じる。それはきっと、自分の命を失うきっかけになってしまうから……。
263 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:11:49 ID:f8pkCaF1
 診療所のドアが開く音で、鬼怒川は一端思考を止めて顔を上げる。
 しかしそこに予想していた男の姿はなく、目に飛び込んできたのは右手にぬれたハンカチ、左手に水の入ったペットボトルを持っている奈良であった。
 鬼怒川は一瞬身構えたが、奈良が武器を持っていないこと、そして目を覚ました自分を認識した途端笑顔でこちらに近づいてきたことから、警戒を解いて奈良の接近を許した。
「気付いたんだね、鬼怒川さん!」
 そう言いながら奈良は鬼怒川の傍に駆け寄り、水の入ったペットボトルを手渡す。
 鬼怒川が「ありがとう」と礼を言ってペットボトルに口をつけている最中、奈良はせわしなく鬼怒川の全身を見つめていた。
 いやらしい視線ではない。どうやら、全身についた細かい傷の具合を確かめているようだった。
「大丈夫? どこか痛いとこない?」
「この手当て……」
「ああ、僕がやったんだよ。まぁ、絆創膏とか包帯とかつけただけなんだけどさ」
 傷の手当をしてくれたのは、斉藤ではなく奈良だった。それを認識すると同時に、鬼怒川に一つの疑問が浮かぶ。
 経過した時間から考えるに、おそらく奈良は先程診療所の外に見えた二人組の一人なのだろう。こちらが出した物音に反応しいきなり攻撃してきた彼がなぜ今、自分の治療をしてくれているのか。
 それに、斉藤は一体どこにいるというのか。
「ねぇ、奈良君」
「何?」
「斉藤君は? 斉藤君は、どこにいるの?」
「えっ……」
 瞬間、奈良の表情が曇った。目が泳ぎ、なにやらモゴモゴと口を動かしてはっきりとは何も言わない。
 途端に、鬼怒川の頭に不安が渦巻いた。
「ねぇ、斉藤君はっ!? どこにいるのかって聞いてるのよ! 答えなさないよっ!」
 飛び掛りそうな勢いで、鬼怒川は奈良に詰め寄る。 
 奈良はまたしばらく黙り込んでいたが、やがて観念したのか、ゆっくりと話し始めた。
「僕はここに、結城さんと一緒に来たんだ。そして診療所の中に誰かいるのに気付いて。
 そうしたら、結城さんがいきなり銃を撃ち始めて」
 思い出すのが嫌なほど怖かったのか、奈良の手は小刻みに震えていた。
 奥歯を噛みしめてぐっと堪えているようではあったが、そうでもしなければ今にも泣き出してしまいそうな表情。
 しかし鬼怒川にとってそんなことはどうでもよかった。いかに奈良が辛かろうとも、今は自分の求める情報をしゃべってもらわなくては困る。
 斉藤が、どこにいるかが知りたい。
「僕は止めたんだけど。結城さん、聞く耳持たなくて……。気付いたら、もう銃声は止んでいたんだ。何がどうなったのかはわからない。
 でも、結城さんは死んでいた。そして……」
 そして、なんだというのか。
 言いようのない不安が鬼怒川を襲った。早く言って欲しい、それでいて言わないでいて欲しい。矛盾する感情が、同時に存在している。だからこそ、鬼怒川はすぐに自覚した。
 自分がもう、真実に気付いているということを。
「斉藤君は……」
 奈良がそう言って、診療所の外へ視線を向けた瞬間だった。
 鬼怒川は奈良を押しのけ、診療所の外へと駆け出す。ところどころが痛んだが、そんな事に構ってはいられなかった。
 自分の予想が外れていればいい。斉藤が、生きて笑っていてくれればいい。
 きっとそうだ。たぶん外には、結城のリュックを物色している斉藤がいて、笑顔で「さて、情報も仕入れ終わったから奈良は殺すか」って言ってくれるに違いない。
 そうであって欲しい。そうでなければ、駄目なのだ。
 斉藤が横たわっている姿を見たとき、だから鬼怒川はなかなか現実を受け入れることができなかった。
264 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:13:38 ID:f8pkCaF1
「……斉藤君? ねぇ、斉藤君ってば」
 ゆっくりと、斉藤の傍らに近づく。斉藤は呼びかけには応えず、ピクリとも動かない。
「悪い冗談はやめてよ。ねぇ、約束したじゃない。協力して、生き残るって」
 初めてこの島で会ったときに、二人で交わした約束。
 あの時なぜ斉藤が挙動不審であったり急にやる気になったりしたのかが、いまでは手に取るようにわかる。
 足元に落ちているコルトAR15を持ち上げて、斉藤の手をとった。まだほのかにぬくもりが残るそれは、しかし血色を失っている。
 喉の奥からせりあがる何かを抑えながら、鬼怒川は必死で斉藤に呼びかけた。
「ほ、ほら。まだ寝るには早いわよ。これ、持って。さっきみたいに……」
 何度も何度も、斉藤に銃を握らせようとする。しかしその度に、彼の手から銃は落ちていった。
 ついには諦め、鬼怒川は呆然とする。
 なぜだろうか。こんなことになるなど、鬼怒川は考えてもいなかった。
 どちらかが先に死ぬだろうということはわかっていたはずなのに。今までこの事態を考えていなかったのは、単に今まで自分達が有利な状況しか経験してこなかったからなのか。
 それとも、無意識のうちに考えないようにしていたからなのか。
 今更無駄なことと思いつつも、鬼怒川は考え続ける。奈良が後ろから近づいてきたことに気がついても、それは変わらなかった。
「……斉藤君はね、結城さんに撃たれて死にそうな時でも、鬼怒川さんの事を心配し続けてたんだよ」
「……」
 心配される価値など、自分にはなかった。これまでずっと、それこそ島で出会った瞬間から、自分は斉藤に生かされ続けている。
 そして今回、ついに斉藤は鬼怒川を守り死んでいったのに――いや、死んでしまったからこそ、自分にできることはもう何も無い。
 そんな絶望的な現実が、鬼怒川にのしかかる。
「たぶんだけど、斉藤君は鬼怒川さんのことが……」
「それ以上、言わないで」
 こちらを気遣うような奈良の言葉を、鬼怒川は遮った。慰めなんて要らない。そんなもの、ただ単に自分が惨めになるだけだ。
 斉藤が死んでしまった今、自分は何をすべきなのか。答えは、足元に落ちていた。
「私達はね、奈良君。約束していたのよ。お互い、生き残る為に協力しあうって。ただ、それだけ。それ以上の何物でもない――」
 斉藤がもう掴むことのできない銃を、鬼怒川は手に取った。
 彼がしようとしていたこと。彼の成し遂げられなかったこと。
 今の自分がすべきことは、きっとそれに違いない。鬼怒川は、そう思い立ち上がった。
「――いえ、あってはいけないの」
265 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:17:50 ID:f8pkCaF1
 銃口を、奈良の額に押し当てる。
 一瞬の出来事に、奈良は反応できず硬直していた。その瞳に浮かぶのは戸惑い。
「な、にを」
「言ったでしょう? 斉藤君と約束したって。だから、アナタを殺すの」
 殺すという単語を放った瞬間、奈良の顔には恐怖と焦りが生じた。
 当然だろう。まさか助けた相手に、命を狙われるとは思ってもいなかったはずだ。
 しかし鬼怒川は、やめるわけにはいかなかった。自分はここで、奈良を殺さなければいけない。
「ぼ、僕は鬼怒川さんを傷付ける気はないよっ! だからさ、銃を僕に向ける必要なんて……」
「言ってなかったかな。私と斉藤君、このゲームにのっているの」
 それは奈良にとって、死刑宣告にも近い言葉であった。絶望の色で奈良の瞳が染まる。
 鬼怒川はそれを見て、しかし視線を逸らさなかった。目の前にある、自分が今から殺す相手を真正面から見つめる。
「そんな……」
「助けてくれたことには感謝してるわ。お礼に、苦しまないように殺してあげる」
 その言葉が奈良の心を折ったのか。奈良はがっくりと頭を下げ、そしてふるふると震えだした。
 しばらくそれを見ていた鬼怒川だったが、徐々に小さな声が洩れてきているのに気がつく。
「……うぇっ、ひっぐ」
「泣いているの? 全く、死ぬ時くらい漢らしくしたらいいのに」
 泣きじゃくる奈良の姿が一瞬天満と重なったような気がして、鬼怒川はそう漏らした。
 何を守るでもなく、ただ生きたいと逃げ回り、そして恐怖に震える。そんな存在、鬼怒川は認めることができなかった。それを認めたら、必死で戦った斉藤を否定することになる。
 生きたいなら、せめて戦うべきだ。そう、例えばララ・ゴンザレスのように。
 自分が殺すのに加担した少女の名を、鬼怒川はふと思い出した。
「これなら、塚本さんを守ろうとしたララさんの方がよっぽど漢らしいわね」
 そう言った瞬間、奈良はぴたりと泣くのを止めた。
266 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:18:26 ID:f8pkCaF1
 そうしてとてもゆっくりと顔を上げ、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を鬼怒川に向ける。
「……どういう、事?」
 鬼怒川は思い出す。そういえば、奈良は天満に対して気があるようだった。
 天満が烏丸のことを好きだというのはクラスの女子全員の知るところであったし、奈良も普段は積極的なそぶりを見せなかったから、まったくもって忘れていたことだ。
 愛しい人を失った気持ち。なぜか今の鬼怒川には、それがわかるような気がして。
 気がつけば引きつった笑いを浮かべながら、鬼怒川は話し出していた。
「そんなの、ちょっと考えればわかるでしょう?」
「嘘だ、まさか」
 否定する奈良の心を、壊してしまいたい衝動に駆られる。
 どうしてなのかわからないけれども、鬼怒川は自分を抑えることができなかった。
 そして絶望すればいい。
 奈良が苦しむ姿を見ることで、自分の中の何かが癒されるわけではないのだけれど、鬼怒川はそれでも言葉を発しつづける。
「本当の話よ。斉藤君が――いいえ」
 天満を殺したのは、確かに斉藤だ。でも斉藤は、斉藤自身のためだけではなく自分“達”が生き残るために天満を殺したのだ。
 だから鬼怒川は、あえて「斉藤が殺した」というのを止めた。
 斉藤と自分は、運命共同体。人殺しさえも二人で分かち合うべきなのだから。
「私達が、塚本さんを殺したの」
 その言葉を発した瞬間、奈良は大きく目を見開きそして再び力なく倒れこんだ。
 もはや涙も出てこないらしい。絶望とは、そんなものなのだろうか。
 そんなことを思いながらも追い討ちをかけるように、鬼怒川は奈良に語りかける。
「これでわかったでしょう? 私達は、勝ち残ろうとしているの。だから、アナタを殺すことにはなんのためらいもないのよ」
 反応は無い。
 弱々しい奈良の姿を鬼怒川は望んでいたはずなのに、なぜか今の奈良は不愉快なもの以外の何ものにも見えなくて。
「聞いているの? ……ねぇ、何か言いなさいよっ」
 鬼怒川は奈良の腹を蹴り上げた。銃では感じることのない、肉の感触。
 「ゴフッ!?」
 奈良は唸りながら転がり、そのまま力なく天を見つめた。
 その瞳に力はなく全てを諦めているように見えて、鬼怒川はそれが自分の力による結果だと改めて認識する。
 そして襲いくる吐き気。
 自分にはそんなに人殺しが向いていないというのか。そんな考えを否定するように、鬼怒川はひたすら奈良の横腹を蹴り続ける。
 クラスメイトを傷つけているという実感、それが直に伝わってくる。吐き気も徐々に収まってきた。これが馴れというものだろうか。
「ほら、私にだってできるわ。きっと、できる! このまま皆を殺していって、そして――」
「……そして、どうするの?」
267 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:20:59 ID:f8pkCaF1
 奈良の一言で、鬼怒川は蹴ることを中断した。
 奈良の瞳には、相変わらず光がない。でもその声にはなぜか力がこもっていて、鬼怒川は銃口を奈良に向けたまま尋ねる。
「やっとしゃべったかと思えば、どういうことよ?」
「僕さ、塚本のこと好きだったんだ」
「……へぇ。それは、可哀想なことしちゃったわね」
 小馬鹿にするような口調で鬼怒川は言ったが、奈良は怒りもせず淡々と話し続ける。
「だから、塚本がずっと心配だった。ララさんと一緒だったら僕と一緒にいるより安全だって事はわかってたけど、それでも心配だった。たぶんそれが、僕がこの島で生き残ろうって思う原動力だったんだ。
 でも、さ。さっきの放送で、塚本の名前が呼ばれて。……信じたくなかったんだ。首輪かなんかの故障で、先生達が勘違いしてるのかもしれないじゃない?」
 鬼怒川は、奈良のことを哀れみの瞳で見つめていた。
 最も近くで天満が死んだ現実を目の当たりにした鬼怒川は、奈良の希望は叶わないことを誰よりも知っている。
「……うん。わかってるよ。そんなことはありえないっていうのも。でも、諦めたくはなかったんだ。
 鬼怒川さんが彼女を殺したって言ったとき、だから僕の中で、生きる理由はなくなったのかもしれないね」
 そう言って、奈良が笑う。
 見たことも無い、悲しい笑顔。鬼怒川は視線を逸らさなかったが、ただ黙って見ていては耐えることなど出来そうもなく、何とか搾り出した声はやけに震えていた。
「少しは、漢らしいところあるじゃない」
「ありがとう、でいいのかな。こういう場合」
 学校祭のサバイバルゲームのときに習ったように、そして斉藤がそうしていたように、鬼怒川はコルトAR15をしっかりと構える。
 これ以上、奈良と話していてはいけない。なんとなく、そんな気がしたから。
「最後に一つだけ聞いていいかな?」
 奈良がそう言うのを聞いて、鬼怒川は今すぐ殺さなければいけないと銃を握る手に力をいれる。
 しかし引き金にかかる指は動くことはなく、代わりに動いたのは鬼怒川の口であった。
「……特別に、聞いてあげるわ」
「皆を殺して、生き残って。鬼怒川さんは、なんの為にそんなことするの?」
「何の為って……。生きたい、って思うのに理由なんていらないでしょ。つまらないこと聞かないでよ」
 協力してできるだけ生き残るというのは、斉藤と約束したこと。皆を殺すというのは、その手段だったはずだ。
 でも、途中で気がついた。自分には人殺しは向かないということを。
 おそらく一人でこんなことをやっていたなら、一人も殺せないうちに自分が殺されていたに違いない。
 ならばなぜ人殺しを続けていたのか。……それは、斉藤がいたからだ。
「……鬼怒川さん、斉藤君と協力してたんだよね。生き残るために。でもさ、それって矛盾してないかな。だってもし鬼怒川さん達が皆を殺し続けたとしても、結局は――」
「つまらないこと聞かないでよっ!」
268 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:24:10 ID:f8pkCaF1
 もう一度、つま先で奈良の横腹を蹴り上げる。
 奈良はそのまま転がり、しかしうめき声ひとつたてることもなく、真っ直ぐと鬼怒川の瞳を見つめていた。
「……結局は、一人しか生き残れないんだよね。一体どうするつもりだったの?」
「そんな事……実際にそうなってから考えればいいことでしょ。そもそも、もう斉藤君が死んでしまった今となっては……」
 自分で口に出したことで、改めて斉藤の死を実感する。
 今となってはもう、二人で生き残ったときにどちらが犠牲になるかを悩む必要もない。
 けれどもし、そんな事態になっていたら、一体どちらが死ぬことになったのだろうか。
 そう思い悩む鬼怒川の横で、奈良はゆっくりと立ち上がった。
 腹部を痛々しげに押さえながらも、その視線は鬼怒川から逸れることはない。
「鬼怒川さんは知っていたんでしょう? 斉藤君が鬼怒川さんのことを好きだってこと」
「……黙りなさいよ」
 そう、知っていた。斉藤の自分に向ける感情が、異性に対する好意だということは。
 確かに、それを口に出すことはなかった。しかし。
「もしかして、最後にはそれを利用して斉藤君に死んでもらおうと思ってたとか?」
「そんなワケないじゃないっ!」
 しかしそれは、決して斉藤を利用するためなんかじゃない。
 もし斉藤の好意を認め口に出してしまえば、自分もそれに何らかの形で応えなくてはいけなくなるから。
 そして応えるということは、自分自身にいずれ大きな傷を残すということが鬼怒川にはわかっていたから。
「そんなワケ……ない……」
 もう、銃を支える力は手に入らなかった。銃口の狙いが、徐々に奈良の額から逸れていく。
 殺さなくてはいけないはずなのに。奈良の命を奪うことで、クラスメイトの命を奪い続けることで、斉藤と一緒にいたことを意味あるものにしなくてはいけないのに。
「ねぇ、僕思うんだよ。もしかして鬼怒川さんって」
 なんで腕に力が入らないのか。なんで目の前にいるクラスメイトを殺せないのか。
 鬼怒川はわかっていた。わかっていたけど、認められなかった。
 今ここで奈良を殺せば、自分は自分が生き残るためだけに人を殺してきたという証明になる。
 それが理解できているのに殺せないというのは、命題自体が間違っているから。
 自分が人殺しを続けてきた理由は、別のところにある。
 そしてその理由は。
「斉藤のこと、好きだったの?」
 二人でともにいるうちに、育ってしまった自分の想いに違いなかった。

 腕からは完全に力が抜け、銃は手から離れ地面へと落ちる。
 とめどなく涙が流れていた。それは事実を事実として認めたからこそ流すことのできる涙。
 斉藤が死んでしまったこと。そんな彼に想いを告げることができなかったこと。
 そして今まで想いを認めようとしなかった自分自身に対する悔しさが、瞳からポロポロと流れ続ける。
「うっ……ううっ……!」
 奈良がゆっくりと近づいてくる気配を感じる。
 きっと彼は慰めの言葉をかけてくれるに違いないと、鬼怒川は思った。
 そんなことは止めて欲しい。そんなことをされれば、きっと泣き声を堪えることもできないから。
「鬼怒川さん……」
 頭上から聞こえる、奈良の声。
そして次の瞬間聞こえたのは、予想していたものとはかけ離れた言葉であった。
「折角の力、手放しちゃ駄目だよ」
269 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:24:55 ID:f8pkCaF1
「え?」
 頭に押し付けられる、硬く冷たい感触。しかしそれ以上に冷たいのは、奈良の声の響きだった。
 先ほどまで見せていた穏やかさも、温かみも、その他一切の感情が感じられない。
 しかし鬼怒川は、どこかでこの声を聞いた様な気がした。
「このまま死ぬのも悪くないって思ったけど、やっぱり止めることにしたよ。せっかく機会が与えられたんだからさ」
 どこで聞いた声なのか。鬼怒川は必死で頭を働かせる。
 幼い頃か中学生の頃か、高校生になった頃か、それともこの島にきてからのことか。
 そしてついに鬼怒川は結論に達した。この声は、同じなのだ。
「復讐の、機会がね」
 人を殺そうとした時の、自分達の声に。
「これ、何かわかる?」
 奈良は鬼怒川の髪を無造作に引っ張り、その顔を真正面へと引き上げた。
 その瞬間鬼怒川の目にとびこんできたのは、今まで自分達の力であったはずのもの。その銃口は、鬼怒川の額をしっかりと捉えていた。
「ひぃっ!?」
「ゴメンね。僕としても女の子を怖がらせるのは忍びないんだけどさ」
 そう言って、しかし奈良の表情は全くすまなそうなそれではなく、瞳には僅かの迷いも残されていない。
 鬼怒川は、恐怖していた。斉藤に銃を向けられた時とは明らかに違う感覚。死にたくはない、生きたいという渇望。
「ゆ、許して……」
 気づけば、鬼怒川はそう口にだしていた。しかし奈良は銃を下ろさない。
 ただ冷たい瞳で鬼怒川を見下ろし、小馬鹿にするような口調で呟く。
「きっと塚本も、命乞いはしただろう? それでも鬼怒川さん達は見逃さなかった。……僕が見逃すと思うかい?」
 死ぬ寸前の、塚本天満の姿を思いだす。
 目の前でララを殺され、このゲームの現実をつきつけられて泣き叫んだ彼女の気持ちが、今の鬼怒川には痛いほどわかった。
 どうしようもない絶望、堪えようもない恐怖。助けを求めようにも、斉藤はもういない。
「い、い」
 まとまらない思考。すくむ身体。混乱と停滞。
 鬼怒川の自制心が崩壊し、肉体が衝動のままに突き動かされるようになるまで時間はかからなかった。
「『い』?」
「いやあぁぁぁぁぁっ!!」
 奈良に背を向けて、鬼怒川は走りだした。できるだけ遠くに、僅かな可能性を求めるように。
 奈良が構えているのは自分達の武器だったものだ。その威力は、嫌というほどわかっているというのに。奈良が何かを言っていたが、鬼怒川にそれは聞き取れなかった。ただ逃げるのに夢中で、他のことなど考えられるはずがない。
 涙で視界がぼやけ、それを袖で拭い――
 刹那。
 聞きなれた音と共に、背中を激しい痛みが襲う。衝撃で、鬼怒川は前に倒れこんだ。
270 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:27:12 ID:f8pkCaF1
「がっ……かはっ、……う」
 気を失うほどの痛み。しかし鬼怒川は、今度は気を保ち続けた。
 歯をくいしばり、痛みか恐怖かそれとも他の何かによって流れる涙を振りきるかのように。少しずつだが鬼怒川は、地面をはいずり前進していた。
「斉、とう……くん」
 決して返事をすることのない彼の名を、鬼怒川は呼んだ。
 短すぎた二人の時間。人殺しという、結局自分達にとっては意味をなさなかった行為のために無駄したお互いの想い。
「さ……い゛と、う……く」
 彼がその命を賭してまで救おうとしてくれた自分の命が、今まさに尽きようとしているのは鬼怒川本人がもっとも理解していた。
 けれど、鬼怒川はあがき続ける。少しでも長く、彼の想いを無駄なものにしない様に。
 彼が生きている間には、何も返すことができなかったから。
――鬼怒川。
 不意に、誰かに呼ばれた様な気がした。
 痛む身体をよじらせて、声の方向に振り向く。そこにあるのは一丁の銃。斉藤が、使っていたコルトAR15。
――もう、いいんだ。お前の気持ち、俺にも伝わったから。一緒に、行こう。
 ぼんやりとする意識の中で、その声だけは確かに聞こえていて。
 鬼怒川は嬉しかった。苦痛が消え去り、その他一切の感覚がぼやけていっても、鬼怒川には不安などなかった。
「ああ゛……う、ん」
 行き着く先は、きっと地獄に違いない。あれだけ非道を尽くしてきたのだ、当然の報いだろう。
 しかしそれでも、斉藤が一緒なら大丈夫。不思議と、鬼怒川にはそう思えた。
 そして再び鳴り響いた銃声は、鬼怒川の耳に届くことはなかったが、奈良の放った銃弾は今度こそ確実に鬼怒川を斉藤と同じモノに変えた。
 そしてその絶命の瞬間、鬼怒川は確かに微笑んでいた。



     ※   ※   ※   ※   ※
271名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 00:29:57 ID:rv30uAPg
支援
272 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:33:10 ID:f8pkCaF1



「……さて、これからどうしようかな」
 足元に転がる鬼怒川だったモノを一瞥し、奈良はその手に握られたコルト AR15を見つめた。
 もはや生きることを諦めかけた最中、手に入った力。この力が手に入ったからこそ、愛しい人の敵を討つことができた。
「塚本は死んじゃったし、この島を歩きまわる理由もなくなっちゃった」
 ぐるりと辺りを見回すと、転がるのは三つの死体。
 この島で生きているのはもう二十人以下というこの状況で、奈良は目的を失っていた。
「……自殺、とか?」 
 ふと、天満の下へ逝くという選択肢が浮かぶ。
 しかし先ほど目の前で苦しんでいた斉藤と鬼怒川の壮絶な最後を見ると、そんな勇気もすぐに消えうせた。
「痛いのは嫌だし」
 この島から逃げ出す方法は思いつかない。しかし、このままでは後二日以内に確実に痛い思いをし、死んでしまう。
 どうしようかと、奈良は考える。
 診療所には斉藤達の荷物があるだろうから、幸いなことに、物資は豊富だ。
 生きるために、何をすべきか。ただ逃げ回るだけでは今回のような危険にさらされるかもしれない。
 でも、もしもこちらが先手を取れたならどうだろうか。
 手にあるのは決定的な力。どこの誰でも、命を奪い去ることのできる道具。
 これがあればきっと何でもできる。奈良には、そう思えた。
「ここは一つ、ゲームに優勝とかしてみようかな。……あはっ」




 【午後3時〜5時】

 【現在位置:I-07】


【奈良健太郎】
[状態]:腹部を激しく打撲。
[道具]:支給品一式(地図1、食料5、水2)  殺虫スプレー(450ml) ロウソク×3 マッチ一箱 突撃ライフル(コルト AR15)/弾数:38発
[行動方針] :力を手にした今、勝ち残るものありかと積極的に思っている。
[備考]:ハリーを警戒。播磨が吉田山、天王寺を殺し刃物を所持していると思っています。

【鬼怒川綾乃:死亡】


※斉藤・鬼怒川の荷物は奈良達がいる部屋に、結城の荷物は結城の遺体の側に、防弾傘(ほぼ破損)は遺体から離れた場所に放置されていて
  二人の所持していた銃はそれぞれの遺体のそばにあります。
  散弾銃(モスバーグM500)残弾0
 
273 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 00:33:45 ID:f8pkCaF1
投下完了。

今は亡き斉藤に、このSSを捧げる。
274名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 00:35:46 ID:uXZlVlbq
GJ!!

まさか奈良がマーダー化……
予想外でした
275名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 00:41:44 ID:y9vVXrol
乙華麗にGJ!

死亡フラグ立ちまくりの羊が、狼に化けやがったかw
276名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 00:45:35 ID:DNXJRKf5
マーダー奈良
ステルス化して、アソサラ組とかを引っ掻き回せる可能性もあるね

GJです!
277名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:02:22 ID:61PJK8u1
>>272
                 r、ノVV^ー八
            ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'',    /   .・   ヽ
             ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{     |    .・    |
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              ',  、,..   ,イ    ヽ   ・    /
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       ,  __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃   `i,r-- 、_  ̄ ̄
      〃/ '" !:!  |:| :、 . .: 〃  i // `   ヽヾ
     / /     |:|  ヾ,、`  ´// ヽ !:!     '、`
      !      |:| // ヾ==' '  i  i' |:|        ',
     |   ...://   l      / __ ,   |:|::..       |
  とニとヾ_-‐'  ∨ i l  '     l |< 天  ヾ,-、_: : : .ヽ
 と二ヽ`  ヽ、_::{:! l l         ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ

278名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:05:47 ID:Tn3NG+Xu

天満が死んで、一番暴走しそうだった播磨が踏みとどまって、一番諦めそうだった奈良がマーダー化とは。
こうなったら播磨・烏丸・奈良で一堂に会して欲しいぜ
279名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:17:22 ID:ouzmvsO8
こ、これはまさしく・・・


 奈 良 超 進 化 
280名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:32:16 ID:61PJK8u1

                 r、ノVV^ー八
            ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'',    /   .・   ヽ
             ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{     |    .・    |
             ヽ::r----―‐;:::::|    |   ・    |
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              ',。゚: 、,.. ゚。 ,イ    ヽ   ・    /
             _ト, ‐;:-  / トr-、_   \  。   /
       ,  __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃   `i,r-- 、_  ̄ ̄
      〃/ '" !:!  |:| :、 . .: 〃  i // `   ヽヾ
     / /     |:|  ヾ,、`  ´// ヽ !:!     '、`
      !      |:| // ヾ==' '  i  i' |:|        ',
     |   ...://   l      / __ ,   |:|::..       |
  とニとヾ_-‐'  ∨ i l  '     l |< 天  ヾ,-、_: : : .ヽ
 と二ヽ`  ヽ、_::{:! l l         ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ
281 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/24(日) 01:37:37 ID:f8pkCaF1
 感想ありがとうございます。
 見直したところ、状態欄に思いっきり間違いがあったので修正。
 前作のそのまま流用するにしても気をつけないといかんな……。

>※斉藤・鬼怒川の荷物は奈良達がいる部屋に、結城の荷物は結城の遺体の側に、防弾傘(ほぼ破損)は遺体から離れた場所に放置されていて
>二人の所持していた銃はそれぞれの遺体のそばにあります。
>散弾銃(モスバーグM500)残弾0

 を、
 ※斉藤・鬼怒川の荷物は鬼怒川がいた部屋に、結城の荷物は結城の遺体の側に、防弾傘(ほぼ破損)は遺体から離れた場所に放置されていて
 【散弾銃(モスバーグM500)残弾0】は結城の遺体のそばにあります。

 に。

 皆でリレーしてきたSMの結末を、自分の実力でどの程度書けるかはわからんが、
 とりあえず精一杯書いてみた。正直、スクロワ開始当初はこんなにもSMコンビに力を入れることになるとは思わんかったなぁ。
282名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:43:09 ID:vJ6QeIlZ
行動方針が「勝ち残るものあり」ってなってますよ
283名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:55:31 ID:rtOEr1hn

これはすごい、予想外だった
あいた口がふさがらないとはこのことを言うのか
284名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 01:59:33 ID:BgVynNu3
それって褒めてるのか?
285名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:00:14 ID:rtOEr1hn
スマン、目からうろこか
動揺しすぎてパニクっていたらしい
286名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:06:56 ID:Avx16/Qh
残り人数は書くべきだと思うんだ。
287名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:11:21 ID:tvwXXSkl

スクロワの魅力の一つを担っていたSMをきれいに書いてくれたと思う

SMコンビの歩みを誰かまとめてくれ
288名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:20:51 ID:aDdSC4OV

しかし人死が多くなってきたな・・・
289名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:36:06 ID:3f6pv0qi
奈良ブレイクきたな。

周りはメインクラスばかりだが、金星あげられるかな?
290名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 02:47:46 ID:VQWFyBi6
おキヌよ(´Д⊂
そっかー、皆死んでいくのかー
思ってたよりパロロワって辛いのな…
291名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 03:10:01 ID:61PJK8u1
>>290
                  r、ノVV^ー八
                、^':::::::::::::::::::::::^vィ       、ヽ l / ,
                 l..:.::::::::::::::::::::::::::::イ      =  お   =
                    |.:::::::::::::::::::::::::::::: |     ニ= キ そ -=
                  |:r¬‐--─勹:::::|     ニ= ヌ れ =ニ
                 |:} __ 、._`}f'〉n_   =-  な. で -=
  、、 l | /, ,         ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.|  ヽ ニ .ら. も ニ
 .ヽ 地 斉 お´´,      ,ゝ|。゚   、,  ゚。 l|ヽ:ヽヽ  } ´r :.   ヽ`
.ヽを獄 藤 キ ニ.   /|{/ :ヽ === ./| |.|:::::| |  |  ´/小ヽ`
=続 で と ヌ  =ニ /:.:.::ヽ、  \二/ :| |.|:::::| |  /
ニけ ラ 一 な -=  ヽ、:.:::::::ヽ、._、  _,ノ/.::::| |: /|
=て ブ. 緒 :ら-=    ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニく :な に : =ニ  :| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/れ 関     ヽ、  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::|  '゙, .\
/る 係    ヽ、    | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|:半:|.ト、    \
  / / 小 \    r¬|ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 

292名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 03:10:59 ID:2T4QPJUz
スクロワってパロロワに登録はされてるけどメニューには登録されてないのな
登録したいのだがリンクの貼り方がイマイチよくわからないという罠
まぁwiki編集が苦手なだけという事実
293名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 03:36:38 ID:AtyvzAia
作者さん乙です




奈良wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
294名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 04:01:17 ID:nifrdliG
フラグまとめをやってみた。第三回放送まで。
結構適当な上、抜けもあるだろうから誰かもっといいのを作ってくれ

播磨包囲網…………『最初の犠牲者』で発生。詳細はまとめサイト参照。継続中
リピーターサラ……『Re-virth』で発生。特に活かされず継続中
奈良死亡フラグ1…『Bad Item...』で発生。お約束のスピーカー。『超進化には遠すぎて』にて消滅
のっぽ暴走…………『Daytime Beast』で発生。薬を渡した人物不明。継続中
フラッシュメモリ…『Daytime Beast』で発生。継続中。フラッシュメモリは現在イチさん
機密流出……………『Daytime Beast』で発生。教師の誰かが救いの手を。最大のフラグか?継続中
裏切り者……………『Daytime Beast』で発生。教師の中に主催者の犬が。前と並んで最重要フラグ。継続中
ベントウ伊織………『双褐色』で発生。結局捕食されず。『Defect』にて消滅
高野のステルス……『Find The Way』で発生。高野のことをサラに隠す麻生。継続中
レーダー伊織………『三原日記 第二報』で発生。八雲の位置を知る伊織。『偽らぬ愚者達』にて消化

◇◇◇第一回放送後

百合雪野……………『そして少女は吊り橋へ』で発生。順調な駒として継続中
吉田山って誰………『強敵(とも)の死、そして…』で発生。多分永遠に消化されないが継続中
毒よもぎパン作成…『晩餐』にて発生。実際はまだ作っていない。継続中
携帯電話……………『晩餐』にて発生。絃子の真意はどこに。継続中
黒つむぎ始動………『凶つ雲』にて発生。今後もどんどんいっちゃってしまうが、本人死亡により消滅
遺言…………………『Joker Trick』にて発生。麻生に託す田中。『Restart』にて消化
ブタの背中…………『Joker Trick』にて発生。盗聴器について。継続中
ノートパソコン……『無駄死にでなかった事の、証の為に』で発生。一定時間で新機能。継続中
暗号…………………『無駄死にでなかった事の、証の為に』で発生。盗聴器を示唆。東郷メモで継続中
コンタクト…………『英雄本色〜ファム・ファタール』で発生。教師へ接触する城戸。第二回放送で消化
首をもぎ取って……『ハミングバードの憂鬱』にて発生。首輪を調べるには。『谷底よりなお深く』で消滅
協力するとき………『それの価値は』で発生。烏丸が冬木に協力する約束。『壊』で消滅
アシスタント募集…『それの価値は』で発生。播磨を探す烏丸。継続中
カレーの王子様……『それの価値は』で発生。カレーの探索者烏丸。隣子につっこまれつつ継続中
姐さんキッス………『生きるとはなんとすばらしきかな』で発生。おかっぱ篭絡。継続中
東郷のメモ…………『親愛なる兄弟へ』で発生。盗聴器とパスワード。継続中
恋心…………………『すすむことはできない』で発生。鬼怒川から斉藤へ。『S&M』にて消化
投擲ナイフ…………『Wolf's Fang』で発生。主は死んだが武器は残る。継続中

◇◇◇第二回放送後
撲殺AR15……………『LOST』で発生。意識不明の今鳥。『谷底よりなお深く』で消化
仏の狙い……………『星に願いを』で発生。分校へ行きたがる西本。目的不明だが継続中
日本刀派の芽生え…『訪問者』で発生。烏丸を気遣う隣子。継続中
考える天満…………『そして少女は暴走(はし)り出す』で発生。播磨が聞いたら喜ぶフラグだが『Defect』にて消滅
後の言葉は…………『だから彼は走ることにした』で発生。舞ちゃんの言葉はなんだったのか。一応継続中?
日本刀派誕生………『だから彼は走ることにした』で発生。隣子をかかえて逃げる烏丸。継続中
奈良死亡フラグ2…『アイノカタチ 〜結城つむぎの場合〜』で発生。皆殺しを決意するが本人死亡で消滅
教師に首輪…………『6つの印』にて発生。教師らにも首輪が。一応継続中?
295名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 04:15:54 ID:AtyvzAia
>>294
乙…でいいのだろうか
ていうかアンタ凄いなww
そんな面倒くさいことを…
296名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 04:35:11 ID:rhYg4b91
>>294
よく頑張ったよ、マジで
つか日本刀は一つのフラグとしてまとめていいんでないか?
それと心の動き的なフラグは抜けまくりなんだけど
そういうのをきちんとまとめる程頑張ってたら、それだけで作品が一本作れてしまいそうだ
297名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 04:40:52 ID:MLiPxG9j
GJ
今回のおキヌも良かった
正直このスレでおキヌ株急上昇
ダメハネとかで取り上げられるのキボンヌ

ところで多分>>270の「無駄したお互いの想い」って誤字ですよね?
298名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 04:51:25 ID:MLiPxG9j
俺が間違えた
誤字じゃなくて脱字だ
いや、もしかしたら誤字なのかもしれんけど
299名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 06:23:57 ID:EnrBD43V
奈良、上手くいけば麻生組に乗り込めそうだな。
ハラミもいることだし。

てか、今の奈良なら嫉妬で麻生を血祭りとか普通にやりかねん……
何にせよ今後に期待。


遅くなったけど、作者さんGJ!!
300名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 07:36:39 ID:nbRYdcfz
奈良はあれで意外と度胸も行動力も持ってるんだよな。小物っぽいのが難だが。
これから期待だ。

自分で手当てして、自分での手で殺すなんて皮肉だな。
「Nara-Irony of fate」
301名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 07:59:37 ID:Tn3NG+Xu
八雲、播磨に出会う

播磨、お嬢と和解してなんかイイ空気

…姉さんが死んだのに、あなたって人は…!
もしくは
いいですねぇ先輩…どうせ私なんか…

で黒化ってどうよ
302名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 08:12:24 ID:uDqgNiwg
>>273
乙です。おキヌ…orz
マーダー化してもどこか吹っ切れそうに無いおキヌより、完全に超進化した奈良の方が凶悪か…
マーダーが枯渇しつつある今、かなり大きな存在になるかも試練
何にせよ、予想外の展開GJです

そして今回の作品がスクロワ通算100作目です
303名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 09:53:29 ID:f0PbvLS/
>>273
通算100作品目オメ&乙でせ。

すみません、予約延長申請します。本日中に上げますので。
304 ◆7ILEob33QI :2006/12/24(日) 09:55:01 ID:f0PbvLS/
トリップ忘れました
305名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 10:50:50 ID:f8pkCaF1
1の方、本編収録時の修正ありがとです。
つうかまとめページのトップが……(´Д⊂

……さて、俺も斉藤の復活を願おうか。
306名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 10:59:00 ID:3f6pv0qi
>>301
上はともかく下はないだろうな。
姉への思いが行動動機である今の八雲が、そんな嫉妬をするのはらしくないだろう。

むしろ八雲と播磨が会ったら、播磨の方が黒化しそうだけど。
天満の死が確定するから。
307名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 11:44:53 ID:KABfUS1W
>まとめページのトップ
1の人かっこいいよ1の人つД`)

つか八雲だって嫉妬はありだろ
原作では天満がいたからこそ身を引いたんだし
まぁだからって一応ロワ中だし天満死亡で滅入ってるんだから
安易にラブコメしろとかヤンデレしろとかって意味で言ってるわけじゃもちろんない
例え極限状態だったとしても、むしろ極限状態だからこそ
嫉妬っていう、極めて普通なんだけど忌み嫌われがちな行動をする事もあるんじゃないかと
嫉妬するのは理屈じゃないしー
308名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 12:05:09 ID:rhYg4b91
どんな形でどんな理由付けがあろうと播磨を憎む八雲は想像がつかん
それだけに見てみたいけど原作設定でいくと若干無理がある気もする
嫉妬の方は簡単に想像はつくけど二次ではマンネリ化してるだけに書くのも難しいかも
王道な展開は上二つより更に難しいが
309名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 12:49:42 ID:Fd1e6Ijd
第三回放送後〜第四回放送前までのフラグ。
作者ごとのまとめや統計はとてもじゃないがやってられん。補完を誰かよろ

◇◇◇第三回放送後
奈良死亡フラグ3…『途切れる、日記』で発生。ハラミマーダー化か?継続中
M、決意する………『揺れる心、変わる男』で発生。覚悟を決める斉藤。『S&M』にて消化
分校にあるもの……『Restart』で発生。麻生が分校を目指す理由。防空壕がNGなので消化は困難か
殺してしまった?…『人数不足』で発生。東郷を殺したことを疑い隠す播磨。『壊』にて自白、消化
充電器を探せ………『人数不足』で発生。ノートパソコンを使うために。継続中
インカム……………『人数不足』で発生。話したほうがいいのか悩む播磨。『宣言』にて消化
マーダーおにぎり…『Defect』で発生。天満死亡により播磨と八雲のマーダー化の可能性。継続中
S、迷う……………『Defect』で発生。殺人に向いてないおキヌ。『S&M』にて消化
いっぱいいっぱい…『Defect』で発生。荷物が多くて隠すSM。『生きる理由』にて消化
あなたを犯人です…『Defect』で発生。伊織のドジビロンストラップ。『偽らぬ愚者達』にて消化
絃子のインカム……『宣言』で発生。絃子お手製のインカムが支給された。継続中
殺してやる…………『宣言』で発生。沢近から播磨への殺人予告。一応継続中?
フラグ潰しの奈良…『目指す場所』で発生。黒つむぎに遭遇するも、回避。逆に変なフラグが。消滅
フラグ回避王奈良…『目指す場所』で発生。言った傍から新たな死亡フラグ。が、何事もなかったかのように消滅
服毒…………………『目指す場所』で発生。えげつないおキヌ。『The Irony of Fate 』で消化
ミコちゃーん………『Catastrophe』で発生。周防をおいてきぼりにしたお嬢。『永遠(とわ)なる花よ咲け』で消化
侵入者………………『大人達の戦い』で発生。外部からの救出はあり得るのか。継続中
危険な衝動…………『束の間の休息』で発生。ヤバすぎることを考える麻生。継続中
ただのイタズラ……『彼女の笑顔』で発生。ヘビはかわいいイタズラでは済まされない。継続中
隣子、決意する……『胡蝶の夢』で発生。雪野を救えるのか。烏丸への好感度アップ。継続中
固まる疑惑…………『壊』で発生。播磨オワタ。『永遠(とわ)なる花よ咲け』で消化されつつあるが継続中?
相棒はよせ…………『壊』で発生。相棒の仇を知るハリー。『永遠(とわ)なる花よ咲け』で消化
放置された荷物……『壊』で発生。冬木の遺したリヤカー。継続中。消化は目前
悪魔の囁き…………『偽りの聖者達』で発生。脱出なんて無駄無駄。継続中。八雲、花井は消化か?
猫の導き……………『偽らぬ愚者達』で発生。八雲を導く伊織。『生きる理由』で消化
再会の約束…………『偽らぬ愚者達』で発生。花井組の誓い。むしろ死亡フラグ。継続中
カレーパンげっつ…『烏丸の異常な(ry』で発生。更に次のカレーパンを探す。継続中
310名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 13:35:24 ID:G3YkAClZ
モブ組が数がどんどん減っているけど…。大丈夫だろうか?
311名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 17:08:17 ID:BgVynNu3
消化または消滅してしまったフラグは特に書かなくていいんじゃないか?
312名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 18:26:11 ID:61PJK8u1
>>310
残り7人か。

麻生をモブとして考えると8人。
人数的にモブ・メイン共に8人でちょうどいいけど・・・。
313名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 20:23:13 ID:6vi87KC7
前々から言われてたどおりのメンツが残ったか…まあ仕方ない。
男女それぞれ、メイン級のキャラ死亡話が欲しいところ。
麻生、サラ、イチさんあたりが危険な気がする

ところで今晩の投下はなさそうだな
314名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 20:41:40 ID:wcqcYu3j
今日は……クリ…クリ…クリリリリリリリリリリCRYYYYYYYYYYYY!!!!
315名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 21:07:03 ID:Tn3NG+Xu
クリリンのことかーーーーーッ!
316 ◆eUDd48/dhA :2006/12/24(日) 23:11:33 ID:eSb2cXDu
俺、思ったんだけどさあ。
やっぱ『Life Goes On』は別に破棄する必要ないんじゃないかなあ。
うん、やっぱそうだよ。別に破棄する必要なんてそもそもなかったんだよ。
今改めて読んでみたら感動したし、防空壕の辺りをちょこちょこっと修正すれば何の違和感も無いと思うの。
そういう方向性、もう一度考慮すべきじゃないかなあ。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:17:47 ID:61PJK8u1
>>316
いや、流石にもういいだろ。

話を持ち返すのはやめてくれ・・・。
318名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:22:43 ID:kHNV5OTh
一応フラグをキャラ別にまとめ直してみました
>>294>>309さんのレスとまとめサイトの播磨包囲網をいじっただけですが

麻生:分校を目指す理由、食人衝動、播磨包囲網、盗聴器に気付いている(以下、盗聴器)
サラ:リピーター、播磨包囲網、盗聴器
三原:播磨包囲網、盗聴器

岡:高野を守る
高野:ステルスマーダー、ヘビ、
雪野:百合

烏丸:アシスタント募集、カレーパン、日本刀派(?)、大塚の最期の言葉
砺波:日本刀派(?)、雪野を説得する

西本:毒よもぎパン作成、携帯電話、ノートパソコン(?)、東郷メモ(?)、投擲ナイフ(?)、分校跡、充電器を探せ
播磨:吉田山って誰、マーダー化、絃子のインカム
沢近:播磨殺害予告、播磨包囲網

花井:悪魔の囁き(?)、再会の約束
八雲:マーダー化(?) 、悪魔の囁き(?)、再会の約束

奈良:マーダー

一条:フラッシュメモリ、悪魔の囁き(?)、再会の約束

城戸:盗聴器、東郷メモ(?)、播磨包囲網

教師:機密流出、主催者の犬、教師に首輪
絃子:携帯電話、インカム

その他:ブタの背中、外部からの救出
319名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:23:12 ID:Ar+2+Pn3
>>316
今はあんたが書く権利持ってんだから
そうしたきゃ自分でそういうの書けばいいじゃん
ここまできて書けませんってのはなしね
320名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:24:36 ID:1qBIamZz
って、予約した人かよ!

