「さっきから、『我々』だとか『我ら』だとか言っているな。つまり『柱の男』は貴様一人ではないんだな?」
「フフフ…何か企んでいるな」
カーズが嘲る。
「まあいい。答えてやろう。おれを合わせて『三人』いる。名前はワムウとエシディシだ」
ワムウだと!名簿に載ってあったぞ!こいつもこのゲームに参加しているということか!
「感づいたか…そういうことだ。ワムウもゲームに参加しているのだ。これから死ぬおまえにとっては関係ないことだがな」
「フン!何を勝手に決め付けている。死ぬのはおまえだ。最初から決定されていること…」
緊張が高まる…
何とか、何とかだが、スタンドを出せるようにはなった。頭を狙ってやる。
亀の甲羅を陥没させるように、奴の頭を一撃で粉砕させてみよう。
「DIO、おれはな、目的のためには手段を選ばない。どんなに卑怯であろうが、どんな手を使おうが最終的に」
再び、刃が激しく輝いた。一瞬の動きを見逃さないため目を見開いていたDIOはこの光にまたもや視力を奪われる。
「勝てばよかろうなのだァァァァッ!」
カーズがダイナマイトを投げ爆風をさけるため飛びのく。人間や吸血鬼では到底出せそうにない速度で、ダイナマイトが迫る。
おのれッ!見えん!
「