イマサラ何いってんのさ?
321名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:31:12 ID:61PJK8u1
>>320
その発想は無かったわ。
322名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/24(日) 23:54:11 ID:KgS5VsDh
破棄も決まって作者さんの態度も自身の謝罪によって水に流された。
今さら先日の件を持ち出すのはさすがにどうかと思うが…。

同じテイストだろうと受け容れる態勢は前回以上だと思うから
普通に投下したらいいんじゃね?仮にも自分で予約したんだし…。
323名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:23:08 ID:EOhcx1yX
>>316
自分が2ちゃんに毒されてるせいだとは思うんだけど、邪推してしまうから止めてください
324名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:25:09 ID:BHQ9FJnx
>>316
もっと自分の作品に自信を持とうぜ(・∀・)!!
325名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:37:54 ID:OBH2YByo
要するに、二人ともダメでしたってことか…
仕方ないから寝よう

>>318
まとめサイトにあったほうがいい気もしたが、
これが全てというわけでもないしな…あくまで書き手の参考程度か
326名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:53:04 ID:dlG21I+l
もし予約が破棄されるんだったら、麻生サラハラミを予約しようかと思ってるけど・・・

もうちょっと様子見てみるか
327名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:11:18 ID:5tNYLL0d
延長の期限も過ぎたか・・・
寝よう・・・
328 ◆eUDd48/dhA :2006/12/25(月) 02:24:15 ID:2IoxSgzm
オレ、泣かないよ。
だから、期限切れで破棄扱いでも構いません。
ごめんなさい・・・。
329名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:24:53 ID:2IoxSgzm
『未来圏からの影』

 歩みは遅く、足取りは重く。季節の割には暖かなこの島の空気も助けとならず、
むしろそれは三人の間に流れる、蒼ざめた空気を際だたせるコントラスト。
あの放送以来、三人は歩き続けている。どんなに遅い歩みであろうと、体を動かし、
目的を持って行動しているという事が、若干の安心感という錯覚を与えてくれている。

 あの声が響いたのは分校へ向けての道程を再開し、G06地区に入るか入らないかという直後であった。
かつての世界で聞き慣れた、それ故に今では間抜けメロディとなったチャイムに引き続いて下された死の託宣。

一人目の名が……三人が沈痛な思いに沈む。
二人目の名が……少女の片方がビクリとし、離れた友を想う。
三人目の名が……二人の少女が思わず声をあげそうになった口を震える指先でとどめ、反射的に男の方を振り返る。

――そして男は膝を屈した。

 四人目、五人目と名を告げる音が、鼓膜を振動させる。酷い話だが、それは鼓膜を振動させただけ。
幾分近くなった地面に向けられたまなこは、時折引きつったように見開かれたり、強く閉じられたり。
心臓は早鐘を、割れんばかりの早鐘を。細かに震える口は浅く切羽な呼吸でそれを助長する。

――周防……周防‥周防周防周防スオウ周防すおう‥周防……

 崩れた落ちた麻生の悲しみが、サラを動けなくする。麻生にどう声を掛ければいいのか、どうすればいいのか。
慰めの言葉を、励ましの言葉を、何かのきっかけを必死に探そうとするが、彼に慈愛だけを与えるものは見つからない。

「麻生君!麻生君には聞こえてなかったかもしれないけど、この場所はさっきの放送で
禁止エリアに指定されちゃったよ。何時までもここに居たら私達みんな終わりなんだよ?」

 愛する人を、親友を失った痛みと悲しみを、自分だって少しは知っているはずだ。
だから、今は現実だけを見られるように、生きる事だけを考えて欲しい。そんな気持ちが、梢に声を張り上げさせる。

「ほら、分校跡に行くんでしょう?だったらほら、ここが禁止エリアになる前に、ね?だから進もうよ……」
330名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:25:49 ID:2IoxSgzm
 麻生はスッと立ち上がると、俯きがちなまま、先頭に立つ。そして、無言のままゆっくりとその歩みを始める。
サラと梢は、悲しみと不安の入り交じった視線を交わし、そして前を向き男の背中をゆっくりと追った。
ペースは遅い、だが17時までには随分と余裕があるから、禁止エリアとなる前にはこのエリアを抜けることはたやすいだろう。
黙々と街道を歩き続ける。神社に居たる分かれ道を通り過ぎ、G05エリアに達したことを知る。ペースはそんなに悪くない。
そのまま押し黙った三人は進み、やがて二股の分かれ道に突き当たる。

「麻生先輩?…そっちじゃないですよ!」

 先頭に立ち、躊躇無く禁止エリアへと続く道へと右折する麻生に気づいたサラが突然に声をあげる。
出発して以来初めて麻生が振り向く。その能面のような表情から何を窺い知るべきか、それがサラに一層の苦悩を知らしめる。

「わりぃ」

 短く謝罪の言葉。今は自分が、そう思い立った梢が今度は先頭に立つ。

「このまま南に向かって行こうよ。それで、H05からH04を抜けてH03にさ。
H04に道が無いけど、今のペースでも夕方までには分校跡に着くと思うしさ」

 梢を先頭に、麻生が続き、最後尾にサラが付く。三人が道無き草原を横断していく。
草の擦れる音と、さわやかな風を頬に受けながら、麻生は呆然と想う。
周防の顔、笑顔、だんだんと見せてくれるようになった明るく豪快な彼女を。
勝手に動き続ける足と、あまねく平穏さが満ちる草原に酔いながら、美琴を想う。
一番の彼女を思い出そうとする。あれは周防の家の集まりに招待された時だった。
少しだけ疎外感を感じながらも、楽しげにはしゃぐ彼女を見ているとそれで満足出来ていた。
そう、あの時の彼女はとても良い笑顔で、俺の隣で……
俺の?……俺の……違う。俺じゃない。あの時周防の隣に居たのは俺じゃない……。
アイツだ……アイツが居たから周防はあんなに笑って……。
……アイツは‥アイツは何をしていたんだ?あんなに周防の側にいつも…。
なのに、周防は…周防が死んで…アイツは‥花井は何を……。
いつの間にか草原を抜け、再び街道に合流し、H04を北上していた。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:26:58 ID:2IoxSgzm
 サラはずっと想っている。前を行く背中を見ながら。自分が出来ることを、しなければいけないことを。
前を行く背中は悲しみに覆われている。その悲しみをどうにかしてやりたい。
だけど、今どうすればいいのか。今自分が何かをやっても、それが彼に痛みを与えるだけになりはしまいか。
サラは怯えていた。前を行く背中は余りに弱い。温めようと、手で覆ってしまえば潰しかねない儚さだ。
 
(…腹が減った…)

 麻生はパンを一つ取り出し、歩きながらむさぼり喰う。

――足りない

 もう一つ取り出し、あっという間に平らげる。

――全然足りない

 この空腹は、空虚は、何によって埋め合わせられるのか。

 先頭を行く梢がふいに立ち止まり、発見を告げる。

「……誰か、居るよ…二人」

 サラにはそれが直感的に誰であるかわかった。見まがうわけなどない。それは彼女の親友……そしてもう一人。

 麻生にはもう一人が誰なのかすぐにわかった。
麻生にとってその男は、これまで探し求めいた女の残照だ。

――アレは……アレなら俺も満たされそうだ……

 低くなった太陽が、影を延ばす。影はよろよろと立ち現れ、眼前に立ち尽くす。
これは こいつは 暗い未来圏から投げかけられた 戦慄すべき俺の影だ。
332 ◆eUDd48/dhA :2006/12/25(月) 02:31:41 ID:2IoxSgzm
【午後4時〜5時】

【麻生広義】
【現在位置:H-03】
[状態]:健康(空腹、精神的な問題により悪化) 心神喪失気味
[道具]:支給品一式(食料3、水4) UZI(サブマシンガン) 9mmパラベラム弾(50発) メリケンサック
[行動方針] :周防を失った事で花井への何らかの執着。
       サラを護ることが最優先?サラの願いを叶えたい?
       菅の仇を討つ? 高野に敵対。食料の欠乏を心配。
       今後、出会った相手は基本的に警戒。播磨とハリーを特に警戒
[備考] :播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると思っています。


【サラ・アディエマス】
【現在位置:H-03】
[状態]:健康、麻生の事で精神的な疲れ。 
[道具]:支給品一式(食料3、水4) 壊れたボウガン(M-1600、現在二本装填) ボウガンの矢3本(リュックの中) アクション12×50CF(双眼鏡)
[行動方針] :反主催・みんなを守る。
[備考]:麻生を信頼、高野を信頼。護るために戦う。
     播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると疑っています。


【三原梢】
【現在位置:H-03】
[状態]:健康、精神的に若干持ち直す
[道具]:支給品一式(食料2、水3) ベレッタM92(残弾16発) 9ミリ弾198発 エチケットブラシ(鏡付き)
[行動方針] :音篠、今鳥を殺した相手を探して…その後どうするかは迷っている。
       自分のするべきことを見つける。できれば殺し合いをやめさせたい。
[備考] :ハリーを警戒。結城が心配。
     播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると思っています。

[共通備考]:盗聴器に気づいています。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 02:37:32 ID:EOhcx1yX
乙でした
麻生がかなりキてますね
今後が楽しみです

単に優先権がなくなっただけで投下する権利がなくなったわけではないかと思います
つ【基本ルール】予約期限、修正期限が切れた後も再投下をする事は認められますが、再び予約する事はできません
334名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 03:04:22 ID:x4UUCtmY
麻生がついにマーダーになりそうだ

嬉しい反面ハラミ萌えの俺は複雑です
335名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 03:38:01 ID:rvX04huJ
乙 
ヤクモンの至急食う話が書けそうなんだが・・・ちょっとグロすぎるんでやめとく
336名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 07:52:46 ID:0wY3rt2N
乙。

最後のは花井とヤクモンだよな?
メイン同士の争いか。楽しみだ。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 10:40:00 ID:nC+iwkRG
ついに花井と麻生が対峙・・・か?
でも殺し合いにはならないような気がする
338名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 10:53:56 ID:8VMPuTEE
次の作家さんに超期待!
もう中盤も過ぎていく頃だし、この辺でぶつからないと見せ場があまりに少ないよ
このメンツは麻生以外かっこいい戦闘シーンないし
339名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 11:10:57 ID:O+KKJ7yN
天満や美琴クラスのメインが死んでるんだからこの辺が死んでも文句はないな
この5人に絶対生き残って伝える必要があるってほどのフラグはないし
340名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 11:54:04 ID:nC+iwkRG
死ぬこと自体に文句はないが
メインが死んでるからという理屈はおかしい
341名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 12:49:25 ID:J0zg/Ck4
メインもサブも関係無く死ぬのがバトロワだしな
342Collapse:2006/12/25(月) 12:57:48 ID:M+69EzMD
 傾き始めた太陽が照らし出すのは、どこにでも生えていそうな木々や茂み。
特に景色として優れた場所とはいえないのだが、サラ・アディエマスにはそこが輝いて見えた。
すぐ目の前を黒猫が横切っていったが、それでも何も揺るがない。
何故ならば、彼女の眼前には二人の人物……少なくとも、その中に一人の少女、塚本八雲がいたのだから。
かけがえのない親友。ゲームが始まってから何度も彼女を想った。先の放送では……本気で心配した。
麻生広義の疲弊を心配する一方で、サラは八雲の事も気がかりでならなかった。
最愛の姉が死に、後を追ってしまわぬかと。だから、彼女が生きていた事がただ嬉しかった。
一直線。サラと八雲は駆け出し、そして抱擁する。これまでずっと周囲を気遣い続けた少女が、自分の事だけを考えた瞬間だった。
サラの両目から涙が溢れる。そのすぐ横で、八雲も泣いている。普段彼女が泣く姿を見ていないサラにはそれが哀れでならなかった。
やはり、天満の死は相当なショックだったのだろう。心労が溜まっていた事が窺えた。
サラは何度も八雲の頭を撫で、背中をさする。その度に、八雲は安心してくれた気がした。

「花井!」

本当に、束の間の再会が終わる。背後の麻生の怒声と共に。
涙も拭かぬままサラが振り返ると、UZIを片手に荒々しく息をする麻生の姿があった。
虚ろだった目を……怒りに染めて、見据えている。八雲の後ろに居る花井春樹を。
「麻生……」
どこか済まなそうに花井が返す。それは、麻生の表情を更に硬化させるだけだった。
「……お前、今まで何をしていた? 周防はどうしたんだ!?」
「麻生君、周防さんは花井君のせいじゃ」
「黙れ!」
麻生の横で止めようとする三原梢を一蹴し、麻生は再び花井を睨みつける。先程より、憎悪の色が遥かに濃い。
「麻生先輩、やめて下さい!」
たまらずサラも声を上げる。幸いにも、麻生はそれに僅かに反応を見せてくれた。
「……先輩、もうどうしようもないんです。これはそういうゲームなんです。人が、ただ理不尽に殺されていくんですよ!?」
彼女の涙は、しかし彼には届かないのか。麻生は聞き入ってくれてはいるが、しかしその表情は揺るがない。
サラは分かっていた。過去に自分が見た光景にあったのだ。あのように、闇に落ちた人間の姿が。
どんな優しい言葉も、どんな愛情も、全てを飲み込む巨大な闇。それに届くものは何もなかった。
過去、自分の言葉は何も届かなかった。そして、最後はその人間すら、闇の中に永久に沈んでいった。
それでもサラは信じていた。……いや、諦めたくはなかった。
麻生ならきっと立ち直ると。自分の言葉が、今度こそ届いてくれると。
なおも花井を睨み続ける麻生の瞳を、サラもまた見据えていた。
343Collapse:2006/12/25(月) 12:59:55 ID:M+69EzMD
「……済まない、麻生。僕は、ついに周防には会えなかった」
しばらく続いた沈黙を、花井が破る。八雲と三原は沈痛な面持ちの花井を、サラは更に目を吊り上げた麻生に目を向ける。
「周防がどうなったのかは分からない。誰と一緒に居て、何があったかも、僕は何も知らない」
サラが一瞬花井の方に振り向くと、彼は両手を握り締め、震わしていた。彼の無念が、嫌でも伝わってくる。
「……その割には、今まで一年と仲良くやってたのか?」
目付きを変えず、口元だけ緩ませ罵る麻生。初めて見た彼のネガティブな表情に、サラはショックを受ける。
……いや、仕方がない。サラはそう自分に言い聞かせる。いくら冷静な麻生でも、現在の精神状態ではやむを得ないのだ。
今まで自分と居た事で、決して表に出なかった負の感情。彼だけではない。皆が持っているものが、ようやく溢れ出したのだ。
むしろ、自分ではそれを払拭できなかった事に、サラは深い悲しみを覚えていた。
やはり、気を遣わせてしまっていたのか。彼女の中に後悔の念が充満していく。
「……僕は八雲君が好きだ。だから、彼女を守ろうと決めた。そして、皆を助けようと決めた」
しかし、花井の一言が、サラの悲しみを和らげた気がした。先ほどと違い、花井の声にも、動きにも迷いが無い。
「僕は何も出来なかった。野呂木を死なせ、今鳥を死なせ、多くのクラスメートが死んでしまった」
花井に見据えられ、麻生がたじろぐ。それは、花井の決意の強さを示していた。
「だが、もう僕は迷わない。八雲君を、そして一人でも多くのクラスメートを助けたい!」
彼の迷い無き叫びは、林の中に存分に伝わった。多少の木々や茂みをものともせず、ただ真っ直ぐに響き渡る。
それは、彼から10mと離れていない麻生にはうるさすぎるほど響いた事だろう。麻生は、ただ呆然と花井を見ていただけだった。
その様子を、サラは素直に驚いていた。人は、大切な人の死を、こうも乗り越え成長できるものなのかと。
そして、自分はどうだったのかとも考える。……少なくとも、自分は麻生を救えなかった。
だが、花井はそれを変えた。狂気に走りかけた麻生に待ったをかけてくれた。サラは、ただそれが嬉しかった。
「……それは、きっと周防も望んでくれる。だから、僕達は生きるんだ!」
しかし。花井の止めの一言は、崩れかけた筈の麻生の憎しみを再構築させたようだった。
再び憎悪に染まった表情。より強く、より大きくなったそれは、躊躇う事無くUZIを花井に向けさせる。
サラが叫ぶより早く、無数の凶弾が放たれた。
344Collapse:2006/12/25(月) 13:01:40 ID:M+69EzMD
 地図が書かれたワイシャツが、ズボンが、腕先が、あちこちが真っ赤に染まる。
「花井先輩!」
誰よりも早く八雲が花井を叫んだと同時、その屈強な体は地面へと崩れ落ちた。
花井の元へ駆け寄ろうとする八雲を、サラは押さえる。一度ゲームを経験したせいか、彼女はどこか冷静だった。
これだけの最悪の事態、冷静でいられる事はかえって自己嫌悪を生むだけだ。それでも、最良の解決を図りたいのが彼女の願い。
今の麻生の精神状態では、またいつ花井目掛け銃弾を放つか分からない。そんな彼のそばに、八雲をやる訳にはいかないのだ。
花井はまだ息があった。彼の安全も確保しなければならない。その為にも、麻生を大人しくさせるべきだったのだが……
「……ふざけんな……周防はずっとお前と一緒だったから……死んでも! 何でも分かってくれるってのか!?」
嫉妬。サラがそう直感する程に人間の負の感情を剥き出しにして、麻生は叫ぶ。
極限の状況。友達が、そして恋人が無残に散っていく中で、ついに麻生は限界を迎えたのだと、サラは悟った。
彼は被害者だ。サラは分かっているが、硝煙立ちのぼるUZI片手に叫ぶ麻生を、周囲はそう思ってはくれないだろう。
「麻生先輩、もうやめて下さい! そんな事したって、もう誰も帰ってはこないんですよ!?」
逆効果になるかもしれないと思いつつ、サラは叫ぶ。彼を助けられなかった無念が、それでも助けたいと願う心が、彼女を動かす。
「田中先輩だって、永山先輩だって! ……周防先輩だって、そんな事望んでません!」
涙で彼の顔がかすみながら、それでもサラは訴える。
もっとも、彼の表情すら判別出来ぬほどに、今のサラの視界は涙でぐしゃぐしゃになっていたが……
「……じゃあ、俺はどうすればいいんだよ!? 今更どうしろって言うんだよ!?」
ようやく彼はサラに弱みをぶつけるが、それも倒れた花井にUZIを向けながらの事だった。
やめて! サラがそう叫ぶ直前、乾いた銃声が響き渡る。
気付くと麻生はUZIを落とし、右腕を押さえ苦しんでいた。そしてその後ろには、ベレッタを構えた三原がいた。
「サラちゃん、八雲ちゃん! ……花井君を、早く!」
涙を浮かべ、サバイバルゲームで習ったのであろうお手本のような射撃姿勢の三原が叫ぶ。
今まで一緒に行動していた仲間を、凶行に走った麻生を撃つ事に、きっと躊躇いもあったのだろう。
だが、彼女は撃ってくれた。至近距離から、それでも死なないように腕を狙って。
蹲る麻生の前で、サラは八雲と共に花井を二人掛かりで肩を貸して立ち上がらせる。
花井自身も足に力を入れてくれていたようだったが、それでも大柄な彼を華奢な女子二人で動かすのはかなりの重労働だ。
花井の血が次々と制服に付くが、サラも八雲も気にせず進んでいく。
そんな中、再び無数の銃声が響く。サラが慌てて振り返ると、血の滴る右手を無視し、左手でUZIを放つ麻生が居た。
三原が慌ててその場を離れ、木の裏に隠れる。怪我をした状態から撃ったせいか、三原に当たった様子はないようだった。
が、すぐに麻生はこちらに振り返る。脂汗を浮かべ、もはや完全に闇に落ちた目が、サラ……いや、彼女に担がれた花井に向けられる。
「やめて……」
その姿が悲しくて、サラは大粒の涙を浮かべた。だが、彼は全くそれに反応してはくれなかった。
すると、再び響いた銃声。木の裏から半身になり、三原が撃ったものだった。
麻生のすぐ横の地面に一瞬土埃が上がる。恐らく三原が外してくれたのだろう。
続けざまに三原が撃つ。今度はどこを狙ったのかは定かではないが、少なくとも麻生も、サラ達も怪我はなかった。
それに応じるかのように、麻生はUZIを斉射する。銃声に掻き消され、三原がどうなったのかすら確認できなかった。
345Collapse:2006/12/25(月) 13:03:15 ID:M+69EzMD
だが、三原が麻生を引きつけてくれたお陰で、サラと八雲は花井を大きな木の裏にまで運ぶ事ができた。
これなら、あの場から麻生に撃たれてもまず銃弾が届く事はないだろう。
背後では散発的に銃声が響いている。まだ三原と麻生が撃ち合っているのだろう。
安全を確保したら、次は止めなければならない。闇でもがく麻生を。
「……す、まん……八雲君、サラ君……麻生を、止めてやってくれ……」
もはやろくに身動きすら取れないのだろう。花井は肩で息をしながら、二人に懇願する。
例え自分を殺しても、きっと麻生はもう戻れなくなる。花井もまた、サラと同じ結論を導き出していたのだろう。
「……それに、僕の傍に居ては、君達も危ないんだ……どちらにせよ、ここからは離れてくれ」
こんな状況でもなお他者を心配する花井の姿に、サラは決心を固めた。自分の身に何があろうと、麻生を助ける事を。
「……八雲、できるだけ私達も違う方向に行って、少しでも花井先輩から注意を逸らそう」
「でも、このままじゃ……」
八雲はいつしか涙を流していた。花井の負った傷の深刻さを、理解していたのだろう。
「……行ってくれ、八雲君。ここより、もっと安全な場所に。それに、僕はまだ死なないさ」
口元から血を流し、それでも花井は微笑みかける。その悲壮な覚悟は、ようやく八雲の心にも届いたようだった。
「行こう、八雲! ……花井先輩、必ず戻りますから。麻生先輩も連れて……皆で!」
「花井先輩……」
二人の少女は涙を堪え、茂みを横切り麻生が見える木の裏にまで走った。
丁度麻生の左側に位置する場所だ。見ると、麻生は今も左手でUZIを構えている。
三原が撃った際に、少しだけ撃って返す。最初に比べ、彼は弾薬を節約しようとしていたようだった。
元より冷静な麻生である。思考だけが変わって敵となれば、これほど恐ろしい者はいない。
三原の時間稼ぎも限界を迎えようとしていた。麻生による的確な反撃の跡は、彼女が隠れている木に現れている。
三原が半身になって乗り出していた部分のあちこちに銃弾の跡が刻まれ、そして……
「ぎゃああ!!」
ついに、三原の絶叫が響き渡った。麻生の反撃が命中してしまったのだろう。
どこに当たったかは分からないが、その悲痛な叫びはサラの心をズタズタに引き裂いた。
「サ、ラ……」
彼女の後ろで、八雲が悲しそうな視線を向けてくる。一体、彼をどうすればいいのか。
止まってくれなかった。言葉が届かなかった。過去と全く同じ。あまりにも無力な自分。
それを変えたかった。皆を助けたかった。……そして気付けば、たった一日で半分が死んでしまった。
麻生の傍にいたからこそ紛らわす事ができた、サラの苦しみ。彼女はここに来て、それを一気に自覚していく。
そして、彼女は気付いた。自分も麻生と同じだったのだ。お互いが傍にいながら、気付いてあげられず、助けてあげられなかった。
しかし彼女の心を覆ったのは闇ではなく……麻生を助けたいという、ただそれだけの想いだった。
346Collapse:2006/12/25(月) 13:05:28 ID:M+69EzMD
 気付けば、麻生は三度花井が居た方角を睨んでいた。
だが、花井はサラと八雲が若干違う方向に移動させているので、彼の視線の先には花井はいない。
とはいえ麻生は右腕以外は健在だ。彼なら、さほど苦労せずに花井を見つけ出せるだろう。
そして、無防備で瀕死の状態である花井を相手に、きっと容赦なく――
ふと、ガサガサという音がサラ達と反対側の茂みから響いた。サラよりも早くそれに反応した麻生が、すかさず銃撃を見舞う。
そこからは、一匹の黒猫が飛び出していった。
「伊織……!」
八雲達を見つけた時に黒猫が横切って行ったが、あれが八雲の猫、伊織だという事にサラは驚いた。
彼女の猫が今までどこにいたのかは分からない。銃声に逃げ惑い、今も怯えて行動した結果なのかもしれない。
だが、それはサラにとっては好機だった。これで、即座に花井の捜索に移られる事はなくなっただろう。
そして、他の場所に注意を向けた麻生に、説得を試みる最後の好機だ。

「……八雲、これをお願い」
サラは、八雲に自分のリュックを託した。八雲は当然戸惑い、受け取りを拒絶する。
「どうして? なんで渡すの?」
八雲は怯えていた。そして、明らかに拒んでいた。今のサラの決意が、伝わっていたのだろう。
「……大丈夫だよ、ちゃんと戻ってくるから。……麻生先輩も、きっと」
リュックを、そしてボウガンを置き去りにして、サラは麻生に向かい走っていく。
慌てて呼び止める八雲の声を背に、サラはただ麻生を見つめて走る。

――麻生は、もう戻れない。それはサラが誰よりも分かっていた。
彼を凶行に走らせたのは、多くの友達に続いて、周防を失った悲しみ。そして、周防にとって大きな存在である、花井だった。
特に、花井と自分を比べてしまったのだろう。周防の死を乗り越えた花井と、周防の死に心のバランスを崩した自分を……
花井の真っ直ぐな言葉は、壊れかけた麻生の心に止めを刺したのだ。
それにサラは詳しくは知らないが、麻生は花井に何らかの嫉妬をしているようだった。
周防という人物を想う上で、彼女と強い絆で結ばれていた花井の存在は、麻生にとっては一種のコンプレックスだったのかもしれない。
それら負の感情が、ここに来て爆発した。そして、もう後戻りは出来ないのだ。
花井を撃ってしまった。三原も撃ってしまった。今更彼が皆の輪の中に加われる筈が無い。
それでも。サラは彼を止めたかった。これ以上、過ちを繰り返して欲しくなかった。
言葉が届かないかもしれない。例え彼の手を握っても、彼をきつく抱きしめても、だめかもしれない。
何より、そうする前に自分が撃たれるかもしれない。それでも、サラにはこのまま黙って逃げ出す事は出来なかった。
自分はどうなってもいい。その決意はもう揺るがない。
そして八雲を、花井を、三原を……何より、麻生を助けたかったから――
347Collapse:2006/12/25(月) 13:07:03 ID:M+69EzMD
「麻生先輩!」
八雲の抑止を振り切り、サラは飛び出していった。瞬間、憎悪よりも驚きに染まった麻生がこちらを振り向く。
そして、麻生の左腕に握られたUZIから無数の銃弾が放たれた。
それはサラの腕に、足に、体に直撃していく。サラの視界は、一瞬で地面へと突き刺さった。

叶わなかった。届かなかった。手も、言葉さえも。
間近に地面を捉え、サラは痛みと無念の涙をこぼす。
だが、同時にこれで良かったのだとも考える。あの場で、八雲が傍にいながら叫んでいたら、彼女まで銃撃に巻き込まれたかもしれないのだから。
死ぬなら、自分だけでいい。ただ、せめて少しでも彼が止まってくれさえすれば……
「……サ、ラ?」
と、地面に膝をつく音が聞こえた。そして、自分の名を呆然と呼ぶ麻生の声も。
八雲の悲鳴も聞こえている。だがそれ以上に、サラには彼の立てる僅かな物音の方がよく聞こえていた。
そしてそれは、とても深い悲しみと後悔が生み出す物である事も、はっきりと伝わっていた。
「……俺は、何を……!」
初めて聞いた、麻生の嗚咽。ここに来て、ようやく彼は自分に全てをぶつけてくれたのだとサラは微笑む。
「ぜん、ぱ……」
もはや喋れない。顔を上げる事すらできない。手を、伸ばす事さえできない。
抱きしめてあげられない。それでも、サラは満足だった。自分の声が届いた事が、ただ嬉しかった。
と、急に視界が空に向く。麻生が、抱き起こしてくれたのだろう。
「サラ、俺は……!」
涙をこぼし、麻生はサラの頭を膝に乗せる。
サラはついぞ何も返せなかったが、それでもよかった。
麻生の目に、少なくとも今は負の感情は宿っていない。ただ、それが確認できただけで。
(神様、最後に私に目を残してくれて、ありがとうございます……)
涙を浮かべ、サラは瞳を閉じる。麻生の悲鳴にも似た叫び声すら、サラにはさながら聖歌のように聞こえていた。
(や、くも。ごめんね……つよくいきてね)
最後に、心残りだった親友を想い、サラ・アディエマスは二度目のゲームでその命を散らせていった。
348Collapse:2006/12/25(月) 13:08:41 ID:M+69EzMD
「あ、あ、あああああああああ……!」
麻生の後悔の涙が、叫びが、周囲を支配していく。
いつしか左手を押さえて出てきた三原も、涙を浮かべていた。
もちろん、八雲が泣かない筈がない。大切な親友が、目の前で死んでしまったのだから。
理不尽に、死んでしまったのだから。
狂った男によって、殺されたのだから。
身勝手な男が、殺したのだから。
姉と同じように、銃で殺したのだから。
人殺し
何で殺した
何 で 殺 し た

いつしか、八雲はサラが遺したボウガンから矢を一本取り出した。
天満の遺したそれと違い、先端が恐ろしく鋭利な物だ。
何の躊躇いも無く足元に置いていた自身の弓を取り、絃を引き絞る。
先ほど花井の前でやって見せた時より距離は短く、矢はより飛びやすい物だ。
まして、的は時折上下に動くだけの黒くて丸い物体。射るには何の問題もなかった。
風を切る音が一瞬立つと、いつの間にか麻生は倒れてしまっていた。
眉間に、矢を突き刺した状態で。

三原の悲鳴が上がる。それを聞いて、八雲はふいに意識を取り戻した。
弓を片手に、妙な疲労感が右腕に残っている。そして、その先には……
八雲は、自分がしでかした事に気付いた。……麻生を、射てしまったのだ。
確かに彼はサラを殺した。花井や三原を撃った。だからといって、射てしまったというのか。

――当然。だってあの人は人殺しだから。

弓を落とし、膝をつき、両手で頭を覆って八雲は首を振る。自分は何という事をしてしまったのか。

――許してはだめ。サラは友達でしょう?

悪魔が、また自分に囁き始める。……いや、すでに先ほど乗っ取られたのだ。自らの体を。

――ほら、次は姉さんの仇も討たないと。サラの想いを無駄にしちゃダメだよ

違う。サラはそんなつもりで荷物を自分に預けたんじゃない。
その事に気付くと、八雲は更に大声で泣き叫ぶ。彼女は麻生を助けたかった。
そして、彼女は死んだが、代わりに麻生の心は戻ってきた筈だった。
声を上げて泣いて、彼が後悔していたのは間違いなかった。なのに、自分は。

――ダメだよ、サラの、姉さんの死を無駄にしちゃ

今度は、八雲の絶叫が周囲を支配した。
349Collapse:2006/12/25(月) 13:12:40 ID:M+69EzMD
 目の前の出来事を、三原は理解出来ずにいた。
三原は花井達が逃げるまでの時間を稼ごうと、ベレッタでまずUZIを持つ麻生の右腕を撃った。
サバイバルゲームで正しい射撃姿勢は習ったし、何より距離が短かったので外す事はなかった。
その後はひたすら彼に当たらないように撃ち続けた。ただ、注意をこちらに向ける為に。
だが、そのうち麻生の銃弾が左掌に当たってしまった。今はハンカチを当てたが、本当に応急処置に過ぎない。
そして、気付けばサラが麻生に向かって走っており、それに対し麻生は彼女を撃ってしまっていた。
自分の手当てなどせず撃ち続ければと悔やんだが、そんな事を考えても手遅れだ。
しかし麻生は彼女の死に泣き崩れた。ようやく、彼は落ち着いたのだ。
姿を現し、彼女の死を悼むのは今しかないと思っていた。そして、麻生を完全に落ち着かせるべきだと思っていた……なのに。
八雲が矢を放ち、麻生は死んだ。そして今、八雲は泣き叫んでいる。
再会して抱き合って喜んでいた程だ。八雲とサラは大切な友達同士だったのだろう。
だが、八雲は殺してしまった。その親友が誰よりも心配していた先輩を。
「……八雲ちゃん、泣かないで。あなたが撃たなくても、私が撃っていたから」
心の片隅にも無い事を三原は口にする。そうでもせねば、八雲までどうかしてしまうと思ったからだ。
すでにかなり錯乱しているようだが、それでも落ち着かせなければならない。
確かに麻生は取り返しがつかない事をしてしまった。あのまま落ち着かせたとして、彼は自分で命を絶ったかもしれない。
その事を伝え、三原はなおも泣き叫ぶ八雲を必死になだめた。

しかし八雲の泣き声は、そして今まで響き続けた、自分に向けられ続けた銃声は、確実に三原の心をも蝕んでいた。
親友の冴子、思い人の今鳥が次々と死に、それでも田中やサラ達の思いを知った彼女は、一度は壊れかけた心を立て直した。
だが、本来なら四度目の放送で再びそれが崩壊しかけたのも事実だった。
ララ、天満……この島で出会った大切な仲間が、先に他の仲間を探さんと別れた二人が、揃って死んでしまったのだから。
彼女のショックはとてつもないものだ。だが、そんな彼女を支えたのは……皮肉にも、それ以上の衝撃を受けていた麻生だった。
自分よりも悪い状態の人間がいた事で、またそれを気遣う事で、何とか三原は踏みとどまっていた。
そしてそれは、現在も同じだ。だが、かけられた負荷があまりにも大きすぎた。
「……八雲ちゃん、花井君の所に行こう? 彼、今どこにいるの?」
花井と聞き、八雲は肩を震わせる。彼の状態が思わしくない事は、素人の彼女達にも十分に分かる事だ。
恐らくダメだろう。壊れかける心を動かし、三原は八雲を連れて歩く。
全身を血に染めて横たわる花井を見つけるのに、そう時間はかからなかった。
350Collapse:2006/12/25(月) 13:13:59 ID:M+69EzMD
「花井、君?」
普段の覇気が嘘のように、仰向けに寝せられた花井からは血の気が感じられなかった。
それを見るや、八雲は三原の後ろで膝をつく。そして、再び嗚咽を漏らし始めてしまった。
「……やくもくんか?」
しかし、花井はまだ生きていた。いつしか三原からも涙が零れ落ちる。
「八雲ちゃん、花井君が……花井君、分かる? 三原だよ!」
「……ああ、やくもくん……ぶじでよかった」
三原が花井の手を握っても、声を出しても、どうやら花井は三原を八雲と認識していたようだった。
今の八雲に手を握ったり話をする余裕はないだろうと考え、三原は演技を続ける事にする。
「そう、だ……あそうは……さらくんは……」
「……大丈夫だよ、今、二人で抱き合ってて……見てるこっちが恥ずかしいから、置いてきちゃった」
さらに涙が加速したが、三原は嘘を貫き通す事にした。心の痛みも、自身の悲しみも隠して。
「まったく、ひとさわがせな……やつだな……」
虫の息と呼ぶに相応しい花井が、笑ってみせる。いつもの豪快なものではなく、弱弱しいものだったが……
「……やくもくん、もういっかい……てをにぎってくれないか?」
今度は、本物だ。涙を拭き、三原と入れ替わった八雲はまだ涙に濡れた手を差し伸べ、花井の左手を握り締める。
彼の手の冷たさに驚いたようだ。先ほど三原も味わっているので、それはよく分かる。
「……ありがとう」
不意に、花井の呼吸が弱まっていく。最期を迎えようとしている事が、すぐに二人に伝わった。
「花井君、死んじゃだめ!」
「花井先輩!」
少女達の絶叫が何度でも響く。しかし、彼の呼吸は更に弱まっていくばかりだ。
「……ミコちゃん、ぼくは……」
そう言って、僅かに花井の口元が緩む。そして、二度と彼が口を開く事はなかった。
351Collapse:2006/12/25(月) 13:15:07 ID:M+69EzMD
 再び八雲が泣き始め、僅かでもまともな思考を……少なくとも、この中でそれを持つ人間は三原一人となった。
八雲は麻生を殺したが、かといってやむを得ない面が多々ある。それを責める事はできない。
だが、麻生が被害者である事も、同行していた三原は知っていた。
……むしろ、麻生は彼らに出会えなかった自分の姿のようにすら思えていた。
大切な人を失い、怒りが、人の内の負の感情が爆発して起こした凶行。
あれはまさに、今鳥の死を知り、ベレッタを握り締めて走っていた自分の末路だったのかもしれないのだ。
やり場の無い思いが、三原の心をより痛めつけていく。
それでも三原の思考がどうにか機能していたのは、やはり八雲がいたからだろう。
自分よりも更に弱く危険な存在。彼女がいるからこそ、今の三原は他者を気遣うという事で心の平衡を保とうとする事ができるのだ。

とはいえ、これからどうすればいいのか。三原は行く末を案じる他ない。
麻生が言っていた分校跡を目指すのか? だが、彼がいないのだから目的が分からないままだ。
その前に、彼らの遺体を埋葬したい。だが、八雲と自分の二人だけで、三人分をどうにかする事ができるのだろうか?
そもそも、八雲にどう対処すればいいのかが、三原には全く分からなかった。
「……八雲ちゃん」
花井の傍でなおも泣き続ける八雲への距離は遠い。手が届く場所なのに、まるではるか地平線の彼方にいるようだ。

いつしか日も随分沈み、林の中は赤々としてきていた。
泣き続ける八雲と、彼女をただ悲しげに見つめる三原の事を、伊織は距離を置いて眺めていた。
352Collapse:2006/12/25(月) 13:15:57 ID:M+69EzMD
【午後:17〜18時】

【現在位置:H-03】

【三原梢】
[状態]:左掌に銃創(応急処置済み)、極度の精神的疲労、この先を悲観
[道具]:支給品一式(食料2、水3) ベレッタM92(残弾9発) 9ミリ弾198発 エチケットブラシ(鏡付き)
[行動方針] :この場をどうにかしたいが…
[備考] :ハリーを警戒。結城が心配。
     播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると思っています。

【塚本八雲】
[状態]:極度の精神不安定状態、血まみれ、号泣
[道具]:支給品一式*2(食料3、水6)、(弓矢20本、全てゴム。ただし弓はしっかりしてるので普通の矢があれば凶器) 、ドジビロンストラップ
      壊れたボウガン(M-1600、現在一本装填) ボウガンの矢3本(サラのリュックの中) アクション12×50CF(双眼鏡)
[行動方針]:不明
[備考]:所持している荷物を天満の形見と認識。弓使用可だが精度に難あり。反主催までは思考の外

【サラ・アディエマス:死亡】

【麻生広義:死亡】

【花井春樹:死亡】

――残り13名

※麻生、花井の荷物はそれぞれの手元にあります。サラの荷物は八雲が持っています。
 UZI(サブマシンガン) 9mmパラベラム弾(1発)
353名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:17:48 ID:zge2Dake
即リレーにしちゃよく頑張ったな、乙
354名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:22:53 ID:5tNYLL0d
文章から見て、たぶんDefectの人だな。
誤字とかあったら修正しなきゃならんから、棄て鳥でもつけといたほうがいいぜ。

んでGJ!
……予想はしていたが、なるほどとっても凄惨だな。
ここにきてマーダーの総入れ替えが始まった感じだ。
サラのリピーター設定も、死に際で生かされてよかったよ。
355 ◆cx94bMr2cU :2006/12/25(月) 13:24:47 ID:M+69EzMD
念のために鳥を付けておきます
356名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:30:04 ID:Cj6/8nJm
乙!!

思いきった展開だな……
ハラミ日記もこれで終りか。

そして姐さん万々歳orz
正体を知るのは日本刀組だけという事実……
357名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:30:32 ID:4EHySQoZ
>>352
乙です
つかマジッすか!?
花井と麻生を殺すのにはすごい度胸がいったと思う
そこはすごいGJ
しかし荒れそうだ。それにしてもどうなるスクロワ!?
358名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:32:49 ID:BHQ9FJnx
なんかどんどこ死んでくね、最近。
男子が播磨・烏丸・西本・奈良・オカッパの5人になっちゃった。




おかっぱ大丈夫かな・・・。
359名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:35:53 ID:5tNYLL0d
荒れはしない。別に、問題作でもないし。

そうか◆cx94bMr2cU氏だったか。
もしかしてDefect書いたのもアナタですか? 
今見直したら、たまに1マス空いている改行が特徴的だからそう思ったのだけれど。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:47:39 ID:zge2Dake
トリをざっと見たら「invite..」.や「壊」を書いた人なのね。なるほど、急展開の鬼かw
361名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:09:54 ID:uhPe2wYk
>>352乙!!でも強いて言うなら最初の方の文章が冗長としてる気がする
Defectの時も山場は読ませる良い文章だからそれ以外は簡潔にした方がいいと思う
362名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:10:56 ID:hNLKk0XA
乙です
息をつく間もない急展開にハラハラさせて頂きました
三原が八雲の代わりに花井の手を握ったのは良かったなあ
三原やっぱり良い子だよ三原!

そして麻生・サラ・花井が退場ですか
麻生&花井組VS高野組を妄想してたりしてましたが
惜しいがこれもロワの宿命ですな。彼らの死が残された二人に何を残すか……
363名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:11:03 ID:708bRqme
優勝候補が一気に脱落して、オカッパ優勝ENDが現実味を帯びてきたな
364名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:14:23 ID:BHQ9FJnx
>>362
そういえば、高野は花井のことが好きだったよね。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:24:51 ID:sd4nGoo4
>>364
kwsk
366名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:29:58 ID:hNLKk0XA
>>364>>365
好きでは無いが、よくからかってた玩具的な存在だな
いなくなって砂漠の砂の一粒ぐらい程寂しいんじゃないか?
まあその前に麻生が死んだことで
「計 算 ど う り !」
とニヤニヤ歓喜する方が強いだろうがなw
367名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:34:14 ID:BHQ9FJnx
姐さんの頭の中に麻生なんて、遥か記憶の彼方に消えていそうだがな・・・。
368名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:41:27 ID:x4tuSJn0
その割には下僕に囲まれたお陰で展開ゆるやかだがなw
369名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:41:44 ID:M+69EzMD
>>352
三原の備考に
・盗聴器に気づいています。
を追加します。
>>359
そうです。改行は無意識にやっていたので気付きませんでした。
>>361
アドバイスありがとうございます。冗長になりがちだとは昔から自覚していたので、参考にさせて頂きます。
370名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:07:05 ID:EOhcx1yX
>>352
乙です!!
感情の流れとか花井の最期とかホント良かったです

ただ、ボウガンについて問題があるかも
【白昼夢】の
>壊れていたボウガンは、修理してサラちゃんに返しました。
>とはいっても、切れた弦は目立たないように繋いだけど、実用には耐えられそうもないので、たぶん威嚇用にしかなりませんが……
がボウガン修理の描写なので、ちょっとまずいのでは?
371名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:12:18 ID:kJcRrz5A
>実用には耐えられ「そうも」ないので、「たぶん」威嚇用にしかなりませんが
だからおkおk
でいいじゃん
372名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:15:11 ID:M+69EzMD
>>370
>>371
八雲は自分の弓(天満が持っていたやつ)で矢を放ちました。
373名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:15:21 ID:zUrlZa7S
GJ!!八雲マーダ―化でいよいよVS沢近が現実のものに?
374名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:18:46 ID:EOhcx1yX
>>372
ほんとだ・・・・・・失礼しました
完全に脳内変換されてました
375名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:23:54 ID:O+KKJ7yN
八雲対沢近か。かなり見たい戦いではある
それよりも播磨対花井が見たかった俺としては悲しい結果に…まぁ花井対麻生が見れたからいいけど
やっぱどうにかして播磨対烏丸は見たいね
376名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:28:40 ID:BHQ9FJnx
前半の7本の間で7人も死んだな。
377心の動き:2006/12/25(月) 15:46:58 ID:uhPe2wYk
八雲は辛かった
人を殺して生きれるほど自分は強くないし、大切な人の死をこれだけ見てこころを保ってられる自信がないからだ
いや、こころはげんにさっき壊れてしまった…
私はこれからどうすればいいのだろう
死んで姉さんに会いに行くのもいいけど、そんな事をしたら花井先輩やサラに怒られてしまう…
何で花井先輩は私を自由にしてくれないの?何でサラは私に生きろと言うの?
私はもう疲れたのに… 木々のざわめきが隣にいる先輩の声を消してくれるのがありがたがった
だってこれ以上勝手な事を言われたら私には耐えられそうにないから…
378名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:49:46 ID:uhPe2wYk
こんにちは、三原です
こんな時に日記を書いている場合かと自分で思いますが書きます
そうしないと自分が壊れるかもしれないので…
麻生くんが私達に会った花井くん達を撃ちました
私は最初は信じられない気持ちでいっぱいでしたが今なら理由が分かります
大切な人が死にその大切な人の事を自分より知ってる人が見殺しにしたとしたら私も恨むでしょう
その恨みに麻生くんは耐えられなかっのだと思う
でも何があっても人を撃つのはいけない
そんな事をしたら罰せられるに決まってる
げんに八雲ちゃんがボウガンを撃った
379心の動き:2006/12/25(月) 15:51:44 ID:uhPe2wYk
これで麻生くんは罰せられたのだろう
じゃあ八雲ちゃんを罰する人はいるのだろうか?それ以前に罰せられるべきなのだろうか?
………
…あっ!八雲ちゃんがきたので日記はやめます、これが最後でないように…

泣くのに疲れて三原先輩のところに行くと何かを隠した気がするが私は気にしない事にした
もしそれが銃だとしても私は殺されるべき人間なのだから後悔はしないし…
そんな事を考えながら三原先輩のそばに行ったら、話かけられた
「これからどうする?」
380名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:53:03 ID:uhPe2wYk
……たった8文字だけれど私はそれに対しての答えに何百文字も要さなきゃいけない気がした
これからどうする?…
分からない…私は人を殺してしまったのだから生きる資格などすでにない人間だ
かといって死んだら花井先輩やサラにしかられる
生きていても死んでもダメなのだからどうすればいいのだろう?
私は逆に聞いてみることにした
「私は生きていていいと思いますか?」

三原は驚いた
まさか自分の質問に質問をぶつけられるとは思わなかったからだ
私は答えに詰まってしまった
花井くんやサラちゃんなら生きろと言うだろう
381心の動き:2006/12/25(月) 15:54:26 ID:uhPe2wYk
しかし私にはそんな無責任な事を言う勇気はなかった…
花井くんの気持ちを汲んでも麻生くんの気持ちを汲んでも裏切りになる気がした
この娘の答えは私では出せない…
自分で出してほしい…
だから私は助言しか言えない…
「私にはどうとも言えない…、でも花井くん達は何て思いながら死んだのだと思う?」

八雲はショックを受けた…
今まで会ってきた人は皆自分に優しい声をかけてくれたからだ
だからこの先輩も自分に優しい事を言ってくれるとこころのどっかで思っていた
382心の動き:2006/12/25(月) 15:57:56 ID:uhPe2wYk
なのに分からないと言われてしまった… この先輩は自分で答えを出せと言っているのだ…
花井先輩は生きろ… サラは生きろ… 姉さんも生きろ…と締め付けるなら私は当然生きなきゃいけない
でも生きようとしようとすると悪魔の声が聞こえてくる
―お前は人を殺したんだ死ぬべき人間だ死ね死ね死ね………―
私のこころはもう限界にきていた…

「八雲ちゃん!?」
三原は倒れた八雲を抱き上げた
「大丈夫!?」
自分の答えでこの娘を苦しめてしまったのに今気がついた
何で慰められなかったのだろう?
383名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 15:59:17 ID:uhPe2wYk
そんな自分が分からない…、自分は正しい事をしていたのだろうか?
とりあえず今はこの娘を休ませてあげよう、別に外傷もないし…

先輩が私を抱き寄せてる?そうか…私は倒れてしまったんだ
今は少し寝よう… 寝て起きたら答えが出ている気がする………







384心の動き:2006/12/25(月) 16:04:06 ID:uhPe2wYk
【現在位置:H-03】

【三原梢】
[状態]:左掌に銃創(応急処置済み)、極度の精神的疲労、この先を悲観、自己嫌悪
[道具]:支給品一式(食料2、水3) ベレッタM92(残弾9発) 9ミリ弾198発 エチケットブラシ(鏡付き)
[行動方針] :この場をどうにかしたいが…
[備考] :ハリーを警戒。結城が心配。
     播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると思っています。

【塚本八雲】
[状態]:精神衰弱、疲労のため睡眠
[道具]:支給品一式*2(食料3、水6)、(弓矢20本、全てゴム。ただし弓はしっかりしてるので普通の矢があれば凶器) 、ドジビロンストラップ
      壊れたボウガン(M-1600、現在一本装填) ボウガンの矢3本(サラのリュックの中) アクション12×50CF(双眼鏡)
[行動方針]:起きたらどうしよう…
[備考]:所持している荷物を天満の形見と認識。弓使用可だが精度に難あり。反主催までは思考の外

385名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 16:09:09 ID:BHQ9FJnx
>>384
乙カレリン。

凄いアシストだ。
ところでハラミは本当に日記を書いていたんだ・・・。
386名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 16:10:00 ID:uhPe2wYk
すいません、携帯から即リレーです…
携帯からなのでみにくいと思います
初リレーですのでだめなら破棄して下さい
>>369
すいません、勝手な事を言って… 自分もこの程度の長さと内容しか書けないので言う資格はないと思いました
387名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 16:18:44 ID:O+KKJ7yN
乙です
悪魔の囁きマジ恐いな
八雲の運命握りまくりなんだが
イチさんにはそういうネガティブなのが聞こえてないといいけど
388名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 16:54:41 ID:sjpXZJ8X
一日空いたら話が進みまくって驚いた。

花井逝ったか…。今の袴コンビがなかなか気に入ってたのでショックだ。
今後の八雲は書き手しだいだな。暗黒化するのもありだろうし、花井、サラの反主催を受け継ぐのもいいだろうし。
どっち来てもオレは納得するぞ。
389名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 17:31:26 ID:UT7W1aBo
作者さん乙
花井、八雲、麻生、サラ、三原がここにきて一気に登場そして退場したわけか。

八雲は本当に精神的にもろくなってきたな…さすがに臨海間近のようだ
三原も本当は辛いんだろうけど他人の辛さと比較しながら自分をなんとか支えている…
そんな感じか。つか八雲に何かあったら…この二人は死ぬときは一緒かもしれんな
390名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 17:32:52 ID:0wY3rt2N
怒涛の展開が続くなかで、投下がこない姐さん一行。
391名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 17:37:28 ID:hUhYb1E8
>>332 >>352 >>384
乙です!
すばらしいリレーでした!

囮になるとはかなり度胸があるな三原。。よくぞあそこで麻生を撃った
八雲はとうとう人を殺してしまったか…これからどう転ぶか…

それにしてもすごい展開に圧倒されたぜ
392名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 18:01:38 ID:UT7W1aBo
◆7ILEob33QI氏
→12/24(日) 09:51:30  高野、岡、雪野予約
→12/24(日) 09:53:29  予約延長申請
→12/25(月) 09:53:29  期限終了

期限はきれたが投下は可能。
ただし優先権はないのでそれまでに他の作家さんが投下するのも可。
393名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 18:45:06 ID:nC+iwkRG
今回の三原日記、ハガキ職人みたいなシメだったな

とりあえず御三方とも乙でした
394 ◆7ILEob33QI :2006/12/25(月) 19:03:54 ID:vBHfyQYK
遅筆ですみません。予約権は切れましたが現在修正中なのでがんばって早く投下します。
395名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:15:46 ID:ONHK/WgC
じゃあ投下まで別の話題を提供するか。
今回、結構死人が多いんだけどさ、ハネダメには誰に出て欲しい?
396名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:21:11 ID:rzWiANOY
>>395
SM
397名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:21:28 ID:BHQ9FJnx
ハリー。
398名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:22:16 ID:Yzca0htc
ある意味最悪の結末を迎えたつむぎとある意味最高の結末を迎えたおキヌ。
この二人に出て欲しい。
399名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:42:08 ID:q8/KgigD
ますます晶ラスボスが現実味を帯びてきたな。
発狂麻生もすぐ死んだし
シングルの一条のこれからの行動と、奈良がどこに攻撃するかってのがキーになりそう。
先が読めなくて面白いです
400名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:46:23 ID:2s0SBblm
てか対遂に播磨のことを勘違いしている三原とヤクモンが出会ってしまった・・・・・。
どうする作者さんよ。
401 ◆GEIGwDl3Ms :2006/12/25(月) 19:52:40 ID:XfJOBlrR
>>332さん>>352さん>>384さん
乙でした。

私の願った結末とは違ってしまいましたが、そこには確かに一つの物語の終わりがあって
それを見届けられたことを今はよかったと思います。
最後に麻生とサラの心が通じたことで私も救われました。
キャラクターの所有意識とかそういうことではなくて、好きなキャラの一ファンとしてお礼を言いたいです。
本当にありがとうございました。



>>皆さんへ
分校のフラグについてですが、麻生が探そうとしていたものは防空壕自体とは直接の関係はありません。
学校などの広域避難所にならあっても決しておかしくないものですよ。
この発想は私が全作品を通じて唯一自信のあるギミックです。
バッテリーや医薬品と比べてもそこに残されていて不自然でないもの……脱出派の書き手さんならお気づきになるかもしれませんね。


――さて、と。
この先の展開を見守る意味もなくなりましたので私はこの企画を離れます。
いろいろとご迷惑ばかりお掛けしてしまってすみませんでした。
黙って行くのが最後のマナーと思いつつも、一言ご挨拶がしたくて書き込みました。
本当に皆さんには最後の最後まで疫病神でしかなかったですね。
でも、短い間でしたが私は結構楽しかったです。
もう二度とお会いすることはありませんが、この企画が成功することをどこかで祈っていますね。
皆さん、本当にお世話になりました。
それでは、さよならです。
402名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:59:02 ID:BHQ9FJnx
>>401
           _ __ __ _
        /      `  、
       /  //ハ ハ ハ  ヽ
     ,. -i  i/レ'Ti/  V ヽ  ヽ
    / __〔〕 /. ハ    ハ Vi 〔〕⌒ヽ    バイバイ!
     レ'⌒ヽY   t_ノ     t_ノ il|/' ⌒V
    \  (ハ          リ )
      \ \    「 ̄ノ   イl|   
       \/>ヽ.    _/ l l|
         〈'  〔.>--<.〕i⌒ヽ.l|
         i\/ </ハ. > !  V!
         リ ハ  〈/ i.〉 l  />
            |      |k./ \
            |  /\ ト、 \.  ヽ.
            /7´i l l l i`i´ 〉  `ー '
          7ー‐ァr‐‐イ´
          /ー / .|ー. 1
        _/⌒iーヘ .|__7戸>ー.、
       〔ー‐┴‐'」└-------'
403名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:07:47 ID:Juhs94EN
>この先の展開を見守る意味もなくなりましたので


(゚O゚;)ポカーン…
404名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:10:49 ID:R7fj95zZ
天満可愛いなオイww

この時点で去るって思いっきり
麻生とサラを書きたかっただけですって宣言してるようなもんだな。
去り際に禍根残していくあたり完全に腐女子にしか見えなryゴホッゴホッ
まあ謝罪もあったし責めるつもりはサラサラないけど。

残り13人か…脱出ENDを望むがなかなか糸口が見えないなorz
405名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:34:02 ID:x4UUCtmY
花井が・・・
麻生ごときに見せ場もなくやられたか・・・

ハラミが死ななくて最高に嬉しい反面花井死亡で複雑な俺
それと、

>>401
最後まで後味の悪い奴だなあんた文読んで腹たったわ
スレ汚しやがって死ね
406名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:37:33 ID:BHQ9FJnx
>>405
逆に考えるんだ。

◆GEIGwDl3Ms氏がいなければ、スクロワはここまで注目を浴びることは無かっただろう。
407名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:39:53 ID:zEcmei+z
ここで空気を換えるために脱出案の話でもするか
408名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:40:13 ID:R7fj95zZ
>>406
そんなまさかww

高野、岡、雪野まだー?
409名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:53:20 ID:0wY3rt2N
まあいいじゃないか。
最後までこの企画の目的を勘違いしてたようだが、これで最後なんだから。

それにしても放送前にはホテル周辺が主戦場になるかと思ってたが、そこ以外がこうも地獄絵図になるとはね。
410名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 20:55:25 ID:zge2Dake
立つ鳥が跡を濁していて吹いた。
面白い冗談だなw

>>384
投下乙。だが、もう少し文章の形をしっかりすべきだと思う。
SSなんだから、最低限句読点や変換はしっかりして欲しいな。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:01:25 ID:MG1taxMm
謝ったかと思ったらアソサラ終わった途端、こうも態度を変えるとは…

もし黒化した八雲が烏丸と出会ったら八雲は殺せるんだろうか?
まぁ黒八雲自体俺の妄想なんだけど
412名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:06:41 ID:Juhs94EN
花井たちが死んだSSの最後に

【GEI氏 逃走】

が見えた
413名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:16:24 ID:Qxn/91UW
怒涛の投下だなー作者さん達乙

でも八雲はここで殺しておいたほうがよかったような気がする
サラと違ってやりたいことも定まっていないし
書き手的には扱いにくいキャラなんじゃないだろうか。
どうなるかは書き手次第といっても、黒化以外不自然だしさ
414名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:16:26 ID:sjpXZJ8X
好きなキャラが死ぬのってホントに悲しいものだな('A`)皆味わってるのだろうけど。
オレも花井は複雑だ…。

花井は幼馴染の死を乗り越えて、他人や大切な人を気にかけて最後まで強く優しい人だった…。反主催の鑑だ。
カッコよく死んだ花井と無様に死んだ麻生との対比もあるか。
これから八雲はどうするのか・・・。八雲が望んだように彼のように強くなれるか、それとも暗黒面に落ちてしまうのか。
415名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:24:32 ID:zEcmei+z
>>414
麻生の死も割りとかっこいいと思うぞ
むしろそういう一キャラの美化発言は痛いから止めといたほうが…
416名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:50:14 ID:Gel5Bar7
>>415
花井はどうでもいいとして、麻生はかっこよくないと思うが…。
錯乱して大切な人殺して、泣いてる時に不意打ちブッサリであぼーんだぞ。
ワースト3くらいのしょぼさだ。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:54:10 ID:BHQ9FJnx
個人的に一番カッコよく死んだ男子は斎藤かな?

次点で田中。
418名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 21:58:31 ID:5tNYLL0d
>>417

お 前 は 石 山 を 忘 れ て い る !
419名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:00:08 ID:PXV4sMol
死の美学は人それぞれだからな
麻生みたいに必死に死んだ方が良く見える人もいるだろ

俺的には死ぬ直前はそうでもなかったけど死んだ回としてのハリーはカッコよかった
殺戮者としてのハリーと相棒としてのハリーが上手く出てて感動した
死ぬ直前だったら斉藤、田中はかっこよすぎ。石山も地味に良かった
420名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:01:17 ID:BHQ9FJnx
>>417
いやっ、忘れてないよ。

書き込んだ後だけどちゃんと気がついていたさ。
421名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:04:10 ID:PXV4sMol
梅津もそういえば良かったな。早死に過ぎだが
あと最後まで見知らぬ仲間までを信じきって死んだ東郷もある意味カッコよかった
422名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:10:01 ID:QAxaH/ei
413
にぎりが火病るからな
ロワにまで派閥持ち込むなつうの
俺としては作品内での播磨は自己中度高いからお嬢を庇って死ぬとかして漢になってほしい
423名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:11:01 ID:zq6HOlEe
なんだこの急展開wwww
思わず脱糞しそうになったぜ。

御三方とも乙。
>>332から>>352のリレーで、麻生の花井へのコンプレックス
が上手く繋がってるのが良かったな〜
花井の真っ直ぐさが、殺戮の引き金になってしまう不条理さも胸を打ったぜ・・・

にしても、>>352はたった十時間でこれだけのモノ書いたのか?
たいしたもんだぜ・・・
424名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:11:55 ID:EOhcx1yX
似たような氏に方なのに名前が出ない吉田山・・・・・・(つД`)
425名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:15:56 ID:zq6HOlEe
俺も、この麻生の死に方は結構好きだな。

確かに、客観的に見ると、もうどうしようもないくらいダメなんだが、
そのダメさが俺の心を捉えて離さないよ。

麻生がこんな役を任されるとは、これもロワの醍醐味かな。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:16:16 ID:q8/KgigD
まだ生きてるやつだと西本、おかっぱあたりはかっこよく死にそう。
427名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:17:14 ID:O+KKJ7yN
>>424
今さっき見返したんだけど吉田山はそこまでかっこよくないんだよねw
だったら石山のほうが良かった
428名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:18:10 ID:dlG21I+l
すげ・・・ちょっと目を離した隙に凄まじい急展開・・・
429名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:21:41 ID:ncAZtpRK
女子だと死に様がカッコよかったのは誰だろ?

マーダーに果敢にも挑んでいったララ、周防(周防はちょっと弱い部分も見せたけど)。
凶行に走る城戸、麻生をそれぞれ止めようとして逝った嵯峨野、サラ。
最後の最後に改心して、自ら散った冴子。

大体こんなとこかな?
430名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:25:55 ID:O+KKJ7yN
つマサル
431名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:30:31 ID:zZ3Vfy49
ここいらの惨劇の元を辿ると、天満、周防の死が原因だよな
やはり存在は偉大だったか

それにしても死んだのは脱出なり殺しなり心の固まった奴ばっかだな。
下手に動くとってことなら奈良は・・・
432名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:38:15 ID:DWolcq7j
◆7ILEob33QI氏の作品は何時頃完成するんだろう?
433名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:39:00 ID:BHQ9FJnx
>>427
命乞いしてたもんな。

そーいや、どうでもいいけれどG-06が禁止エリアになったら
坊主とメッシュは(´Д⊂
434名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:45:16 ID:jJZNC6TT
内容的には文句ないんだが・・・。
円とイチさんの時間が・・・


今 だ に 午 前 中


なんだが・・・。
しかも予約すら入っていないという状況・・・。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:01:57 ID:zq6HOlEe
最終投下における生存者の時間

八雲・三原【午後:17〜18時】
奈良 【午後:15時〜17時】
播磨・沢近・西本【午後:13時〜14時】
烏丸・隣子【午後:12〜13時】
円【午前:11〜12時】
一条【午前:10時〜12時】
高野・雪野・岡【午前:10時】

というところか。
最大で、8時間くらいの時間差が出来てるな。
436本編が(ry:2006/12/25(月) 23:04:22 ID:5tNYLL0d
ハネ子(以下ハ)「ハネ子とー!」
ダメ子(以下ダ)「ダメ子のぉーっ!」
ハ&ダ『“名無し様が見てるー(=´Д`=)ーイン★サブカルチャー”!!』
ハ「名無しの皆様お久しぶりー! ほらそこ、涙は拭いて拭いて。
  泣いたって、マーダーの皆もアソミコハナサラも生き返りませんよー。ここはカ〇スロワじゃないんだから」
ダ「余計なこと言わないのっ! ……えーと、名無しの皆様ご無沙汰してました。
  まさかハネ子が花皿なんて古代呪文を持ち出してくるなんて」
ハ「絶対に一時期そうだった人はいるはずだよ。
  特にマイナー派閥が好物の人とか。ほら、そこのさくらんぼ派のアナタっ!」
ダ「1の人指さしちゃダメェッ!」
ハ「なによぅ、いいじゃない。どうせ今回も笑って悪ノリしてくれるわよ」
ダ「あのねぇアンタ、そんなこと続けてたら今に『アイツまとめに媚売りすぎじゃね?』とか言い出す人もでてくるわよ」
ハ「そんなリスクは承知してるわよ。……でもね、ダメ子」
ダ「な、何よ。そんな真面目くさった顔で」
ハ「権力者に媚売るのは、この世界では必要なことなのよ?」
ダ「イヤな世界だな」
ハ「いざとなったら色仕掛けでさえ使うわよ、私」
ダ「手段選ばなきゃ駄目ぇっ!」
437本編が(ry:2006/12/25(月) 23:05:00 ID:5tNYLL0d
ハ「さてさてダメ子。新規の名無しさんに、このコーナーの説明をお願いっ♪」
ダ「わかったわよ。えーっと、このコーナーは、私達ズガンコンビが1の人に怨みを晴らすため……じゃなかった。
  スクロワを更に盛り上げる為に色々な話題を取り扱うコーナーです」
ハ「時には二人だけで、時にはゲストをお呼びして。
  死者の未練を断ち切ったり断ち切らなかったり、っていう企画。肩の力を抜いて読んでいってくださいな」
ダ「相変わらず、好き勝手なこと言ってるわね」
ハ「アンタも段々と本性が出てきた感じじゃないの」
ダ「……こんな企画、冷静さを保ってたらやってらんないわよ」
ハ「なるほど。さすがはロワの冥界コーナー、狂人化フラグビンビンですか?」
ダ「いや、そこまでじゃないけど」
ハ「と、いうことで今回のお題はー!」
ダ「え? ああ、そういうフリね。えっと、今回のお題はズバリ、スクロワマーダー特集!
  ロワの醍醐味、殺し合いにはかかせない汚れ役をかってでてくれた影の主役達にスポットを当てよう、っていうワケですね」
ハ「くぅー! ついに来た私の春っ!」
ダ「どういうこと?」
ハ「だからぁ、前回のカップル談義でチラっと言ったじゃない。……わかってるくせにぃ」
ダ「気持ち悪い声出すのやめてよ。それじゃ、早速ゲストをお呼びしましょう」
ハ「それビ・ケ・イ! ほらキ・ン・パ・ツ!」
438本編が(ry:2006/12/25(月) 23:05:43 ID:5tNYLL0d
ダ「この二人がこんなにも活躍するなど、誰が予想したでしょうか? 狂気と冷静さがロワに活気をもたらした! 
  SMの片割れ鬼怒川さんと、狂人才女結城さんでーす!」
おキヌ(以下キ)「呼んでくれてアリガト。お茶飲む? 農薬入りだけど」
つむぎ(以下つ)「いえ、そんな活躍しただなんて。私はただ花井君にたかりそうな蛆虫を【禁則事項】しただけで……」
ダ「うわー。死してもなお立派なマーダーっぷりですね。逃げていいですか?」
キ&つ『うん、それ無理』
ダ「……ちょっと助けてよハネ子」
ハ「……なんでよ」
ダ「え?」
ハ「なんでハリー君がゲストじゃないのよっ! ハリー君がコッチの世界の住人になった瞬間から、首を長くして待ってたっていうのに!」
ダ「あー。そのハリー君ですが、コメントが届いています」
ハ「何々? ラブレター!?」
ダ「『本編ではだいぶカツヤクさせてもらっタ。スマナイがしばらく休ませてもらうヨ。東郷が、コーヒーをおごってくれるというのでナ』、だそうです」
ハ「……あのマカロニヤロー。今度会ったらぶっ殺してやる」
ダ「もう死んでるから」
キ「ちょっと、こっちは無視?」
つ「どうせ私なんて……(ブツブツ)」
ハ「もー、ダメ子がテキトーにやってよ。私は休んでるから」
ダ「あわわわ。そ、それじゃあマーダーのお二人にお話をうかがいましょうっ。
  マーダーキャラとして描かれてみて、どうでしたか? まずは、鬼怒川さんから」
439本編が(ry:2006/12/25(月) 23:06:27 ID:5tNYLL0d
キ「そうね。まぁ、周りの男子とかは私のことSだSだとか言ってるらしいけど……。
  私は別にSじゃないからマーダーになるのも勇気が必要だったわね」
ダ「ほうほう」
キ「人は殺すよりも、生かさず殺さずで傷つけるほうが好きだし。
  いきなり殺すなんて無理で、じっくりと時間をかけて少しずつ精神から追い詰めていかないといけないし。
  あ、それから……」
ダ「も、もう結構ですっ! ……アリガトウゴザイマシタ」
キ「そう? まだまだ話したいことはあったんだけど」
ハ「……完璧Sじゃん」
ダ「ハネ子はちょっと黙っててっ! それじゃあ、結城さんどうぞーっ!」
つ「私ですか? 狂人化フラグがたてられちゃってしかたなく……。
  ホントは、人殺しなんて嫌だったんですけど」
ダ「ですよね、ですよねっ! よかったやっとまともな人が」
つ「でも、やっぱり花井君に近づく人は許せないので、たぶんまともでもそんな人には【禁則事項】するし同じ理由で高野さんとか八雲ちゃんも【禁則事項】を【禁則事項】して。
  あ、もちろん周防さんは【禁則(ry」
ダ「はいアリガトウゴザイマシターーーーーーーーーー!!」
つ「え、まだ最後に花井君を【禁則事項】する話が」
ダ「この話題終了ー! 誰だこいつ等呼べって言った奴っ! >>398テメェ責任取れっ!」
ハ「まぁまぁ、落ち着いてよ。ダメ子」
ダ「ハネ子ぉ……」
ハ「この窮地を乗り切るとっておきの策が私にはあるのよ」
ダ「な、何!? 教えて!」
ハ「今からでもハリー君を呼べばきっと」
ダ「利己的提案DAME!」
440本編が(ry:2006/12/25(月) 23:07:45 ID:5tNYLL0d
ハ「ちぇっ……。さて、そろそろお別れのお時間です」
キ「もう終わり? ……それじゃあ斉藤君のトコでも行くかな。奈良君の蝋燭奪っとけばよかった」
つ「私も花井君のところに行きますね。待ってて、花井君。すぐに近くに行くから♪」
ダ「……最後までこんな空気か。次回はどうなるんだろ」
ハ「次回もきっと好き放題やり放題! さて、そろそろ吉山田君でも呼んであげようかな?」
ダ「だから誰それ」
ハ「でも結局、ゲストを決めるのは次の放送の後っ!」
ダ「まぁ、そうだろうけど」
ハ「私は断然ハリー君希望! そして誘惑してみせる!」
ダ「野望宣言しちゃ駄目」
ハ「そして本編では見られないめくるめくERO展開をっ!!」
ダ「書き手に実力以上のもの求めちゃダメェッ!?」






 これでも読んで、◆7ILEob33QI氏 の投下を待ってようぜ。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:08:06 ID:bXE7Bi28
GEIって人、おかしな人だとは思ってたが、まさかこれほどの真性屑だったとは……
公開オナニー邪魔されたんでカンシャク起こしちゃったんだな……
442名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:11:46 ID:EOhcx1yX
>>440
相変わらずの超GJwww
443 ◆7ILEob33QI :2006/12/25(月) 23:15:20 ID:vBHfyQYK
どうもお待たせしました。特に ◆.Cb.m05RN氏、待たせてすみませんでした。
当初はもっと急展開にしたかったのですが、氏の伏線をつぶすのも申し訳ないと思い直させていただきました。
この構想は他キャラで、予約無しで投下したいと思います。

題名は「Past School Days」
444Past School Days:2006/12/25(月) 23:16:04 ID:vBHfyQYK

あるところに――――――とても無愛想な女の子が居ました
成績はいいけれどヒネくれててイタズラ好きでやっかい者でした
でも女の子にはひとつだけ特技がありました
読書が好きで本を書くことも好きでした
女の子は文化祭で劇の脚本を書きました
ちょっとだけ皆の役に立つのでした


――――――もう  あるところは ない

――――――もう  みんなも  いない


――――――もう  ※※※※ ※らない
445名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:17:28 ID:vBHfyQYK
島は今日も晴天だった。穏やかな青空。
冬なのにも関わらず、やや涼しく、やや肌寒い程度で済んでいるのは、
きっとこの地が矢神よりもずっと南に位置しているからだろう。

「なー、たーかのー、こんなこと意味あんのかー?」
空を見上げ、高原地、湖のそばで立ち止まりながらうめき声をあげたのは、
どこか小者を思わせる――実際に小さいのだが――、そんなおかっぱ頭の男だった。
だというのに何故か今はえらく強気で自信にあふれている。彼は抗議の声をあげた。
「絶対意味ねーって、これ!さっさと先に進んだ方が良いってマジで。」
同じく空を見上げていた高野は、とりあえず無視するのもあれなので答えることにした。
上空を見回してから、目の前に立つ男を見据える。
「警戒を怠らないで岡くん」
彼女は無表情でそう言うと、また空へと視線をもどした。
先ほど三人で分け合った雪野のお米パンの袋が、風に吹かれて飛んでいくのが視界に入る。
446名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:17:39 ID:Kq5FM356
もう反主催エンドはナイ・・・よな?
447名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:18:52 ID:vBHfyQYK
「もしかしたら敵が襲ってくるかもしれないからね・・・凧に乗って」
「・・・高野、それって・・・・ギャグか?」
一転して、気を弱そうに――というより、話に付いて行けないといった方が正しいか――岡と呼ばれた小男は露骨に眉をひそめた。
「何が?それとも既に凧でこの島を出たとでも?それはないわね」

彼女は断言できる。彼に誰かを見捨てるという選択肢は信じられないことに存在しない。
馬鹿と煙はなんとやらを地でいく彼らのことだ。
特にどこかの誰かさんの場合、きっとこういう時こそ、いつもの三倍の馬鹿と、いつもの三倍の正義感で目の前に立ちふさがるに違いない、と。

「・・・高野、おまえ疲れてるんだな・・・・・すまねぇ、やっぱもうちょっと休んだ方がいいな」
「・・・」
少しだけ、なんとなく寂しさを感じたりもしたが、話している相手は単なる駒だと再認識し、高野は適当に受け流すことにした。
空は相変わらずの青一色。鳥も、先ほどのパンの袋すらも見かけることが出来ない。
・・・残念ながら。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:20:16 ID:vBHfyQYK
「――――高野さーん!高野さん!高野さーん!たーかーのーさーん!!」
・・・遠くから女の子の声がした。

「おっ、来たぜ高野。おーい!」
「・・・・・・」
こっそり吐息をこぼして、げんなりした―――ただし、親友の沢近にしか分からないであろう無愛想な―――顔で、高野は少女の声の方向を見つめた。
「名前を呼ぶのは一度にしてもらえない?」
「あ、ご、ごめんなさい。大丈夫?」
何が大丈夫かは不明だが、そこにはウェーブ髪の少女が申し訳無さそうに立っていた。
「ええ、大丈夫よ」
「よ、よかったー。あっ、頼まれていたもの見つかったよ」
少女――雪野は、草木がなく見晴らしのいい場所に居る高野と岡の元へと歩み寄った。
「そう・・・よく探してくれたわね」
「えへへー。私だってやる時はやるんですよ?・・・うわぁっ!?」
ドサドサッ―――とこれは、雪野が"探し物"を盛大におっこどした音だが、彼女はそれでも彼女に褒めてもらおうと、声をあららげた。
「でも大変だったんだからね、雑誌と縄を探すの!もー、山の中じゃ絶対見つかんなかったよ」

449名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:21:56 ID:vBHfyQYK
観音堂を出発しホテル跡を目指す道すがら、高野はあるものを探していた。
この先は人数が絞られ、自然と敵の装備も充実してくる。
岡と雪野が盾にさえならないことを危惧した彼女は、防具が必要だと判断したのである。
その結果が、この雑誌というわけだ。
これならどこかに投棄されている可能性も高く、加えて耐久性の面でも防刃、防弾性ともに多少は期待できる。
駒に装備させても、こちらが防具の位置を把握してさえいれば、後に殺す際にも不利にならない。
本来ならば高野自身が探しに行ったほうが効率がいいに違いない。
だが、雑誌のことを彼女らに話した際に、雪野自ら周辺探索を志願したのである。
曰く、「少しでも高野さんの役に立ちたい」と。
・・・わざわざ急な山路ルートに抗議し、緩やかなルートを高野に選択させた負い目からかもしれないが、高野にとっては良い使用機会であった。
450名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:23:06 ID:vBHfyQYK
「えぇ、ありがとう雪野さん。さ、こっちを向いて」
バラバラになった雑誌を整理している雪野のところまで、ほんの数歩ほど足を進め、かがみこむ。
近くにあった縄紐を手に取ると、強度を確かめる。
申し分のない硬さを確認したあと、薙刀で縄紐を3等分した高野は、有無を言わせず雪野の制服の上着をめくった。
「ちょ・・・ちょっと高野さん!?」
早速雑誌を装備させることにする。位置は前面部。彼女の心臓部分を全て覆い、腹部の大半を守れるように位置を調整する。
「く、くすぐったいよ高野さん・・・アッ―――」
「・・・・」
どう反応したら良いか思いつかず、彼女は黙って作業を続けた。
451名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:25:49 ID:vBHfyQYK
何回か上着を着せ、不自然に見えすぎないように雑誌を切り抜いては調節することを繰り返し、ようやく適度な厚さとなった。
最後に縄紐で固く縛り、上着を着せる。即席防具の完成である。少し太めに見えるのは仕様だ。
「・・・これでよし。みっともないけれど、これで多少の攻撃は防げるよ」
首から上を狙われたら終わりなのも仕様だ。もっとも、そこを狙うのは仕様を作った彼女自身なのだが。

「わー、ありがとう高野さん。これで烏丸くんに会ってもへっちゃらだね」
彼女は目を輝かせて、言ってきた。
「・・・舞ちゃんにも・・・・もっと早く着せてあげてれば・・・・ぐすっ」
彼女は目を潤ませて、言ってきた。
「あっ、そうだ。今度は私が高野さんに付けて上げるね」
彼女は目を輝かせて、言ってきた。・・・なんとも感情が豊かな子だと、逆に高野は感心する。
「・・・おーい、高野。俺にも着けて欲しいんだけど・・・」
「岡くんは自分で着けてよね、男の子でしょ」
意外にも、雪野が彼の下心満載の声をピシャリと遮った。
男だと、どうして自分で着けなくてはならないのか・・・高野にはわからないが、それでいいのならそれにこしたことはない。
岡はしぶしぶと自分で雑誌をつけ始めた。
「でも良かったー。冬服大きめに作っといて。でももうボロボロだから、新しく新調しないとね!」
「雪野さん・・・あなた・・・・」
とその時。12時の定時放送のチャイムが鳴り響いた。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:28:27 ID:vBHfyQYK

    ◆  ◇  ◆  ◇  ◆

五人の死者が列挙された。ララ。天満。美琴。冬木。三沢。うち、高野の親友であった天満と美琴。
(・・・よかったわね、天満、美琴)
砺波の生存を確認し、安堵している雪野と岡を尻目に高野はメモを取りながら、心の底から彼女らの死を祝福した。
(あなたたちは、終わらせられないし、終われないから)


この島に来てからの高野の行動目的はただ一つ。
―――自分以外、ひとりもこの島から生還させない

ただ、それだけ。どれだけ人が傷つこうが、人を裏切ろうが関係ない。
あの平和だったクラスを、もう取り戻せないクラスを、この島で終わらせる。
人が壊れていく様を見るのは確かに楽しいが、それはただの余興。
私だけが終わらないのだから、せめて皆の変化を見届けることくらいは、させて欲しいと願う。
(そうね・・・皆が死ぬまでの行動記録くらいの賞品が欲しいかしら・・・きっと監視しているだろうし)
これは一足速い卒業式。私だけが卒業できない卒業式。だからこそ、卒業アルバムが欲しい。
少し楽しみが増えたことに、高野は無表情のまま笑った。・・・そうでもなければ、とても救われない。



楽しい――――けど足りない。
                  (終わらせるには死が足りない)
私はまだ満足していない。
                (誰一人として生き残らせない)
もっと殺してみたい。
            (生を、死を背負うのは誰でもない、この私だけだ)
  

453名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:30:42 ID:vBHfyQYK
―――と、考えている間に、岡がいきなり靴を脱ぎ始めた。
一体何を、と高野と雪野が見つめるなか、彼はその視線をよそに二日間はき続けた靴下をも脱ぐと、今度は周囲を見渡し始めた。
視線は下、地面である。彼は砂と石粒をすくい始めた。
「おい、二人とも。そっちに石ある?」
「へ?石?」
雪野は聞き返したが、高野にはすぐに岡の意図を察知した。傍にあった手ごろな200gほどの小石を数個、岡へと放る。きっと彼はアレを作るに違いない。
「サンキュ、高野」
彼はそれらを2つの靴下に積めると、それぞれの口をかた結びで堅く閉じた。
ブラックジャック。身近な道具で作ることが出来、小さいため隠匿性が高いことで有名な即席護身具である。
「これを隠し持っておけば、武器を取られても対応できるぜ?」
そういって実演するかのように振り回したあと、彼は靴下製ブラックジャックを高野と雪野に手渡した。
「え?岡くんのは?」
彼の意外な行動に、雪野が声をかける。
わずかに間をおいて、
「あぁ、いらねーよ。お・・・お前らの身の安全のほうがすん配だしな」
きっと、死者が五人も増えたことで警戒心が生じたのだろう。
顔を赤らめながらも、岡はかぶりをふった。ここで噛んでしまう所が彼らしい。
「岡くん・・・」
雪野は、その様子を瞬きして、見つめていた。
「な、なんだよ!?俺は別に・・・ここれで銃の件はチャラだかんな!帰ってもみんなにはあのこと内緒にしてくれよ!いいな!?」
ひどく情けなくも力強い声で、必死に訴える岡であった。が、

「岡君、靴下臭い・・・」
「・・・・・・」
454名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:33:01 ID:vBHfyQYK

高野は手の中のブラックジャックを手の中で転がしながら、嘆息した。
今までそれほど役に立たなかった駒が、少しずつではあるが役に立ってきていることは望ましい。
だが、しかし。
「ねぇ、二人とも」
落ち込む岡とそれを励ましている雪野、その双方に高野は声を掛けた。

「・・・あなたたちどうしたいの?」
低く、問う。

すると、二人は困惑したような顔を見せた。
「へ?どうって言われても・・・」
「順子を助けに行くんでしょ?」

「そうじゃなくて。その先のことよ」
この殺し合いの果てに、二人は何を望むのか。いずれ死に逝く二人には叶えられない望みだが、今の高野には聞かずにはいられなかった。


「前にも言ったけど、私、カラオケ行きたい。パーッと皆で騒いで、この島のことを忘れて・・・」
雪野はあっけらかんと答える。

―――こいつは

「あ、いーなーそれ。俺も混ぜてくれよカラオケー!俺さ、お前のことも・・・守ってみせるからさ」
岡もそれに追従する。

―――こいつらは

「えー?どうしよっかなー。いい?高野さん?・・・・高野さん?」


―――こいつらはなにをいっているのだろうか





あぁ、そういうことか。この二人に感じてきた苛立ちが、いまはっきり理解できた。つまり、この二人は・・・


  死を背負うことなく 愚かにもまだ※※※※ ※れるものだと勘違いしているのだ



455名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:35:14 ID:vBHfyQYK
「高野さん・・・大丈夫?」
あわてて駆け寄った雪野の前で、高野は手を振る。
「やっぱ疲れてるんじゃねーか?もう少し休んだほうが良いって」
心配気にこちらを見つめてくる岡に、高野は声をかける。
「えぇ・・・大丈夫だから。さぁ、行きましょうか」



再び決心する。たとえこの先脱出の方法が見つかったとしても、そして万が一脱出できたとしても。

決して誰一人として生かしては帰さない、と。

全てのものに、等しく終わりを与えるために。自分以外の、全てのものに。

天満と美琴の死は僥倖であった。きっと惨劇を加速させる。
きっと八雲も、愛理も、播磨も、烏丸も、麻生も、奈良も。終焉に向かっていくのが手に取るようにわかる。

しかし、それでも―――岡や雪野と違って、あの馬鹿は全ての死を背負い、全てを生かし、全てを助けようとするに違いない。
敵として、正義として、友として。必ず最後に立ちふさがるに違いない。


・・・いいだろう。殺すことが悪になるというのなら、私は喜んで悪になろう。
だって、生きることは―――死よりもつらいこともあるのだから。

456名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:36:39 ID:vBHfyQYK

ある日――――女の子は、友達たちと島に連れて行かれました
生き残るためには友達たちを殺さなくてはなりません
女の子は困りました
これまでの友達たちと過ごした日々が心地よかったからです
女の子は困りました
頭がいいのでそのヒビはもとに戻らないことを知っていたからです

雪の子を騙しました
岡の子を騙しました
烏の子に罪を着せました

女の子には何の罪悪感もありません
だって、もう元に戻らないのですから

鷺の子を殺しました
麻の子を殺そうとしました
舞の子を殺しました


女の子は喜んで友達たちを殺しました
もう元に戻らないのなら、自分の手で壊したかったのですから


女の子は惨劇の脚本を書きました
もう友達たちは死を背負わなくていいのです
ちょっとだけ皆の役に立つのでした
めでたしめでたし




――――――もう  あるところは ない

――――――もう  みんなも  いない


――――――もう  グルグル 回らない






――――――ち。
457名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:38:10 ID:rvX04huJ
仕事終えて帰ってきたら結構死んでたんでビックリw
急展開だけど乙です。
458名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:42:20 ID:vBHfyQYK
【午前10時〜午後1時】

【高野晶】
【現在位置:D-04】
[状態]:健康
[道具]:支給品一式(食料は、残り2食分) 薙刀 シグ・ザウエルP226(AT拳銃/残弾15発) 薙刀の鞘袋(蛇入り)
      雑誌(ヤングジンガマ) ブラックジャック(岡の靴下でつくられた鈍器。臭い)
[行動方針] :雪野、岡を使えるなら利用し、その後殺す。パソコンに興味を持つ。
         花井を最後の敵だと認識している。
[最終方針] :ゲームに乗る。全員を殺し、全てを忘れない パーティー潜伏型。

【雪野美奈】
【現在位置:D-04】
[状態]:少し疲労。晶に依存気味
[道具]:支給品一式(食料は、残り1食分) 工具セット(バール、木槌、他数種類の基本的な工具あり)
      雑誌(週刊少年ジンガマ) ブラックジャック(岡の靴下でつくられた鈍器。脳震盪と嗅覚破壊のダブルパンチ)
[行動方針]高野の為に動き、行動をともにする。順子を助ける。この島から助かったら、全てを忘れる。

【岡樺樹】
【現在位置:D-04】
[状態]:打撲傷多数 健康 裸足にローファーの石田ファッション
[道具]:鎖鎌 支給品一式(食料無し、水2) 雑誌(怪楽天)
[行動方針] :「高野の心の支えになるのは俺だっ!」と素敵な勘違い中。
         雪野も守りたい。(下心満載) 順子を助ける。(下心満載)この島から助かったら、全てを忘れる。

[チーム方針]:ホテル跡を目指す、パソコンを探す。

459名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:43:45 ID:5tNYLL0d
>>458
GJ! 面白かったぜ。



             そしてタイミング悪い投下してゴメンな。
460 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/25(月) 23:44:20 ID:DWolcq7j
>>443
読ませていただきました、Gjです。
思いもしなかった意外な行動でリレー小説の醍醐味を感じました。
それに急展開にしたかったというのが気になります。
他のキャラでそれが明かされるのが楽しみです。

では高野、岡、雪野、播磨、沢近、西本、一条を予約します。
ただ年末ですので期限ギリギリになる可能性が高いと思います。
461名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:46:05 ID:EOhcx1yX
>>458
乙です
高野の行動により説得力が出ましたね
にしても雑誌w
ジンガマはともかく怪楽天てwww

>>460
期待してます
462名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:47:08 ID:x4tuSJn0

高野キてるな。これでほぼ心変わりの可能性は潰えたか


しかしテンプレ( )だらけだなw
463名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:48:17 ID:vyszwQV5
道具とか状態のところも面白いな
464名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:49:10 ID:zq6HOlEe
>>443
乙。
遠慮せず急展開にすればよかったのに。

それと、時間は午後12時〜午後1時だよな?
465名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:49:50 ID:ncAZtpRK
乙。
元通りに戻らないなら、自分の手で壊してしまえ……か。 高野……


しかしすごい一日だったな。
◆eUDd48/dhA氏の予約作の投下を皮切りに、◆cx94bMr2cU氏、>>377氏の怒涛の連続即時リレー、
>>436氏のダメハネ霊界劇場に、ちょっと遅れちゃったけど◆7ILEob33QI氏の予約作。

これ全部24時間以内の出来事だもんな……ほんとにすごいわ。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:51:19 ID:MG1taxMm
GJ
高野が真っ黒だw
467名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:51:38 ID:dlG21I+l
みんなGJ!
いやーしかし絶好調だなこのロワ
どういう結末になるのやら
468名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:56:42 ID:vBHfyQYK
>>460
本当に遅れて申し訳なかったです。急展開は他のグルグル回ることに関係するキャラで書きたいと思い直しました。
今後は予約無しで投下できるようがんばります。そして、大所帯がんばってください。
>>464
ですね、申し訳ない。まとめサイトの管理人さん、時間のところお願いします。【午後12時〜午後1時】でよろしくです。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:57:27 ID:BHQ9FJnx
生存者名簿一覧 【現在13名】 (43名)
男子                                  .女子

○5:岡 樺樹(おかっぱ)                  ::○1:一条 かれん
○6:烏丸 大路                         ○4:城戸 円
○10:奈良 健太郎                      :○7:沢近 愛理
○11:西本 願司                        :○9:高野 晶
○14:播磨 拳児                        :○12:砺波 順子(隣子)
                                      ::○15:三原 梢
                                      ::○17:雪野 美奈
                            :::○20:塚本 八雲


【以上5名】                            ::::【以上8名】


前半だけで7人は急展開だwww
470名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 23:59:56 ID:Yzca0htc
最近鬱ばっかりだったから両氏でギャグ分補給できてよかった。ありがとう。
471名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:00:53 ID:MXLW9sZo

いっぱい死んだけど、それでも俺は一番高野の思考に心が痛んだ
なんかスゴイ悲しいなこの決意は
472名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:11:55 ID:LUUj2UM7
>>458
オカッパと雪野に死亡フラグが立ってるな・・・。

ところでオカッパのところ

【岡樺樹】
【現在位置:D-04】
[状態]:打撲傷多数 健康 裸足にローファーの石田ファッション
[道具]:支給品一式(食料無し、水2)鎖鎌 雑誌(怪楽天)
[行動方針] :「高野の心の支えになるのは俺だっ!」と素敵な勘違い中。
         雪野も守りたい。(下心満載) 順子を助ける。(下心満載)この島から助かったら、全てを忘れる。

[チーム方針]:ホテル跡を目指す、パソコンを探す。


の方がいいんじゃないか?
473名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:13:04 ID:LUUj2UM7
>>472
[道具]:支給品一式(食料無し、水2) 鎖鎌 雑誌(怪楽天)

こうな。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:13:35 ID:vOpyjoUc
俺もそういう思考をしがちだから晶の思考はよくわかる
475 ◆7ILEob33QI :2006/12/26(火) 00:18:21 ID:nnFNhom1
>>472>>473
前の作品のをコピペ改変してただけだったので、調整するの忘れてました。どうもです。
>>459
むしろこちらのほうがタイミング悪かったです。いつもダメハネ楽しみにしてますからw
476名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:22:18 ID:CTT4bPZD
なんかもうそろそろフラッシュメモリやノートパソコンの機能を明らかにしないと
脱出より先に人がいなくなる勢いだなw
もちろん優勝エンドでもいいけれど最後までどっちかわからないほうがいいから
設定を練るのが好きな460氏に期待がかかる
477名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:23:18 ID:VVoHoCSu
もう優勝エンドでもいいやと思う俺ガイル
478名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:27:24 ID:4ci3gyTs
ようやく姐さんらしさが見れてよかった。ここまでシリアスやっといてタコは無いだろwww
姐さんの殺戮行動の裏付けが取れた今、よくわからないのが円だけになったな。

>>477
優勝エンドでも、オチが必要だろオチが。
479名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:39:22 ID:ScL0a4An
おかっぱの靴下ネタは他ロワの足臭い親父が元ネタかと勘繰っちまうぜ
480名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:41:11 ID:VVoHoCSu
>>478
いや別にオチがいらないとは言ってないし・・・
481名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:46:03 ID:G3sjn6BK
雑誌を腹に仕込んだだけで某ハードボイルドを彷彿してしまうから困る
482名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:46:26 ID:LUUj2UM7
ロワは元々シリアス系のストーリーなのに、果たしてオチは必要なのかと小一時間・・・。
483名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:50:00 ID:nnFNhom1
>>479
気になるんでググってみたけれども見つかりませんでした。
雑誌と靴下に関しては即席武器でググって調べました。靴下ネタは私の足の仕様が元ネタです。以上。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:53:27 ID:4ci3gyTs
>>482
オチって漫才のと勘違いしてないか?
俺が言いたいのは、優勝エンドにしたとしてもそれからどうすんのって話。
まさか先生に「あなたは優勝しましたおめでとう」と言われて終了にするわけにはいくまい。
485名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:57:22 ID:MXLW9sZo
オチを取り違えるヤツって結構いるんだな。前も交流か何かで見たような。
486名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:57:43 ID:vdNTmrgk
この話を読んで高野VS花井が超見たくなった
487名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:59:00 ID:Dc6jXhAH
もうそれが叶うことはなくなっちまったがな・・・
488名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:03:50 ID:4ci3gyTs
フラグが折られることを前提としたフラグって、これが初作品じゃないか?
花井と争うことが叶わないと思うと、余計にきつい。
489名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:17:57 ID:dWcw3t+O
◆GEIGwDl3Ms氏の作品を破棄扱いするような狭量ささえなければそれも見られただろうに・・・
490名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:19:53 ID:LUUj2UM7
>>489
もうそいつの話はやめろ
491名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:21:10 ID:w5a0oU/2
過ぎたことを悔やんではいかん
492名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:27:30 ID:4ci3gyTs
あまり語られてないが、名無し様が見てるでやっとつむぎが救われた気がする。
493名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:30:38 ID:mxgJC01K
>>489
あれ?もう二度と来ることはないんじゃなかったの?
494名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 01:57:32 ID:kCw/4U+G
>>484
それからどうすんの?ってそりゃ書き手さん次第じゃ?

何で君がそんなこと心配するのかが分からないな。
495名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 02:01:41 ID:M31BcLSL
◆.Cb.m05RN.氏の作品は播磨、沢近、西本と高野一行が出会うって丸わかりなのがちょっと…。
いや別に不満はないしいいんだけど、予想外の展開好きな自分としてはちょっと微妙かなあ。
イチさんがどんな役どころで出るのかが鍵かな?
496名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 03:16:16 ID:vdNTmrgk
>>495
そんなの予約とるんだからある程度ネタバレはしかたないだろ 
497名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 03:58:41 ID:M31BcLSL
今回の場合は「ある程度」じゃなかったわけで。
氏の場合はそれこそ放送前から構想を書いていたし、予約や自己リレーのルール確認などで
あからさまだった。それを言ってる。
ただ単純にキャラ名だけの予約だったら俺もいちいち書き込んでないっつーの。

まあ日本語が読めるならこれに関して不満はないとも書いてるんで別にいいんだけど。
498名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 04:20:14 ID:vdNTmrgk
>予想外の展開好きな自分としてはちょっと微妙かなぁ。


これって明らかに不満だろ
499名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 04:24:37 ID:xDQBoYtN
おっぱいぱいぱぱーい!
500名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 05:30:23 ID:SVt+8WrJ
花井VS高野か。それもちょっと見たかったな。こっちの投下が早かったなら花井と麻生のとこの結果は変わってたのだろうか?

>しかし、それでも―――岡や雪野と違って、あの馬鹿は全ての死を背負い、全てを生かし、全てを助けようとするに違いない。
>敵として、正義として、友として。必ず最後に立ちふさがるに違いない。
これ見ると姐さんは花井を正確に理解してるんだなw
ある意味最大限の信頼と言うか。
501名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 06:39:22 ID:Dc6jXhAH
ある意味ではおキヌを凌ぐドS、お嬢を凌ぐツンデレ(ただしツン分120%)だしなw
502名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 07:29:53 ID:gxtX52qQ
気づいたらもう13人か
503名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 11:25:10 ID:ODqobogq

とりあえず城戸対高野か?
504名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 12:36:51 ID:G3sjn6BK
進行方向の動きが固まりすぎて城戸が凄まじく扱いづらいな
505名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 12:39:20 ID:kCw/4U+G
その前に姐さんが生き残れるかどうか。

今予約入ってる7人が全員無事な展開というのは考えがたいしな。

ステルスマーダーだから、いきなり沢近に襲いかかるような真似はしないと思うけど。
506名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 13:20:48 ID:3Mhsdpjo
>>505
そういうさりげない展開誘導ともとれるレスは止めとけ。逆効果だぞ
何にせよどうなるかが期待できるが不安でもあるな
507名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 13:20:52 ID:oe+GiADB
いや、流石に空気読んでくるだろ。
放送前と違って、大量にマーダーが死んだり戦闘が行われた今、放送前に練ってたネタをそのまま使ってくるとは考え難い。
無難なつなぎを書くんじゃねぇの? まだ2日目の昼なんだし、ここで大集団結成もちょっと予想しづらいし。
508名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 13:33:11 ID:4ci3gyTs
空気を読みことが逆に空気が読めないことに繋がることもあるんだぜ?
>>507
予想しづらいならそれは意外性に繋がる

つうか、誘導止めろ
509名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 13:47:41 ID:vOlzgdcA
実際、そろそろ先読み・展開予想は打ち止めにしないか?
今までも散々書き手がやりにくくなるって指摘されてるんだし
むしろここまでの展開で予想外だったやつとか挙げてみようぜ
最近で言えば奈良の超進化だよな
始まった頃は何時ズガンされるかと思ってたのにwww
510名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 13:50:33 ID:riXTBT9x
        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''
  ::::::::  ::    ::     :::::  ::  :::
  ::::::  ::   ____   :::::  ::::  :::
  ::::::  :::: /  :::  \ :::   :::   ::
  ::::  ::::/   ::     \::  :::  ::
 ::::  /:::    ─    ─ \ ::  ::
 :::  |  ::   .(○)  (○)  | :  ::::  
  :::   \     (__人__)  ,/ :  :::   
  ::  ノ      ` ⌒´   \ :   :::  
  /´               ヽ  :::      
 |    l              \:::
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
511名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 16:42:04 ID:t4wAERT9
>>458
お疲れ様でした
高野と雪野&岡の温度差と高野の思いが良く書けてたと思います

あと、今回の読んで高野は何処か花井に敗れたいと思ってると感じた
悪に染まる自分を打ち倒し、殺して、止めて欲しい……みたいな
対花井が叶わないと知った時の高野の反応今から気になるな
512 ◆pC8Cs72tww :2006/12/26(火) 17:24:08 ID:STixYu1X
513名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 17:29:15 ID:aMRldh6n
>>509
東郷の最期には当初驚いた。
あとは黒つむぎ誕生とか
514名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 17:48:13 ID:bKtIB+l4
高野、沢近、烏丸あたりは最後まで残りそうな希ガス・・・
播磨、八雲は死にそうな気配が・・・
515名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 19:30:12 ID:mDT9Ye7A
>>509
原作が斜め上の展開を売りにする漫画だから、書き手もつい意識しちゃうんだろうね。
516名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 19:31:37 ID:4GO4q/Qk
最終投下における生存者の時間

八雲・三原    【午後:17〜18時】
奈良       【午後:15〜17時】
播磨・沢近・西本 【午後:13〜14時】 予約アリ
烏丸・隣子    【午後:12〜13時】
円        【午前:11〜12時】
一条       【午前:10〜12時】 予約アリ
高野・雪野・岡  【午前10時〜午後1時】予約アリ

円にまったく手がついてないね
517名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 20:13:08 ID:XtRXZ5hQ
麻生が無事分校跡に行っていれば円VS麻生一行の目もあったんだけどなぁ。
518名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 20:29:20 ID:aMRldh6n
>>516
正直城戸は様子見状態。
西本も分校跡に行きたがってたし、ホテル組次第じゃ話に加えられる。
ホテル組が動きそうになければそれはそれでソロで書ける。
教師側の城戸が東郷メモの存在に気付けば、それだけでもれなく教師陣付きでSS一本いける。
519名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 21:50:08 ID:QXj+IS2T
でも今のメンツと円が戦って円が勝つのは見るのも書くのも何かやだ
520名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 22:48:18 ID:XtRXZ5hQ
質問なのですがまとめサイトのおまけにある「ダメ、絶対。」は何故本編の一つじゃないんですか?
何か問題があったんですか?
521名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 23:03:38 ID:aMRldh6n
>>520
その話はノッポが死んで随分経って出てきた、いわゆる後付的な物だった。
特に薬を渡していたのが加藤だったという内容があり(当然、現状では誰かは判明していない)、問題視された。
リレーの形式を取っている以上、本編の設定はリレーされるうちにつくられるべきで、後から付け加えるのはどうなのかと。
やっぱリレーでやってるんだから後から付け加えたりせず、設定などは次の作品の中で作っていけばいいとの結論が出た。
で、ダメ、絶対。は外伝扱いとなった。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 23:48:31 ID:XtRXZ5hQ
>>522
素早い回答ありがとうございます、そんな事情があったんですね。
そうしますとこれから誰かが新たに薬を使用する可能性もありえなくは無いという事ですか。
523名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 00:42:04 ID:PiO1x8yJ
ホテル跡について質問。
この建物は何階建てかはっきりしてないみたいですが、5-6階建て程度でも問題無いですか?
524名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 00:50:51 ID:bIXTo/Z1
決まってなかったんだっけ?
「Invite...」での三階での攻防戦があるから、少なくとも四階建て+屋上は間違いないと思う。
5-6階でも問題ないんじゃね?
525名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 02:24:59 ID:NPnm+uGb
円の話を試しに考えてみたが、本当に難しいのな。何を考えているのか、烏丸以上に理解不能だ。
526名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 02:29:46 ID:aMzTRo9D
スコーピオンを手に入れたし、一条や播磨らを襲撃する話ならいくらでも
ありそうだけど、それができなくなったからなあ…
南下して八雲らを始末し、奈良と人知れず激闘を繰り広げるのが
無難じゃないかな
527名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 04:12:46 ID:uL/34l8O
>>517
だから破棄なんてしなければ良かったんだよなあ・・・。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 04:47:11 ID:NPnm+uGb
ゲイ氏は去る際に水を残した上に>>512みたいなアホを残していくだなんて、本当に酷いな。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 04:48:04 ID:NPnm+uGb
>>527な。頭にきすぎて間違えた。
530名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 05:34:49 ID:j5nzHkON
4回放送後の話でどれが良いと思う?話が動いて結構いいのが多いから迷うだろうけど
531名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 08:39:39 ID:mJKtAumi
>>523
>三階までは階段を一階分下りるだけだ。
っていう描写が【星に願いを】にあるから、ホテルは三階+屋上だと思うよ。

532名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 08:50:22 ID:qDj7lt3C
>>530
4回以降?3回じゃなくて?
なら【S&M】かな あの超進化には驚いたしおキヌに泣いた
ちなみに3回以降なら【Defect】が好き
533名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 09:38:46 ID:MBajd43L
「生きる理由」が好きだな。
王道な展開だが、幼い頃から一緒の大切な人がいる2人だからこその話って感じ。
なにより花井と八雲でこういうガチな話が見れるとは思わなかったw
534名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 10:18:44 ID:ydt6tPtZ
いっそ全作品の中で好きなのを挙げてかないか?
俺は「壊」とか「Invite...」みたいな誰がいつどこで死ぬかわからないくらいドキドキする話が好きだな
あと「途切れる、日記」や「偽りの聖者達」等のキャラが徐々に壊れていく話も好き
535名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 13:18:15 ID:NPnm+uGb
作品じゃないんだけど、特に好きな描写は黒キャラが見せる一抹の白描写かな。
冴子が田中に希望を託して死ぬシーンとか、
ハリーが東郷のことを思い敵を討とうとするシーンとか。
536暇潰し(俺の):2006/12/27(水) 16:01:19 ID:Q72snqv2
結城「はっない君♪ はっない君♪ ……ふふ、こんなに早くこっちに来てくれるなんて。これから二人で……」
大塚「あ、結城。ちょうどいい所に」
結城「げぇっ、舞ちゃん! ……ごめん、私これから大事な用事が」
大塚「銅鑼を鳴らすな! まあそう言わないで手伝ってよ。私、これから生き残りの皆の戦力分析をやろうと思って」
結城「戦力分析? いいじゃんそんなの。ちゃんと予約も入ってるんだし、大人しく待ってようよ」
大塚「そういう訳にもいかないでしょうが! あんた、この冥界では無理矢理でも出番を作らなきゃ、死んだも同然よ!」
結城「えー……でも、そんなに出番が欲しいならハネちゃん達に呼んで貰えば……」
大塚「それこそ危険よ! あの二人……特にハネ子はよく心得てるわ。この冥界で生き残る術を!
    自分達のキャラを立て、ゲストを呼んでも決して食われぬように巧みな話術で翻弄する!
    あの二人に呼ばれた所で、ダシにされて最後は放置されるのがオチよ!」
結城「で、でもあの二人に呼んで貰えなかったらもう冥界で埃被ってそうな人って一杯いるし、やっぱり頑張って貰いたいよね」
大塚「まあ、ね。吉田山君は無理でしょうけど」

大塚「という訳で、今回はグループ単位で戦力分析をやるわよ。まずは数少ない男子マーダー、奈良健太郎君!」
結城「あ、始まっちゃった……奈良君か。ああ、最初から始末してれば今頃私が……」
大塚「いや、あんたは勝手に死んじゃったから関係ないでしょ。それにしても一気にのし上がったわね、彼」
結城「マーダー達の武器を殆ど手に入れて、殺すのに躊躇い無し。終盤のキーパーソンって所かも」
大塚「斉藤君のコルトAR15はまだまだ弾薬があって威力も最強、護身用としては威力が高すぎる鬼怒川さんのスタンガンもあり」
結城「私の散弾銃も、傘の弾薬に気がつけばまだまだいけるもんね」
大塚「元は冴ちゃんのでしょうが。それに、殺虫剤とマッチの組み合わせも地味にヤバイわ。即席火炎放射器だもんね」
結城「ああ、やっぱり私がさっさと始末しておけば……」

大塚「次は、初期マーダーの退場が相次ぐ中、数少ない生き残りの城戸円さん!」
結城「生き残りっていうか、出番が無いっていうか……周囲に動きがありまくりで、身動きが取れないんだろうけど」
大塚「まあそれも今後の展開次第でしょう。それにしても、彼女もソロとしてはかなりの充実ぶりね」
結城「サブマシンガンのvz64スコーピオン持ち、近接には金属バット。中距離、近距離どっちも対応できるよね」
大塚「サブマシンガンは結構凶悪よね、先日の麻生君達の一件でもそうだったけど。出会って即ばら撒かれたら普通に死ねるわ」
結城「城戸さんも容赦ないもんね……古参マーダーとしてまだまだ活躍できそう」
大塚「足も速いし、危なくなったらスタコラサッサだもんね」

大塚「次はソロではただ一人ゲームに乗ってない、一条かれんさん!」
結城「一条か……フラッシュメモリを持ってるけど、あの娘も精神的にキテる気が……」
大塚「ああ、あんたと違う意味でって事か。まあ、現在予約中だから期待して待ちましょう」
結城「散弾銃スパス15持ちで私のと違って残る弾薬がまだ5発。こっちも強力ね」
大塚「だからあんたのじゃ……しかも、腕力は恐らく生き残りの中で最強。近接戦闘でも圧倒的でしょうね」
結城「精神的に弱いのがなー……無意識で戦ってる時の方が大技出してくるんだからわからないわ」
大塚「個人的には高野さんにカレリンズリフトかまして欲しいなー」
結城「私はもういっそ全員死ねば(ry」
537暇潰し(俺の):2006/12/27(水) 16:02:20 ID:Q72snqv2
大塚「ここからはグループに入るわ。まずは烏丸・砺波組!」
結城「烏丸君の日本刀は竹だって切り倒すし、威力は申し分ないね」
大塚「火打石で火だって起こせるし、その気になれば火責めとかもできるわ」
結城「砺波さんは……玩具の銃か。あれで威嚇とかするのかな? どっちにしろ、火力は全グループで一番低そう」
大塚「砺波はともかく、烏丸君は……何考えてるのかしら、あの人? 空白発生ってのが……」
結城「……どうなってもおかしくないよね、あの人」
大塚「その前に高野さん達が先にホテルに着きそうだから、播磨包囲網ならぬ烏丸包囲網が作られるかも」
結城「山道を歩いてホテル跡に辿り着いた烏丸一行。だがそれは高野の巧妙な罠だった……はっ!? これはもしや播磨烏丸ダブルハード」
大塚「生結城様の生ぶん殴られ顔を拝見してもよろしいでしょうか?」

大塚「次は誰もが予想しなかったコンビ、三原・八雲組!」
結城「……ちっ」
大塚「何て言うか、天満ちゃんやサラちゃんの遺品が全く救いの無い方向に活かされたというか……弓とかボウガンの矢とか」
結城「あの一年……」
大塚「という訳で、八雲ちゃんは弓に玩具じゃない本物の矢が加わって音立てぬ狩人になった訳ね。天満ちゃんほど精度は高くないみたいだけど」
結城「よくも……」
大塚「三原さんも左手を怪我しちゃったけどまだまだベレッタM92の弾薬は十分、一発だけしかないけど麻生君のUZIもあるし」
結城「……」
大塚「メリケンサックはさすがに使わないだろうけど……てか、それ以前に二人の精神状態が気になるわ」
結城(……スルーされた……)

大塚「次は悲壮な決断を下した才女と愉快な恋奴隷達! 岡・高野・雪野組!」
結城「高野さんが薙刀、岡君が鎖鎌、雪野さんがバール等……近接は申し分ないね」
大塚「リーサルウェポンにブラックジャックもあるしね。それに、高野さんには隠し持ったシグ・ザウエルP226も……」
結城「ブラックジャックか……鬼怒川さんに渡したら悦びそう」
大塚「拷問用じゃなくてあれ、鈍器だから。それにしても雑誌のアーマーも仕込んで、いよいよホテル跡に突入ね」
結城「火力としては他と見劣りするかもしれないけど、そこは高野さんがいるからなあ……」
大塚「個人的にはフランケンシュタイナーでもOKよ、一条さん!」
結城「いやむしろ散弾銃乱射で(ry」

大塚「最後に高野組と並び現時点で最大集団、西本・播磨・沢近組!」
結城「それにしても、三人組で最大人数なんて……てか、もう最後の紹介になるなんて……このロワも末期ね」
大塚「終盤って言え! ……しかし、えらい大荷物になっちゃったわね」
結城「冬木組、そしてトップマーダーのハリー君の荷物を丸ごとだもんね」
大塚「冬木君は色々運んできたけど、鉄パイプ以外にも武器になりそうな物があるかもしれないし」
結城「ハリー君のナイフ類もあるしね、皆強度が微妙になってきてるけど。あとはチェーンソーで神様も一撃必殺とか?」
大塚「そして、沢近さんのデザートイーグル。まだ弾薬はあるし、威力は強烈だわ」
結城「西本君の狙撃銃はまだ一発も使ってないもんね。使いどころが難しそうだけど」
大塚「ノートパソコン、インカム、東郷メモと気になるアイテム目白押し。これらの分配次第じゃどうなるか分からないわ」
結城「予約されてるし、次の人に期待だね。ところで、高野さんはやっぱりチェーンソーで……」

大塚「ああ、疲れた。パクリ感丸出しで慣れない事をするもんじゃないわ」
結城「じゃあ私、そろそろ出かけるから」
大塚「ああ、そうだ。花井君ならさっき周防さん達とだべってたわよ」
結城「……舞ちゃん、清めの塩貸して。ちょっと悪霊を祓ってくるから」
大塚「あんた、そんな物持ったら真っ先にその手が消し飛ぶわよ……」
538名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 20:36:44 ID:XbnT0SK7
乙 こういうネタ系の投稿も大好きだ

脱出のキーである播磨達、暗躍する高野や城戸、
大躍進の奈良、不気味な烏丸達と目が離せない状況なのがわかる

キャラの重要性やフラグを考えるとやっぱ八雲がやばいな
三原はハラミネタや日記ネタがあるから最後まで生きるだろうけど
539名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 21:26:41 ID:uL/34l8O
旗厨が八雲殺そうと必死過ぎ・・・
540名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 21:33:21 ID:NbV4odnk
むしろ八雲以上にハラミのほうが危険すぎる気がするんだが・・・

最期の時には徹底的に発狂したハラミ日記を書いてもらいたい
そりゃもう、ロワ当初の萌え全開だった日記を読むのが辛くなるくらいに壊れた日記を
541名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 21:45:08 ID:bS5tGDA3
モブ好き会長として、メインより多くモブが生き残ってるのは嬉しいぜ。

オカッパガンガレ(・∀・ )

542名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 22:46:36 ID:cJzwnWkq
三原と八雲はお互いが支えになってる感じだから逝くときは一緒のような気がするんだが…
543名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 00:44:30 ID:QF4AiWBm
男子は女子と差がついたので安全と思われているのか、死亡予想が少ないな

おかっぱ:最後の男子モブなのでまだ大丈夫。死ぬときはおそらく一番ズガン度が高いと思われる
烏丸:戦闘要員の男子は播磨もいるので危険といえば危険
西本:脱出派の頭脳労働担当なので安全。高野がギリギリまで協力してくれるなら逆にピンチ
播磨:実は本人の人気以外生きる必要性なし。絃子が裏切り教師なら因縁ができるので助かるか?
奈良:周りに誰もいないという意味で非常に安全

一条:女子の戦闘要員なのでまだ助かるか
城戸:これまでがハリー以上に順調すぎたので危ない気がする
沢近:やっぱり華がないとロワが盛り上がらないのでまだまだ安全
高野:マーダーの中ではおそらく最後まで生き延びると思われる
砺波:高野の正体を暴くまでは。何よりここの住人は隣子に優しい。
三原:日記を読みたいという声は多いのでまだいけると思われる
雪野:特にフラグもないので、隣子を悲しませるために死亡する可能性大
八雲:天満死亡でマーダー化しなかったのが最大の失策

第五回放送後には、
西本・播磨・一条・沢近・高野・隣子・三原
くらいになって対教師にストーリーが以降していくんだろうな
544名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:01:16 ID:KbjdPLuJ
>>
だから展開予想はやめろって・・・。

それはそうと

                  オカッパガンガレガンガレ
    _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.     _ _∩.
  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡
  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.


545名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:08:40 ID:ULgLd9N2
そうそう、展開予想は止めてさ。
ただ、誰に生きてほしいかを応援するのも良いかもね。
誰に死んでほしいは言わないようにして。

ということでやっぱ期待はオカッパだな。
モブ最下層の意地を見せ付けて欲しいぜ。
546名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:35:47 ID:r9noBhcM
私的名台詞集  〜第四回放送後編〜

【生きる理由】
《八雲》
いなくなった人達の夢を見たと言った人がいた。どうか私にも見せてください
―――自分に不思議な力があるのなら、どうかもう一度姉さんと話をさせてください――
《花井》
「君が死んでも塚本君が語りかけることはない。僕の言う周防は死の世界にいるんじゃない。
 ……心にいるんだ。十年以上、幼馴染『程度』の関係を続けてきた僕の心にすら周防がいる。
 十年以上、たった二人で助け合って生きてきた君の心に塚本君がいないはずがない!」

【The Irony of Fate】
《つむぎ》
(そうだ・・・。あの中にいた男も殺して。持っていた銃を奪って更に殺して・・・。
もっともっと殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して・・・・・・コロシテ・・・)

―――――ハナイクント―――ヒトツニ―――フタリデ―――――ヒトツ二。
《斉藤》
クラスメイトを殺す事にはもう躊躇はしない。それが彼女の為なら尚更の事だ。
全ては―――――あいつの為に―――――。

【私は永遠(とわ)なる花よ咲け】
《西本》
「チェックメイト、DAS」
《ハリー》
――殺し合いが始まったから。
 親しい者達の殺し合いが、始まってしまったから。

 あなたのおかげで幸せだった。
 だから俺は花を咲かそう。
 決して枯れぬ、花を咲かせる。
 『――』という名の、綺麗な花を。

 この――命を懸けて――。

【空白】
《隣子》
「どんだけカレーパン好きなの!? どうせならノートパソコンとか探そうよ!?」
547名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:36:47 ID:r9noBhcM
【S&M】
《鬼怒川&斉藤》
「がっ……かはっ、……う」
「斉、とう……くん」
――鬼怒川。
――もう、いいんだ。お前の気持ち、俺にも伝わったから。一緒に、行こう。
「ああ゛……う、ん」
《奈良》
「ここは一つ、ゲームに優勝とかしてみようかな。……あはっ」

【未来圏からの影】
《麻生》
――足りない

――全然足りない

――アレは……アレなら俺も満たされそうだ……

【Collapse】
《麻生》
「……ふざけんな……周防はずっとお前と一緒だったから……死んでも! 何でも分かってくれるってのか!?」
《サラ》
(神様、最後に私に目を残してくれて、ありがとうございます……)
《花井》
「……ミコちゃん、ぼくは……」

【心の動き】
《三原》
「私にはどうとも言えない…、でも花井くん達は何て思いながら死んだのだと思う?」

【Past School Days】
《高野》
・・・いいだろう。殺すことが悪になるというのなら、私は喜んで悪になろう。
だって、生きることは―――死よりもつらいこともあるのだから。
548名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:42:30 ID:MHvrYy+g
【俺】
安っぽいオナニーでスレを浪費するなよ……
どうせ妄想に浸るならせめて次のSSを考えてこい。
549名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:43:17 ID:+G9C7Jw1
展開予想も読み手の楽しみの一つなのにやめろって言ってる奴ってなんなの?
550名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:43:47 ID:r9noBhcM
>>548
うっさい。お前が考えて・・・こなくていいよ。別に。
551名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:48:49 ID:iL++6tok
>>546
花よ咲けの、あなたのおかげでryってくだりはハリーの台詞とも取れるのか
俺は播磨の台詞だと思ってたけどハリーの台詞って考えるとマジ切ないな
やっぱダメハネでもなんでもいいからもう一度ハリーの話が読みたい
552名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 01:56:34 ID:ciNdYs1e
播磨の台詞にしては頭が良すぎるんだよな
でもハリーだとすると「あなた」がよくわからいことに。東郷?
播磨は天満が死んだことを認めてないから「あなた」が天満なのはありえないし。
553名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 02:03:36 ID:iL++6tok
ハリーだとするとあなたは東郷だろ
可能性としてはララもありえるけど。逆にあなたが播磨とかだったら謎だし
554名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 02:09:56 ID:MHvrYy+g
播磨は漫画の台詞まわし考えたりもできるし小難しいフレーズを浮かべたりするのは得意
特定の個人に重きを置くことから播磨の脳内かと
555名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 02:15:06 ID:ciNdYs1e
…あなたを天満に置き換えるとどうもなぁ。
ここは作者に答えてほしくもあり、答えてほしくないところでもあるから難しいな。
556名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 02:32:44 ID:Ec0Y4M9o
播磨が本当は天満は死んだと理解してるという描写だと思ってた。
本当はわかってるんだけど受け入れられず現実逃避してるっていう。
557名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 03:22:13 ID:4CU0pT5w
要するに、どっちにも解釈できるように曖昧に抑えたってことか
558名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 08:28:31 ID:5u4JDSSJ
>>546-547
つか作品のタイトルを一つ間違えてるしw
559名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 08:55:25 ID:LKLxPPS4
つうかさ、◆X7M9O2x/96氏は特に誰の台詞かなんて考えてないと思うよ。
なんていうか・・・・・・地の文、の一部というか。
まぁ視点の転換が頻繁だから判断できないってのもあるんだけどさ。
氏は「偽りの聖者達」を読んでもわかるように、ちょっとクサい台詞というか、なんか読んでて恥ずかしい言葉が好きそうだから。
「あなたの〜」の部分も、結構ノリで書いただけの気がする。もう後は個人の受けとり方でおkだとは思うけど。
560名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 10:09:53 ID:YrLEGIAh
三原の大量の弾丸はどのくらい重いんだろう。
ちょっと気になった。UZIに使えれば恐ろしい組み合わせだったな…

あとつむぎの傘に弾が残ってるらしいが
所持品の項目に記載しておいたほうがよくないだろうか
561名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 17:01:22 ID:iL++6tok
ここって本当にいきなり過疎るよな

つかつむぎの傘はまだ使えるのか?
562 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/28(木) 22:26:46 ID:CMe4I9ID
大変申し訳ありません、頑張っているのですがまだ時間がかかりますので延長申請いたします。
563名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 22:41:34 ID:r9noBhcM
>>562
全然大丈夫ですよ、>>460で既に明言していることですし。がんばって下さい。
564名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 22:56:21 ID:VLaOJMry
どうみても自演です本t(ry

まぁこの時期にわざわざ割り込む書き手が居るとも思えんが
がんがれよ
565名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:02:31 ID:ciNdYs1e
>>564
あれ?ゲイ氏二度と戻ってこないんじゃなかったの?
566名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:08:57 ID:r9noBhcM
どうみてもいつもの人です、本当にありがとうございました。
567名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:18:58 ID:MHvrYy+g
ここはいきなり過疎るスレでは無かった
いきなり潜伏厨だらけになるスレなのだ
568名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:22:01 ID:VLaOJMry
>>566
本人必死だな
569名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:22:24 ID:cNpym+vr
死者名鑑が出来てる件
570名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:25:02 ID:IfORRSnk
おおっまるでどっかのスパロワみたいだ、GJ
571名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:26:16 ID:ciNdYs1e
>>568
その人が氏の自演かどうかの審議は難しい。
でも、君が現時点で一番このスレに迷惑をかけていることは審議の必要がないほど明確なんで、どっか行ってくれ。
572名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:27:52 ID:MHvrYy+g
梅津……
573名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:28:32 ID:ciNdYs1e
管理人氏GJ
そして空気変えてくれようとした>>569GJ
574名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:33:07 ID:MHvrYy+g
自ら掘り返しながら空気変えた>>569に礼言う>>573に噴いた
575名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:37:42 ID:ciNdYs1e
>>574
更に掘り返してるのに吹いたw空気嫁
576名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:38:51 ID:cNpym+vr
とりあえず冴子のコーヒーが毒入りに見えたのは俺だけでいい
577名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:39:37 ID:MHvrYy+g
>>575
悪かったw
だがオマエモナー
578名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:40:21 ID:MHvrYy+g
>>576
あるあるw
579名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:40:39 ID:r9noBhcM
結局潜伏厨は>>567だったのでした


これにて笑点御開き
580名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:41:26 ID:VLaOJMry
歌○の葬式スレはここですか
581名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:44:21 ID:MHvrYy+g
gdgdだな
582名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:51:49 ID:8L1Y6QSK
東郷が背後から殺されたことになってるな
583名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:54:59 ID:IfORRSnk
つーかまとめの人テメー絶対スパロワの住人だろちきしょうw
ワロタよこのノリ、激しくGJだ

いやほんと、このロワはまとめの人に恵まれてるなぁ
584名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:57:08 ID:9r0IYQQg
死者名鑑が途中で終わってるのはどういうことなんだ?
投げっぱなしってこと?
585名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:57:56 ID:cNpym+vr
>>584
一日でコンプリートはきついでしょ
586名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:59:02 ID:ciNdYs1e
東郷のAA、ガトーが来ると思わせといて東郷平八郎をもってきたのにはワラタw
587名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:13:09 ID:TDcq5qSs
第一回放送後から死に際の描写が濃くなった。
それまでにあらかたキャラ無しモブを削除しまくったおかげかね。
588名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:17:12 ID:F45ZCUZ4
>>587
ハネダメのことかーーー!!
589名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:21:30 ID:TDcq5qSs
…「削除」って言い方だとなんだか荒れそうな気がしたので「退場していただいた」の方向で。
590名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:28:59 ID:yn8X+63N
交流所で言われてたことだが、スクロワは読み手に恵まれているらしい

……マジかよ
591名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:29:25 ID:1UCPeL+1
いやいや、ダメ子らしいいかにもダメっぽい最期でよろしかったぞえ
592名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:33:09 ID:F45ZCUZ4
>>590
“過疎ロワ”と呼ばれているところを数箇所覗いておいで。
話はそれからだ。
593名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:41:49 ID:XEXrTq98
>>590
よぅく見直してごらん、住人としては悔しいがそれは勘違いだ
交流所で言われてたのは
×読み手に恵まれてる
○感想がかなりつくという点でかなり恵まれてるが、民度はかなり低い


謙虚な心で忘れないでいこうぜ
594名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:45:37 ID:n5gityGU
昨日一日のレスを見ると、確かに民度が高いとはいえないレスが多いしな。
作品投稿後のマナーはかなり良いんだが。(もちろんアレは除いて)
595名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 01:49:54 ID:Fb8Wt+pC
ダメ子のAAはあるぞ。
隣子と一緒に並んでいるAAなんだけど。

あと東郷のAAも、以前どっかで見かけたような気がするんだが・・・。
だけどこのAAの方が東郷らしくていいと思うな。

  三|三
  イ `<             ,..-──- 、         _|_
   ̄             /. : : : : : : : : : \        |_ ヽ
   ∧           /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ      (j  )
   /  \        ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}     _ヽ_∠
  └┼┘          {:: : : : | ェェ  ェェ |: : : : :}       lニl l |
.   |_|_|  , 、      { : : : :|   ,.、   |:: : : :;!      l─| l 亅
   __   ヽ ヽ.  _ .ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ        _
    /     }  >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′      l  `ヽ
   ´⌒)    |    −!   \` ー一'´丿 \       l/⌒ヽ
    -'    ノ    ,二!\   \___/   /`丶、      _ノ
        /\  /    \   /~ト、   /    l \
       / 、 `ソ!      \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
      /\  ,へi    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:、
      ∧   ̄ ,ト|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ、
     ,ヘ \_,. ' | |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \
     i   \   ハ       |::::|`''ー-、,_/  /\_  _/⌒ヽ
どうだろ?
596名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 02:15:56 ID:Me4iT/b4
>>286
唐沢寿明だろ?
誰だよ烏丸ってww
597名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 08:31:53 ID:QzXxTMpQ
キモ過ぎwww
スクールランブル4@同性愛
http://love4.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1160733990/l50
598名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 08:55:18 ID:/AkyS0Fr
今日あたり、ホテル周辺の話が投下されるだろうか

パソコンに便利な機能満載、悪魔のささやきが消えてる一条、
256Mに収まらないだろうというフラッシュメモリの中身、やたら協力的な高野組、
天満の死を設定上の扱いにしかしない播磨など
変な描写がないのを祈るばかり
599名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 09:21:24 ID:m1AodQJP
>>598
フラッシュメモリってそんな容量少ないの?
600名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 09:29:07 ID:dx0xos5n
>>599
一番最初にフラッシュメモリが出た話で256Mフラッシュメモリって書いてる
601名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 10:47:08 ID:epSji0/u
>>598
まぁなんにせよ、ここで ◆.Cb.m05RN. 氏の真価が問われるのは事実だと思う。
◆cx94bMr2cU氏、◆X7WwwzkoUU氏、そして◆RHLa6nIQ9U氏が“複数”書いてる書き手の中では
安心して読める(というか予約待てる)書き手だった序盤戦だが、
最近は◆X7M9O2x/96氏等もそこに食い込んでる感じで、終盤にむけて書き手が充実してきている。

今回の投稿で、展開ありきと言われていた◆.Cb.m05RN. 氏が、主力書き手の一員となれるのか、
それとも・・・・・・。
602名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 11:15:44 ID:9Tk0p1WA
まぁプレッシャーをかけるなや
肩の力を抜けば面白いものかけるよ
603名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:05:45 ID:/AkyS0Fr
展開ありきっていわれるのはよくわからんな
そこにあげられてる3名だって他の書き手任せの伏線はることはあるし。
◆.Cb.m05RN.氏とどう違うのかと。

播磨組は東郷メモ、ノートパソコンと新設定を追加せざるを得ない状態で
そこにフラッシュメモリや高野が絡めばどうしても書き手にゆだねられる部分は出てくる。
唐突な設定が出てきても読み手がそれを攻めるのはあまり褒められたことではないと思う
604名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:31:52 ID:dfIElyVJ
展開ありきといわれるのは、「こういうのを書きたい」と他の書き手にプレッシャーをかけるからではないかな?

まあ責められるほどのことじゃないと思うが。
605名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:35:46 ID:5ZP6lOc8
たぶん氏は設定云々より人間関係でおしてくるだろ。
606名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:41:06 ID:TDcq5qSs
交流所で話題になってたから気になったんだけど、ナポレオンや伊織がご都合過ぎると言われている件について。
ナポレオンの問題って、たまに現れてはキャラの注意をそらしたりして助けるところだけ?
607名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:52:56 ID:dx0xos5n
>>606
修正されたとはいえ、ナポレオンは結構超常現象に絡んでたからそう言われたんでは?
麻生がビビらせて高野の注意を逸らすのに利用したのは別に普通だけど、
修正前の話ではナポレオンがカラスの群れから田中達の遺体を守ったり、
マーダー化しかけた三原を冴子の残留思念に気付いたナポレオンが三原のパンを奪い、遺体の傍に誘い出したりしてた。
結構色々(ちょっと強引に)使われてて、ナポレオンを都合よく使いすぎっていう話が出たからかと。
結局上記の例は修正されて全然問題なくなったからいいけど、やっぱり乱用はおすすめできないと思う
608名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 12:56:26 ID:INDat0Fb
何故かいきなり水浴びシーンをだしたり
烏丸に漁をさせたり
もう開始からだいぶたつ高野にいきなり「実は前からロワ知ってました」設定つける
っていうのが設定ありきの評価に繋がるんだと思うよ
特に日本刀のは、一度予約期限きれて他の書き手にあけわたした結果、隣子にイイキャラついたんだけど
その後で投下された氏の文章のバラバラ具合をみる限り、たぶん予約期限までに書ききれなかった文章の隣子の心理描写だけ口調直して、ちょっと手直ししたものを投下したんだと思う
まぁ、思いついた展開を書きたいのはわかるけど…www
って印象が強い
609名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 13:09:43 ID:TDcq5qSs
>>607
サンクス。超常現象がらみならそりゃマズいわw
610名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 13:34:48 ID:n5gityGU
>>608
水浴びシーンは設定ありきか?それは流石に過剰反応だろうに。
まぁ高野が設定ありきのせいかは分からないが、キャラが違ってたのは事実だけど。
611608:2006/12/29(金) 16:18:55 ID:INDat0Fb
>>610
ごめん。
設定ありき
じゃなくて
展開ありき
って書きたかったんだ。今間違いに気づいた
612名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 20:37:50 ID:AgKCotNV
あと二時間…か
613 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/29(金) 23:00:48 ID:E+GqIwXG
大変申し訳ありません、期限の時刻まで完成できそうありません。
土曜日中には何とか……
614名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 23:08:48 ID:1UCPeL+1
まぁもちついてやりたまへ
615名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 23:12:26 ID:TDcq5qSs
延長期限が過ぎたから優先権は破棄されたが投下がんばれー
616名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 00:24:50 ID:d7Tty81w
>>613
あんま気負わないで頑張ってください
ただ期限過ぎるのはあんまり良くないですよ
617名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 01:26:37 ID:d4r2sjId
いや優先権は予約が切れた時点でもう消滅してるよ。
延長依頼って、書く意思があることを伝えるためだけのものだから。
まぁいつ投稿してもいいけど、他の書き手さんがキレる前に投稿したほうが自分のためだな。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 01:50:08 ID:0yvPdMMW
キレるまえに予約上書きだな
619名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 01:55:59 ID:yVIfuUMR
>>617>>618も皆ゲイに見えてくる・・・>>19>>401のインパクトが強すぎた
620名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 01:58:00 ID:yVIfuUMR
書き込んでから気づいたが、>>618は擁護か。予約上書きは認められねーよ流石に。
621名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 02:06:14 ID:zNuVEd7G
こんだけ書きたい書きたい主張して、暗に他の作家に
自分の入る余地を空けてもらう様示唆するような真似は今後やめたほうが
いいと思うけどな。やがてトラブルの元になる。
真っ当な書き手は構想は作品投下までとっておいて、
つぶれたとしても飲み込んで耐えるもの。

意欲は認めるし、難しいパートを引き受けようとするのは立派だと思うけどね。
お優しい書き手しかいないようなので予約割り込みはされないだろうから、
じっくり練って頑張って欲しい
622名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 02:08:47 ID:d7Tty81w
>>619
彼の話を出すのはよせ
それと19は彼じゃないだろ、たぶん

なんにしても期限過ぎるのはよろしくないのは確かだし
623名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:15:04 ID:SZ59370p
>>622
そこで再浮上する議論が
「予約期限を少し延ばすべきではないか?」・・・という話。
624名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:20:12 ID:O8Kw1iqA
逆に予約のタイミングをもう少し考えるべきかと
625名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:20:15 ID:d7Tty81w
>>623
うーん
予約延ばしたからには期限切れした場合の明らかなデメリットを付けないと不味いと思う
まぁ俺も3日は短いと思うけど
626名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:38:08 ID:SZ59370p
>>625
期限を1日増やして4日に変えよう。

こ れ で 完 璧 だ !
627名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:40:50 ID:O8Kw1iqA
短めで半端に延長するより4日厳守のほうがわかりやすいか
628名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:43:48 ID:US+zdpK3
文章描写が多くなればなるほど日数かかるしね。
ところで質問なんだけれども、リレー小説において一作品の文章量ってどのくらいまでなら許容範囲?
629名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 03:57:29 ID:ZfVGd7uJ
>>628
1万5千字までなら俺は許容範囲
それ超えるとリレーとしては長すぎでしょって感じでだれる
中には1万ぐらいでギブな人もいるだろうけど
630名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 04:03:04 ID:614xSsIW
悪い、長さが全然想像できないのでKBに置換してくれないか。
631名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 04:17:16 ID:VHXPWrwM
日本語だと、一文字2バイトかな。
つうことは、メモ帳で30KBくらいまでなら許容範囲ということか。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 04:22:57 ID:d7Tty81w
30も十分長すぎる気もする
下手な短篇より長いし
633 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 05:17:59 ID:VHXPWrwM
30KBが長いのなら、20KBくらいが妥当? それくらいだったら、夜しか書けなくても3日あれば書けるんじゃね?
予約期限を変更するなら、鳥付き書き手の何人かに意見を聞いた方がいい。ちなみに俺は、別に伸びようが維持だろうがどっちでもよい。

つうことで、構想が出来上がったので播磨・沢近・西本・城戸を予約。
今日の夜までには出来ると・・・・・・思う。
634名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 05:29:15 ID:d7Tty81w
>>633
なんだかんだでやっぱ長さも書き方次第ってのはあると思いますよ
一応リレーですから30くらいだと上手く読ませてもらえないとキツイですね

それにしてもここで予約なんてやってくれますねw
ハードル上げるようで悪いんですが期待してます
635名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 09:30:30 ID:O8Kw1iqA
>>633
予約レスに噴いたのは初めてだ
奇態
636名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:36:08 ID:PN2Jp2Ol
これまではJoker Trickが最長だっけ?前後編だし
あれで文章だけだと何Kあるのやら

予約期限がどっちでもいいっていうのは更なる混乱を招きそうだから、
「伸ばしてほしい」「伸ばしてほしくない」の二択にすべき
637名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:38:41 ID:7oDMKE/m
>>636
どっちでもいいは無効票にすればいいからどっちでもいいも可だろ
638名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:38:45 ID:d4r2sjId
また予約期間延長の話かよw

俺は3日で十分だと思う。
予約ってのは、「とりあえずキャラを押さえる」為にするものじゃないし。
3日で書ける位に構想進めてから、予約するのが王道だろ。

それと、別に予約後3日で書けない人がいたって、責められることではないと思う。
その書き手は、今回のように他の書き手に続きを書かれるリスクを自ら背負ってるんだし。
639名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:39:16 ID:O8Kw1iqA
従来どおりか4日固定にシフトかどちらかにしたい
シンプルにしておかないとまた混乱する椰子出るから
640名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:45:56 ID:7oDMKE/m
鳥付きで作家さんの意見を参考にした方がいいかと
641名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:48:50 ID:MkbU7+Ep
>>636
「Joker Trick」は確かにレス数は多かったが、行間に一行とか平気で使ってるから前後編あわせても26KBしかないはず。
一番多いのは「壊」か? 44KBあったけど。

あと、どっちかに決めた方がいいというのなら「伸ばさない」に一票。
理由は>>638と同じで。
642 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 10:51:34 ID:MkbU7+Ep
ゴメン実家のPCはIDがネット接続し直すたびに変わるの忘れてた・・・・・・。
>>641は俺です。
643名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 11:36:16 ID:US+zdpK3
>>641
44KBか…読み手側をイライラさせずに、最後まで読ませることができるなら長くても平気ってことかな。
644名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 11:38:41 ID:US+zdpK3
そして管理人氏死者名鑑残りGJ。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 12:35:27 ID:yVIfuUMR
 >>182でルール上問題ゼロだったんだから◆.Cb.m05RN氏は播磨、沢近、西本、一条を書いておけばよかったのに。
◆7ILEob33QI 氏が投下遅くなったから◆.Cb.m05RN氏のスケジュールの都合が悪くなったかもしれないけど、
◆7ILEob33QI 氏が書いている間に播磨・一条側の文章も書けていただろうし。
なによりも、前から構想を練っていたならばスムーズに書けていた筈。
氏の構想は確かに惹かれるけど、氏が自分自身で言った最良の選択を自ら蹴った訳だからなぁ・・・
646名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 12:45:32 ID:SZ59370p
>>644
ダメ子のAAは直されていたのに、東郷のAAはあのままでいいのか・・・。

ドナルドのAAの方がいいと思うんだがな。
一時期本スレ・バレスレで凄く流行っていたAAだし。
647名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 13:00:19 ID:7oDMKE/m
>>646
一時っつっても去年の冬の話だし
それにあのAAも味があるし
ちなみにドナルドだったらガトーがいい
648名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 15:33:50 ID:/WD3rV15
播磨の行動方針である

絃子を詰問し、事と次第では……?

っていうのはどうすれば実現するんだろう
まさか学校近くまで言って叫ぶわけじゃあるまいし。
西本の携帯電話なら話せるけど、播磨って知ってたっけ?
649名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 16:00:02 ID:d7Tty81w
知らないだろ。詰問の手段は書き手が考えるのがベスト
読み手が考えた案を書くのは最終手段
まぁもちろんラストまでフラグ残したりフラグ潰すのも書き手次第だが
650名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 17:38:03 ID:ibLM0rWQ
1の人よ、お前はよく頑張った。
あの東郷のAAを見て、誰もお前を責める奴はいない。
胸を張っていいんだ・・・・・・www
651名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 17:56:45 ID:0C17yu4+
そういや石山には、「その他」という愛称があったのでは?
652名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 18:22:31 ID:SZ59370p
結局◆.Cb.m05RN. 氏の予約は無効になっちゃったのか・・・。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 19:50:03 ID:/WD3rV15
城戸が絡んできたから、また練り直しだろうな。
気の毒にとは思うがルールだから仕方ない

ところで次の放送って意外と近くないか?
八雲らはもうないだろうし奈良は誰とも遭遇できない。
あとは日本刀・高野組・一条・城戸と必然的に絡むことになる面子。
おそらく5話くらいでタイムアップになる。
654名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 19:52:18 ID:uuAIaiYH
北側しか動かんからそんなもんだろうな
今回は話数の割に展開が濃かった
655 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/30(土) 20:22:03 ID:jxCzw1nu
期限内に投下できず申し訳ありませんでした。
自分が遅筆なのが全ての原因です。
破棄となった作品なのですが、完成しましたらまとめの掲示板に没ネタとして投下してもよろしいでしょうか?
656名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:25:18 ID:/WD3rV15
全く問題ないと思われる。
次の作品のためにネタをとっておきたいなら投下しないほうがいいと思うけど
657名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:25:35 ID:US+zdpK3
ちょっと、ちょっとちょっと!
まだ没になるか分からないし。
播磨の行動次第じゃまだわからないぞ。
658名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:31:03 ID:SZ59370p
>>656
◆X7WwwzkoUU氏のネタと比べられるとか、いろいろありそうだし・・・辞めた方がいいんじゃないか。
659 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/30(土) 20:32:26 ID:jxCzw1nu
なるほど、どうなるか解らないですね。
質問なのですが一度ボツネタとして投下したらその作品の一部を再利用するのはマズいでしょうか?
660名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:33:58 ID:uB21u9Vz
個人的にはアリだと思う
661名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:42:24 ID:YtJBflen
>>659
それだと、読む側にとっては同じネタをシチェーションだけ変えて二回読まされることになっちゃう。
二番煎じみたいになっちゃって、サプライズもなくなるだろうから、やめといた方がいいと思う。

ネタの再利用自体はかまわないけど、その場合は元の作品は投下しないでおいた方がいいんじゃないかな?
自分の中の引き出しにしまっておいて、ここぞという時に使える部分だけ使えばいいと思う。
662661:2006/12/30(土) 20:45:57 ID:YtJBflen
タイプミス。
「シチェーション」じゃなくて、「シチュエーション」ね。
663名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 20:52:05 ID:uuAIaiYH
>>662
不覚にも萌えた
664名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 21:13:31 ID:/WD3rV15
今日◆X7WwwzkoUU氏が投下終わったとしても、
◆.Cb.m05RN.氏はしばらく様子を見たほうがいいんじゃないかと思う。
同じメンツで予約キャンセルの繰り返しは快く思われないかもしれん。
他にも書きたい書き手がいるかもしれないし。

まあこれはルールにのってるわけじゃない、ただのマナーのようなものだから
無視してもいいと思うけど
665名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 21:56:28 ID:4v7VWW+3
予約しないで投下するのも手段の一つだな。好きなだけ話を練れるという利点があるから。
予約するとどうしても時間制限がつくし。
666 ◆.Cb.m05RN. :2006/12/30(土) 22:19:10 ID:jxCzw1nu
いろいろな意見ありがとうございます。
とりあえずは数日間様子を見て決めたいと思います。
667 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:24:14 ID:t2NhNE3y
投下。

題名は、【想いビト×想うコト×想いビト】
668 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:25:43 ID:t2NhNE3y
「まだ出来ねぇのかよ、西」
「そう急かさんでほしいダス。配線を間違えたら、パソコン自体が駄目になる危険もある。・・・・・・それと、ワスの名前は西本ダス」
 ハリーの荷物の中にノートパソコン、そしてリアカーの中にバッテリーを見つけ、西本がパソコンへの接続を開始してから約五分が経過している。
 待っている間、播磨と沢近はリアカーの中身を物色していた。冬木達の遺品ということになるのだろうが、余計な感慨を抱いていても何も始まらないからだ。
 初めに手をつけたのはリアカーだった。見つかったのは、十数個の缶コーヒーやポリバケツ。冬木が持っていたものと似たような鉄パイプに、分厚い鉄板やロープなど。どれも使いようがあるのかないのか微妙なものばかりであった。
 リアカーを引いて歩いていくのは移動速度を下げ、自らを危険に晒すということは冬木の成れの果てを見れば明らかだ。
 播磨はリアカーから見つけた道具の中から、かさばらないで役に立ちそうなものだけを選別しながら西本の作業が終わるのを待っているところである。
 横では、沢近が冬木のリュックの中身を調べている。その瞳には生気がないが、播磨は特に言葉をかけようとは思わなかった。
「ところで播磨君」
「何だ? しゃべってる暇があったら早くパソコン使えるようにしろよ」
「・・・・・・その前に、約束しておきたい事があるんダス」
 気が付くと、西本は作業の手を止めて播磨の方を見つめていた。
 播磨は苛立ちつつも、この変にリーダーシップをとっている男を無視するのは得策でないと悟る。
 ここで変に揉めたなら、また沢近も首をつっこんできて厄介なことになるだろう。
 そう思い、極めて冷静さを装い――しかし怒気を隠し切れない声で、播磨は答えた。
「何だよ」
「このパソコンが直ったとしても、勝手に単独行動はとらない。そう、約束してくれないダスか?」
「・・・・・・どういう事だ」
 パソコンが直った場合どう行動するかは、播磨の心の中では既に決まっていた。
 塚本天満を探しに行く。そして、“放送が間違いであった”ことを証明してみせる。
 他の誰がどうなろうと知ったことではない。この島に来てから抱き続けた唯一つの目的――塚本天満を探しだすこと――は、決して揺るぐことがない。
「ワスと沢近さん、そして播磨君の三人で行動を共にするべきだと言ってるんダス」
「そんなん、別に俺の勝手だろうが。つうかノートパソコンは俺が持ってきたモンだ。直ったら俺が自由に使って何が悪い!」
「悪いに決まってるじゃないっ!」
 急に襲い掛かる聞きなれた怒声。
 播磨が顔をしかめつつ横を向くと、そこにはやはり鬼の形相を浮かべた沢近がいて、その手にはデザートイーグルが握られていた。
 しかしその銃口は地面に向けられている。けれども、少しは信用を得られたのだろうか、と思う暇など播磨には与えられなかった。
「もともとは冬木君達の持ち物だったんでしょ、それは。アンタが持ち出さなければ、冬木君だって死ぬことはなかったかもしれないのよ。
 アンタ、それをわかって言ってるの?」
「うっ・・・・・・!」
 もっともな話に、播磨は反論することもできない。
 あの時、東郷に勝ったからといって、抵抗する丸鼻の男――三沢といったか――から無理やりパソコンを奪った事実は変わらない。
 いま目の前で死んでいる冬木は、バッテリーを運んでいることからもパソコンを探して歩いていたのだろうと容易に推測できた。
 だとしたら、自分も彼の死に間接的ではあるが関わっていることになる。播磨はそれを否定できなかった。
「その通りダス。播磨君の情報が正しければ、このパソコンはワス達が生き残るために役立つ武器になる。勝手にするなんてことは許せないダス」
 そう告げる西本の脇には、狙撃銃が置かれている。
 まさか撃ってくるなんてことはないだろう。しかしその銃は、一つの“説得力”として播磨に作用していた。
 ノートパソコンが復旧したとしても、自由に使えそうにない。しかし三人で行動すれば、いつ天満に会えるかわからない。
 どうすればよいかと悩みはじめた時、ふと気がついたのはインカムの存在だった。
「・・・・・・だったら、パソコンはお前らで使えばいいさ。その代わり、俺は単独行動させてもらう」
「播磨君は、つ・・・・・・誰かを探したいんダスね? でも、それにはノートパソコンが必要なはず。無しでどうやって探すつもりダスか?」
 そう尋ねる西本に播磨はインカムの子機を見せ、そしてハリーのリュックを指差し、言った。
「人が多い場所を、コイツで知らせてくれりゃいい。それくらい、許してくれてもいいはずだ」
669 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:26:49 ID:t2NhNE3y
「アンタ何を勝手に決めてるのよっ!」
「うるせぇな。このインカムは“もともと”俺の支給品だ。どう使おうが俺の自由だろうが」
 いちいち絡んでくる沢近を面倒くさいと思いながら、播磨は西本の返事を待った。
 別に沢近の了承が取れなくても良い。西本さえ説得すれば、あとは天満の捜索に専念できる。
 西本は播磨と沢近のやり取りを見て溜息をついてから、急にその表情を一変させ、険しい顔つきになる。
「それも、許可できんダス」
「はぁっ!? てめぇふざけんじゃねぇぞっ!」
 堪忍袋の緒が切れた、というよりももともと緒なんて無いに等しいのかもしれない。
 播磨は西本の胸座をつかみ、怒りの形相で睨み付けた。昔はこれで大抵の不良達を恐怖で震え上がらせたものだ。
 しかし、西本は動じなかった。というより、危害を加えられないと確信しているようだった。
 確かに、ここで西本を殴ってしまえば事態は悪い方向にしか転がらない。気付けば、沢近が再び銃を構えてなにやらギャアギャア騒いでいる。
「・・・・・・チッ」
 舌打ちをして、播磨は西本から手を離した。
 西本は沢近をなだめてから、もう一度播磨を見据える。
「なんでインカムもダメなんだよ。まさかまた“ワス達が生き残るために役立つ武器になる”とかいうんじゃねぇだろうな」
「それもある。でも、ワス達にそれ以上に必要なのは・・・・・・播磨君。君ダス」
「はぁ?」
 何の冗談かと、播磨は西本の顔を覗き込む。しかしその目――目と判断していいのかわからないほど細いが――は真剣そのものだった。
 その目には見覚えがあった。それは、決闘を申し込んできた時の東郷と同じ光を放っている。
 こちらの事情を全て見透かしているようで、それでも自らの信念を曲げるつもりはないと意思表示している強い光。
 自分のことを兄弟と呼んで、知らぬ間に死んでいった漢の面影をかすかに感じ、播磨は口を噤んだ。
「放送の通り、いま生き残っているのはたった20・・・・・・いや、19人ダス」
 西本はハリーの死体を一瞥し、話を続ける。
「あまり考えたくはないんダスが、このペースの早さは、ハリー君の他にも皆を殺しまわっている人がいることの証拠だとしか思えんダス」
「まぁ、そうだろうな。さっきも言ったが俺は昨日、男と女の二人組に襲われてる」
「えっ? そんなの私は聞いてないわよ」
「西本と周防には話したんだよ。・・・・・・まぁいいや。西本、後でお嬢にも話しといてくれ。それで、殺人鬼が多いからなんだってんだ?」
 明らかに不満顔な沢近をとりあえず黙らせて、播磨は本題に入る。
 単独行動をするにしてもこのまま集団で行動するとしても、二挺しかない銃器を自分が持つことは許されないだろう。
 いくら自分がかつて魔王と呼ばれたほど喧嘩が強いといっても、銃に勝つことが不可能なくらい播磨は理解していた。
 唯一役に立つことといえば他の二人よりは相手の殺気を感知するのに優れていることであろうが、それはノートパソコンさえ復旧すれば無意味な能力に違いない。
「別に俺がいてもいなくてもお前らが生き残る確率は変わんねぇだろ。それとも、俺に力仕事でもさせようって腹か?」
 鼻で笑いながら、播磨は西本をねめつけた。
 西本はそんな播磨をみて、もう一度大きく溜息をつく。
「確かに、君がいなくてもワス達の戦力に影響はないダス」
「なっ・・・・・・!」
 自覚していたこととはいえ、面と向かって言われるとやはり腹が立つもの。
 播磨が思わず立ち上がろうとした時、しかし西本は動じることなく、言った。
「でも、播磨君の命が危ないダス。それは、困る」
 真顔でそう言う西本を目の前にして、播磨は振り上げかけた拳の行き場をなくし、そのまま力なく座り込んだ。
 恥ずかしげもなくこんなことを言う男に、どう対応していいか分からない。
「勝手なこと、言いやがって・・・・・・」
 とりあえず、今は保留にしよう。播磨はそう結論付けた。
 ここで口論しても仕方がない。まずは一刻も早くノートパソコンを復旧しなくてはいけない。
「約束してくれるんダスね? パソコンが復旧しても、勝手な行動はとらないと」
「約束はできねぇ。でも・・・・・・前向きに検討してやる」
670 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:27:53 ID:t2NhNE3y
「・・・・・・今はそれで構わんダス。さて、それじゃあ」
 そう言って西本は、バッテリーから伸びるコードをノートパソコンに接続した。
 その瞬間、ノートパソコンにオレンジ色のランプが灯る。ノートパソコンが、充電を始めた証だった。
「どうやら、うまくいったみたいダスな」
 西本が電源のスイッチを押すと見慣れたOSの起動画面が表示され、数秒後、アイコンの少ない殺風景なディスプレイへと変化した。
 播磨と沢近も、その様子を黙って見つめている。
 画面の真ん中の砂時計が、やけに長い時間消えないなと思っていると。

 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
 
 という電子音と共に、いきなり画面が真っ白になった。
「な、何コレ? 壊れちゃったの?」
「いや、そうじゃねぇ」
「どういうことダス? 播磨君」
 慌てる西本と沢近を余所に、播磨は冷静に画面を見つめていた。播磨は第二回放送後に、すでにこの場面に立ち会っている。
 この次に現れるものがなんなのか、それは既にわかっていた。
 播磨の予想通り、画面にはまず“10”という数字が表示される。“9”、“8”・・・・・・と画面上ではカウントダウンがなされていき、そして。
『やっほ〜♪ またまた六時間ぶりっ。元気にしていますかぁ?』
 にこやかな表情の姉ヶ崎が、楽しそうに手を振っている映像が流れた。
 何故か第二回放送後の映像よりも露出度が増している。胸元のはだけ具合が、西本のある部位を刺激した。
「な・・・・・・何コレ?」
「言ってなかったか? パソコンの機能追加の説明」
「これは和む・・・・・・いや、不謹慎な映像ダスな」
 あっけにとられる二人と、特に気にしていない一人のやり取りとは関係なく、姉ヶ崎は笑いながら残酷な言葉を吐き続ける。
『この島に来て初めての朝っ! 昨日は何人殺したかな? 今日も張り切って、ガンガン友達を殺していきましょうねっ』
 西本の顔からだらしなさが消えた。
 沢近は不快感を露にして、画面を睨みつけている。
『さてさて、お待ちかねの新機能ですがー。参加者マップ、支給品リストときて、もう予想はついているかな?
 そう、今回の新機能は・・・・・・食料品リストーッ!』
「・・・・・・は?」
「食料品、ダスか」
『皆のリュックにはいろんなパンが入っていたと思うけど、好き嫌いもあるよね。でも、安心して。
 このリストを見れば、アナタが食べたいパンもきっと見つかるはずっ! あ、もちろんパンは殺して奪ってね♪ ばくりっこなんてする人は、先生許さないぞっ』
 ウインクを決めてそう告げる姉ヶ崎に、播磨は激しい違和感を覚える。
 一体、世界はどうなってしまったというのか。からかわれることはあっても、播磨は姉ヶ崎がこんな非道な言葉を口にするのを見たことが無かった。
 狂っている、と今更ながらに認識する。今の周囲の状況も、そして自分達自身も。
 ハリーの遺品――膨らんだリュックが目に入る。おそらく、あの中にもいくつか食料品が詰まっているのだろう。そしてそれは、自分達の食料になるに違いない。
 そんな目的の為に殺したわけではない。それでも、訪れる結果は同じ。
 画面上では、姉ヶ崎が手を振りながら別れの挨拶を告げているところだ。殴り壊したい衝動に駆られたが、虎の子のノートパソコンを破壊するわけにもいかずやり場の無い拳を地面に叩きつける。
「播磨君。わかっているとは、思うダスが・・・・・・」
「ああ。こんなことで、パソコンを殴りつけたりはしねぇよ」
 気付くと姉ヶ崎の姿は消え、ディスプレイには新たなフォルダが一つ追加されていた。これが、食料品リストに違いない。
 しかし言ってみれば、こんなものはハズレ機能だ。そう役に立つ機能ばかりが追加されるというわけではないか、と播磨は肩を落とす。
 けれど、まだ終わりではない。電源が切れてから、放送は二回。つまり、新機能はもう一つ追加されるということである。
671 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:29:10 ID:t2NhNE3y

 ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ

 という電子音が再び鳴り、カウントダウンが始まる。
 今度は誰も動揺しなかった。ただ、画面をじっと見つめるだけ。
 “2”、“1”、“0”とカウントダウンがなされ、再び笑顔の姉ヶ崎が出現する。
 さっきよりもスカートが短い。ガーターベルトの艶やかさに、西本は少し前屈みになっていた。
『一日生存オメデトーッ! 最終締め切りは四十八時間後だけど、今はどのくらいに減っているかな? 半分くらいになっていれば、先生も嬉しいです。
 さて、そろそろ人恋しくなってきたんじゃないのかな? 先生は今まで殺せ殺せと言ってきたけど、ちょっとだけ皆が失敗です。
 そ・こ・でっ! 今回の新機能は、じゃじゃーん! メール機能ですっ! 実はこの島には、携帯電話を支給された生徒がいます。このメール機能は、その子とメールで連絡がとれるという優れものです。
 寂しさをメールで紛らわすのもいいかも。あ、もちろんおびき出して殺すってのもアリですけどね♪ それじゃ、また六時間後に会いましょう。
 次の機能はすっごいから、期待していてね。じゃ、殺し合い頑張ってー!』
 顔に似合わない台詞を残して、今度こそ本当に姉ヶ崎は姿を消した。
 新たにディスプレイに追加された二つのアイコンを見て、播磨と西本は溜息をつく。
 しかし沢近だけは、少し興奮気味だった。まるで希望でも見つけたかのように、嬉しそうに喋りだす。
「食料品リストは使えないかもしれないけど、メール機能は役に立ちそうじゃない。運が良ければ、人殺しじゃない人に連絡がとれるかもしれないでしょ」
 播磨はそんな沢近をしかめっ面で見て、大きく溜息をつく。
 西本も元気がなかった。自らのリュックを開け、ゴソゴソと中を探っている。
「なによ二人とも。そりゃ、確かに携帯電話を持っている人が安全かはわからないけど、試してみる価値は――」
「ねぇんだよ、それが」
「何でよっ!」
「ワスが、持ってるんダス」
 すまなそうに、西本が携帯電話を取り出す。
 沢近はポカンと間の抜けた顔になり、そして大きく溜息をついた。
「・・・・・・でも、皆の場所がわかる機能があるのには変わりないダス。それだけでも、パソコンを復旧した意味はあるダス」
「そう、よね。それがあるだけでも十分よ」
 西本がタッチパネルを操作する。播磨はそれを黙って見つめていた。
 最後に“SEARCH”の機能を使った時、G-03に人の反応があったのは覚えている。もしかしたら、その中に天満がいるかもしれない。
 西本はその集団はきっとホテルに向かっていると言った。しかし、それならばもう現れてもいい頃合いだ。
 どっちにせよ、“SEARCH”を使用すればどこに何人の集団がいるか手に取るようにわかる。播磨はただ、画面が表示されるのを待った。
 やがて画面が切り替わる。播磨は西本を押しのけるようにしてそれを見た――G-03に、黒い点が一つある。
 言いようの無い不安が、播磨を襲った。大丈夫、悪いように考えるなと自分自身に言い聞かせる。
 今までに呼ばれた死者の名は、天満を含めて――もちろん播磨はそれを信じてはいないが――二十一人。
 最初に笹倉が殺した二人を加えれば、二十三人。さらに今さっき自分達が殺したハリーを含めれば、死者は二十四人のはず。
 二十三個しか黒丸がなければ、天満の死が間違いである可能性も増える。播磨は北から順に、数を数え始めた。
「この近くには、北に三人組。西に単独行動の人が二人。それくらいダスな」
 一、二、三・・・・・・
「これからどうするの? この三人組と合流する? 三人で行動しているなら、殺し合いに反対しているのかもしれないわよ」
 十三、十四、十五・・・・・・
「いや、播磨君が遭遇した二人組の件もあるダス。三人でいるからといって、楽観視はでき・・・・・・ん? 播磨君、どうしたんダス?」
 二十二、二十三・・・・・・二十四。
「どうしたのよヒゲ。アンタもなんか考えなさいよ」
 数え間違いだと自分に言い聞かせ、播磨は再び最初から数え始めた。
 血の気が段々と引いていく感覚を味わいながらも、それを否定して画面を見つめ続ける。
 しかし何度数え直しても、そこにある黒点は二十四個。その事実は、変わることはなかった。
672 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:30:02 ID:t2NhNE3y
「ちょっとヒゲッ!?」
「・・・・・・うるせぇな、少し黙ってろよ」
 肩にかけられた沢近の手を払いのけ、播磨が小声で呟いた。
 その言葉に力は無く、語尾は今にも消え入りそうな状態である。
 二月だというのに、その額には汗が流れていた。拭っても拭っても、噴出すように流れてくる。
 どういうことだ、と播磨は自問自答する。塚本天満が、あんなに優しい子が、誰かに殺されるはずが無い。
 そんなことがあってはいけないのだ。だとしたら、自分の生きている理由が無くなってしまう。
 この二十四個の黒点を一体どう説明すればいいのか。そう考える播磨の目に飛び込んできたのは、放送の後に死んだハリーの亡骸だった。
 ・・・・・・もしかしたら、ハリーの他にも放送後すぐに殺された奴がいるのかも知れない。
 そう考えれば、全ての説明がつく。G-03の付近には黒点のほかに二つの白点があるのだから、そいつらが放送の後に誰かを殺したのかもしれない。
 だとすれば、G-03には天満はいないことになる。彼女は誰も殺さないはずだし、誰にも殺されないはずである。
 大きく深呼吸して、播磨は精神を落ち着かせた。大丈夫、まだ望みは消えたわけでない、と。
「大丈夫ダスか? 播磨君」
「ああ。ちょっと考えごとしててな」
「で、アンタはこれからどうすべきだと思う? まぁ、ロクなこと考えてないでしょうけど」
 相変わらず憎まれ口を叩く沢近を一瞥し、播磨はこれからのことについて考え始めた。
 南に天満がいるとは、考えがたい。だとすれば、一番の近道は北にいる三人組と会うことかもしれない。
 もちろん昨日の襲われた出来事は忘れてはいない。しかし今は、一刻も早く天満の情報を仕入れる必要があるのだ。
 その為には、命を懸けることすら厭わない。播磨にとって天満は全てであったし、またこれからも全てでありつづけるという確信がある。
「お前達はお前達で動けばいい。俺は、北の三人に会おうと思ってる」
「馬鹿ヒゲッ! アンタさっきの話覚えてないの!? 勝手な行動しないっていったじゃない」
「俺は前向きに検討するって言ったんだ。・・・・・・なぁ西本。頼む、俺の我侭を聞いてくれ」
「・・・・・・危険だということは、わかってるダスか?」
 真剣な表情で、西本が問いかける。
 そんなこと、播磨にだってわかっていた。そして西本が、危険は避けるべきであるという意見であることも理解している。
 しかしこのまま三人で固まっていても、面倒が起きるだけだ。
 その一番の現況であるツイン――今はシングル――テールのお嬢様を見つめる。
「アンタ、なんでそんなことしたいワケ? 北に行くなら、三人で行けばいいじゃない」
「西本が北に行くっていうなら、三人でいくのも構わねぇんだが――」
「ウム。播磨君にはもう言っていると思うけれど、ワスは分校跡に向かいたいダス。
 理由は・・・・・・まぁ、藁にもすがる様な推測なんダスが。なにもしないよりはだいぶマシだと思うダス」
「そういうことだ。お嬢は、俺といるよりは西本と一緒の方が安心だろう? まだ完全に信用してくれてねぇみたいだしな」
 そう言って播磨は立ち上がり、インカムの子機を西本へと放り投げた。
 西本は瞬時にその意図を理解する。播磨は、ハリーのリュックの中からインカムの親機と手作りと思われる石のナイフ、それに普通のナイフを取り出した。
「コレを使って誘導してくれ。三人が信用できる連中なら、お前らの行き先を伝えてやる。その後はまた人のいるところに誘導してくれれば、ソイツが信用できるかできねぇか確かめてやるよ。
 人殺しとかちあえば、まぁ、俺が危なくなるだけだ。ただで殺されるつもりは無いが、どうなるかはわかんねぇ」
 自分の荷物を持ち上げて、播磨は出発の準備を始めた。
 銃器は持っていない。武器になるものといえば頼りない小さな刃物だけ。しかも刃物の扱いなど、素手の喧嘩しかしてこなかった播磨では素人同然。
 けれども自分の単独行動を納得させるにはコレしかないと、播磨はそう考え動いていた。
「待つダス」
 けれども背後から聞こえるのは、相変わらず強い意思を感じさせる漢の声。
 播磨は振り返った。思ったとおり、西本は真っ直ぐに播磨の顔を睨みつけている。
「さっきも言ったとおり、ワスは君をみすみす死なせたくはない。出来れば一緒に来てほしい。
 ・・・・・・それでも君がワス達と別の道を選ぶというのなら、聞かせてほしいダス」
「何をだ?」
「理由、ダス。君が一人で危険に向かうという選択をした、その理由。そのくらいは、聞いてもいいと思うんダスが」
673 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:30:38 ID:t2NhNE3y
 西本の眼差しから、播磨は彼が本気で自分のことを心配してくれているということを悟った。
 正直、ここで彼の気持ちを無駄にして独り北へ向かうのは心の痛む行為だ。
 しかし、それでも止めることは出来ないんだと播磨は自分を奮い立たせる。
 北へと向かう理由は、たった一つだ。もう一度既に西本には言ってある。それは、変わることは無い。
「前に言ったとおりだ。大切な人の為――」
 けれども、ふと播磨の脳裏に違和感が走る。果たして天満への感情は“大切”程度の言葉で言い表せるものなのだろうか、と。
「――いや」
 そうではない。大切だけでは、決して表すことが出来ない。
 彼女への気持ちを表現するなら、もっと強い言葉を使うべきだろう。他の何にも変えることの出来ない、そんな言葉を選ぶべきだ。
 ・・・・・・そうだ。
 播磨は決意した。彼女に会うことが出来たなら、今度こそこの言葉をはっきりと伝えようと。
 少々恥ずかしい台詞だが、自分の気持ちを伝えるにはこれ以上ない一言。播磨は大きく息を吸い、そして言った。
「“好き”だから。好きな人の為に、俺は止まれねぇんだ」
 サングラス越しではあるが決して目を逸らさずに、播磨は西本を見据えている。
 西本はしばらく何やら思案していたようだが、やがて諦めたように息を吐き、自分のリュックの中をゴソゴソと探り出した。
 そして一冊の本を取り出すと、播磨に向かって放り投げる。
 しっかりとキャッチしてその表紙を見ると、そこには【山の植物図鑑】の文字が刻まれていた。
「ワスには、もう必要のないものダス。でも、播磨君には役に立つかも知れない。・・・・・・持っていってほしいダス」
「ちょ、ちょっと西本君っ!? ヒゲをこのまま行かせてもいいの?」
「漢には・・・・・・命をかけてもやらなくちゃいけないことがあるダス。そうダスな、播磨君?」
「ああ。恩にきるぜ、西」
「・・・・・・西本、ダス」
 播磨は、西本に対して自分と同じ空気を感じ取っていた。
 大切なものの為に、好きなものの為に。何でもしてやろうという覚悟をもった漢の匂い。
 西本が何を思い、今このように振舞っているのかはわからない。しかしそんなことは重要ではなかった。
 今、自分を送り出してくれているこの男に、友情なんてものを感じ取っているのかもしれない。
 播磨は、走り出した。
 天満が生きていることを信じて。
 自分の生きる意味を、失わないためにも。



674 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:32:21 ID:t2NhNE3y
    ※    ※    ※    ※    ※



「何なのよ、まったく」
 西本の横では、沢近が不満そうにブツブツ呟いている。
 きっと彼女には自分達の会話の意味がわからなかっただろう。
 そう思い、西本は小さくなっていく播磨の背中をジッと見続けていた。
 第四回の放送が流れた後の、播磨の言動。それを見れば、彼のいう“大切なもの”が何なのか西本には一目瞭然であった。
 それは塚本天満。
 播磨の大切なものとは、塚本天満に違いない。
 意外といえば意外である。沢近や塚本八雲との噂がたったこともある播磨の想い人が、そのどちらでもなく天満であるという事実。
 しかしそれ以上に、西本は現実の残酷さを嘆いた。
 彼女はきっと、もう死んでいる。播磨は認めていないようだが、ほぼ間違いなく死んでいる。
 先生達が嘘をつく理由も無い。そして、優しい人だからといって殺されないという理屈も成り立たない。
 西本はそれをわかっていた。だからこそ、あえて播磨を北へと送り出した。
 北に行けば、とりあえずは生きている三人に会うだろう。南よりは、死体が転がっている数も少ない。
 天満が死んだという事実を、播磨に受け入れさせてはいけない。もしそんなことが起きれば、きっと彼は駄目になってしまう。
 西本が思い出すのは、中学三年生の夏。母が勝手に部屋の中を掃除して、秘蔵のAVを全て捨ててしまった時のこと。
 突如無くなったAV五本の行方を、西本は父に尋ねた。父は「知り合いに貸した」と嘘をつき、そして自分はその嘘を一ヶ月信じ続けた。
 母から真実を聞いた時、絶望感と虚無感が一度に西本を襲った。しかし父がついてくれた嘘の優しさが、唯一の慰めであったことを西本は今でもしっかりと覚えている。
 だからこそ、西本は播磨を送り出した。
 人の命を救えるなら、嘘をついたほうがいいこともある。
 それはまるで、コスプレをしたAV女優を本物のナースや看護士、魔法少女と思いこむようなもの。そう思えば、決して悪いことには思えなかった。
675 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:33:16 ID:t2NhNE3y
「今は、播磨君の好きにさせてやってほしいダス」
 大切なものを思い浮かべれば、それは生きる力になる。
 家で待っている筈の新作AVを思い浮かべ、西本は自らを奮い立たせた。
 石山や菅の供養のためにも、新作AVは見なければならない。握りこぶしに、ギュッと力を入れる。
「・・・・・・西本君」
「?」
「アイツの、ヒゲの好きな人って誰?」
「・・・・・・あ」
 横を見ると、沢近の形相はまさに般若のそれであった。
 さっきまで播磨を殺すと言い続けてきた人のものとは思えない。嫉妬心は別ということか、などという考えが西本の頭を過ぎった。
 火の無いところに煙は立たない。修学旅行の様子を見る限り、播磨にその気がないとしても沢近と播磨の間に何らかの動きがあったことは西本でも容易に想像できた。
 そこでこの表情。もしかして、沢近は播磨のことが・・・・・・などという推測は、当たらずも遠からずな様に思える。
 放っておけば、沢近は播磨のことを追うかもしれない。しかしそれでは駄目なのだ。
 この二人を近づけるのは、火薬庫に火矢を撃ち込むようなもの。わざわざ話をややこしくする道理は無い。
 西本は考えた。どうすれば、沢近を誤魔化せるか。
「さっきの口調じゃあ、西本君は色々とヒゲのこと知ってるみたいじゃない。ねぇ、どうなのよ」
 沢近を納得させ、更に播磨を追うようなことを止めさせ、そして彼女を不快にさせないような言い訳。
 ・・・・・・無いワケでもない。しかし、それは使っていいものだろうか。
 沢近の顔をもう一度覗き込む。そしてその瞬間、西本は決心を固めた。
 正直、これ以上隣に夜叉を置いておくことなど西本には耐えられなかったからだ。
「あー、あれダス。沢近さん、もう一度播磨君の言っていた事を思い出してみればいいダス」
「ヒゲの言っていたこと?」
「播磨君は人と会って、その人が信用できるか出来ないか探してくれると言った。つまり、ワス達に危険な人を近づけないようにするということダス」
「あ、そういうことなの?」
 なんでこんなに簡単に騙されるんだと疑問に感じながらも、ちょうどよいことだと西本は話を続ける。
「そうダス。そして彼はそれを、好きな人のためと言った」
「え、それって・・・・・・もしかして」
「それ以上は、ワスの口からは言えんダス」
 西本はそうして口を噤んだ。
 隣では、なんだか沢近が顔を緩めたり引き締めたり赤くしたりとせわしなく混乱している。
 これも優しい嘘の一つだ。
 思わせぶりな煽り文句を書き連ねるAVのパッケージを考えれば、罪の意識は感じない。
 それよりも問題なのは、今後の自分達の行動であった。
 ノートパソコンが復旧したからには、危険はグッと減ったと見てよい。しかしそれでも、自分達の今の状況は決して良いものとは言えない。
 今は僅かな可能性にかけて、分校へと向かってみるしか道は無い。
 そう考え、西本はハリーのリュックを持ち上げる。すると中からヒラリと、一枚のメモが落ちてきた。
「コレは・・・・・・?」
 西本はそれを拾い上げ、そして開いて中の文字を見る。
 それは播磨が決闘をしたという、東郷が残したメモであった。




    ※    ※    ※    ※    ※
676 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:34:07 ID:t2NhNE3y





「・・・・・・茂雄」
 城戸はF‐03の西側、F‐02にあと少しで進入するというところで、立ち止まっていた。
 最早入ることの出来ない平瀬村。恋人である、梅津が眠っているであろう場所。
 分校へ向かうのに、このルートは遠回りだということはわかっている。しかしそれでも、足は自然とこの場所へ向かっていた。
 何故なのかは、わからない。
 生き残るために梅津を殺したことを、城戸は既に自分の中で納得しているはずであった。
「もう、会いに行くことすらできないんだね」
 涙の一つでも出るかと思っていたがそんなことは無く、自分は乙女らしくないなと客観的な分析をくだしてから苦笑い。
 もしも立場が逆だったら――自分が梅津よりも先に死んでいたら――梅津はどんな反応をしてくれたかと考える。
 きっと彼は泣いてくれただろう。もしかしたら、後を追って自殺したかもしれない。
 それは自信過剰な期待ではなく、冷静な思考から導き出された答え。梅津が自分を大切にしていてくれたことを、城戸は十分に理解していた。
「私あの後、嵯峨野と東郷君、それに三沢君の三人を殺したんだよ。それに、銃も手に入れたし」
 新たに手に入れた力を、平瀬村の方へと向ける。
「私、皆を殺してみせるよ。私みたいに殺すことで生き残ろうとしている人も、馴れ合って生きながらえようとしている人も。
 誰だろうと関係なく殺してみせるよ。私に出来ないはずが無いでしょ。だって、茂雄のことだって殺せたんだからさ」
 笑いながら、城戸は梅津へ向けて語りかけるように言った。
 そう、梅津を殺せたのだ。もう他の誰をも殺すのに躊躇はしない。
 そのことは今までの三人を殺したことで証明して見せた。きっと天国で、梅津も喜んでくれているだろう。
 なぜなら死の瞬間、彼は満足そうだったから。
 城戸に刺されて、その命が燃え尽きようとしている最中、確かに彼は満足そうな表情をしていた。だからこそ、城戸は救われたのかもしれない。
 殺していいと、梅津が言ってくれたような気がした。生き残るためならなんでもしていいと、そう決意するきっかけをくれた。
「茂雄の分も、生き続けてみせるわ。だから・・・・・・応援してね、茂雄」
 理不尽な願いだということはわかっている。しかし城戸は、そんな願いも梅津なら聞いてくれると思っていた。
 どうしようもなく、お人よし。きっと色んなことで損をするタイプの男だったから。
 付き合い始めたのは、そんなところが可愛いと思えたからだった気がする。でも、ただお人よしなだけじゃつまらなくて。
 色々と陰で裏切るようなこともした。バレない様にはしてたけど、もしかしたら梅津は気付いていたのではないかとも思う。
 時々見せた寂しそうな表情は、そのせいだったのかもしれない。殺す前に聞いておけばよかったと、城戸は少しだけ後悔した。
 しかしここで立ち止まっているわけにもいかない。リュックを背負いなおし、城戸は再び分校跡へと歩き始める。
 もう過去を振り返りはしない。そんなのはコレが最後だ。
 城戸はvz64スコーピオンの銃口を上に向け、一発だけ空へと銃弾を放つ。
 彼女にとってそれが梅津に対しての精一杯の誠意であり、そして、過去からの決別であった。
677 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/30(土) 23:35:24 ID:t2NhNE3y
【二日目:午後2時〜3時】

【播磨拳児】
【現在地:E-03北部】
[状態]:疲労、精神不安定
[道具]:支給品一式(食料5,水3)、インカム親機、黒曜石のナイフ3本 UCRB1(サバイバルナイフ)  山の植物図鑑(食用・毒・薬などの効能が記載)
[行動方針]:1.天満を探す  2.北の三人(高野・雪野・岡)の下へ向かう 3.絃子を詰問し、事と次第では……?
[備考]:サングラスをかけ直しました。未だに吉田山が死んだとは思っていません。
      天満の死を否定していますが、本当は気づいている(?)

【沢近愛理】
【現在地:E-03南部】
[状態]:精神不安定
[道具]:支給品一式(水2,食料5)、デザートイーグル/弾数:6発  
[行動方針]:晶などの友人と合流する。とりあえずは西本と行動を共にする
[備考]:播磨を信用しはじめている。今後の行動目的が今一定まっていません。

【西本願司】
【現在地:E-03南部】
[状態]:激しい精神的消耗、肉体疲労&筋肉痛(多少回復) 、
[道具]:支給品一式(水8,食料8)、携帯電話、山菜多数、毒草少々、ドラグノフ狙撃銃/弾数10発、東郷のメモ
ノートパソコン(バッテリー付き) MS210C−BE(チェーンソー、燃料1/4消費)  鉄パイプ
[行動方針]:東郷のメモを読む。荷物を整理する。分校跡に向かう。仲間を集める。
[備考]:反主催の意志は固いようです。


※リアカーの周りには雑貨品(スコップ、バケツ、その他使えそうな物)と支給品×2



【城戸円】
【現在位置:F-03 西側】
[状態]:やや疲労
[道具]:支給品一式*2(食料5、水4) vz64スコーピオン/残り弾数39 金属バット 紙袋(葉書3枚) 東郷のメモの模写×3 スピーカー
[行動方針]:1.分校跡を目指し、最終的に氷川村へ 2.ゲームに乗り、先生からご褒美を貰う
[備考]:盗聴器に気がつく。主催者とコンタクトを図りたい。播磨が冬木を殺したと認識。





東郷メモは次の人に任せる。正直、全ギミックを自分で決めきるのは流石にマズイと思った。
678名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 23:44:26 ID:t2NhNE3y
参考までに。本文のみで26,926Bあった。
前半が冗長すぎた感はある。ただ、一番書いてて楽しいのは冒頭部分とかだから困る。
679名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 23:52:04 ID:dbdD2wey

西本ww
680名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 23:52:49 ID:uuAIaiYH
乙。やはり分裂したか……双方とも危険度たかしくん
681名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 23:56:06 ID:v/DEUrSJ
>>677
乙です。西本にワロタw
播磨は姐さんに懐柔されるのか、それとも…
682名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 23:56:57 ID:towLF/4A
乙!!

このまま播磨が姐さん軍団に遭遇したら、今度は烏丸包囲網か……
てか西本GJ&お嬢単純杉w
683名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 00:00:56 ID:J5aF7IE8
播磨って携帯電話についてどんだけ知ってるんだろう
教師陣に連絡がつくことは知らないってことかな?
知ってたら絃子にかけてるだろうし
684名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 00:03:43 ID:AWjGeA4X
知らないだろ
それも済んだ話だし
685名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 00:08:44 ID:zNf33Xmn
>>677
西本の欄にインカム子機が追加されていないぞ。

あと播磨の使ってたボロボロのナイフはどうなったんだっけ?
686名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 00:38:20 ID:nLeM7pOJ
乙!
城戸の気持ちが初めて描写された気がする。
梅津を思って平瀬村へ…か。ちょっとは梅津も救われたかな…?
嗚呼、彼は今あの世で何を思っているのか…
687名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 00:46:52 ID:AWjGeA4X
>>686
次スレの季節を待ってる
688名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 01:17:01 ID:+aLe1YxM
乙でした。
ちょっとだけ気になったのが、播磨が西でなく北を選んだ理由です
西(南西?)の一条か城戸のほうが近い(同エリアかその隣)感じがしましたので
先にそっちでは、と。
一言二言理由付けがあってもいいと思いました。
とはいえお疲れ様でした。また次回作を期待しています
689名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 01:25:31 ID:yhDpWAH9
>>688
>南に天満がいるとは、考えがたい。

なんで?
690名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 01:26:17 ID:yhDpWAH9
って>>688に聞いてもわかんねーか。
691名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 02:07:32 ID:tnVULYrC
>>689
よく読めよ。
南は放送後に人死にがあった。黒点の傍に二つの白点があるからそう推測した。
でも、天満は優しい子だから殺したり、殺されたりしない。
だから、南は無い。北に向かったのはそこにいる人数が多かったから&近いからだろ?
だよな・・・?
それと、乙
692名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 03:31:40 ID:eJpJVOtr
>>677
乙です
沢近は勘違いしちゃったかーw
うまく分裂出来てていいっすね
それにしても円は素敵です。いい意味で面白いキャラだと思います

ちなみに俺は予約4日に増やしてほしい派です
理由は予約期間が増えたほうが推敲できるからです
3日でもいいんですが、何分自堕落なもので
まぁ予約の時いつもバカをやらかすおかげでゴタゴタして日数損してるんですが

>>666
様子を見るとのことですが、どうするのかだけでも教えてもらえればと思います
俺が聞くのもアレなんですけどねw
その節はスミマセン
693 ◆X7M9O2x/96 :2006/12/31(日) 03:33:28 ID:eJpJVOtr
鳥忘れorz
694名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 07:18:05 ID:v7wjzJY9
高野は冷徹に天満死んだこと突きつけそうだな。
695 ◆X7WwwzkoUU :2006/12/31(日) 08:37:57 ID:t2wtmBcV
状態欄修正

【二日目:午後2時〜3時】

【播磨拳児】
【現在地:E-03北部】
[状態]:疲労、精神不安定(悪い意味で)
[道具]:支給品一式(食料5,水3)、インカム親機、黒曜石のナイフ3本 UCRB1(サバイバルナイフ)  山の植物図鑑(食用・毒・薬などの効能が記載)
[行動方針]:1.天満を探す  2.北の三人(高野・雪野・岡)の下へ向かう 3.絃子を詰問し、事と次第では……?
[備考]:サングラスをかけ直しました。未だに吉田山が死んだとは思っていません。
      天満の死を否定していますが、本当は気づいている(?)

【沢近愛理】
【現在地:E-03南部】
[状態]:精神不安定 (いい意味で)
[道具]:支給品一式(水2,食料5)、デザートイーグル/弾数:6発  
[行動方針]:晶などの友人と合流する。とりあえずは西本と行動を共にする
[備考]:播磨を信用しはじめている。今後の行動目的が今一定まっていません。

【西本願司】
【現在地:E-03南部】
[状態]:激しい精神的消耗、肉体疲労&筋肉痛(多少回復) 、
[道具]:支給品一式(水8,食料8)、携帯電話、山菜多数、毒草少々、ドラグノフ狙撃銃/弾数10発、東郷のメモ
ノートパソコン(バッテリー付き) MS210C−BE(チェーンソー、燃料1/4消費)  鉄パイプ インカム子機
[行動方針]:東郷のメモを読む。荷物を整理する。分校跡に向かう。仲間を集める。
[備考]:反主催の意志は固いようです。


※リアカーの周りには雑貨品(スコップ、バケツ、その他使えそうな物)と支給品×2



【城戸円】
【現在位置:F-03 西側】
[状態]:やや疲労
[道具]:支給品一式*2(食料5、水4) vz64スコーピオン/残り弾数39 金属バット 紙袋(葉書3枚) 東郷のメモの模写×3 スピーカー
[行動方針]:1.分校跡を目指し、最終的に氷川村へ 2.ゲームに乗り、先生からご褒美を貰う
[備考]:盗聴器に気がつく。主催者とコンタクトを図りたい。播磨が冬木を殺したと認識。



ボロボロのナイフは捨てたという事で。
もうこんだけ道具が増えるとわけわかんなくなってくるわ。

ちなみに、>>691はよく読みこんでくれてると思う。
696 ◆cx94bMr2cU :2006/12/31(日) 10:33:31 ID:902yu1hr
予約期限は私としては現状の3日で大丈夫だと思います。
しかし書き手間でライフスタイルがかなり異なるのは間違いないので、他の皆様の意見も気になります。

岡、西本、播磨、沢近、高野、雪野を予約します。
697名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 10:36:37 ID:902yu1hr
>>695
書こうと思っていたのに途中で送信してしまいました…
乙です。西本本当にかっこいいですね。あと沢近が非常にいい感じで不安定でよかったです。

一応東郷メモについても触れようと思っています。
698名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 14:00:10 ID:zNf33Xmn
管理人さんへ

死者名鑑のページ
石山の欄でAAのずれが直っていません。

本編
想いビト×想うコト×想いビト (西本、播磨、沢近)

城戸が抜けています。
699 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:37:03 ID:zY0yAtYo
『崩壊の序曲』

すでにホテル跡が大きく見え始めていたが、それでも高野は警戒を怠る事が無かった。
何せ、周囲には身を隠せるような木や茂みが、殆ど無いとも言っていい状態なのだ。
もしもホテル屋上のヘリポートから双眼鏡……ならまだしも、狙撃銃で監視されていれば、彼女達は格好の餌食になりかねないだろう。
それだけの狙撃が出来る技量を持った人間はそうはいないだろうが、安全を確認するまでは油断できない。
故に高野は真っ直ぐホテル跡を目指す事はなく、常に緊急時に隠れられる場所を確保するべく、やや蛇行気味に足を進めていっていた。
その事は当然ながら岡や雪野に指摘される事となったが、高野は彼らの能天気さに呆れつつも仕方なく説明しておく。
もっとも、いざ狙撃者が現れた場合、彼ら……特に俊敏さに欠ける雪野は、弾除けとして自然と役に立つであろうという算段だったが。

遮蔽が無いというのは、やはり不便な物があった。……前方からの人の接近が、容易に察知できる。そして、その逆も然りだった。
播磨拳児。その長身を隠す事なく、彼がこちら目掛け走ってきていたのだ。
先ほどの放送で天満の死を知り、彼の心境に大きな変化があったであろう事は、高野には容易に想像が出来る。
極限まで負に傾いたであろう彼が一体どのような結論を導き出し、足を進めているのか?
何にせよ、高野の望む終局に欠かせない存在となっているだろう播磨は、その一方で今の自分達に何ら利する事は無いのだ。
「高野、雪野、下がってろ!」
「岡君!」
ずい、と岡が前に出る。クラスでは播磨相手にビビっていた事も多かったのにと、高野はほくそ笑む。
「岡君、危険よ!」
「大丈夫だぜ、高野! お、俺が、お前達を守ってやるよ!」
「鎖鎌は振り回すのは鎌じゃなくて分銅の部分よ! 鎌を振り回したら、自分に刺さるだけよ!」
「あ……」
つくづく使えない…という事もない。岡が進んで前面に出た事で、彼を盾にしつつ、播磨との交渉が可能な状況となった。
見たところ、播磨は一定の距離を保った上でこちらの様子を見始めた。少なくとも臨戦態勢ではないのだろう。
何にせよ、彼は天満が死んだという事実の為に、心がまともではなくなっている筈だ。もしかしたらその事から逃げたのかもしれないが。
しかしその単調な性格を御するのはそう難しい事ではないだろう。まずは彼の状態を見極め、これからに必要な人材か判断すればいい。
何より高野達には烏丸という、播磨にとっては一種の嫉妬の対象だった男に関する情報があるのだ。
彼の神経を逆撫でせず、これから先に高野によって企画された、崩壊の駒とする。その為にも、今こそ彼女の実力が発揮されるのだ。
700 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:37:40 ID:zY0yAtYo
「これ、は……!」
ハリーのリュックから落ちたメモを見て、西本は目を丸めていた。
最後の一文から東郷の遺した物だと分かったのだが、その内容は彼に大きな衝撃を与えた。
今回のゲームが他にも起きていた事実、東郷がノートパソコンに残した情報。そして何より、首輪の盗聴器の存在である。
「ねえ、何が書いてあったの?」
「ああ、東郷君の遺言が……もし矢神に帰れたら、自宅の盆栽に水をやってくれ、って」
彼の形相が気になったのか、内容を尋ねてきた沢近に対し、西本はメモの文面を見せ、盗聴器の一文を指差す。
「……そ、そう。彼、そんな趣味があったなんて……」
聡明な沢近は西本の期待通りに答えたが、その声は裏返りかけていた。
無理も無い。今まで自分達が盗聴されていた事など、今まで考えた事も無かった筈なのだから。
これまでの自分の言動の中に聞かれたらまずい事があったのではないか、彼女はそう焦っているようだった。
だがその実、誰よりも不安なのは西本だった。何せ彼は、何度も声高に教師達が自分達の味方をする可能性を叫んでいたのだから。
逆に言えば、その程度では爆破の対象にはならないという事なのかもしれない。
しかし携帯電話の一件もあり、自分が教師達に特にマークされている可能性がある事を、彼は認識した。
「じゃあ、とりあえず新しいパソコンの機能を試すダスか」
「ああ、食料ね! 一つくらいグレードの高い物が入ってないかしらね! 安物ばっかりで嫌になってたのよ!」
沢近の声はなお不自然に感じたが、西本は気にせずノートパソコンを操作していく。
もっとも、出てきたのは食料の一覧などではなく、パスワードの入力画面。
東郷が遺したそれに、西本は「気まぐれな猫」と打ち込み、そしてメモ帳の画面が開かれた。

『ふと思ったんだが、加藤先生はゲーム開始前、やたらリュックをあさっていたな。
 らしくないというか、えらく挙動不審だったが。
 次々俺達が名前を呼ばれてリュックを渡されていく間だったんだが、それがかなり印象に残っている。
 しかも、あの先生は銃を入れ替えたりもしていたんだ。元々リュックにあった銃と、先生が持っていたAR15を。
 忌々しき事だと思わないか? 先生がリュックから取り出したのは恐らくイングラムだが、AR15はあれと比べようが無い程の威力だ。
 眩暈がするな。その気になれば狙撃にだって使える銃だ。あんなものを殺し合いの道具に使い出したら、大変な事になる。
 もう少し詳しく様子を見ていればよかったんだが、残念ながらどの荷物が誰に行ったかまでは見届けていない。
 リュックは皆同じ形をしているからな。それに、途中から他の先生達もリュックの近くに行き来し始めたからなおさらだ。
 おっと、そういえば加藤先生は誰か2-Cの男子にリュックから取り出した液体? か何かを渡していたな。
 さて、あれが何なのかは分からないが、少なくとも体にいいものには見えなかったな。
 がっついたりはしていないだろうが、まあ、そいつとも早めに会っておきたいものだ。中々体力がありそうだったしな。
 せめて、俺達が拠点を完全に作り終えるまでに、犠牲者が増えていない事を願うばかりだ。
                                                        東郷雅一 』

「……やっぱり大した事ないわね、ここのパンは」
沢近の声は冷静さを取り戻していた。今の西本と同じく、その内容に驚愕したのだろう。
次々と郡山の怒鳴り声が響き、一人、また一人と怯えながら出発していったあの時、東郷はそこまで見ていたとは。
西本はそういった光景を殆ど目にしていないのでそれが正しいのか判断できないが、少なくとも彼が死すら想定して遺した物なのだ。
それが嘘だとも、勘違いだとも、西本には思う事ができなかった。
それにしてもこのデータは、西本の持論を支持する物にも、否定する物にもなりえるものだった。
加藤の行為は確かに、東郷の見方で行けば殺し合いを助長する非道そのものだ。
だがもしも、それが生徒を助ける為のものだったらどうだろうか。西本の頭脳はその可能性を追求する。
狙撃にも使えるというAR15。その気になれば禁止エリア外からの攻撃もできるかも知れず、対主催者用の武器として非常に優秀な物だと言える。
液体? に関しては分からなかったが、少なくともメモに記された加藤の行為を、西本は自分達への完全な敵対行為と認識する事はなかった。
701 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:38:11 ID:zY0yAtYo
「……じゃあ西本君、これからどうするの?」
地図の裏と筆記具を用意し、沢近が尋ねてくる。恐らくこのメモの内容について意見を交わしたいのが本音なのだろう。
「フム、とりあえずはもう少しノートパソコンの充電を進めて……ムッ!?」
筆記具を取ろうとした時、小気味のいい電子音が鳴り響く。それは間違いなく、インカムの子機から鳴らされた物だった。
即ち、播磨からの通信だ。沢近は慌てて取ろうとしたが、近くにいた西本が先に耳に当てる。
後ろから不機嫌そうに沢近が睨んできたが、この二人に通信されるのは、西本の心臓によろしくないのだ。
「こちら西本ダス。播磨君、どうしたんダスか?」
『おう、西か。いやな、今高野達に会った所なんだよ』
「高野さん、ダスか? それで、あとの二人は?」
高野という単語に、沢近が顔を輝かせた。彼女は通信を代われと迫ってきたが、しかし情報確認が優先だ。
考えにくいが、もしかしたら三人ともゲームに乗っている可能性すらあるのだ。
『えーと、そっちが雪野で、こっちが小山……あ、岡か。悪ぃ悪ぃ』
……わざとかと思えるような名前の間違えぶりだが、しかしその人員構成を聞いた西本には希望が満ちてきていた。
高野はともかく、雪野や岡がゲームに乗るとは性格的に考えにくい。何よりも、岡はもはや数少ない西本軍団の生き残りなのだ。
インカム越しに、播磨側の音がリアルタイムで伝わる。特に、西本がいるのかと嬉しそうに叫ぶ岡の声が。
「なるほど……よかったら、高野さんに代わって貰えないダスか?」
『あ? ……おう』
恐らくそのメンバーの中ではリーダーであろう高野と、情報交換を行なう。彼女達が信用できるかを確認する為だ。
『代わったわ。こちら高野よ』
「おお、高野さん。西本ダス。三人とも無事でよかったダス」
『……ええ、私達は、ね』
急に、高野のトーンが下がる。彼女のこのような声など、西本には全く聞き覚えがなかった。
余程辛い事があったのかもしれない。西本は、これから彼女が何を喋ってもいいよう覚悟を決めた。
『……西本君、あなた達がノートパソコンを持っていて、それに参加者の現在地が分かる機能がある事、さっき播磨君から聞いたわ』
「そうダスか……確かに、その通りダス」
『じゃあ西本君、今私達の近くに……それとも遠くかも知れないけど、二人組はいないかしら?』
「二人組……ああ、現在ホテルの丁度東の方の山に一組いるダスよ」
『……そう』
そう言って、インカムの向こうの高野は溜息をついた。……その二人が、一体何をしたのだろうか。
『……西本君、その二人は烏丸君と砺波さんよ。烏丸君は、砺波さんを無理矢理連れ回しているの』
「連れ回す……?」
『それだけじゃないわ。彼は昨日、私達と一緒に観音堂にいたの。そして昨日の夜、彼は大塚さんを殺したわ』
インカム越しに播磨の叫び声が続くその中で、西本は絶句した。大塚舞が、彼女が烏丸に殺されたというのか。
「……それは、確かに」
『ねえ、順子はどこにいるの!? 教えてもらってよ!』
割り込んできた雪野の切実な叫び声に、それが高野の嘘ではない事を西本は確信した。
背後からはなおも事実を問う播磨の声や、烏丸への怒りを叫ぶ岡の声が割り込んでくる。
『……そういう事なの。だから西本君、この一帯の詳細な状況を、伝えてくれないかしら』
トーンは低いが冷静な高野の声を聞き、西本は周辺の人の配置について詳細に伝えた。
烏丸が犯人。彼がそんな事をするような人物とは西本には想像も出来なかったがしかし、現実はこの通りだ。
あの無表情で、彼は大塚を殺したというのか。西本の中で、幼馴染だった大塚を殺された怒りが次第に湧き上がっていく。
もちろん、冷静さは保ったつもりだった。しかし確かな怒りは、彼女と共に時を過ごしたという高野達への情報提供を厭わせなかった。
702 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:38:42 ID:zY0yAtYo
「……と、言う訳ダス。烏丸君達より東には、もう誰も居ないダス」
『分かったわ。ありがとう、西本君』
「でも、高野さん達も一旦ワスらの場所まで来て欲しいダス。場所は、さっき言った通り」
『……そうね。正直、今の私達では砺波さんを助ける力はないわ』
高野へ確かに情報を伝えた西本だったが、かといって向こうの情報収集も忘れてはいなかった。
特に、烏丸の武装だ。彼は日本刀を持っており、大塚もそれで殺されたという事だった。
それに対し、銃器があるならともかく、高野達はそう重武装ではないようだ。
そんな状態で彼に挑むなど無謀であり、資材の充実したこちらに来て体勢を整えるべきなのだ。
大塚を殺してからは時間が経過しており、それでも砺波が生きている事から、烏丸がすぐに彼女に手を下す可能性が低いという事もある。
「……そうだ、播磨君にも一旦こっちに戻るようにお願いして貰っていいダスか?」
『ええ。……でも、あなたは戻るように言わないの?』
言いたい。だが、今の西本は感情が高ぶってしまっていた。この状態で果たして彼を冷静に止められるのか、自信がないのだ。
これまで冷静さを保とうとしていた西本だったが、その為に噛み殺してきた自らの感情の重さは計り知れない物があった。
失った悲しみ、殺した者への怒り……大塚を殺した者の存在を具体的に知った事で、否応にもそれが噴出していく。
ハリー・マッケンジーがそうであったように、西本もまた、高校生であったのだ。
その点高野の口が達者な事はよく知っているし、また口だけでなくその実力も本物だ。彼女になら、任せられると踏んだのだった。
それに、播磨が好きなのが天満だと分かった以上、今まで播磨が何かと烏丸に対し気に食わないという素振りを見せていたのも頷けた。
そんな彼が天満と仲が良かった烏丸が人殺しだと聞いて、怒らぬ筈がないのだ。まして、なおも天満の生存を信じようとする今の彼が。
天満を守る為に。元々気に食わなかったから。そういった理由で、彼が烏丸のもとへ向かわないとも限らないのだ。
「播磨君はお願いするダス。……じゃあ、途中で誰かに会う事はありえないダスが、気をつけて来て欲しいダス」
『分かったわ。そちらもね』
かくして通信を終えた西本だったが、そのすぐ傍でやり取りを見ていた沢近の表情も、暗い物があった。
「ねえ、西本君。烏丸君は……」
改めて込み上がってくる烏丸への怒りを押さえ、西本は沢近にこれまでの会話の内容を説明していった。
沢近は高野達と合流できる事を喜び、砺波の身を案じ、烏丸への怒りに震えた。
無法地帯ともいえるこの島で、殺す事なく女子を連れ回すことが何を意味するのか、予想できない訳ではないのだ。
しかし、彼が砺波を人質に取る可能性もあり、実際に彼とどう対峙するのか、西本の頭には浮かばなかった。
それだけに、彼は高野の到着を待ちわびた。自分以外に、冷静な思考を持つであろう彼女を。
それは、今まで彼一人で抱え続けてきた、頭脳面での負担の代償でもあった。
703 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:39:13 ID:zY0yAtYo
烏丸の存在は大きい物だと、通信中高野は感じていた。何せ彼が殺した(という事になっている)大塚と西本は、幼馴染なのだ。
大塚にその辺の話を振ると機嫌が悪くなる事は割と有名だったが、かといって憎み合っていた筈はないのだ。
事実、烏丸の事を伝え信用させた後、西本は僅かに語気を強め、通信直後に比べかなり様々な情報を提供してくれた。
彼がノートパソコンを持っている以上、その情報に偽りは無いはずだ。彼女は改めて、崩壊の駒として重宝する烏丸に感謝したくなっていた。
既に手元にある岡、雪野という駒も、高野の話の信憑性を高めるに十分な働きをした。ここまで連れて来てよかったとつくづく考える。
そして通信を終え、高野もまた岡、雪野、そして先ほど遭遇したばかりの播磨にこれまでの会話の内容を説明した。
その中でも特に播磨は、烏丸達がどこに居るのかの詳細を何度も聞いてきた。
彼が天満に思うところがあろう事は、高野も知っている事だ。その彼が、元々烏丸を良く思っていなかった事も。
恐らく播磨は西本が想定した通り、烏丸を倒そうと考えているのだろう。
そしてそれは、高野にとってこの上なく都合がいい事だった。
「播磨君、インカムは返すわ。……ごめんなさい、あなたの物なのに私が使って」
「あ? ……気にすんな、どうせ俺じゃ全部は覚えきれないからな。それより、烏丸の野郎は今どこに?」
「ここから東の山道よ。舗装されている訳じゃないけど、登山道に近い道があるから、そこを真っ直ぐ進めばいいわ」
実際に途中までは自分達が通ってきたから分かる事である。西本の地図情報によれば、烏丸は自分達とほぼ同じ道を進んで来ているようだった。
そこなら、播磨とて迷う事はないだろう。それに、いざとなったら彼はインカムで聞けばいいのだから。
結果的に播磨だけが別行動になってしまうが、西本にそれは止められない。播磨の話では、インカムは親機から子機への一方通行なのだ。
そして、いずれ遭遇した二人は潰し合う筈だ。どちらが勝とうとも、誰が残ろうとも、高野は最高の舞台を作る事ができる。
烏丸が勝てば、いずれ西本達へと接近するだろう。彼らの仲間だった播磨を討った烏丸に、西本達は最大限の迎撃を行なう事だろう。
播磨が勝っても、その先に誰も居ない事は念押しているのだからこちらに戻ってくる筈だ。それなら、その後で全てを壊せばいい。
そして……砺波が同行している以上否定できないのが、播磨が彼女や烏丸から事実を聞いてしまう事だ。
だが、それすら支障は無い。その前に西本達と合流し、彼らを懐柔しておけばいいのだ。少なくとも沢近なら簡単な事だろう。
そして複数対複数ともなれば、高野の最終目標に大きく前進する事になる。何せ地の利は自分達にあるのだから。
いずれにせよ、播磨を止める理由はないのだ。むしろ、それこそが更なる崩壊を加速させる。
「分かった。……じゃ、俺は行くぜ」
「高野さん、私達も順子を助けに行きましょう!」
背を見せ走り出した播磨を見た雪野は高野に哀願した。友人が近づいてきていると分かれば、当然の反応だ。
「でも雪野さん、私達じゃ彼には……烏丸君には勝てないわ。残念だけど」
そう言って、悔しそうな、そしてどこか怯えたような表情を作って見せれば……たちまち、雪野の表情もそれにつられる。
「……ごめんなさい、高野さん……」
そう、高野こそ大塚殺害現場の第一発見者、という事になっているのだ。その彼女だからこそ、言葉は説得力を持つ。
「それに、播磨君は昔は一人で大勢を相手に喧嘩した事が多かったんですって。私達が一緒だと、かえって邪魔になるわ」
「いや、そうかもしれないけどさ……大丈夫なのか、播磨で?」
岡は播磨を信用してはいなかったようだ。確かに不良としてのイメージが強く、こと男子では仲が良い友達が少ないのは事実だ。
「大丈夫よ。何だかんだで播磨君は砺波さんと席が隣同士だし。それに彼、結構優しい所があるのよ?」
思わせぶりに言ってみれば、反応するのは岡も雪野も同じだった。
この場から西本達までの距離はそう遠くないというのに、岡も雪野も急に張り切り始める。
高野はそれを適当にあしらいつつ、改めて播磨と烏丸の事を考える。
――天満の死が、二人に何をもたらすのか。ノートパソコンは、その結末を少しでも自分に教えてくれる事だろう。
かくして播磨の姿は見えなくなり、高野達は西本達のもとへと向かっていった。
高野に唯一誤算があるとすれば、播磨が砺波の顔さえ把握していなかった事、たったその程度のものだった。
704 ◆cx94bMr2cU :2007/01/01(月) 00:40:15 ID:zY0yAtYo
【午後:15時〜16時】

【西本願司】
【現在地:E-03南部】
[状態]:激しい精神的消耗、肉体疲労&筋肉痛(多少回復)、烏丸に怒り
[道具]:支給品一式(水8,食料8)、携帯電話、山菜多数、毒草少々、ドラグノフ狙撃銃/弾数10発、東郷のメモ
      ノートパソコン(バッテリー付き) MS210C−BE(チェーンソー、燃料1/4消費) 鉄パイプ、インカム子機
[行動方針]:高野達を待つ。荷物を整理する。分校跡に向かう。仲間を集める。砺波を救い、烏丸を……
[備考]:反主催の意志は固いようです。烏丸が大塚を殺したと認識。盗聴器に気付いています。

【沢近愛理】
【現在地:E-03南部】
[状態]:精神不安定(やや回復)
[道具]:支給品一式(水2,食料5)、デザートイーグル/弾数:6発  
[行動方針]:晶と合流する。とりあえずは西本と行動を共にする。砺波が心配。
[備考]:播磨を信用しはじめている。今後の行動目的が今一定まっていません。烏丸が大塚を殺したと認識。盗聴器に気付いています。

※リアカーの周りには雑貨品(スコップ、バケツ、その他使えそうな物)と支給品×2


【播磨拳児】
【現在地:E-04北部】
[状態]:疲労、精神不安定、烏丸に激しい怒り
[道具]:支給品一式(食料5,水3)、インカム親機、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、山の植物図鑑(食用・毒・薬などの効能が記載)
[行動方針]:1.烏丸を倒す 2.天満を探す 3.絃子を詰問し、事と次第では……? 4.砺波(顔は分からない)を救出
[備考]:サングラスをかけ直しました。未だに吉田山が死んだとは思っていません。烏丸がゲームに乗っていると確信。
      天満の死を否定していますが、本当は気づいている(?)


【高野晶】
【現在位置:E-04北部】
[状態]:健康
[道具]:支給品一式(食料2)、薙刀、シグ・ザウエルP226(AT拳銃/残弾15発)、薙刀の鞘袋(蛇入り)
     雑誌(ヤングジンガマ)、ブラックジャック(岡の靴下でつくられた鈍器。臭い)
[行動方針] :雪野、岡を使えるなら利用し、その後殺す。パソコンに強い興味。
       沢近、西本を懐柔し状況次第で殺す。花井を最後の敵だと認識している。
[最終方針] :ゲームに乗る。全員を殺し、全てを忘れない。パーティー潜伏型。

【雪野美奈】
【現在位置:E-04北部】
[状態]:少し疲労。晶に依存気味、砺波が心配
[道具]:支給品一式(食料1)、工具セット(バール、木槌、他数種類の基本的な工具あり)
     雑誌(週刊少年ジンガマ)、ブラックジャック(岡の靴下でつくられた鈍器。脳震盪と嗅覚破壊のダブルパンチ)
[行動方針] : 高野の為に動き、行動をともにする。順子を助ける。この島から助かったら、全てを忘れる。

【岡樺樹】
【現在位置:E-04北部】
[状態]:打撲傷多数、健康、裸足にローファーの石田ファッション、烏丸に怒り
[道具]:支給品一式(食料0、水2)、鎖鎌、雑誌(怪楽天)
[行動方針] :「高野の心の支えになるのは俺だっ!」と素敵な勘違い中。
       雪野も守りたい。(下心満載) 順子を助ける。(下心満載)この島から助かったら、全てを忘れる。

【高野・雪野・岡共通方針:E-03の西本達のもとへ向かう】
705名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:57:18 ID:DltVzrCV
新年あけ乙です
やっぱり姐さん怖エェ!!(ガクガクブルブル)
706名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:04:19 ID:Bica5eO9
あけおめ&乙

やっぱり姐さんはこのキャラでいくのか…
このまま進んでたから仕方ないんだけど、何か違うんだよなぁ
これうまく進めば確実に姐さんの天下だな
707名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:12:52 ID:/NjVEFK1
>>704
乙です
すげーー!!
待ちに待った播磨VS烏丸が始まるのか
新年早々めちゃくちゃ燃えてきた!
708名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:14:50 ID:tFcxLA05
新年おめ乙゛とう

いい感じに狂ってるな……西本が崩れたが、高野もまた高校生だった、と
そしてある意味播磨が一番いつもどおりw
709名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:22:48 ID:yQfLtv6W
あけおめGJ!
あぁなんで新年早々、これからどんな風に殺し合いを愉しくしていくか考えなきゃならないんだw
播磨烏丸、高野沢近西本…。あぁ奈良はどう動かそうか!
ヤバいwktkしてきた
710名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:22:52 ID:Eq5dCLIR
あけおめことろわ
播磨包囲網改め烏丸包囲網だな。乙。

>>706
このキャラってどのキャラ?
姐さんのキャラスクロワだとほぼオリジナルに近いぜ?
711名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:35:18 ID:b2hNFdH/
黒すぎってことじゃね?
あとアッポーって言わなかったり…
712名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:48:04 ID:Eq5dCLIR
>>711
いや…そこじゃないと思う。
>>443の晶は黒くてもアッポーとか言わなくても晶らしかったし。
前から晶のキャラについて違和感を感じるとの意見がチラホラあるから、ここらでハッキリさせたい。
713名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 01:51:58 ID:qMuktgzY
>>711-712
晶は元から黒いだろ。

何を今更・・・。
714名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 02:06:32 ID:Eq5dCLIR
コミックス読み返してみたが、決定的に違和感があったのは喋り方かな。
〜ね、〜よね、〜よ、〜る、〜の?が姐さんの基本。
だがまあ、姐さんは演技してるから口調がいつもと違うと考えれば問題ないか。
715名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 02:11:17 ID:N/z1JGfk
つまり東郷は最初っからフラッシュメモリの存在を知ってたと?
ちょっと無理無いかな…?
716名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 02:39:59 ID:fuvh1hO4
播磨カンペキ死亡フラグだわ
717名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 02:44:49 ID:/NjVEFK1
奈良や花井や麻生も死亡フラグをかいくぐったんだから播磨もかいくぐる可能性はある
まぁ花井や麻生は結局死んだけどさ
718名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 03:08:27 ID:ldLBqPLE
つか烏丸に播磨が殺せるのか疑問だ
たぶんなんだかんだで烏丸は播磨を嫌ってるわけじゃないし
719名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 04:13:53 ID:/YIbPfiP
>>704
乙です
次の話がメチャクチャ楽しみになる切り方ですよ。
高野も西本もおいしいキャラになっていきますね。


烏丸、砺波、播磨予約します。
せっかくですのでおいしい話を持っていかせてもらいます。
720 ◆X7M9O2x/96 :2007/01/01(月) 04:15:27 ID:/YIbPfiP
烏丸、砺波、播磨予約します

つか吊ってきます……
721名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 04:21:06 ID:YhRadLsw
西本が高野と合流したらもう反主催は完璧に消えるな

花井も冬木もいないしもう反主催も終わったな
722名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 05:01:27 ID:DhFUHCPh
>>721
それでも烏丸なら・・・烏丸ならきっと首輪くらいはずせるはず・・・
>>704
乙です。
723名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 11:07:54 ID:OpiA/Om6
ところでホテル跡に菅や石山の●がない気がするんだが、何かあったっけ?
724名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 13:02:18 ID:4xintRQf
a
725 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/01(月) 13:03:42 ID:4xintRQf
すいません、↑は間違えました。

一条、西本、沢近を予約します
726名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 13:50:26 ID:yQfLtv6W
なんで最近こんなに加速してるんだwww
主力陣総力戦で展開が予想できねぇ! 皆期待!
727名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 14:42:19 ID:SIWucRw7
ここにきてラッシュって凄いよなあ
728名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 15:05:02 ID:DltVzrCV
ところで禁止エリアに入ったら、即・首輪BOMになるんですか?
余所のロワでは「まず警告音が鳴って、30秒以内に禁止エリアから退去しないと爆破される」と設定されているところもあるのですが、
スクロワではそのあたりはどうだったでしょうか?
729名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 15:13:28 ID:UcaCmWc7
>>728
即爆発だったら迂闊に動き回れないよ・・・それで可だと思う。誰かもっと面白い案があったら話は別だけど。
それと、◆RHLa6nIQ9U氏は高野組を予約に入れていないようなんだけれどもいいの?
730 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/01(月) 22:09:35 ID:zg+e0o2v
破棄となった作品をまとめの掲示板に没ネタとして投下させていただきました。
後半部分は本当は戦闘パートが入り、何人か死者が出る事になっていたのですが
今後再利用するかもしれませんので途中で切りました。
お目汚しかもしれませんが失礼いたしました。
731名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 22:20:03 ID:UcaCmWc7
・・・・後半部分ってことは、本当はこれ以上文章多いのか?まだ読んでないけど相当一人で進めすぎじゃないか?
732名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 23:17:14 ID:n8MElZ1K
進め具合は別にしても少し長いと思う
まぁ何にせよ乙
733名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 01:10:19 ID:CDzrN3KE
ようもまあ、ここまで長い文章を……
ホント乙でした。
734名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 01:25:39 ID:REKnmD3M
一度晶のしゃべり方に違和感を感じたら止まらなくなった。
Find The Wayより

>「私は後ろを見張るわ。麻生君は先行して前を歩いてもらえるかしら」
→「私は後ろを見張るから。麻生君は先行して前を歩いてくれる?」

>「総合的に判断した結果よ。――柔軟な適応力、鋭い洞察力、的確な判断力、
 迅速な行動力、そして、高い身体能力。……うふふふ、あなたはとっても頼りになりそう♪」
→「総合的に判断した結果よ。――柔軟な適応力、鋭い洞察力、的確な判断力、
 迅速な行動力、そして、高い身体能力。……フッ、あなたはとても頼りになりそうね」

>「その場合、私がどうするかもわかってるはずよね……残念だわ。さよならね、麻生君」
→「その場合、私がどうするかもわかってるはずなんだけどな……残念。さよなら、麻生君」


危険なクールビューティーは違和感無かったが、この作品から晶のしゃべり方がオリキャラになった。
おそらく、クールビューティーで無愛想な本来のしゃべり方から、妖艶な妙ちゃん風味のしゃべり方になったからだと思う。

頼みますから、晶をこの先書こうと思っているSS氏様はコミックスを読み返して下さいませ。
735名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 01:55:50 ID:REKnmD3M
付け加えると、特に◆X7WwwzkoUU氏と◆.Cb.m05RNの書いた晶のしゃべり方が変だった。
・・・つうか、この二人が晶パート数回書いているから必然的に晶全体のしゃべり方が変になるのは当然なんだが。
岡と雪野を篭絡するために、わざわざ台詞回しとキャラを原作と変えているのならいいけれど。
其の場合は、普段接している沢近や播磨としゃべる時は原作準拠にして欲しい。
736名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 02:27:49 ID:Lz3vgAEQ
それなら鳥付の作者一人一人に指導したらどうだ
もしくは晶の喋り方が合格の書き手と不合格の書き手に分ける
737名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 02:35:24 ID:u6uXC/L7
なぜそんな荒れそうな提案をするか。
個人的な意見として、筆者二人が自分で判断すればいいんじゃね?
738名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 10:56:13 ID:FNDGuPe/
>>728
これまで首輪が爆破した事例は
・笹倉先生がポチっとな→ハネ子の首輪即ドカン
・かおりのボートに機雷炸裂→追い討ちで首輪ドカン(この時、即ドカンか警告音が鳴ったかは不明)
・冴子が自分の首輪に手をかける→即ドカン

なので、禁止エリアに接触した場合は最初に書く書き手が決めても問題ないと思う。

>>729
しかし城戸がいるので迂闊に放送原案作れない罠
一条が>>725氏に予約されてるので、残った城戸は必然的に東郷メモ関係の話になりそうだし

>>730
乙です。しかしやはり長すぎだと思います。
構想自体はとても面白そうなのですが(西本軍団vs高野・一条連合)、どうしても一人で進めすぎだと感じました。
739名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 11:02:07 ID:jIwk24zp
天満→ピコピコ
菅→ラーメンモンキー
冬木→エロカメラマンか、しらさぎ
永山→撫子
冴子→オトシの冴子

死者名鑑の欄の愛称、こっちの方が良くないか?
冬木なんて「カメラ」なんて呼ばれた事は一回も無いし。
740名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 11:18:07 ID:FNDGuPe/
>>739
対応しました
今までの分も返信できていませんが全て対応済みです
741名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 15:19:11 ID:jIwk24zp
>>740
死者名鑑のノッポの部分。

解説文が二つあるぞ。
742omikuji!dama!:2007/01/02(火) 16:24:16 ID:BZ2Y4NCi

743名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 16:26:09 ID:ATKdSFSe
>>742
少し遅かったみたいだね
744 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:48:07 ID:6SWmp+Le
 一条、西本、沢近を投下します。
タイトルは【出口への道標】
745 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:50:01 ID:6SWmp+Le

 はじまりから二十四時間。花井達と別れてからは一時間足らず。
一条かれんが一人になった寂しさや心細さを無理矢理吹き飛ばし、
花井と八雲、そして多くの友人らの無事を祈りながら北上していた最中。
四回目の放送を告げるチャイムが鳴った。

「…………そんな……」
 かき消したはずの疲労が倍以上となって肉体を襲う。
右腕に握っていた銃器が重く感じる。おぼつかない足元に不安を覚え
その場に座り込み足以外でも体を支える。がくがくと揺れる膝や腕を総動員し、
最後にはショットガンすら支えにしながら、一条は放送の内容を反復する。

 ララが死んだ。同じレスリングを志し、同じハンバーガー屋で働き、同じ異性に振り回された彼女が死んだ。
体育祭で戦い、バスケットでチームを組み都会で暴れ、スケートを楽しみバレンタインの日に助けてくれた。
外国人との交流ということで感じていた不安などもはや消え失せていた。
争いを繰り返しながらもやがて友達になれた彼女の死が、心を折ろうと襲い掛かる。

「う……うっ……」

 五名の中で最初に呼ばれ、最も衝撃の強かった親友の死に貯まっていた涙が溢れ出す。
夢を見てから、ずっと堪えてきた涙だった。もしこの場に花井や八雲がいれば、今度も我慢できたかもしれない。
だが『一人』という状況は彼女に悲しむ時間と弱さ、優しさを無条件に与えていた。
そして一条はそれの誘惑に抗うなどできはしなかった。

「ララさん……!」
 鈍い痺れのようなものが頭の中に走る。わずかに考えることを許可した心に、ララ以外の名が入り込む。
八雲の捜し求めていた塚本天満。花井の幼馴染であり今鳥が好意を寄せていた周防美琴。
下心が垣間見えるが女生徒への気配りに長け、嵯峨野と変なところで息の合っていた冬木武一。
サバイバルゲームのワンシーンをきっかけに演技派、演技派と持ち上げられていた三沢 伸。

「だめ……悲しんでばっかりは、ダメ…………」
 八雲から託された希望の種。それを守り、育てなくてはならないのだと自らに言い聞かせる。
まだ生きている人がいる。一人でも多くの人を助けなくては、と奮い立たせる。
悲しむ時間はほどほどにしておかなくては、と心とは真逆の激を飛ばす。
自己暗示にも似た行為の末、一条はようやく目を開き二本の足で立ち上がることができた。
右手に違和感を感じ、そちらに視線を移す。その正体は、いつからか握り締めたままのスパス15だった。

――――許せない

――――――日常を壊す人達が

――――――――狂った『元』教師達に、狂った『元』クラスメイト達

746 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:51:13 ID:6SWmp+Le

「……っ!」
 ばっ、と一条は反射的にショットガンを投げ捨てる。からん、と地面と金属がこすれる音がした。
(……私……今何を)
 友人らを失った悲しみではなく脳裏に浮かんだ考えに背筋が凍る。額から脂汗が吹き出てきて頬を伝う。
恐る恐るショットガンを拾って、ゆっくりと深呼吸をする。
「……そんなこと、考えてはだめ。これからのことを考えるの」
 周りに誰もいないことは問題ではなかった。何故なら今の言葉は自分に話しかけるためのものなのだから。

(……八雲ちゃんと花井君は……大丈夫。再会すると約束したもの。二人とも、きっと立ち上がれるはず)
 この島でただ一人、肉親を失うという悲劇に見舞われた八雲。
親友や恋人といった枠を離れた、唯一無二の幼馴染という存在を失った花井。
二人の悲しみと、自分のそれとを比較していいものか一条には判断がつかなかった。
天満の死を知った八雲の気持ちも、周防の死を知った花井の気持ちも本人達にしかわからない。
けれど大事な人が死んだ辛さだけはわかる。そして人は立ち上がれるということも知っている。
だから、一条は二人を信じることにした。そうすることで無意識のうちに先程の囁きを封じ込める。
信じるしか選択肢はない、とは考えずに。


(これからどうしよう。鎌石村に向かっていいのかな……冬木君はもう)
 冬木に何があったかはわからない。東郷と同時に名前が呼ばれたのなら、
危険な人物に襲われたと判断できるが、二人の死亡時刻には最低でも六時間以上の開きがあるはずである。
放送を疑うことのない――いつの間にか殺し合いのルールを受け入れている自分に嫌悪感が増す。
だが一条はそれをすぐさま振り払った。これ以上思考の寄り道はいけないと自らを叱責する。

(東郷君が死んで……もしかして鎌石村が危険になって、冬木君は逃げたのかも。ううん、東郷君が
『ここは俺に任せな』なんて言って冬木君を逃がした……とか。じゃあノートパソコンも?)
 少なくとも死人の出た場所にいつまでも留まるとは思えなかった。
自分の外したバッテリーとノートパソコンを持って冬木はどこかへ移動。しかしその先で志半ばに倒れる。
ならばその『どこか』とは。六時間前後で移動できる距離となると菅原神社、もしくはホテル跡が可能性が高い。
思い込みだらけのシナリオを描いた後、一条はしばらく考え込む。

 当初の予定どおり鎌石村へ進むべきなのだろうか。花井や八雲が自分を追ってくるとしたら
そのほうがいいのかもしれない。だがそこにノートパソコンがある可能性は低い。

 菅原神社へ行ったほうがいいのだろうか。昨日自転車で疾走したときに見たが、あのあたりは自然が多く視界が悪い。
隠れる場所としては最適だろう。だがそれは人探しに向かず、奇襲を受けやすいことも意味する。

 最後に、ホテル跡。島の中央近くに位置し、人が最も集まりそうな地点。
いろいろな意味でハイリスクハイリターンが望めそうなポイントだった。
 
(……危険は、避けていかないと…)

747 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:52:17 ID:6SWmp+Le

 一条は怖かった。人を殺すような危険人物と出会うことも、そんな相手と戦うことも。
銃器の引き金を引くことも、それに連なる先程の邪悪な考えと自分が。まだ素手のほうがよかったかもしれない。
時折、自分の意識がはっきりしないまま人を傷つけることがあった。
相手はララだったり今鳥だったりするが、それは競技、あるいは日常生活の冗談で済まされていた。
だが、その衝動がこの惨劇の舞台で自分を襲ったらどうなるだろう。
人を探しているにもかかわらず、接触を恐れる。矛盾した考えが彼女の中で衝突を繰り返す。
そして一条の選んだ選択は、菅原神社を目指すことだった。リスクの低いところから、順に潰していく。
それが正しいのだと言い聞かせながら。

 * * * * * *

 菅原神社近くは、予想したとおりの光景だった。背の高い木から垂れ下がる葉々が視界を遮り、
数多の腰ほどの高さの藪が――人が隠れることができそうな藪が、不安を掻き立てる。
ただし神社というだけあって付近の道は整備されており、歩きやすさでいえば
花井達と一緒にいた頃通ったそれとは比較にならない。

「鳥居……」
 ショットガンを握る手に力が篭る。誰かがいるかもしれない。
いるのなら、敵意の無いことを伝えて話し合おう。そのために彼女は武器をその場で地に落とす。

――――殺されそうになったらどうするの?

 湧き上がった不安要素に足が止まる。ちら、と目線が先程捨てたそれを捕らえる。
(何も捨てることはない、よね。使わないけど……リュックにいれておくだけでも、いいかな)

 少しずつ変わりはじめた考えに自覚しないまま、一条は武器を拾い背負ったリュックに戻す。
そして一歩一歩神社の本殿に近づきながら、周囲の反応を確かめる。
彼女がゆっくりと中の扉を開いても、一切の変化がおとずれることはなかった。


「誰も、いない……」
 あまりの反応のなさに声が漏れる。開いた扉や踏みしめる床がきしむ音以外、そこは完全に静寂に包まれていた。
一目で見渡せる程度の広さしかない本殿に人の気配は一切ない。そのことに一条の心の中でやすらぎと失望が渦巻く。
せっかく安全地帯に来たのだからと前向きに考え、一条はリュックを降ろしこの場で休憩をとることにする。
最後の食料であるカステラを取り出し、花井に感謝しながらじっくりと味わう。
唾液が分泌されるより早く、乾いたカステラが口内の水分を吸い急激に渇きを促す。
それでもまともな荷物すらない二人のことを考えて一条は我慢することにした。

 靴を脱ぎ足の裏やふくらはぎを両手の拳で左右から軽く叩く。足の指を動かし筋の一つ一つをするように丹念に伸ばす。
足首を上下左右に動かしながら、全方面を均等にマッサージする。鈍い痺れのような感触が溜まった疲労を実感させる。
少しでもそれをやわらげるため、一条は丹念に柔軟体操を続けた。
748 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:53:34 ID:6SWmp+Le

――――ガタタッ!

 突如頭の先からした物音に驚くとほぼ同時に、一条は隣のリュックに差し込んであるショットガンを抜き取り
身を反転させ構えを取っていた。開いたままだった扉が急な突風で揺れただけであることに気付いたため、
かろうじて指だけは引き金にかけられていない。
「もう、驚かせないでください」
 額に吹き出た脂汗を肘でぬぐい、軽く扉に文句を言う。だがもし誰かがそこに立っていたらどうなっていただろう。
どうにも薄気味悪くなり、そろそろいいかと一条は不安を覚えながら菅原神社から出発することを決めた。


(……次はどうしよう……もう少しこのあたりを調べたほうがいいのかな……)

 ガサリ、クシャリと枯れた落ち葉を踏みしめる遊びに無意識に興じながら、一条は再び考える。
ガシャ、グシャ。やけに音が大きい。やがてこのあたり一帯にのみ、妙に落ち葉が多いことに一条は悟った。
視界を足元から半径5メートル程度に拡大する。風で吹き飛ばされた大量の落ち葉が一筋の道を作っていた。

「あ……ぁ」
 そしてその先にあったものを視認する。明らかに矢神高校の制服と分かるものから手足が突き出て、
付近に黒い泥の塊のようなものが形成されていた。確認するまでもなく、人が死んでいる。
胸部から上は未だ落ち葉に覆われていて顔まではわからない。しかし一条にそんなことは関係なかった。

「嫌あぁっ!!!」
 突如姿を見せた物言わぬ肉体。見慣れたはずが、全く異質な存在感を示す薄汚れた制服。特に変色がひどい左足。
落ち葉の飾りつけと凝固した血が首なし死体と誤認させるような錯覚を促し、禍々しさを加速させる。
一条は突きつけられた恐怖に耐え切れずそこから一気に逃げ出した。

 孤独による不安。放送による衝撃と悲しみ。不確かな進むべき道。そして死の現実。
花井や八雲といたときに見せた勇気は、すっかりその姿を潜めてしまっていた。

――怖い

――誰か

――助けて

749 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:54:47 ID:6SWmp+Le

 * * * * * * * * *

「西本君、話はわかったわ。でも晶達が来るまでどうするの?ちゃんとした道を歩くなら、ホテルから一時間以上かかるわよきっと。
 ……だから、もしよかったら美琴を」
「荷物整理を考えていたんダスが、その前にこれを見て欲しいダス」
 話を途中で遮られ、沢近は軽い不快感を覚える。とはいえ彼が言うなら必要なことだろうと納得することにした。
死体の傍で話し合いを続けるのは、精神衛生上決して褒められたことではない。ハリー・マッケンジーや冬木武一の亡骸が
視界の外に消える程度には離れた場所までリヤカーを運び、そこで沢近と西本は待機していた。

「?例の人の場所がわかるっていう……何かあったの?」
「ワスらがいるのがここ。そして、コレ。初めて見たときはE-02のほうにいたんダスが、それが近づいてきているんダス」
「え、どこに……すぐ近くじゃない!まず隠れましょう」
 コクリ、と頷く西本の合図を皮切りに二人は急いで近隣の茂みに身を隠す。
ノートパソコンとバッテリー、そしてデザートイーグルとドグラノフ狙撃銃を手に握り締めながら。

「……誰かしら。西へ行ったのに戻ってくるなんて……」
 ずきり、と沢近の心のどこかが疼く。西にあるのは一つしかない。この島で出会った友人を亡くした場所、菅原神社。
自分は満足に埋葬することもできず、そのまま今こうして生きている。嵯峨野と周防、なんとか二人だけでもと考えていた。
(晶達と合流できれば、周防を探して、二人を埋葬することだってできる。リヤカーにスコップが……!晶!?)
「ねえ西本君。晶達は大丈夫かしら。私達じゃなくて、このわからない人と遭遇してしまうことはない?」
「可能性としては否定できんダスな。場合によってはこちらから動くことになるダス」
 午前中、自分は生涯最大の愚行と言っていい判断のせいで親友を失った。沢近は下唇をかみ締める。
もう二度とそんなことはあってはならない。不安要素は徹底してなくさなければならないのだ。

「私が行くわ。この人と会ってくる。どうせすぐ近くにいるんだし」
「……もう少し待つダス。どうやらワスらと出会うのが先みたいダス」
 どうせなら待ち伏せを、と地図で現在地を見せながら提示された西本の意見。
友人らとは未だ距離が離れているが、正体不明の人物はもはや目と鼻の先。いつその姿が見えてもおかしくはない。
ノートパソコンの機能により説得力の増した意見を受け、沢近は立ち上がろうと構えていた腰を地面に降ろした。


 草葉の影から覗き込むように顔を出し沢近と西本はノートパソコンと誰かがいるであろう方角を交互に見返す。
その間にここを離れる手もあったのだが、正体を確認してからでも遅くはないと保留する。
(……一瞬あちらの森に人影が見えたダス)
(いよいよね……いざとなったら私が戦うわ。でもサポートには期待してるから)
 西本の、そして沢近の手が銃器を強く握り締める。先程高野から聞いた、烏丸大路という危険な存在。
烏丸本人ということはないだろうが、彼や先程のハリーのような存在であることをいつしか二人は念頭においていた。
750 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:55:53 ID:6SWmp+Le

 ほどなく、一つの影が森から抜け出る。足取りはおぼつかず、少なくとも健康体には見えない。
どこか虚ろで、怯える瞳をした――しかしその手にショットガンを携えた一条かれんだった。

(……一条、さん………………っ!)

 西本が接触の手段を考えるより早く、沢近は隠れていた茂みから飛び出した。
既に彼女の頭の中では一つの図式が完成している。嵯峨野の死体を見てしまったのだ。それで全て辻褄があう。
落ち葉のカモフラージュなど一日経てば吹き飛んでしまう。後悔と運命への恨みが沢近を突き動かす。

「ひっ!!だ、誰!?」
「一条さん!私よ、沢近よ!」
「さ、沢近……さん……」
 カタカタと一条の肩が震える。しかしその反応とは裏腹に、銃口は沢近のほうへ向けられていた。
西本は顔を青ざめ、最悪の場合を考慮しドグラノフ狙撃銃に手を伸ばす。
この距離で自分に扱えるかどうかはもはや問題ではなかった。いざとなったら、使うしかない。

「大丈夫。私は何もしないわ」
「……そ、その銃は……」
「捨てるわ。……これでいい?落ち着いて。辛かったんでしょう?」
「……は、はい……わかってます。沢近さんなら……で、でも私」
 少しずつ、少しずつ沢近は一条に近づく。両手を開き、頭より高くあげて。
目の前にまでスパス15を突きつけられていても、決してあわてることなくその先をつかみ、
ゆっくりと銃口を地面に誘導させる。そして抵抗をしない一条の体を、ゆっくりと抱く。
次第に一条の震えが収まり、代わりに彼女の手が自分の背中に回ってくることがわかった。
「っ………!」
 一条の力強さに沢近は少しだけ眉をひそめる。けれど間近にある彼女の顔を見るために、すぐ表情を戻す。
不安をやわらげるために声一つ上げず耐えることを沢近は選んだ。
骨がきしみそうになるほどの、抱擁というには強すぎるそれを一条と嵯峨野への罪滅ぼしと信じて。

「一条さん……落ち着いた?」
「……ごめん、なさい……沢近さん」
「いいのよ。私こそ、ごめんなさい」
「え……?」


 西本は手に持ったドグラノフ狙撃銃を降ろし、ノートパソコンを見つめていた。
周囲には誰もいない。高野達もまだしばらくは到着できない。彼女達の世界に立ち入るものはいない。
自分が姿を現すのは、もう少し後でもいい。壊してはならないのだ。
一刻も早く会話をすべきなのに、それすらも無粋であると思えてしまう。
それが何故か、彼には非常に心地よかった。そして少しだけうらやましくなる。
『仏の西本』と自分を慕う盟友達を思い出したためだった。

751 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:57:04 ID:6SWmp+Le

 * * * * * * *

「ごめんなさい。沢近さん。西本さん。……えっと、会えて嬉しいです。一緒に頑張りましょう!」
「ええ、お願いね一条さん」
「頼もしいダス」
 まだいくらかの影を残し、僅かに涙の跡を見せるものの一条の瞳は光を取り戻していた。
彼女の状態を見てもしやと思い、西本は水を勧めると彼女は喜んでそれを受け入れた。
詳しい話は高野達と合流してからと考え、まず休憩しつつ最低限の知識を順番に伝えておく。
盗聴器の存在。ノートパソコン。高野達との合流。烏丸をはじめとした、危険人物の存在。
しかし二つ目の説明を行おうとしたところで、一条が叫ぶ。
「の、ノートパソコン!?ちょ、ちょっと待ってください!」
 慌ててリュックから希望の種――八雲の持っていた256Mフラッシュメモリを一条は取り出した。
とたんに西本があわてはじめ、一条と沢近に向けて人差し指を立てる。そして自分の口元にそれを誘導した。
それは教師らに知られてはならないことを相談するときの合図。
先程一条に盗聴器について説明するために使っていたメモ帳を三人は再び取り出す。
ノートパソコンのタイプ音より文字を書く音のほうが小さいであろうと判断したためである。


『ノートパソコンの機能の一つに、支給品リストというものがあるダス。その中にフラッシュメモリなんてないダスよ』
『そのリストが間違ってるだけじゃないの?』
『東郷君のメモ。支給品リストにはイングラムはあってもAR15なんてなかったダス。何か喋って会話を!』
『すいません、どういうことですか?それとどうしてノートパソコンを持ってるんです?』
 ノートパソコンを何故持っているのか、支給品リストや東郷のメモと言われても一条には何のことかさっぱりわからない。
そのあたりの説明を口頭で、フラッシュメモリについては筆談で済ませることになり
二つの事象を同時に理解するという荒業を一条は要求されることになった。

「そのノートパソコンは冬木君が持っていたはずじゃ……」
「……色々あって私達が持ってるのよ。冬木君は……ごめんなさい」
「何で一条さんがそのことを知っているダスか?」

『とにかく、フラッシュメモリは先生達の予定に無かったということダス。一条さん、これの存在を口にしたことは?』
『ごめんなさい、花井さん、八雲ちゃん、今鳥さんと何度も思いっきり喋っちゃいました!すいません!』
『花井君に八雲!?一条さん、何で一人なの?』
『それはとにかく後回しダス。つまり先生達には既に、ノートパソコンとフラッシュメモリがここにあることがバレてるダス。
 おそらくワスらは最重要チェック対象になってると思うべきダス。会話!』

「最初、鎌石村で東郷君と冬木君に会って……そのバッテリーは私が車から取り外したんです」
『三人とはいつ会ったの?教えてお願い!』
「その後自転車を東郷さんに借りて……氷川村まで行きました。そこで八雲ちゃん、花井君、今鳥さんに会いました」
『殺された東郷君が、メモを残していたダス。渡しておくから、後で読んでおくダス』
「……それから、四人でこっちへ?」
「その後平瀬村へ向かって、そこで斉藤君と鬼怒川さんに襲われたんです。そ、それで……今…今鳥さん、が……」
「――――!ご、ごめんなさい……」
『本当にごめんなさい』
『すまなかったダス』
 西本軍団の一角を担っていた斉藤の選択を、西本は一人つらく思うと同時に理解を示していた。一度話し合ってみたいという名残を残して。
752 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 16:58:39 ID:6SWmp+Le

 手と口を交互に動かし、一条の動向とフラッシュメモリについて情報を交わす。
だが教師達にフラッシュメモリの存在がばれている以上、いつまで経ってもそれに触れないわけにもいかなかった。
それでは盗聴器を警戒していることが露見してしまう。数少ない自分達のアドバンテージを失うわけにはいかない。

「それでフラッシュメモリだけ受けとって、二人と別れました。そ、そのあと……」
「それ以上言わなくていいわ。ありがとう。私達は今ここで晶と雪野さんと岡君と合流しようとしているの。
 詳しくは後でね。一条さんの事情については私か西本君から説明するから」
「辛いことを喋ってもらって、感謝するダス。そのフラッシュメモリを貸して欲しいダス」

『西本君、いいの?ばれるわよ?もしもだけど、先生達も意図していないスゴイものだったら首輪を』
『中身を喋るまでは首輪を爆破されることはないと思うダス。だから、これは壊れたことにするダス』
『私はとにかくお任せします』

 一条がリュックから取り出したフラッシュメモリのキャップを外し、緊張しながらノートパソコンの脇に差し込む。
デバイスがインストールされるまでの僅かな間、三人は食い入るように画面を見ていた。

――――塚本八雲に渡っていたという、支給品リストにない謎のアイテム

――――東郷が見ていた挙動不審な教師達

――――すりかえられた支給品

 誰かが、自分達を助けようとしてくれている。一条も沢近も、西本さえもそう思わずにはいられなかった。
甘い望みかもしれない。ただの偶然を曲解してるだけかもしれない。
けれど、自分達は地獄の二日間を耐えてきたのだから。少しくらい希望があったもいいではないか。
まだ完全に夢を捨て切れない、高校生らしさが三人の思考をまとめあげる。
やがて読み込みが完了し、そして灰色の画面が開かれた。


「これって……」


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

              【!注意!】
            首輪は盗聴されている
         決して内容について口に出さない事

               【OK】
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

753 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:00:32 ID:6SWmp+Le

「!っ……」
 思わず吐き出しそうになった言葉を沢近はかろうじて喉の奥で堪え、一条や西本の顔を交互に見つめた。
沢近同様、二人は目を綻ばせ今にも叫びだしそうだった。喜びを抑えるのがこんなに難しいなんて、と実感する。
盗聴器について教えてくれたということは、教師達には決して知らせてはならない重要なことなのだろう。
それはおそらくこの殺戮の舞台を覆すようなモノ。堪えようと思っても堪えきれない期待感が湧き上がる。

「『ディスクを読み込みできません』……なんてことダス」
「え……あ!」
 西本の発言により、このフラッシュメモリが『使えない物ということにする』話を思い出させられる。
沢近は素早く相槌を打ち、話をあわせた。
「西本君、それってどういう意味?」
「一条さんや塚本八雲君が、丁寧に扱わなかったから物理的な損傷が発生したのかもしれないダス。
 フラッシュメモリの中身を、パソコンが認識できていないダスよ」
「そ、そんな」
「一条さんを責めるのはやめなさいよ。こんなものに、期待した私達が馬鹿だったんだから」
「すまんダス。つい……とりあえずもう高野さん達を待つダスよ。あと四十分……いやもう少しかかるかもしれないダスな」

 期待を裏切られ、思わず仲間を咎めるようなやりとりをわざと交わす。
これで、とりあえず教師達に対してとりつくろうことはできた。
あとは『雰囲気が悪くなり誰も話さないままふてくされている』ふりをしながらこの続きを読めばいい。
一体どんなことが書いてあるのか。三人は更に読み進めた。



「……何よ、これ」


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

          パスワードを入力してください

             ____-_______-_


                       【これを見た者へ】

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754 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:01:45 ID:6SWmp+Le

「ここまで、来て……何よ、何なのよこれは!」
 沢近の言葉は決して意図したものではなかった。出口が用意されていたわけではなく、
ようやく入り口にたどり着いただけということへの失望感を三人の代表としてはき捨てたに過ぎない。
西本が『会話』と大きく書かれた、教師達向けの会話を行う合図の用紙を黙って振り回す。即座に口を開いたのは一条だった。
「沢近さん、落ち着いて。私が、壊しちゃったんです。一度強く握り締めてしまって。それがきっと」
「……!いいのよ、気にしないで」

 三人は大きくため息をつき、そして筆を走らせる。互いに同じ事を聞きたがっているであろうと感じながら。
『一条さん、パスワードって何のこと?心当たりは!?』
『全然知らないです。八雲ちゃんも何も言っていませんでした』
『……【これを見た者へ】にヒントがあるかもしれないダスな』

 なんとかお互いが認識できる程度の粗い文字で急ぎ意思疎通を行い、西本は最後の望みをキーボードへと走らせた。



【これを見た者へ】

『この文章を書いているのは殺し合いが開始する前。諸君らが拉致され首輪をつけられた後。
 本来はパスワードなど設定したくないのだが、殺し合いを肯定するような存在に悪用されたくない。
 仲間達と協力し、立ち上がろうとするものにこそ利用して欲しい。
 どうかそこを理解して頂きたい。早速本題のパスワードについて説明する。

 このフラッシュメモリが入っていたリュック。
 そのサイドポケットにある、指二本分くらいのスリットにパスワードを記載した用紙を貼り付けておく。
 わけがわからないまま殺し合いに参加させられた精神状態ではとても発見できなかっただろう。
 すぐに調べることができる環境にあるのが理想だが、そう上手くいくとは思えない。
 リュックが何らかの理由で消失してしまった場合を考慮して、別の手段を用意しておく。

 首輪に文字列が記載してあることには気付いただろうか?これは製造コードという。
 これは管理側で参加者一人一人を判別するためのものだ。従って同じ製造コードが複数存在することはありえない。
 実はフラッシュメモリが支給された人間の首輪の製造コードがパスワードとなっている。
 先程述べたとおり首輪はもう装着済み。そしてパスワードは決定済。つまりこのフラッシュメモリを託す人間は私の中でもう決めている。
 危険性の低い人物をターゲットとして選んだつもりだ。その人物が今これを見ているならパスワードは大した障害にはならないだろう。

 だが、計画通りの目標にフラッシュメモリを渡せるかどうかは確実ではない。こればかりはそのときにならないとわからない。
 私の力足らずで予定の人間に渡すことができなかったら、最悪全員の首輪を調べて試してもらうしかない。
 ちなみに何度間違えてもペナルティはない。こんな手段しか用意することができなくて、大変申し訳なく思っている。
 全てが手遅れにならないことを切に願う。健闘を祈る』
755 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:02:57 ID:6SWmp+Le

 わずかに――ノーヒントのパスワードを要求されたと思った時に比べればまだマシといえる程度の安堵感が蘇る。
すぐさま三人は筆談を再開した。メモはかなりの量を消費していたため、文字の大きさとスペースを配慮するのがわずらわしい。

『一条さん、ちょっと首元を見せて』
 言われたとおり、一条は体を仰け反らせ沢近に首輪を見せる。考えてみれば首輪を調べようなどと思ったのは初めてだった。
わずかにかかる沢近の吐息がくすぐったくてもどかしい。

(これかしら……SRBR-SX13KRRN-F)
 四桁、七桁、一桁。パスワード入力画面と一致している。念のため三人は沢近と西本のコードも調べておいた。
沢近が『SRBR-2IOJO9U-2』、西本は『SRBR-HTKQ666-V』。
最初の四桁はおそらく固定だろう。一応パスワードを試してみるが、思ったとおりエラーで返される。

『持ってたのは八雲なんでしょう?あの子を探せばいいってことね。リュックのポケットに答えが入ってる』
 そうですね、と肯定の意味で一条が頷きかけた時。彼女の顔に明らかな困惑と絶望の表情が浮かび上がる。
肩を震わせ、申し訳なさを含んだ瞳で沢近と西本を見つめていた。それは出会った頃の彼女を彷彿とさせる。
困惑する二人に説明するため、一条は震える手で文字を連ねる。平瀬村で斉藤らに襲われ、荷物を『丸ごと』奪われたと。

『気にしないで。同じよ。二人がリュックを持ってるなら探せばいい。パソコンもあるのよ。元気出しなさい!』
『荷物が増えた場合、沢近さんはいくつもリュックを持ちますか?かなり入りますよ、あれ』

 一条の皮肉めいた文章が決定的だった。普通、余計な荷物はその場に捨てていく。もちろんリュック本体も。
斉藤らが余分に持ち歩こうと考えない限り。リュックが壊れるなどして八雲のそれと取り替えない限り。
何かが起きていない限り、目的のリュックは平瀬村にあるに違いない。禁止エリアとなった、平瀬村に。


「…………そういう、こと……」

 筆談することを忘れ、沢近は俯き言いよどむ。確実な回答があるリュックはもう手の届かない場所にある可能性が非常に高い。
ならば八雲にフラッシュメモリが渡ったのはあのメッセージの主の予定通りだったから、と祈るしかない。
でなくては首輪を一つ一つ調べることになってしまう。だが、禁止エリアにある死体はどう調べればいいのだろう。
自分達はその存在を知っている。便利な便利なノートパソコンのおかげで。
756 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:04:12 ID:6SWmp+Le

「一度、高野さん達が来るまでは休むダス……」
 白けた調子で耳に届く西本の声が、沢近にはやたらと遠くに感じられた。見れば、声の主は腰を落としてノートパソコンを見ている。
メモ帳をしまうあたり、もうフラッシュメモリについての話はやめるつもりなのだろう。
あまりに高いハードルに気落ちしたのか一条もその場に座り込み、東郷のメモを読んでいた。ベタつく感じの汗が首筋を伝う。

 嫌だった。諦めるなど、自らの誇りが許さない。自分はまだ膝をつかない。つきたくない。
せっかく見つけた手がかりだから、最後まであがいてやろうという気持ちにすらなった。可能性はまだ残されている。


「西本君。ホテル跡近くに晶達がいてこっちに近づいている。その東に烏丸君と砺波さんがいて、播磨君が向かっている。
 それはさっき聞いたけれど、南はどうなっているのかしら」
「I-07に一人、G-03に一人生存者がいるダス。……そしてH-03のあたりで、二人組と三人組が出会いそうダス。
 沢近さん、友達の高野さんがこっちへ向かってるダスよ。それに烏丸君に備える必要もあるダス。周防さんのことも」
「私はまだ何も言ってないわよ。だから動いたら撃つなんて言わないでね」
 烏丸という見知った知人に一条が少しだけ反応を示す。しかし沢近はあえてそれを無視した。
彼女には元気でいて欲しい。そのためにはまだ烏丸のことを話すのは時期尚早に思えたのだ。

「確か、携帯電話とそのノートパソコンでメール通信ができるのよね。インカムは播磨君にとられちゃったけどそっちでもいいわ」
「やれやれ。播磨君と一緒ダスな。ワスらの知ってる人達全員を試して、烏丸君に対処してからでも遅くないと思うダスよ」
 そう言いながら荷物をあさり西本は携帯電話を取り出した。パシ、と小気味いい音をたて沢近の手にそれは移る。
彼は既に沢近の考えと、彼女を止めることはできないことを理解していた。
「烏丸君なら大丈夫よ。ヒ……播磨君がきっと勝つから。だから私は一足先に、皆を探しておくわ」
「ずいぶんな信頼ダスな。それを播磨君に言ってもいいダスか?」
「バ、バカ、やめてよ!冗談じゃないから!」
「だったら絶対に生きて帰ってくるダスよ。播磨君にも、高野さんに絞め殺されたくないダスからな」

 携帯電話を自分のリュックに放り投げて沢近はそのままそれを担ぎ上げる。高野達との合流、烏丸達の変化、
そして自分の近くに誰かがいたら連絡してくれるよう西本に確認し、最後に一条に話しかけた。
彼女に伝えなくてはいけないこと、詫びねばならないことがある。

「一条さん。……実は私、昨日嵯峨野さんと一緒に菅原神社にいたの。本当にごめんなさい」
「……え?」
「私が無力だったから。嵯峨野さんに頼って、見張りを任せてしまったから」
 目の前の彼女が言っていることを、一条はしばらく理解できなかった。昨日、一緒に、いた?菅原神社で?
「落ち着いたら、一緒に埋葬してあげましょう。花井君や麻生君も連れて、美琴と一緒にね。それまでに元気出してね!それじゃあ!」
「ちょ、ちょっと待ってください。じゃあ……!」

――――じゃあ、私が見て逃げ出したアレは、嵯峨野だった……?

――――誰が、嵯峨野を殺したの?

757 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:05:16 ID:6SWmp+Le

(ごめん晶。せっかく会えると思ったのに。でも誰かが動かないと、皆助からないの)

 鬱蒼と生い茂る森林を駆け抜けて、沢近は一番の親友に謝罪した。メールが着たら、そこに何と書かれているかを想像する。
もしかして送ってこないかもしれない。いや、何も書いてないかもしれない。『パスワード解除成功』だったらどうしよう。
ひねくれものの彼女の性格を考えると、どれもあり得そうで妙な笑いがこみ上げてきた。
悪いのは自分なのだから、今回は素直に謝るつもりでいる。おごれと言われればおごるし、
バイトを手伝えと言われれば手伝おう。だから、どうか自分の行動を理解して欲しい。そう思った。

 烏丸大路をなんとかしても、ハリーや斉藤達のような人間を全員排除したとしても悪夢は終わらない。
いざとなれば教師達は自分達を一瞬で皆殺しにできる。そんな相手に、今のままでは対抗のしようがなかった。
もうフラッシュメモリにすがるしか道はない。そのためにはしらみつぶしであろうとパスワードを探すのだ。
調べたそれをメールで西本に伝える。おそらくメール内容は教師らに筒抜けだろうが、
首輪のコードを調べていることがばれたところでこちらの狙いはわからないだろう。

 少しでも早く行動しないと、それだけ確率が下がる。人が死んだ場所が禁止エリアに設定されるたびに、
可能性が潰えていく。高野達を待つくらいはよかったかもしれない。だが沢近は動きたかった。
嵯峨野や周防をみすみす死なせた自分が安全手ばかり打つのが歯がゆかった。
ようやく行動目的が定まったのだからそれに本気で全力を尽くすべきと考えていた。


 人を――場合によっては死者さえも探すことになる。花井春樹や麻生広義といった
周防と関りが深い彼らに出会えば自分のしたことを話さなくてはならない。隠し通すつもりはなかった。
晶が見つけてくれるだろう周防の体に、埋葬の前に一目合わせたかった。周防もきっと会いたがっていたに違いない。
だが最も優先されるのは、塚本八雲である。パスワードが正解する可能性が一番高いのが彼女であるし、
もしそうであればあのメッセージの書き手の正体も掴めるはず。
彼女に意図した荷物を渡すには、自分の手でやるのが一番。つまり八雲が誰に荷物を手渡されたかが重要となる。
八雲の姿を見ていた、八雲より後に出発したはずの2-Dは全滅してしまった。彼女の口から聞き出すしかない。

 脳裏に友人天満の笑顔が浮かぶ。八雲本人とはあまり深い付き合いをした覚えはないが、天満と接していれば姉妹の絆は伝わってくる。
天満の死がどれだけの衝撃を与えているのか。絶望の深さはいかほどか。それは兄弟姉妹のいない自分には、想像がつくことではない。


「……あんまり天満が悲しむようなこと、やるんじゃないわよ。あんたは、塚本天満の妹なんだから」
 常に笑顔を絶やさなかった、塚本天満の妹なのだから。届くはずのない言葉を紡ぎ、沢近は大きく地を蹴った。
自分の行為が、きっと報われると信じて。
758 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:05:52 ID:6SWmp+Le

【午後:16時〜17時】

【一条かれん】
【現在地:E-03南部】
[状態]:肉体的に疲労。メンタル面に特にダメージ。休憩中
[道具]:ショットガン(スパス15)/弾数:5発、256Mフラッシュメモリ1本、支給品一式(食料なし・水1)、東郷のメモ
[行動方針]:1.自分の見た死体が気になる 2.高野達を待つ 3.一人でも多くの人を助ける事を……(?)
[備考]:自分は嵯峨野を見て逃げ出したのでは……と疑い中。たまに悪魔の囁き。烏丸について気になる。盗聴器に気付いています。


【沢近愛理】
【現在地:ギリギリF-03北部】
[状態]:一条に抱きしめられて、ちょっと体が痛い
[道具]:支給品一式(水2,食料5)、デザートイーグル/弾数:6発 、携帯電話
[行動方針]:南方面の人間(死体含む。八雲>花井=麻生>他)を捜して首輪を調査、西本に連絡する。砺波、一条が心配
[備考]:播磨を信用しはじめている。フラッシュメモリの可能性を強く信じる。烏丸が大塚を殺したと認識。盗聴器に気付いています。
     一条が嵯峨野の死体を見つけたと勘違いしています(一条は死体の顔を確認していません)

【西本願司】
【現在地:E-03南部】
[状態]:激しい精神的消耗、肉体疲労&筋肉痛(多少回復)、烏丸に怒り。休憩中
[道具]:支給品一式(水7,食料8)、山菜多数、毒草少々、ドラグノフ狙撃銃/弾数10発、
      ノートパソコン(バッテリー付き) MS210C−BE(チェーンソー、燃料1/4消費) 鉄パイプ、インカム子機
[行動方針]:沢近の動向をサポート。高野達を待つ。荷物を整理する。分校跡に向かう。仲間を集める。砺波を救い、烏丸を……
[備考]:反主催の意志は固いようです。烏丸が大塚を殺したと認識。盗聴器に気付いています。

※リアカーの周りには雑貨品(スコップ、バケツ、その他使えそうな物)と支給品×2

【パスワードについて】
1.八雲のリュックに正解があります。平瀬村にあるのか、斉藤達が交換して持っていったかは不明です
2.八雲の首輪の製造コードが正解である可能性は高いですが絶対ではありません
3.西本、沢近、一条の首輪の製造コードはハズレです
759 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/02(火) 17:06:22 ID:6SWmp+Le
以上です。ホテル組とそれ以外に関りを持たせようとしてこんな形になってしまいました。
パスワードを中心にかなり問題あるだろうと思われるので、
修正すべき点、代案、破棄すべきなど意見をお願いします
760名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 17:09:11 ID:T1PfJ27Z
乙です。
ただ、フラッシュメモリについて今まで教師たちが何も言わなかったことを考えると、支給品リストに載っていないというのは無理があるかと。
本来は違うデータが入っていた、というようにしたほうがいいと思います。
761名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 17:12:46 ID:/cNlIlYF
新要素乙
素人目で見た感じ問題ないかと…
762名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 17:49:19 ID:BneuGiRZ
>>749
晶達と合流できれば、周防を探して
→晶達と合流できれば、美琴を探して
だと思う
763名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 17:54:44 ID:uUf0r25O
>>759
発想がすごいと思いました
めちゃくちゃ乙です
どうなる反主催って感じですね

それと気になったんですが
>夢を見てから、ずっと堪えてきた涙だった。
とありますが、一条は放送の後泣いたり呻いたりしてますよ
764名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 19:11:20 ID:FfzTvQ1x
乙です
一条の弱さが出ててよかったと思います

パスワードについては解除できなくなる可能性があるのでこの形は不味いんじゃないでしょうか
ここまでやる人ならもう少し解除不能をおそれるんじゃないかと思います
むしろ生存している人間の首輪についている製造番号をどれでも良いから四つ入れるとかにしたらどうでしょう?
そうなるとかなりの書き換えになるでしょうし
自分がプログラミングについて全く無知なのでそういうプログラムが組めるか自体分からないんですが
765名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 19:27:15 ID:AzAtZpvx

これからどう動くか楽しみです
766名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 20:23:25 ID:/GhCz2Qy
>>764
そこまで丁寧には出来なかったってことで良くないか?
大体フラッシュメモリとPCが揃うこと自体が賭けなんだから
それぐらいはありかと
767名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 20:52:36 ID:YX3HoVB/
>>764
パスワードを持ち主の首輪の製造番号に合わせ、更にそれをリュックに忍ばせると2重に手を打ってあるんだから、
十分に対策をとられてるんじゃないかと思います。
簡単にしすぎるとマーダーに利用されて危険と判断した、あるいはそれ以上の対策をとる時間がなかったとでも
推察すればいいのではないでしょうか?

>>765
播磨がいれば、伊織やナポに取りに行かせられたかも知れないなw
768名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:02:03 ID:UyCfFveq
すっごく今更だけど、インカムや携帯メールの内容って教師陣にバレバレじゃないの?
769名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:09:10 ID:/p006KGQ
>>768
その通りだが何か問題があるか?
770名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:18:31 ID:5nawcnw0
>危険性の低い人物をターゲットとして選んだつもりだ
八雲って危険性低いか…?
771名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:24:47 ID:Skb62nOX
傍目には大人しいし、危険人物と化す可能性は低いと判断されても不思議じゃない
ましてや比較対象が曲者ぞろいの2−Cその他だ、こいつらに比べりゃ無害なもんだろう

つーか本当に一番危険性低そうなのは天満のような気がするんだが
でもこの娘、バカやらかして折角のフラッシュメモリ台無しにしそうで
別の意味で危険極まりなさそうだからなw
772名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:27:31 ID:FfzTvQ1x
>>766>>767
自分も絶対>>764の方が良いという気は無いですから◆RHLa6nIQ9U氏の意見が最終決定でいいですが、一応更に意見を
>>766
確かにこのフラッシュメモリの情報の作者の出来ることは限界があるでしょうし、そこまでは出来なかったってのは分かります
ですがパソとメモリが揃うのが賭けだからこそ、反主催グループが手にしたときには確実に解けるようにするんじゃないかと
>>767
十分かは個人の感性の問題なので何とも言えませんが、自分の意見はマーダーに利用されるのをより回避しやすくするものです
マーダーは基本的に単独行動、少なくとも四人もの人数にはならないかと思われるので
時間の問題などはありそうなことなので◆RHLa6nIQ9U氏が考えられるのなら諸手を挙げて賛成します

長文失礼しました
ゴリ押しするつもりのない証明のためにここで自分の意見について書くのは打ち止めにしときます
773名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:31:59 ID:BneuGiRZ
>>770
危険が少ないと思った人のリュックに入れられなくて、たまたま八雲に渡ったかも知れない、ってこともあるんでしょ?
774名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:35:04 ID:kGXUzfTr
>計画通りの目標にフラッシュメモリを渡せるかどうかは確実ではない
この一文があるから書き手の自由に書いても良いんでないかい?
このフラッシュメモリを託した人物が信頼していた人に渡す。
それが不可能だったんで、それなりに危険度の低い&信頼している人物に渡した。
それが八雲だったとか。
775名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:47:33 ID:/p006KGQ
>>772
反主催の人間がPCとメモリが揃えるってのは条件的に
集団を組むことから本来のメモリの所有者自身、
もしくは集団であることからそのリュックが手元にある可能性が高いわけだ
もし身近に所有者自身もしくはメモリがなかったとしても
反主催の人間ならば、教師の一人が安全と認識して信頼した人間を殺す可能性は限りなく低い

それに複数パスの場合は殺した人間の首輪のパスを打ち込むだけでもいいわけだから
殺しを助長するだけにしかならない可能性もある

可能性の話ばっかりだけど
反対派の教師も一縷の望みに掛けたわけだから
べつにこの設定のままで改善すべき矛盾は見つからないと思う
776名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:48:57 ID:/p006KGQ
>もし身近に所有者自身もしくはメモリがなかったとしても
もし身近に所有者自身もしくはリュックがなかったとしても
777名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:52:50 ID:/p006KGQ
>それに複数パスの場合は殺した人間の首輪のパスを打ち込むだけでもいいわけだから
>殺しを助長するだけにしかならない可能性もある
生存している人間だけならこの文は必要ないな

それにしても今から設定を改竄しなくてもいいと思うんだけど
778名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 21:55:12 ID:jIwk24zp
>>777
脱出エンド目指して、みんな頑張っているんだよ。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 22:00:01 ID:/p006KGQ
>>778
>>759氏の設定でも脱出は可能じゃね
780名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 22:32:01 ID:ajSXOEMW
サラは、リピーター
2Dは、強いから盛り上げ役で
八雲も、参加の理由できたからよかった
781名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 22:45:14 ID:YX3HoVB/
八雲の首輪がダメだったときのために、平瀬村からの回収方法も考えておこうか。
伊織だったら八雲のリュックを見つけられるだろうが、猫の力ではそれを運び出すのは難しいか?
ナポレオンだったら問題なく運べそうだが。
播磨・伊織・ナポレオンの三者が揃えば回収可能ということにしておくか?
782名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 22:51:52 ID:jIwk24zp
>>780
盛り上げ役のために無理やり参加って・・・2Dが可哀想だな(;´д⊂)
783名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 22:59:30 ID:kGXUzfTr
首輪解除したら入れるんでいいじゃん。
784名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 23:34:39 ID:/GhCz2Qy
つか播磨、烏丸って期限いつまでだっけ?
785名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 23:44:09 ID:FNDGuPe/
>>758
乙です。様々な設定を見事に活かされましたね。正直驚きです
私としては今回の設定で問題ないと思います。
そして沢近は何気に嵯峨野の仇・城戸に接近ですか…?
786名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 23:48:32 ID:REKnmD3M
>>784
2007/01/04(木) 04:13:53まで

設定はこれでいいんじゃないかな?
ただ、八雲を危険度の低い&信頼している人物と見なすのは絃子先生じゃないと駄目かもね。
787名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 00:35:26 ID:MTk8dMJT
ミコチン派は鉛筆派ってこと?それとも縦笛派?
788名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 00:36:42 ID:MTk8dMJT
ごめん、誤爆。禁止エリアに入ってくる。
789名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 01:21:24 ID:qSJ+N8DV
ドドンマイ!
790名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 03:12:33 ID:5BX216Nv
読みました乙です
反主催は無理か?とあきらめかけていたのに光明が射してきましたね。
パスワード解除のハードルは厳しそうですけど、いままでの設定などをうまく生かしていると思いました。

ただ、ここまで来ると問題になってくるのは教師陣(もしくは黒幕)と中村達大人の動向です。
メモリを八雲に託したのが絃子先生であれば、他の教師陣の役割もここらでハッキリさせないといけないと思う。
ゴリ山と加藤は馬鹿でいいが、笹倉先生と谷サと妙ちゃんは立場を次回放送時に書くべき、つーか書かないともう次々回放送来ないかもしれないくらい佳境だしw
いつも放送書いてくれる人に負担がかかるかもしれないけど、その辺の案を考えておいてほしい。

長文失礼
791 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/03(水) 04:39:32 ID:NoI/zOd4
多数の貴重な意見ありがとうございました。
パスワードについては致命的な矛盾はなさそうなので、
下手にいじるよりはこのままにしようかと思います。

>>760
確かにこれまでの経緯を考えると不自然な気もしますので
フラッシュメモリ〜パスワード出現のあたりまでを修正します。
>>762
地の文と沢近の考えが混ざっていますね。修正します。

>>764
実は似たようなことも考えていたのですが、
フラッシュメモリの機能(?)が現在の生存者をどうやって識別するのか、で詰まってしまいました。
ノートパソコンの首輪探知機能を利用することを考えましたが
あれは主催側が用意した機能なので、余裕の無かったと思われる謎の人物が
首輪探知システムを解析して更に応用するのは都合がよすぎるかなとも。
256Mしかないので、パスワード識別だけにあまり容量を使えませんし。
だからといって自分の設定のほうが自然と言い切れるわけでもありません。
仰るとおり詰めが甘い部分があるとは思っています。

長々と書きましたが結局のところ禁止エリア、気を逸らす以外の動物達の使い道、
ホテル側と南側との交流、謎の人物の動向、他の書き手様に委ねる余地等を総合的に判断して今の形を選びました。
我侭を押し通すような形になっていることは承知していますが、どうか納得して頂けたらと思います。


修正しましたらまとめサイトのほうに投下します。一日ほど時間をお願いします。
792 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/03(水) 05:04:24 ID:cwf0bWak
すいません、一つ抜けていました

>>763
放送を聞いた後の一条の描写を修正します。
失礼しました
793764:2007/01/03(水) 12:37:43 ID:iC968upq
>>791
いいんじゃないでしょうか
>>772でも書きましたが、自分もそう強く押すつもりはなくて
より良い意見の参考になればと思って一応言ってみただけなところがありますから
>>764で「不味い」とか書いちゃったのが失敗でしたかね
気にせず頑張ってください
794名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 15:38:13 ID:jOZgXbvH
◆RHLa6nIQ9U氏の今回の話と、◆.Cb.m05RN.氏の『眠り姫』と
どちらも設定ありきで欲張りすぎで長すぎという点は同じだと思うんだが、この反応の差は何なんだろう
ちょっと古参書き手と新規書き手への態度の差が露骨すぎないだろうか

ついでに言うならGEI氏の防空壕が問題ありとされてと今回のパスワードが許されるのは
単純に書き手が嫌われてるか空気なのかという違いだけだと思うのだが
そんな不公平あり?
795名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 15:46:13 ID:aQIIynm6
晶達次第じゃ反主催はまた潰されるかもな
796名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 15:47:56 ID:ffCHlDSC
>>794
俺はGEI氏も問題ないと思ってたけど言われてみれば問題もあると感じた
◆RHLa6nIQ9U氏に関してはフラグがあったし別に問題は無いと思う

◆RHLa6nIQ9U氏と◆.Cb.m05RN.氏の評価については
書き方の微妙な違いで評価が割れるのかもしれない
俺は眠り姫に関しても冗長だと感じなかったけど
中にはそう感じる人がいても不思議じゃないとも思ったし
797名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 15:49:04 ID:BU65Ut+q
>>794
ではなぜ嫌われる書き手がいるのか、についてもう少し頭を使った方がいいな。

ちなみに今回のパスワード設定も、「八雲の首輪が正解」とまで一話で決め付けてしまえば、もっと拒否反応があっただろう。
798名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 16:08:21 ID:CMJQYVac
リレーなのを忘れちゃいかんよ、ってことでFA
799名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 16:46:02 ID:1A4AhV+D
>>794
◆.Cb.m05RN.氏の「眠り姫」は、一つ一つの山場を小さくまとめ、それを幾つも詰め込んだから「欲張りすぎ」と言われた。
それに対して◆RHLa6nIQ9U氏はパスワードに関する山場を大きくとり、それを中心にシナリオを組み上げた。
SSの長さより、その中にある山場の数が重要なのだと思います。
もし仮に◆RHLa6nIQ9U氏が、この後に予想される高野グループの合流と高野の謀略・謀殺まで独占していたとしたら、
やはり「欲張りすぎ」と言われたのではないでしょうか?

GEI氏に関してはこれとは全くの別問題で、他の書き手が残したフラグをあまりにもぞんざいにしすぎたのが原因で、
その最たる例が防空壕の缶詰だったということです。
800 ◆RHLa6nIQ9U :2007/01/03(水) 18:14:00 ID:6m8zNTa1
まとめサイトのほうに修正版を投下しました。
フラッシュメモリについてのやりとりが若干変化しています。
その他細かい箇所を修正しました
801名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 19:20:10 ID:JcFvuogI
>>794
◆RHLa6nIQ9U氏と◆.Cb.m05RN.氏については個々の作者の色の違いで、
別に新参古参の問題じゃないよ。問題を摩り替えるのはやめていただきたい。

更に、またこれらと全く違う次元のGEI氏の問題を蒸し返して論点をごちゃごちゃ
に誘導するもの如何なものかと。
これはリレー小説です。色の違う書き手が複数いるものなのです。
802名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 20:16:29 ID:eC2sSA/w
GEI氏擁護はあんまり度が過ぎると作者乙とか言われるからね

もうあの人はこことは何の関係もないんだからさ
803名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 20:46:06 ID:kWMpgvOC
谷先生のポジションが一番気になるなぁ、何考えてるか読めないし
一番の鍵はひょっとしたらこの人じゃなかろうか
2−C担任という立ち位置もあるし、どう化けるかわからん
804名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 21:15:35 ID:puCi1JUD
そのうち完全武装で殺し合いに行ったりして
805名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 21:29:37 ID:CMJQYVac
ところで・・・いつになったらまとめサイトが(仮)じゃなくなるんだ?
806名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 21:30:07 ID:lXz8fOaw
完結したらじゃね?
807名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 21:32:50 ID:CMJQYVac
そうなん?いつも気になってたんだがそんな理由だったのか。
808名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 21:39:38 ID:KwNih5mp
刑部先生と妙ちゃんはこれまでの言動からみても反主催だよね?
殺しまくってる葉子さんはガチだろうけど、谷さはどうなんでしょ?
809名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:02:22 ID:lXz8fOaw
>>808
全て書き手が決めること。
810名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:19:47 ID:ZacZwdAV
そういえばパソコンに東郷が知っていた情報を詰め込んだフォルダがあって、その
パスワードがメモに記載されていたはずだけれどこれが役に立つ機会はあるかな?
オリジナルのメモは一条が持ってるし出口への道標でメモを読んでいるシーンが描写
されているから後の作者さんがこれで新たな展開を作れるかもしれない。
811名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:25:10 ID:Xt9fvyit
>>810
それは『崩壊の序曲』で既に明らかにされてるし、その内容も『出口への道標』でちゃんと活かされてる。
例の如く暗号込みだが今回は必要なかった…
812名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:26:51 ID:lXz8fOaw
>>807
今、過去ログあさってきた。
もともと、1の人は「頻繁に更新できないけど、とりあえず暫定まとめを作った」っていうスタンスだったみたい。
記憶が正しければ・・・・・・たぶんまとめは旧S3で小ネタ書いてた人。そんで自前のサイトにリンクさせる形でまとめを作ったんだけど、
「自分のサイトの宣伝してるみたい」っていう意見があったから分岐させた?らしい。
その後誰もまとめをやるって人が出てこなかったから、まだ続けてくれてる。まだスタンスとしては「暫定まとめ」のままなんだね。
(仮)が何時消えるのか、それとも消えないのかはわからないが、お前らもっとまとめに感謝しろよ!! 

ということで、1の人いつもアリガトウ。
813名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:53:42 ID:Fafxvr7h
>>808
何故だろう、スクロワの谷サならヘラヘラオドオドしながら
むーざんむーざんな事を平然とやってくれそうで怖い感じがする
それでも谷サなら……谷サならなんとかしてくれる……
814名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:56:14 ID:obofdOLM
播磨烏丸隣子の人は今夜は無理と思ったほうがいいかな
これまでの予約延長をした頻度を考えると……
815名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 23:30:00 ID:KwNih5mp
なぜだか谷さが恐竜をバックにむーざんしてるシーンがうかんだw
816名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 23:46:27 ID:Vvn3wFNU
>>812
俺のSMに対する愛をいつも受け止めてくれる1さんには本当に感謝してますよ。
817名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:12:35 ID:1mEhwkfO
何かスクロワの八雲は魅力が半減してる気がする…。
キャラがたってないっていうか、原作はもっと心の中が読めないミステリアスな感じがする。
もっと喋らないで基本的に一人行動で会う人とは一言二言喋って謎を残して去る感じ…うまく言えないけど
818名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:22:06 ID:1GmK+bX4
正直、晶に次いでキャラが違うとは思う
819名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:25:11 ID:2/B6GyWP
谷サが主催の犬にしか見えねぇ…
ダメだ吊ってくる
820名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:26:50 ID:BauO5R9c
八雲は喋り方は原作に沿ってるから別に違和感ない
821名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:30:16 ID:tkIBideU
あーつづきがよみてーなー
822名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:30:50 ID:j7341BlE
逆に原作に近いキャラっていうと誰だろう
それなりに長寿のモブキャラはほぼオリジナルになってるしな。
もう死んだ花井や東郷は近かったか?

晶はマーダー不足が懸念されたから序盤からああいう性格になっちゃったし
八雲は一条や花井らと出会ってしまったのが運のつき。
こればっかりは特定の書き手のせいにはできないけど、2ndが始まったら
この辺も考慮して欲しいかな
823名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 00:39:44 ID:BauO5R9c
晶に関しては、前二作品でキャラが大分直ってきたからとりあえず安心かな。
八雲は黒化の描写が非常に難しいところ。
824名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:04:14 ID:VqtDkkDX
八雲には特に違和感ないけどな。
825名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:09:48 ID:COLQBK1Y
俺は八雲は人に依存する傾向があるってイメージを持ってるから、今の様子でいいと思ってる。
逆に、あまり一人でいる様子は想像できないな。
826名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:25:59 ID:1mEhwkfO
八雲視点からだと原作にあまり描写がないから違和感のある人と無い人がわかれるのかな?
自分はやっぱ今の中途半端でなく一人行動で姉を守るために何でもするマーダーか
聖母のような超純粋キャラのようなどちらかに突き抜けた感じに期待してた
827名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:25:14 ID:+q6qteo2
八雲がマーダ化するには背負ってるものが多すぎるので無理では?
自分は死にたい。でも死んだ人たちは自分に生きて欲しいと言ってた。
そんでどうすればいいのかわからない。
こんな状態の八雲サンですが俺はスクロワで二番目に好きなキャラだ。
一番は姐さんだが・・・
828名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:29:37 ID:3t6SOb9y
>>826
ジャンプ1stのまもりを思い出した

個人的には八雲は純粋というよりも姉依存の強い、まだ幼さがあるキャラだと思ってたから違和感はないなぁ
829名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:35:50 ID:BauO5R9c
>>827
スクロワで…ってことは原作では一番じゃないのか。珍しいな。
830 ◆X7M9O2x/96 :2007/01/04(木) 03:52:20 ID:ckLMfEcL
>>814
今から投下しますよ
なんとか間に合いました
タイトルは「燃えよ剣」です
831名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:53:13 ID:ckLMfEcL
 皆さんこんにちは、隣k――ゴホッゴホッ。
 スミマセン、むせちゃいました。
 気を取り直してもう一度――。

 皆さんこんにちは、順子です。
 私は今、烏丸君と一緒にホテル跡へと歩みを進めています。
 目の前には既に誰かが歩いたと思われる道が広がっていました。刃物のようなもので切り裂かれた草木や、誰かに踏みしめられたような跡が残る草花や枯葉などの地面がそれを雄弁に語っていました。
 烏丸君は普通に歩いているのですが、それでも私には歩みが速すぎて着いていくので精一杯です。烏丸君は烏丸君なりに私を気づかってくれているのですが、何かに焦っているようで時々歩くのに夢中になってしまっています。
 いつも烏丸君は不思議な雰囲気を纏っていて、感情と呼ばれるものを表に出さないように私は感じていたのですが、今ではそれをはっきりと感じることが出来ました。
 焦り、それから怒りのような悲しみのような感情が見え隠れしているのです。
 私が感じることが出来るのは私が烏丸君をより理解出来るようになったからなのかもしれませんし、烏丸君が私により心を開いてくれたからかもしれません。きっとそういうことも一因になっていると思います。
 いえ、思いたい。
 だって、――塚本さんの死が全ての理由なんて悲しすぎますから。とてもとても悲しすぎます。
 烏丸君にとっても悲しすぎますし、塚本さんにとってもまた。そして――。
 あぁ、ダメだなぁ。
 私もつい辛い事ばかりを考えてしまいます。それじゃあダメだってわかっているのに、これ以上烏丸君に迷惑を掛けられないとわかっているのに。
 私は昔から弱い自分を心の底から恨んでいました。どんなに恨んで、どんなに頑張ったっていつでも私は弱いままで、後一歩が踏み出せないで、いつもみんなの影に隠れて生活していて、そして私はいつしかモブキャ――ゴホッゴホッ。
 そしていつしか、私は――播磨君の隣の席のあの子と呼ばれることもあるようになっていました。
 クラスの男子の一部には名前すら覚えてもらえず、私のことを指すときは、「あの子」とか「その子」。面と向かっていても「あなた」や「君」、「おまえ」。
 クラスに一人は名前も覚えられないほど地味な女の子がいるでしょう? それが私。いつだってそれは、私でした。
 別にそれでもいいかな、なんて思っていたりもしました。こんな私にも親しい友達はいましたし、クラスで巻き起こる事件は私なりに楽しめたりしましたから。それで十分ですよね。
 クラスメイト全員の思い出には私が存在してないのはちょっと寂しいけど、でも皆の思い出に入り込むなんて私には贅沢すぎます。一人でも多くの人の思い出に残ればいいな、なんて思いますけど、それが許されるのはクラスでも目立っている数人でしかないんです。
 私みたいな凡人は、肝心な時はいつだって見えない何かに束縛されて身動き一つ取れなくなるんです。口を結ばれ声一つ張り上げられなくなるんです。
 色んなものが不公平なのは今に始まったことじゃありません。だから私にはどうにも出来ない。
 そうやって諦めるんです。いつだって、私は諦めてきたんです。
 そして今回も。
 私には塚本さんの代わりなんて務まりません。私が烏丸君を励ますなんて出来っこないんです。
 悲しいけど、無理。私には無理です。
 だからせめて迷惑は掛ないように、私は歩きます。
 烏丸君に掛ける言葉も見つけられないまま。
 私達はそれぞれに歩きます。同じ道をそれぞれに歩きます。
832名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:55:00 ID:ckLMfEcL


「もし、もしもだよ……」
 烏丸君が歩きながら不意に口を開きました。
 烏丸君の服は未だに返り血で染まっています。
「もしも僕がこの刀を抜くことになる時がきたとしよう」
 刀を抜く。つまりは誰かを斬る時が来たら――ということなんだろう、と私は理解しました。
「その時は下がっていてくれないか?」
 そんな時なんて来て欲しくはないけれど、もうそれが叶わない事もわかっていました。
「……私が危ない、から?」
 私は立ち止まり聞きます。
「それもある。けれどそれだけじゃない」
 烏丸君も歩みを止め、振り返り答えます。
 そして、烏丸君の瞳から――感情が消えた。
「止めないで欲しいんだ。その時はきっと……僕が、僕のためにも戦わなくてはならない時だから」
 烏丸君の瞳から消えた感情は、もう戻ってこないんじゃないのか。
 そう思うと寂しくて、私はとても悲しかった。


「烏丸ー!」


 突如、烏丸君の背後から怒声が聞こてきました。
 それは大地を切り裂かんと言うほどの大声で、その声は私にも聞きなじみのある声でした。
 獣のようなその男を赤みがかった陽の光が南西から照らして見覚えのあるシルエットが浮かびます。
 私達は男の目元で黒光りするレンズを見ると、その男の正体を確信しました。
 いえ、きっと私は、そして烏丸君も、声を聞いたときから気づいていました。今私達の前方にいる男の人が、播磨拳児であるということに。
 私達の前に立ちふさがる播磨君はまさに魔王のようでした。魔王っていうのは噂でしかないと思っていたのですが、約一年間播磨君の隣の席に座ってそれを確信していたのですが、それは見事に裏切られました。
 私が見たこともない播磨君が、返り血にまみれた状態でナイフ片手に今実際に立ち塞がっているのですから。
「ハァハァ……塚本を、ほっといて……随分と仲良くやってんじゃねーかよ」
 ここまで走ってやってきたのか、肩でしていた息を整えると播磨君は再び口を開きました。見るからにとても疲弊しているようでもありました。
「……やぁ播磨君」
 烏丸君は返事を避けて、いつも通りの声色で播磨君に挨拶をしました。
 けれど烏丸君の瞳の色はいつも以上に感じられません。
「塚本さんのことは僕も残ね――」
「もう喋るな! ……声を聞くだけでも虫唾が走る」
 叫んだ瞬間の播磨君の声は、何故だか確かに揺れていました。悲壮な響きが聞こえたのです。
「そうか、やっぱり君は高野さんに騙されてしまったんだね?」
 怒声が聞こえてきた瞬間から、私達は播磨君が騙されている可能性が高いことを感じていました。ほぼ確実に高野さん、あるいは誰かを経由して高野さんの話を聞いているのでしょう。
 播磨君は顔を顰めると、リュックを近くの木の根元に投げ飛ばし右手に持つナイフを構えました。播磨君が疲れていることを忘れそうなほど気迫が籠っていました。
「いいから黙れよ。てめぇがそいつをどう手なずけたとか、てめぇがどうして誰かを殺しただとか、もうそんなことには興味はねーんだよ」
「違うよ播磨君! あなたは騙されて――」
833名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:56:13 ID:ckLMfEcL
「違うよ播磨君! あなたは騙されて――」
 私の言葉を烏丸君の右手が遮りました。
 そして私の言葉を遮った烏丸君の右手は、日本刀の柄に掛かります。
「下がっていてくれないか? 砺波さん」
「なんで? おかしいよ! どうして烏丸君まで戦うの?」
 どうしてもここで二人を戦わせてはいけないと、私の何かが語りかけてきます。
「きっともう僕らの声は播磨君には届かない。届いたとしても伝わらない」
「そんなの……」
 わからないよ。私には最後まで言い切ることも出来ません。
「僕はこんな所で無駄死にするわけにもいかない」
 烏丸君の表情が凍り付いてゆきます。
「覚悟はしていたんだ。放送で塚本さんが名前を呼ばれた時から、いや、もしかしたらこの最低で下らないゲームが始まった時からかもしれない」
 ゲームと言い切る烏丸君の目はとても冷たくて、私は言葉を発せられませんでした。
「播磨君との何らかの衝突だけは、覚悟していたんだ」
 私は何も言えない。播磨君も襲ってこないところを見ると黙って聞き耳を立てているようでした。
「本当は――」
 今度は播磨君を見つめながら烏丸君は喋る。
「こんな物を使わないで。出来ることなら僕らの大好きな漫画のことでが良かったんだけど」
「ハッ。笑わせんなよ人殺し。……それに、だ。俺は漫画なんか好きじゃねぇんだよ」
 播磨君の瞳は見ること叶わないけど、それでも悲しそうに揺れているのだと私にはわかりました。
「いや、君は漫画を好きだ。好きじゃなければ、あんな物語を書けはしない」
「わかった様な口を利くなよ。俺が好きなのは漫画じゃねぇんだ。いいか? 俺が好きなのは――」
「それも薄々わかっていたよ」
 烏丸君は播磨君の宣言を遮りました。
「それでも、君は漫画を好きだ。それだけは、僕も譲らない。……僕も漫画が大好きだから、それだけはわかるんだ」
 彼らは漫画を通して私にはわからない何かを得ていて、それは同時に色んな思い出と共にあるんだと思う。
 漫画を描くっていうことは日常生活の一コマを物語に変えてしまうような、そんな物なんじゃないかな。きっと彼らの日常生活ともリンクしていることがあるはずで。
 そして日常生活には誰でも同じように、とても大切なものがあるから。だから彼らにとっての漫画は、私にとっての漫画とは別物なんだろう。とても大切なものなんだと思う。私には全くわからないけど、漫画を描くことで播磨君は烏丸君とその思いを共有しているんだろう。
 私はそんな価値観を烏丸君と共有できている播磨君が、少しだけ羨ましいと思いました。
 いくつもの沈黙が流れます。
「そんなことはどうでもいいんだよ。つーかやっぱてめぇの戯言に付き合うべきじゃなかったぜ」
 けれど私の考えを嘲笑うように、播磨君はふらつく足に活をいれ烏丸君に向かって歩み始めました。
「余計な事ばっか思い出させやがってよ……」
 何を思い出したのだろうか。私はこれ程恐ろしくて、これ程悲しい人を見たことはありませんでした。彼の足がふらついているのは、疲れているからというだけではないような気がしました。
「僕と君がやり合っても何も変わらない」
834名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:57:21 ID:ckLMfEcL
「僕と君がやり合っても何も変わらない」
 烏丸君は私から離れるように、左斜め後ろへと足を動かします。
「うるせぇんだよ……もうどうしようもねぇんだよ」
 播磨君は正気を失っているようで、それでも動くことを止めず右斜め前へと足を流します。距離を詰め過ぎないように一定の間合いは守っていました。
 ――私には二人を止める力はない。
「それに君は騙されているんだ」
「誰がマジなのかなんて俺には元々わかりゃしねー。それなら俺は、塚本のために動く」
 二人はいつの間にか構えを整え、動きを止めました。
 ――私はやっぱり何も出来ない。きっと二人の目には私の姿すら写ってないのでしょう。
「だから……塚本のために、おまえを向こうに送ってやる」
「それは出来ない。僕にはまだやらなければならない事があるんだ。……それはきっと、塚本さんが望む事でもあるから」
 私達の位置関係は私を頂点とした頂角がとても大きい二等辺三角形のようになっていました。
 ――息をするのも忘れそうなほど必死に声を出そうとしているのに、それすら叶わない。
「俺はてめぇのこと、なんだかんだ言って嫌いじゃなかったぜ」
「僕も君となら友達になれたと思う」
 塚本天満がいなければ――私にはそう続いているような気がしました。
 でも、それは違います。だって塚本さんがいなければ二人の距離はこんなに近づかなかったでしょうから。
 乾いた血を服に付けた二人が動きを再開します。
 制服を濃い赤に染めて対峙する二人があまりにも不気味でした。
 動くからには居合いは無理だからか、烏丸君は一気に鞘から刃を抜くと鞘を投げ捨て、刀身を自分の体の前に両手で構えながら摺り足で進みます。播磨君は右手にナイフを握り締め、その腕をやや前方に突き出しながら半身に構えて進んでいきます。
 ――私は動かない体をこれほど恨んだことはなかった。
「さよなら、だな」
「うん」
 烏丸君の間合いまであと数歩。
 ――塚本さん、お願い。力を貸して! お願い!
「烏丸ぁ!」
「フー……ハッ!」
835名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:57:57 ID:ckLMfEcL

 気づけば烏丸君の刀身が沈みがちな陽を真っ赤に映していました。
 燃え上がるそれは、寂しそうにユラユラと揺れています。


 あぁそうだ。私はこの人に誰も殺して欲しくないんだ。誰も傷つけて欲しくないんだ。
 そんな当たり前のことに、今やっと気が付きました。
 ずっと昔から大事な時に自ら束縛してきた何かを解きます。自ら結んでいた口も解きます。
 駆け出す体はもう誰にも止められない。湧き出る声をもう二度と止めさせない。



「もう止めて!」



 二人が交わるよりもずっと早く、二人の対峙を妨げるように私は立ち塞がりました。
 目を見開いて珍しく驚いている烏丸君に背を向けて、私は播磨君に向き直ります。
「て……てん、ちゃ……ま、ちゃん」
 播磨君は見てはいけないものを見ているかのような表情で、口をパクパク開閉させていました。
「こんなことをして、塚本さんが喜ぶと思う? こんなことをして塚本さんは笑ってくれるかな?」
「塚……本?」
 黒く塗りつぶされたガラスの奥にある瞳は、果たして私の姿を捉えているのでしょうか?
 そんな疑問が浮かぶほどに、播磨君が私を通して何かを見ている気がしました。
「そう、塚本さんがこんな光景を見たら悲しむに決まって――」
「塚本……なのか?」
 私が全部言い切る前に播磨君の左腕が私の肩を捕らえ、そのままそう聞かれました。
 けれど私は顔も声も性格までも塚本さんには似ても似つきませんから、当然塚本さんの振りは出来ません。
「ち、違う、よ……私は、ほら。隣の席の――」
836名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 03:58:39 ID:ckLMfEcL

 ナイフが枯れ草の茂みに落ちる音が聞こえたと同時に、私は温もりを感じました。


 播磨君の吐息を右肩に感じた時、私は抱き締められたことがわかりました。
「――」
 播磨君が悲しそうに小さく呟いたその言葉は、やがて私の中に溶けていきます。
 何か返事をしてあげたかったけど、返すべき言葉なんて思いつきませんでした。

 ふと、肩に掛かる手が軽くなった気がしました。すると今度は播磨君が一気に体重を預けてきました。
「キャッ、助けて! 烏丸君」
 一瞬ドキッとしましたが、播磨君の体には力は入ってないようで徐々に崩れ落ちていきます。
 声を聞いた烏丸君が刀を構えながら慌てて駆け寄ってきました。
「播磨君が、播磨君が」
 烏丸君は状況をすぐに理解すると刀を置き、私に手を掛けながら崩れ落ちていく播磨君を支えると、播磨君の手を私から引き剥がし仰向けに横たわらせました。烏丸君はそっと播磨君の口に手を当てます。
「寝ているみたいだ……」
 私はホッとすると、そのまま地面に腰を落としました。
「多分疲れていたんだと思う。きっと播磨君は塚本さんのために必死で走り回っていたんだろうから」
 播磨君は精神的にも、肉体的にもすごく疲れていたんだと思います。
「そうだね」
 隣の席で座っている男の子が、私とは逆隣の子をよく見ていたことを私は知っていた。
 私は隣の席の男の子を好きだったわけじゃない。それでもやっぱりその男の子の逆隣の女の子が、ちょっとだけ羨ましかった。
「なんていったって私と塚本さんを間違えちゃうくらいだからね」
 本当にありえないよね、なんて笑いながらこぼす。
 そんな私に烏丸君は首を横に振りました。
「……僕も……あの時は僕も一瞬塚本さんが止めに入ったのかと思った」
 あの時を思い返す。私の頭はぼんやりと熱くなり、そのまま一気に冷めていく。
「そんなことはありえないって思っていたし、僕はそこまで熱くなってはいなかったけど。それでもあの時の砺波さんは塚本さんに見えたんだ」
 いつもなら動けないはずの場面で体が動いた。
 なぜ動けたか烏丸君は知らないんだよね。なんで命を危険に晒してまで止められたか、烏丸君は知らないんだよね。
「もしかしたら……塚本さんが、力を貸してくれたのかもね」
 私はそう言って微笑んだ。
 弱い私は、この想いを打ち明けようとはしなかった。
「そうなのかもしれない」
 烏丸君は納得してくれました。残酷なことに納得してくれました。
 やっぱり私には、後一歩は踏み出せないようです。
837名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:01:06 ID:ckLMfEcL


 播磨君の荷物を確認した後で烏丸君はしばらく頭を捻っていたかと思うと、今度は日本刀を鞘に納めるなど荷物の整理を始めました。
「ハイ、これ」
 彼はリュックから取り出した竹製の包丁と火打石、それから落ちていたサバイバルナイフまで私に渡してきました。
「う、うん。でもどうしたの? 荷物まで纏めて」
 もちろんそんなことは聞かなくても、私にはわかっていました。
「僕はもう行かなければならない」
「そんな……播磨君はまだ眠ってるし、もうちょっと待ったっていいはずだよ」
 烏丸君は播磨君を優しく見つめた。
「播磨君はたぶん僕を許してくれない。僕らの話を信じてくれたとしても許してくれないかもしれない」
「許してくれないって塚本さんのこと? それだったら許すも許さないも烏丸君は悪くないよ。それは播磨君だってわかってくれるよ! だから――」
「そうかもしれない。それでも、誰よりも僕が僕を許せない」
 烏丸君はいつものように静かに、だけど力強く口を開いた。
「漫画を描くことよりも大切なものはたくさんあったのに、それに気づかなかった僕が僕を許せない。出来ることなら播磨君に思いっきり殴られたい」
 烏丸君にはもう私は見えていないのだと悟ってしまいました。
「やっぱり僕は行くよ」
「どこへ、行くの?」
 これから何をしに行くかなんて、強く握り締められた日本刀を見ればわかりそうなものでした。
「もう高野さんを許すわけにはいかない」
 烏丸君の瞳は熱く輝いていました。さっきと変わって無感情では無いことに内心ホッとします。
「僕の目の前で大塚さんを殺して、塚本さんの死や播磨君の気持ちまでも利用した高野さんを……僕は絶対に許さない」
 怒り。きっとそれを顕す術を烏丸君は知らないのでしょう。
「僕だけは彼女を許してはいけないんだ」
 それでも烏丸君が怒っていることは疑いようも無いほどに確かでした。
「こんな時にこんな場所で勝手にいなくなってごめん。だけど、今僕が動かなければ高野さんからの被害者はどんどん増えていくんだ」
 烏丸君と一緒に行きたいという思いを押し殺して、私は微笑み頷いた。
「ここならそれなりに茂みはあるし、播磨君が寝ている傍で黙って伏せていれば誰かが来てもやり過ごせる。
播磨君が起きたら播磨君のリュックの中にあるインカムを使うといいよ。いきなり播磨君以外が使えば怪しまれるだろうけど、播磨君が使えば問題は無いと思う」
 播磨君のリュックを指して烏丸君は話を続けます。
「もし次の放送でこのE-05が禁止地区になったらとりあえず僕も戻ってくるよ。播磨君がそれでも寝ているようなら運ばないといけないから。
でもそれ以外だった場合は、僕はもう戻ってこないと思う。このまま高野さん達が通った跡らしき、枝葉が不自然に刈り取られてる道を進んでみるよ」
 ここまで饒舌に喋る烏丸君は見たことがありませんでした。
「もしかしたら砺波さんとはこれが最後の会話になるかもしれない」
 私の動揺に烏丸君は気づいたのか、少し言いよどみましたがそのまま続けました。
「一緒に行動できたのが君で良かった。ありがとう」
838名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:04:11 ID:ckLMfEcL
「一緒に行動できたのが君で良かった。ありがとう」
 優しく微笑む烏丸君はこれで二度目でした。
「それと、播磨君が目を覚ましたら伝えて欲しいことがあるんだ――」
「それは、嫌」
 烏丸君の言葉に、私は割り込んみました。
「それは嫌だよ。伝えたいことは自分で伝えなきゃ。またいつか播磨君と再会して、それから自分で伝えようよ」
 我が儘を言って、ごめんね。
「それからありがとうなんて言わないで。私のほうが烏丸君に出会えてすごく、すごく感謝してるんだから」
 烏丸君、ありがとう。
「だからこれから死ぬみたいなこと言わないでよ。漫画を完成させなきゃいけないし、播磨君に伝えたいことはあるし殴られなきゃいけないし、烏丸君にはやらなきゃいけないことがたくさんあるんだから」
 私にも、烏丸君に伝えなければいけないことがたくさんあります。
「そうだね。僕はまだやり残したことだらけだ」
「うん。だから約束しよう。必ず生き残るって約束しよう」
 烏丸君は力強く頷いてくれました。
「……それから、出来れば高野さんも雪野も含めて皆で助かろうよ」
 それが私のエゴだってわかってはいるけど、烏丸君が傷つくのも傷つけるのも見たくありませんから。
「ごめん、それは約束できない」
 しかしそれには、烏丸君は首を横に振りました。
「けど努力はしてみるし、一つ目の約束は絶対に守ってみせるよ」
 それが精一杯だと私にもわかっていたから、もう何も言えませんでした。
「それじゃあもう行くよ。また、どこかで会おう」
 そう言って歩き去っていく烏丸君に、私は私なりに頑張って明るく努め一言返事をしました。
 去っていく烏丸君はとても雄々しく、先程までは高野さんへの苛立ちを隠していたのだと感じました。刀を握り締める右手は遠目にも力が入っているようで、自然とさっき見た烏丸君の燃えるような瞳が頭に浮かびます。
 消える直前の炎は最後に猛々しく燃える。どこかでそう聞いたことを思い出しました。
 嫌な予感は駆け巡るもので、烏丸君の姿が見えなくなったときにはその予感はより一層濃くなっていました。
 播磨君を顧みます。静かに寝ているようです。きっと誰かが近くを通っても播磨君には気づかないでしょう。
 今の烏丸君はこのままでは無茶をしかねない。私に出来ることはないかもしれないけど、きっと彼の無茶を止めることくらいなら出来る。せめて声をかけて落ち着かせてあげられる。
 烏丸君を助けに行きたい。次第にその思いは強まっていきました。
 また播磨君を顧みました。死んだように静かに眠っています。その時にはもう迷ってはいませんでした。
 目が覚めたらインカムを使って連絡を取ること、禁止エリアを聞き逃していたらその際聞くこと、烏丸君を信じて欲しい、そして許してあげて欲しいこと、塚本さんの望んでいることを考えて欲しいことなど色々なことをメモに小さくぎっしりと書き記すと、
播磨君がリュックを開けてすぐ気づくようにリュックの中の一番上にメモをしまいました。
 きっと目が覚めたらお腹が空いているでしょうから荷物を漁るはずでしょう。そうすればすぐにメモに気づくはずです。そして竹製の包丁と火打石は私のリュックにしまい、サバイバルナイフは播磨君のリュックに入れておきました。
 次の放送ですぐにE-05が禁止エリアになったとして、その時目を覚ましていなかったとしても烏丸君が戻ってきますし、当然私も戻りますから禁止エリアはなんとかなると思います。
 近くに人が通った形跡のある比較的歩きやすい道があったので、その脇にあり死角も多いこの場所はまず安全でしょうが、置いていくことに抵抗があったので一応更に念のために落ち葉や枯れ木で少しだけ播磨君をカモフラージュします。
リュックは手元に置いておきますから体を起こせば気づくでしょう。
「これでよし」
 時間が勿体なかったのでかなり適当になってしまってカモフラージュは、ほとんど無意味ですがないよりはマシでしょう。
「ごめんね、播磨君。今度こんなことがあったら綺麗に隠してあげるからね」
 そういう問題じゃないですが、とりあえず謝罪とそのお詫びに約束をします。
「それじゃあ私も行くよ。また会おうね!」
839名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:04:45 ID:ckLMfEcL
「それじゃあ私も行くよ。また会おうね!」
 眠っていて気づかないに決まっているのに私は播磨君にそう告げました。急がなければ烏丸君に追いつけなくなってしまうので、とりあえず誰かが通った形跡のある道に足を踏み込みます。
「ダメ、だ……行く、な……」
「え?」
 私は驚いて振り返りました。
「天満、ちゃ……行っちゃ、ダメ……だ」
 振り向くと播磨君が寝そべったままそう呟いていました。
 サングラスでよくわかりませんが顔がこちらを向いていませんし体が動いていないのでまだ眠っているのでしょう。
「どんな夢を見ているの?」
 ――やはり答えは返ってきません。播磨君は眠っているのでしょう。
「大丈夫。塚本さんはきっと笑っているから。きっと2−Cのいなくなった皆と、あっちで笑って過ごしているよ」
 播磨君の額に手を伸ばし、眉間によった皺を引っ張ります。
「だからそんな顔してちゃダメだよ。あっちにいる塚本さんに怒られちゃう」
 眉間の皺が徐々に解れていきます。
「塚本さんのためにも笑ってあげよう」
 今度は急に表情が緩んでいきます。
「ちょ、おま、違……や……やめ、ろ……は、ない……」
 どうやら楽しそうな夢を見ているようです。
 これなら大丈夫かな。
 よっぽど起こしてあげようかとも考えましたが疲れているのは確かなようだったし楽しそうな夢を見ていたので、私は予定通り一人で烏丸君の後を追いかけることにしました。
「また会おうね、播磨君」
 私は播磨君に別れを告げると道とは呼べない道を急ぎます。
 私は烏丸君を追いかけます。
 烏丸君と共に歩くために。同じ道で一緒に歩くために。

 塚本さんありがとう。そしてごめんね。――本当に、ごめんね。

【午後:16時〜18時】
840名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:05:25 ID:ckLMfEcL


【烏丸大路】
【現在位置:E-04東部】
[状態]: 健康、服は乾いた返り血まみれ、時折空白、少し熱くなっている
[道具]:支給品一式(食料はカンパン、カレーパン、激辛カレーパン 水1) 日本刀
[行動方針]:1. 高野の悪事を止める(高野を倒す。場合によっては殺す?) 2.砺波、播磨との再会
     3.原稿を描く(播磨に手伝って欲しい)
[備考]:高野を許しがたいと思っています。烏丸の中のカレーパン分がそろそろ足りなくなります。

【砺波順子】
【現在位置:E-05西部】
[状態]:恋の病
[道具]:支給品一式×2(食料はみそパン、カステラ 水1) パーティーガバメント 竹の食器 火打石 竹製包丁
[行動方針]:烏丸に追いつき、宥めようとしている。雪野の救出。安全な級友との再会。
[備考]:なるべく穏やかにこの殺し合いを終えたいと思っています。

【播磨拳児】
【現在地:E-05西部】
[状態]:睡眠中。起床後の状態は睡眠の結果次第(ウホッな夢?)
[道具]:支給品一式(食料5,水3)、インカム親機、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)、山の植物図鑑(食用・毒・薬などの効能が記載)、さくらんぼメモ
[行動方針]:天満のために……?
[備考]:サングラスをかけ直しました。未だに吉田山が死んだとは思っていません。
      天満の死を否定していますが、本当は気づいている(?) 烏丸がゲームに乗っていると確信。
     上記の内容は夢とメモを読んだことによって変わるかもしれません。
841名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:18:16 ID:BauO5R9c
起きててよかった>>840GJ
隣子視点のストーリーだからまるで烏丸が主役みたいだw
前話の「空白」フラグが消滅したかなと一瞬思ったけども、
烏丸自身の心理描写がないとわかったらすんなり受け入れられたよ。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:24:39 ID:l0ECUCeO
深夜に超乙です
ただ播磨の漫画バレって隣k‥ゲフンゲフン…砺波に伝わってたっけ
後隣で様子がわかるとはいえ播磨→天満がすんなり受け入れられたのをすんなり受け入れられないのは俺だけか?
…まあこれはさすがに俺だけか
843名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:43:54 ID:VA+jpZH0
乙です
烏丸カッコヨスw

>>842
烏丸から播磨が漫画を描くって聞いてたとかでいいかと
【胡蝶の夢】の後で播磨を探す理由をふと聞くとかありそうなことだと思います
ただ、そうするとそのことの描写を少し追加してもらった方がベターでしょうが

播磨→天満は・・・・・・微妙なライン
たまたま隣にいて気付いてたとか?
844名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:55:49 ID:l0ECUCeO
>>843
なるほどなるほど
そうなると誰か原作の♭みたいなので書いてほしいですな

まあ何はともあれ>>840氏深夜まで本当乙です
845名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:59:31 ID:ckLMfEcL
>>841
空白フラグに関しては隣子は烏丸の空白に気づいていないので使いどころを迷って、
気づいたら隣子一人称の中では使うことが出来ませんでした
ただ空白は好継続中です。判りにくくて済みません

>>842
そういえば漫画のこと知ったのは舞ちゃんでしたね
勘違いしてましたよ
そんな展開修正してやる!
846名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 05:03:27 ID:+q6qteo2
乙です。
なんつーか、せつねぇな。

烏丸&隣子・・・ソレ、死亡フラグだよ。
播磨・・・本当は気づいてたんだな。
今回の主役は烏丸、播磨よりは天満だな。
天満・・・おまえはやっぱり主人公なんだな。死んでからが本領発揮はどうかと思うが。
つうか登場人物に天満を加えるべきだな・・・

847名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 05:10:37 ID:noh3miEC
>>845
>修正してやる!
そのネタはやめとけ。危なすぎるw

つかGJです
状態欄とかネタが細かすぎ!
さて、さくらんぼメモの正体だけでも教えてもらおうか
848名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 09:19:19 ID:9iK94L6a
なんか年末から正月にかけてやたら進んでるんだが……
その間にあった投稿にケチつけたい場合、今からじゃ手遅れ?

>>840乙です
ちょっと烏丸が喋りすぎのような感じがしたので
それなりに仲のいい播磨だからとか天満がらみだからとか
理由付けがあるともっといいと思いました
849名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 10:04:12 ID:1qopKNiY
地図を見ていたら、何となく奈良優勝エンドが見えてきた・・・。
850名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 11:57:18 ID:VqtDkkDX
感想を言ったり、矛盾を指摘したいんならともかく、ケチをつけたいなら手遅れだろうな。
851名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 12:37:29 ID:e1LuA/eg
そうかー。日本刀が遂に正式に始動するのか・・・・・・。
流石にコレはロワが始まる前は予想してなかったわwww
852名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 12:57:46 ID:3t6SOb9y
イチさんの愛は届かなかったが、
1さんの愛は届いた訳だな
853名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 13:01:45 ID:+s/FUouP
誰が上手いこと言えと(ry
854名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 13:15:35 ID:9QgFgWcA
烏丸いっぱい喋ってるけど
全然違和感無いからこの作者本当にすげーなー。
855邂逅:2007/01/04(木) 14:38:23 ID:pQhr4lZB
 平瀬村分校跡と呼ばれる古ぼけた木造校舎の日陰部分で、城戸は腰を下ろした。
彼女は既に一通り周囲を見回っており、この場所まで来てこの場に誰も居ない事を悟っていたのだった。
「はあ…」
自然とこぼれる溜息。折角彼女は力を手に入れたのに、それを使う相手に巡り会えなかったのが、余程残念だったのだろう。
だが、それならこの安全地帯で出来る事を確実に行なおうと城戸は頭を切り替える。
現在まで彼女は自分のリュックの他に三沢のリュックも持っており、それは彼女の行動にそれなりに支障を来す存在となっていた。
やはり、三沢の分の荷物で必要そうな物を自分のリュックに積み込み、いらない物を捨てていくべきだろう。
城戸は早速三沢のリュックを開けた。食料、水を移し変えるべく取り出し、地図などに何かが書いていないか確認していく。
……ふと、城戸の目に留まった紙が三枚、リュックの底から取り出された。
東郷の遺したメモの複写だと最初に書かれたそれは、三沢が複製したものだとの注釈がつけられた上で続いていく。
そしてそれには盗聴器の存在、このゲームが他にも行なわれていた事実、そしてパソコンのデータの『パスワード』が記されていた。
先日の襲撃時に城戸は気付かなかったが、東郷達はどうやらパソコンを持っていた(支給された)らしい。
それがどれだけ重要な働きをしたかは、このメモを見れば一目瞭然だ。
恐らく先日見た盗聴器の暗号メモも、そのパソコンから出たものだろう。即ち、それだけパソコンの存在は危険という事だ。
盗聴器の存在が露見し、更にこのゲームについて何らかの事情を知る東郷がデータを残した。それは教師達にとって大きな障害になりうるだろう。
これまで城戸は南……氷川村を目指していたが、ここに来て考えを改めるべきか悩んだ。
もしこのパソコンを破壊できれば、教師達からご褒美を貰うには最高の材料だ。
そしてそのパソコンがあるとすれば、東郷と一緒の場所に居た三沢と冬木、彼らが持っていたリヤカーの中だったのだろう。
しかしあの場には殺人者……播磨がいた。即ち今は播磨が所有している可能性が高いのだ。
こちらにも力が手に入り、これまで同様自分のペースで攻める事が出来れば勝機はあるだろうが……
結局、城戸はまず目先の事を片付ける事にした。盗聴器の存在やパスワードが書かれた三枚のメモを、一枚残らず破り散らせる。
繋ぎ合せて判読できない位に、もうこれ以上盗聴器の存在を誰も知り得ないように。教師達のご褒美を思えば、何ら苦の無い作業だ。
この働きは大きいだろう。盗聴器の存在を他にも知りえる者がいる事を知り、そしてその伝達手段を絶った事は、この上ない功績なのだ。
こほん、と咳払い一つ。教師達への報告を行なおうと考えるだけで、城戸は妙にわくわくしてしまっていた。

と、不意に目の前の茂みが音を立て、城戸は銃を取り出した。
周囲に隠れられそうな場所はなく、校舎の窓も全て閉められていて飛び込めない。
少なくとも今まで目の前の茂みや林に人影などなかったのは確かだった。城戸は自らの警戒が足りなかったかと悔いたがもう遅い。
銃を構えるより早く、桃色のそれは姿を現した。
856邂逅:2007/01/04(木) 14:38:59 ID:pQhr4lZB
「……豚?」
そう、豚だ。丸々とした見事な子豚である。
構えかけた銃を下ろし、半ば呆然と足元を見つめる城戸に対し、それはぽかんとした表情でこちらを見つめている。
「……あなた、ひょっとして茂雄を……」
その愛くるしい姿を見て、城戸の脳裏には体育祭の出来事が思い浮かんでいた。
梅津が自分とのキスを果たすべく必死に走っていた最中、乱入してきた子豚に轢かれたあの時を――
この子豚はそれに似ていた。まさか野生ではないだろうし、もしかしたら誰かに連れてこられたのだろうか?
「……ねえ、あなたもこれ食べない?」
気が抜けて腰を下ろした城戸は、三沢のリュックから取り出した食料の中からトーストの袋を開けた。
砂糖がまぶされこんがりと焼かれたそれを一口サイズに千切り目の前に放り投げれば、子豚は喜んでそれにかじりつく。
その嬉しそうな鳴き声にどこか城戸の頬が緩んだが、ふとそれがまた引き締まる。
「……首輪には……盗……」
トーストをまた千切り、先ほどよりもっと自分の近くに投げれば、子豚は喜んで追ってきた。
先程より大きな塊を口に運ぶ子豚の上で、城戸は先ほどとは違う笑みを浮かべ始めていた。
(豚を殺すと全員死ぬ……麻生、サラを守れ……田中君のメッセージ……)
更に大きな塊を千切ってよこし、城戸は思考を回転させた。
田中が何らかの手段で(もしかしたら東郷達と接触して)盗聴器の情報を知った。そして、仲間の麻生やサラ達に伝えようとしたのだろう。
だが、彼女には一つだけ気にかかる点があった。……豚を殺せば、全員死ぬ。
(多分、田中君がこのメッセージを消されたくないから……でも……)
恐らくそうだろう。だが彼女はもしもを考える。
もし本当にこの豚を殺せば全員が死ぬような仕掛けがあったら。そんな"裏ルール"と呼べる物が存在したら。
全員死ぬ。首輪が作動するというのか。先日の塀内のように、成す術もなく死ぬしかなくなってしまうのか。
もしそうだとして、盗聴器の存在が書かれたこれをこのまま野放しにしていい筈が無い。
これもまた教師達への貴重な交渉材料になりうる物だ。だが、ここで殺して交渉の余地なく爆破されては元も子もない。

城戸はもはや残り半分もないトーストを全て地面に放り投げ、子豚は更に城戸の近くに落ちたそれに遠慮なくかじりつく。
その目の前で城戸は立ち上がり、自前のリュックから金属バットを取り出した。
これまでひたすら目の前のトーストに夢中だった子豚が、急に面を上げた瞬間だった。
僅かな殺気に気付いたのか、子豚が踵を返そうとしたその直後、金属バットの先端が背中にめり込む。
奇声を上げ横たわったそれに、城戸は更に背や腹に数度金属バットを振り下ろし、やがてそれは足をばたばたさせるだけになってしまった。
「ヒギィィィィ……」
悲しげに鳴くそれを無視し、城戸は無理矢理背中を起こし、油性マジックを取り出す。
そして『全員死ぬ』の一文以外を、満遍なく塗り潰していく。
油性なのだから洗っても落ちないだろうし、洗剤で洗えば田中のメッセージも消えるだけだ。
読み取られる事がないように、荒々しく息をする子豚の背中に次々とマジックを走らせ、いつしかその一文を除いて完璧に塗り潰した。
「……あ、あれがいいかも」
残る"荷物"をまとめ、城戸は不要となった三沢のリュックを残し、すぐ近くの煙突がある物の傍に行った。……そう、小型の焼却炉だ。
現在では法が変わり学校で使用される事がなくなった物だが、取り壊される事なく残されていたのだろう。
蓋を開け、両手でようやく抱えられる子豚を放り込む。かなりの灰が舞い散ったが、城戸は咳き込みながらも蓋を閉める。
中からはなおも悲鳴がこだましたが、炉の内部はそれなりに深く、自力で脱出する事などまず不可能だろう。
城戸はメッセージを潰したが、『全員死ぬ』の一文がどうしても引っ掛かってしまっていた。
メッセージさえ潰せば本来はどうでもいい存在だが、万が一その一文が本物で、別の者にあの子豚を殺されては敵わない。
生かさず殺さずではないが、城戸は焼却炉跡に子豚を監禁しておく事にしたのだった。少なくとも、ゲームが終わるまでに死なれぬように。
「ご飯もあげたし、大丈夫だよね?」
なおも悲鳴が響く焼却炉に背を向け、城戸は笑った。
857邂逅:2007/01/04(木) 14:39:33 ID:pQhr4lZB
南にいる人物を探すべく出発した沢近は、まずは手近なG-03に向かっていた。
単独で行動している以上ゲームに乗った者である可能性はあるが、もしかしたら花井か八雲がはぐれているのかも知れない。
少なくとも相手の正体は突き止め、可能なら首輪の番号も知る。せっかく見え始めた希望を胸に、沢近は駆けていった。
そして放送時間に近づいた現在、平瀬村分校跡。
沢近の視線の先には、焼却炉の前に立っている城戸の姿があった。
自身が木陰に隠れ様子を窺えば、両手にピンク色の物を抱えた城戸もしきりに周囲を警戒しているのが分かる。
もっと様子を見ようと少しずつ近づいていくうちに、城戸は焼却炉の蓋を開け、それを放り込んでしまった。
それは一瞬豚のようにも見えたが、しかしそれ以上に沢近の視線は、城戸のリュックに釘付けになった。
リュックから僅かに飛び出たグリップエンド。沢近が支給され、大切な友達の嵯峨野に預けた金属バットに、瓜二つの色形。
「……城戸さん……あの女が……!」
確信。嵯峨野の金属バットを持った城戸こそが、嵯峨野を殺した女だ。
梅津も、三沢も、そして恐らく東郷も、あの女が殺したのだろう。
距離的には決して不可能ではない。再び心を憎悪の炎が燃え盛る中で、いくらか冷静だった部分が導き出した結論だった。
とはいえ、城戸は今までの数々の沢近の悲しみ、恐怖の元凶だ。播磨だって、被害者だ。
沢近の怒りは止まらない。憎悪が、つい数時間前の彼女を呼び覚ます。
今までと同じ調子で周囲を見渡した城戸と目が合ったのは、まさにその時だった。

「うわあああああああああああ!」
デザートイーグルを構えた沢近が発砲したが、その前に林に向け走り出していた城戸には当たった様子がなかった。
逆に城戸も数発撃ち返してきたが、腕を振りながらでは全く沢近に当たらない。
「くっ……!」
林に入り、やはり数発城戸が撃って来るが、日を遮る木々の中では発砲時に銃口が一瞬光って見える。
とはいえ沢近は闇雲に反撃出来ずにいた。相手と違い、こちらは単発であり、予備のマガジンもないのだ。
いたずらに撃ち合っては埒が明かない。沢近は物音を立てぬよう林の中に慎重に移動しつつ、相手の出方を窺った。
圧倒的な憎悪も、相手の力の前ではどうしても身を引く。それは冷静さを取り戻させ、結果的に彼女の命を救う事にもなるのだが。
沢近は暗い木々の合間で神経を集中した。城戸がどこにいるのか、自分を狙っていないかを確認して。
放送までもうあまり時間が無い。その間に向こうが逃げるかもしれないし、逆に放送中に襲ってくるかもしれない。
下手に逃げようと林を離れれば、一人林に隠れた城戸からは丸見えだろう。そこを狙い撃ちされるかもしれない。
更に沢近は、城戸が飛び出すナイフを持っている可能性にも気付く。先日の"事故"で播磨が放ったそれの威力は、知っての通りだ。
しかし、ここで引く訳にはいかない。嵯峨野の、そして大勢の命を奪い、皆を傷つけた城戸を、沢近は許すわけにはいかないのだ。
なおも凶行を繰り返そうとする城戸は、止めなければならない。憎悪と正義感の間で、沢近は銃を構え続ける。
どこから撃ってくるのか。いつ撃たれるのか。あらゆる可能性を探るうち、いつしか沢近は気付いた。
自身の疲労……特に精神に襲い掛かったそれに。

条件は同じだ。確実に神経をすり減らしていく二人の少女は、林の中でなお互いを探り合う。
ゲーム開始直後から始まった両者の因縁にピリオドが打たれるのはいつになるのか。
少なくとも、焼却炉跡で呻き続けるナポレオンに、それが分かるはずが無かった。
858邂逅:2007/01/04(木) 14:40:06 ID:pQhr4lZB
【午後:17〜18時】

【城戸円】
【現在地:G-03 分校跡付近の林】
[状態]:疲労(特に両腕)、精神的疲労
[道具]:支給品一式(食料4、水4)、vz64スコーピオン/残り弾数33、金属バット、紙袋(葉書3枚)、スピーカー
[行動方針]:1.沢近を殺す 2.教師達に東郷メモ等の情報を伝え、ご褒美を貰う 3.氷川村か北へ(悩み中)
[備考]:盗聴器に気がつく。主催者とコンタクトを図りたい。播磨が冬木を殺したと認識。

【沢近愛理】
【現在地:G-03 分校跡付近の林】
[状態]:疲労、激しい憎悪(いくらか冷静)、精神的疲労
[道具]:支給品一式(水2,食料5)、デザートイーグル/弾数:5発、携帯電話
[行動方針]:1.城戸を殺す
           2.南方面の人間(死体含む。八雲>花井=麻生>他)を捜して首輪を調査、西本に連絡する。砺波、一条が心配
[備考]:播磨を信用しはじめている。フラッシュメモリの可能性を強く信じる。烏丸が大塚を殺したと認識。盗聴器に気付いています。
     一条が嵯峨野の死体を見つけたと勘違いしています(一条は死体の顔を確認していません)

【ナポレオン】
【現在地:G-03 分校跡にある焼却炉跡の中】
[状態]:背中、腹を強打しかなり痛む(怪我の程度は不明)。灰まみれ。疲労大、激しい精神的ストレス。
      背中の文字は『豚を殺すと全員死ぬ』の一文以外全て油性マジックで塗り潰され判読不能。
※ナポレオンだけでは自力で焼却炉跡から脱出する事はできません。
859名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 16:10:45 ID:VqtDkkDX
ちょwww
動物虐待www
860名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 16:19:40 ID:1qopKNiY
ナポレオンカワイソス(´・ω・`)
861名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 17:02:13 ID:+s/FUouP
乙!!

急展開ktkr
円、ナポ虐待で姐さん以上の悪女っぷりだな……
862名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 17:08:29 ID:BauO5R9c
ナポレオンが……播磨知ったらブチ切れるな。乙。

ところで、ナポレオンにも首輪付いてるんだよね?地図に書いてあるし。
863名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 17:13:47 ID:Pnthb5eo
乙!話の長さの割りにすごい急展開で驚きました!

これで播磨への疑惑は完全に消えたかな
足の速さは同じくらい?だが弾数的には城戸有利か…
864名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 17:14:21 ID:noh3miEC
円はもう完璧狂っちゃったみたいだね
梅津よ……
865名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 18:11:39 ID:KwnsjIKq
作者乙

城戸ムカツクわ
866名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 18:51:13 ID:COLQBK1Y
>>862
まとめサイトの地図とノーパソ・管理室で表示される地図は別物と考えるべし
伊織やナポレオンは、首輪の管理を受けていないはずですよ
867名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:02:51 ID:1qopKNiY
奈良が一人蚊帳の外の件
868名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:08:01 ID:JzMaEI3T
樽は移動時間かかるからスルーしていいと思う
869名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:13:29 ID:noh3miEC
奈良も黒化したから描写ムズいのかもな
今はやりすぎたらオリキャラ化って言われるし
870名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:13:50 ID:1qopKNiY
メインキャラの激戦中は
草むらとか安全地帯に隠れていて、

戦いの終了後、残っている方がホッとして気を緩めている時とかに背後から不意打ちでズガンやりそう・・・。


そういう光景が安易に思い浮かんでしまう楢。
:::::::::::.: .:. . ∧_∧ . . . .: ::
:::::::: :.: . . (´ι _`  ;)ヽ、. ::: :
::::::: :.: . . / :::/:: ヽ、ヽ、i . .::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
871名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:14:38 ID:+s/FUouP
何気に1氏のキャラ米(豚)が最高な件



ちょwwwクリムゾンかよwwwww
872名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:14:45 ID:9iK94L6a
あとは高野たちと合流した西本らの話があれば放送かな
来週の週末が無難か?
873名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:30:25 ID:noh3miEC
>>872
それだとペース早すぎじゃね?
もうちょい待ったほうがいいかと
874名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:42:33 ID:JzMaEI3T
347 名前:1 ◆PhRNUx7oBQ :2006/12/08(金) 22:19:50 ID:+stqD7/K
今のところ放送を書きたいという意見が無かったみたいなので、第四回放送の原案をうpしました。
ストーリー的には殆どのキャラがすでに次の放送後で済みそうな人が多いので、
来襲の金曜日、12月15日に放送という事でどうでしょうか?
禁止エリアについては今回も空白なので、ご意見があればまとめの掲示板にお願いします。
個人的にはI-10、D-01、J-06と端しか思い浮かびませんでした。

前回は1さんが放送原案うpした日の一週間後が放送日だった。
今回もそれでよくね?
875名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 19:59:18 ID:noh3miEC
だからもっとマターリやろうぜ
876名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 20:06:08 ID:JzMaEI3T
放送時期再来週ぐらいにしようぜ

時間に余裕が出来るためSS師が構想を練りに練る

放送時に予約合戦

溢れる没ネタやる気なくすSS師
877名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 20:13:09 ID:9iK94L6a
今回は予約合戦になるほど注目度の高いところがあるか?
ホテル組が人気ありそうだけど以前ほどじゃないし。
八雲、播磨、烏丸と難易度の高い連中は多いけど
878名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 20:14:14 ID:D8f5E3St
練りに練ってない半端な作品をこの時期に投下されても困るけどなw
879『拾い物』 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:31:04 ID:tzJaBMgB

「放送になったら起こしてあげるから……」

三原は眠る八雲が寒くないようにと上着を掛け、頭をリュックの枕に乗せて楽な姿勢を取らせる。
死者に囲まれる中、八雲の静かな寝息で起きる様子が無い事を確かめた三原はゆっくりと動き出した。

間も無く日が落ちてしまう。
暗くなる前にやるべき事をやっておこうと並んで横たわる麻生とサラの遺体に歩み寄る。
血に染まったそれは酷いものだった。
三原はとてもその顔を見れずに輝きを失った目でUZIを拾い上げると肩に掛ける。
麻生の矢を抜いてあげたかったのだが、完全に頭蓋を貫いて後頭部から先端が飛び出したそれを触る気にはとてもなれなかった。
ごめんなさいと心の中で詫びつつ瞼を閉じさせるのが三原に出来る事だった。

「せめて、三人で仲良く眠ってください」

涙ぐみながら離れた位置にあった花井の遺体の腕を組ませ、足を引きずって麻生とサラの横へと運ぶ。
一度洗った制服がまた血と土で汚れてゆき、悲しみも同じように三原の心を染めてゆく。

「天国で……仲良くしてください」

並んで横たわる三人にそれだけを言うと三原は嗚咽して崩れた。
八雲を励まさないと、とずっと堪え続けた涙が次々に溢れてくる。

(どうして!どうして麻生君も花井君も、サラちゃんそしてクラスのみんなが死ななきゃいけないの?)

ほんの一昨日までは死なんて自分達には遠い事だった。
毎日をどうやって楽しく生きようかと友人と話し合って笑っていた。
それが何故壊れてしまったのだろう。
せめて泣き声で八雲を起こさないようにと三原は声を殺して泣き続けた。
その涙が遺体の頬に落ち、まるで一緒に泣いているかのようだった。
880『拾い物』 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:32:14 ID:tzJaBMgB
こんばんわ、三原梢です。私はようやく泣く事を止めました。
悲しい事には変りありませんがほんの少し、本当に少しですが楽になった気がします。
その代わり気が付いた時にはかなり日が沈んでました。
いっそこのまま眠ってしまえたらどんなに楽かと思いますがそういう訳にもいきません。
涙を袖で拭うと私は花井君達のポケットを調べ始めます。
心が痛みますが役に立つ物があれば私達が使うべきなのですから。
花井君達もきっと賛成してくれますよね?
八雲ちゃんの事はよく知りませんがもし起きていたら絶対良い顔はしてくれないでしょう。
今の内に済ませる必要がありました。
それに違う理由もあります。
掌の痛みが段々と酷くなってきました。
何か気の紛れる事をしなければどうにかなってしまいそうです。
花井君、サラちゃんが持っていたのはハンカチやティッシュ程度でした。
さすがにそれを持ってはいけませんのでそのままにしておきます。
どうせ無駄と思いながら最後に麻生君のポケットを調べました。

おや?ここで私の手は止まりました。
制服のポケットに何か固いものの感触があったのです。
取り出してみるとそれは透明な掌サイズのガラス瓶でした。

その瓶には見覚えがありました。
お昼に水浴びしようと私が言い出した後の事です。
三人で薪集めをしている時、麻生君が何かを拾い上げていましたがそれがこの瓶だったと思います。
そういえば麻生君は中身をクンクンして顔をしかめるとすぐポケットに仕舞いました。
その時の私は早く水浴びしようと思って気にしませんでしたし麻生君も何も言ってきませんでしたので今まですっかり忘れていました。
薄暗い中で私は瓶を観察します。
思ったのですがこれは知らない誰かの支給品ではないでしょうか?
ただのゴミにしては綺麗過ぎます、瓶が全く汚れてないのですから。
でも何故かラベルが貼ってないので中身が何なのか解りません。
とりあえず麻生君がしたように匂いを嗅いでみます。
881『拾い物』 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:33:15 ID:tzJaBMgB

……この匂い、ひょっとするとお酒でしょうか?

先生達は何を考えてお酒を支給したのかわかりませんが普段言っている事と正反対です。
私達は未成年なんですよ。
と、いいますが何をかくそう私はお酒を飲んだ経験があります。
友人の冴子と一緒に何度か大騒ぎしました、今となっては良い思い出です。
いけません、思い出すとまた泣いてしまいそうになりました。
とりあえず中身は半分程残っています。
これを飲めば辛い事を忘れられるかもしれません。
冴子の「嫌な気分を吹き飛ばすにはヤッパコレッ!」という声が頭に浮かびました。
量は少ないですが匂いからしてかなり強い酒に思えます、これなら私が酔う分には十分でしょう。

そう思いながら私は瓶を口に近づけていきます。
普段なら誰が口を付けたか分からない飲み物なんて絶対飲みたくありません、でも今はそんな事全然気になりませんでした。
と、そこで私は思い留まりました。
考えれば放送が近いのに酔っ払うなんでできませんね、危ないところでした。
そうだ、アルコールといえば消毒です。
しみるかもしれませんが傷口を洗ってみましょう。
私は傷口に巻いたハンカチの上に恐る恐る瓶の中身を溢しました。
怪我をして消毒薬を付けた事は何度もありますがしみる痛みはちっとも慣れる事ができません。
目を固く閉じて直ぐにくるだろう痛みを覚悟します。

……あれ?全然しみません、それどころか痛みがどんどん消えていくじゃないですか!
気のせいかどん底にあった筈の気分も軽くなっていくようです。
これはスゴイ物を拾いました。
882『拾い物』 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:33:52 ID:tzJaBMgB

ちょっとだけ前向きになった私は三人を埋めてあげる事にしました。
早くしないと冴子の様にカラスがやってくるかもしれません。
でも困りました、埋める道具がありません。
すると私の目に止まったのは麻生君が撃った弾で半分に裂けた小ぶりの樹でした。
ちょっとした思いつきのつもりで板状に裂けたそれを掴みます。
力を込めて引っ張るとベリッと簡単に剥がれてしまいました、きっと腐っていたのかもしれませんね。
それをシャベル代わりにして私は地面を掘り始めました。
不思議です、まるで砂場を掘っているみたいに地面が柔らかくてあっという間にそれなりの穴が出来ました。
きっと雨でも降っていたのですね。
そして麻生君、花井君、サラちゃんをその穴に埋めると両手を合わせて祈ります。

大丈夫、私はみんなの死を無駄にしません。

そう誓って私はお墓を後にしました。
まだ寝ている八雲ちゃんの元へと戻ります。
殆ど動かずに寝息を立てている八雲ちゃんの横に座るとその泣き腫らした目元を見て思います。

さっきは私の不用意な答えでこの子を苦しめてしまいました。
起きた時、八雲ちゃんが何らかの答えを見つけているかもしれませんがまだだった場合、
私は何と言えばいいのでしょうか?
気分は良くなってきたはずなのですがそれだけがまだ浮かびません。
放送を聞いて私も八雲ちゃんもその答えが見つからなかったのなら……

八雲ちゃんを助けるのにお酒の力を借りるべきかもしれません、私って悪い子ですね


まもなく放送です、私は八雲ちゃんを起こす為にそっとその体を揺すりました。

883『拾い物』 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:34:41 ID:tzJaBMgB

【午後 17時55分】

【現在位置:H-03】

【三原梢】
[状態]:左掌に銃創(応急処置済み)、健康? 精神的疲労と自己嫌悪中だが上向きの状態
[道具]:支給品一式(食料2、水3) UZI(サブマシンガン) 9mmパラベラム弾(1発) 謎の小瓶(残量半分、三原はお酒だと思っています)
ベレッタM92(残弾9発) 9ミリ弾198発 エチケットブラシ(鏡付き)
[行動方針] :八雲を起こして放送を聞く。酔っ払って(場合によっては八雲も一緒に)現実逃避しようかという選択肢を考える。
[備考] :ハリーを警戒。結城が心配。 播磨が天王寺、吉田山を殺し刃物を所持していると思っています。

【塚本八雲】
[状態]:精神衰弱、疲労のため睡眠
[道具]:支給品一式*2(食料3、水6)、(弓矢20本、全てゴム。ただし弓はしっかりしてるので普通の矢があれば凶器) 、ドジビロンストラップ
      壊れたボウガン(M-1600、現在一本装填) ボウガンの矢3本(サラのリュックの中) アクション12×50CF(双眼鏡)
[行動方針]:起きたらどうしよう…
[備考]:所持している荷物を天満の形見と認識。弓使用可だが精度に難あり。反主催までは思考の外
884 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 20:38:15 ID:tzJaBMgB
没ネタとして投下した作品について「長過ぎる」「欲張りすぎ」という意見について自分では全く気が付かず申し訳ありませんでした。
「繋ぎ中心」と言われました事について意地になっていたのかもしれません。
今後は他の方の作品を見習って精進いたいと思います。
885名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 20:43:15 ID:FyBhuIwr
乙。

この液体ってノッポのものと似たようなもの・・・なのかな?
886 ◆X7M9O2x/96 :2007/01/04(木) 21:06:11 ID:ckLMfEcL
>>858
乙です
注目の銃撃戦ですね。それにしても円が……

>>884
こちらも乙です
三原の液体がめちゃくちゃ気になります


まとめサイトに修正したの投下しました
指摘のありました部分、誤字脱字などなど修正しました
わりと読みやすくなってると思います
やっぱり深夜投下はダメですね。テンション上がっちゃって碌なこと無いっすよ
887名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 22:37:09 ID:lhW41aww
>>883
乙。

その『謎の小瓶』って、のっぽが持ってたものですか?
それとも、島に偶然落ちてた別の小瓶?
唐突に出てきたんで、よく分からないんですが。

【眠り姫】は50KB超えてるので、やっぱ長すぎるかな。
20KB〜30KBくらいが、リレー小説としては妥当なところ。

それと、繋ぎだってバトルと同じくらい大事な部分なので、
自称批評家の言うことは気にしない方がいいと思う。
888 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 22:47:49 ID:tzJaBMgB
意見ありがとうございます。
瓶の正体はおっしゃる通りのっぽが使った残り、というつもりで書きました。
はっきりと書かなかったのは一つの表現方法、そして他の作者にこれを利用したアイディアを入れる余地を
残すべきではないかと思ったからでした。
はっきりと明記する方向に修正すべきでしょうか?
889 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 22:51:14 ID:tzJaBMgB
追記です。
話には麻生がおかしくなったのは瓶の中身を吸ってしまったのも一因ではないか、という可能性を示す狙いもあります。
後付けもいいところですが。
890名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 22:55:17 ID:COLQBK1Y
つまり、のっぽが八雲を襲った後〜花井・今鳥を襲うまでの徘徊中、例の泉に立ち寄って落としていった物ということかな?
891 ◆.Cb.m05RN. :2007/01/04(木) 23:18:28 ID:tzJaBMgB
>>890
泉そのものには立ち寄っておらず、偶然近くを通った時に落とした物かもしれません。
892名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 23:34:45 ID:ckLMfEcL
>>888
はっきり明記しないほうがいいと思います
893名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 23:38:48 ID:FrV6RzWR
乙・・・・・・なのかな。
でも正直、このいきなりの展開はどうかと思うよ。
まぁ、のっぽが瓶を落とすとかはありえると思うけど、それを麻生が拾ってました〜っていうのはなぁ。
それこそ拾った描写があるならいいけど、「束の間の休息」ではそんな描写ないよね?
ネタで勝負したいなら、既存のフラグをいじるとかして勝負しよう。
ただの繋ぎに無理やり意外性を入れようとするから、どうしても展開ありきって評価が生まれてしまうわけで。
まだリレーSSに慣れない時期は、できることを一つづつこなしていったほうがいいと思うよ。
894名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 23:42:14 ID:+s/FUouP
乙。

例のクスリ、『鎮痛作用』『リミッター解除』『飲む直前に描いたイメージを増幅させる』といった効果があると考えていいのかな?
895名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:09:37 ID:+hTwKjEv
麻薬だな
896名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:19:13 ID:xzZgp4cx
ドラッグネタは諸刃の剣なんだよな
かつてそれで人格崩壊の連鎖が起きて崩壊したロワを俺は知ってる
(まあそこじゃ他にも原因はいくつもあったんでそれだけでってわけじゃないのだが)
今後悪い流れにならないことを祈る
897名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:21:06 ID:kPGCuff9
>>896
詳細きぼんぬ
どこのロワ?
898名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:41:17 ID:+hTwKjEv
まだノッポのドーピングと決まった訳じゃないし
899名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:59:11 ID:UIaicq+R
確かに決まったわけじゃないが、
支給品ではない『謎の小瓶』が無造作に島に落ちているとは考えられないだろう。
900名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:02:39 ID:aJIVSbfD
既存のフラグをいじると言われても……
これまでの作品で、フラグ・設定をうまく利用したなあと思えるのってどれよ
901名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:05:45 ID:+hTwKjEv
>>900
?問題摩り替わって無くないか?
こういう場合は、これまでの作品で、既存のフラグをいじくって悪くなった作品はあるか?と聞くんだ。
902名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:07:31 ID:+hTwKjEv
>>899
ラベルの剥がれたワンカップ大関かもしれんよ
903名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:23:30 ID:P9d7bc/o
てか3人分の穴なんて簡単に掘れないんじゃない?

一人分だって結構キツイと思うんだが…
904名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:32:14 ID:gSTN+18D
>>903
嵯峨野の件もあったからね。

この辺は書き直した方が良さそうだ。
905名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:35:35 ID:lGsMgZtV
シャベルがあったらけっこういけそうだけどね……無いよね
906名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:55:05 ID:aMxbFJ8y
シャベルあってもすんごい時間掛かりそう
つかそこまでして埋めて上げる価値なんてあるのか?
907名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:03:31 ID:vvb4tB7c
>>902
傷にかけてもシミもせず、痛みが消えて、怪力が湧き出るワンカップ大関か。


ね−よwww
908名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:07:11 ID:EJeJRTQD
>>903
確かにそうだな…
口とアソコとケツ。三つの穴なんて簡単に掘れないよ。










反省はしてない
909名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:23:24 ID:jjwlRyxK
人を何とか埋められるサイズの穴をちょうど三つほど掘るバイトをしたことが
あったけど、スコップ使って、三人がかりで一時間半はかかった記憶がある
910名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:24:11 ID:Fl/TA2vz
>>909
そ、その雇い主って・・・
911名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:27:45 ID:jjwlRyxK
いや、生ゴミを埋める穴って言ってたから大丈夫。多分、大丈夫。
912名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 02:57:24 ID:7f8sKVv0
その後、雇い主はあえなく御用となった
913名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 03:04:16 ID:zbt9MzSJ
>>879
乙です。
とりあえず気になった点だけを。上でも指摘されてますが、
左手に怪我を負った状態で、腐りかけの木の板を使って、人間3人分の墓穴を
掘るという描写に無理があるかと思います。時間的にも体力的にも。
もしかするとドラッグによる馬鹿力が示唆されているのかもしれませんが、それでは
道具(木の板)の方が強度持ちません。
914名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 03:22:53 ID:zbt9MzSJ
ああ、上一つ訂正。「腐っていたかも」はハラミの主観でしたね。これは訂正します。
×「腐りかけの木の板」→○「木の板」
915名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 03:40:38 ID:6gFkt4B1
ドラッグて怪力出る…つーよりさ、北斗の拳でいう普段30%しか使ってない肉体の力を無理矢理開放するってことじゃね?
そうすると当然体を壊すことになるんだが(ハイになってる間は気付かないだろうけど)。
916名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 03:54:40 ID:ucu0qZYr
まだドラッグって決まった訳じゃないんでしょ?
多分酔拳的な何かだよ
917名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 04:56:48 ID:nHHitWU/
ハラミには惚れた女がいるんだよきっと
918名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 07:05:18 ID:aMxbFJ8y
まぁこの作品に限っては穴があるわな
まさか穴掘ったせいで穴が出来るとは作者も思ってなかっただろう
烏丸のマサル炎上を発見したという視力8・0超え設定も今考えれば無理があるし
919名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 10:15:54 ID:XviW0NVt
>>883
まぁ実際は、馬鹿力が出たといってもそれはハラミの筋力がもとだからねぇ。
超絶な勢いで三人分の穴なんて掘っちゃったら、筋繊維ズタズタになってもう腕は使い物にならないしねぇ。
麻生が薬を拾ったってコトは、何らかの興味を持ったはずなのに、それが『束の間の休息』の麻生主観の地の文にいちども出てこないしねぇ。

まぁ、色々ともう一回じっくり考えてみた方がいいと思うよ。
920名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 10:23:03 ID:LwffvUdE
>>883
乙です。手の痛みや死んだ者達に対する三原の気持ちはよかったです。しかし、ちと展開が苦しい気がします。
埋めるのではなくて、せめて三人を並べて少しでも綺麗にしてあげる位なら時間的にも大丈夫だと思いますが。
ノッポの薬は今まで全く描写が無いので(番外編ではありますが正史ではないですし)存在自体はいいとは思います。
ただ、今まで道具欄に一切記載されていなかった物を実は持っていましたと出すのはどうでしょうか?
麻生が精神状態に疑問を持ち始めた段階で拾ったから特に意識せず
(状態欄で言えばわざわざ道具欄に記載せず)持っていったと解釈できるとは思いますが。
ちょっと薬物関連は慎重に考察された方がいいかも知れません。

あと、価値観は人それぞれでしょうしあなたが何を書きたいのかは分かりませんが、繋ぎは大切だと思います。
あなたは中盤から新規参入されていくつも作品を書かれましたが、確かにそれは所謂繋ぎがメインでした。
しかし、あなたが繋いだ結果いくつものドラマが生まれたと言えるのではないでしょうか?
もし自分でも大きな出来事を書きたいと思っていらっしゃるならそれは頑張ってくださいとしか言えませんが、
少なくとも私はあなたの創作意欲は素晴らしいと思いますし、キャラの心情がよく描かれていると思うこともしばしばです。
これまでのあなたのSSを評価された方は決して少なくありませんし、私も同じです。
やはり、ご自身が楽しんで書きたい物を書いていくのが一番だと思いますので、
周囲の意見に囚われずにのびのびと書きたい物を書かれてはいかがでしょうか?
リレー特有のフラグの考察や周囲とのバランス取りは大変と思いますが、頑張ってください。
921名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 12:18:26 ID:FS15EADn
今書き手って何人くらいいるんだろ?
もう終盤に入りそうだし新規書き手補充は中々難しいだろうね
S3やIFスレからも、もっと人が来てくれないだろうか
922名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 12:26:22 ID:vqcw5Hw4
今のS3から書き手を呼んだら、それこそ厨展開の嵐になるからやめた方がいい。
間違っても宣伝なんかしに行っちゃいけません!
923名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 12:35:47 ID:vvb4tB7c
やっぱ、実は麻生が拾ってましたと後付けるのは無理があるから、
今回、偶然草むらで見つけた、くらいにしといた方がいいと思う。

それと、何の薬か分からないように描写したいのであれば、明らかな怪力&痛覚麻痺描写はさけた方が無難。
924名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 13:22:08 ID:oXthSfEH
フツーにカップ酒でも、この極限状況で飲んだら
そーとーハイになれそうだよね。
925名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 13:46:52 ID:M9+bPplh
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:::::::: :.: . . /彡ミ゛ヽ;)ヽ、. ::: :
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
・・・汗臭いスレだ・・・。
926名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:18:37 ID:FS15EADn
>>922
そういうことはあっちのサイトじゃ禁止されてるし宣伝する気はないけど
927名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:24:34 ID:FS15EADn
途中で書き込んじまった
>そういうことはあっちのサイトじゃ禁止されてるし宣伝する気はないけど
終盤のことを考えると書き手の補充は重要だと思うんだ
928名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:31:20 ID:+hTwKjEv
>>927
あんまし荒れるような発言は言いたくないんだが、S3はカプ厨含めてろくな書き手いないから。
終盤のことを考えると、わざわざゴミ捨て場から来られても困る。
929名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:38:10 ID:7f8sKVv0
播磨×晶が流行しているS3からSS師が来たら、吐き気で倒れてしまいそうなので勘弁してくだちい
930名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:45:38 ID:vvb4tB7c
というか、意欲ある書き手がこれだけいる現状の一体何が不満なのか?

書き手が足りないなんて寝言は、過疎が酷くなってから言って欲しい
931名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:46:39 ID:FS15EADn
いや、別に携帯は流行ってないだろw
つかここに来ていちいちカプ論なんか唱えるような書き手はいまい
今でもカプがどうこう言ってるのなんて読み手ぐらいだよ
932名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:50:54 ID:7f8sKVv0
>>931
ゲイの二の舞になるって言っているんだよ、わからんやつだなぁ。展開そのものがメチャクチャになるっつうの
書き手不足に固執しているようだが、>>930の言うとおり他のロワを覗いてこいや。
933名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:54:10 ID:1uJg/udc
ここまでフラグ煩雑とした段階にあっていまさら新規募るのもどうかと思うぞ。
第一、人数・質ともに恵まれてるし。

というか書きたくても被って没連続記録更新中するくらいだしw
934名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 14:59:31 ID:aMxbFJ8y
まぁ派閥厨の書き手さんもいたようだけどな
あと読み手にカプ厨がいるのはバレスレがおすすめに入っている以上仕方がない
ただ時々行われる派閥批判みたいなのは正直やめてほしいね
派閥を贔屓する書き手はまだ全然マシ。批判してる奴が一番空気を読めてないことをわかって欲しい
つかそう言う奴がいると書き手もメチャクチャ萎えるだろうに
935名無しさん@お腹いっぱい。
はいはい>>933で結論出てるからこの話は止めましょう。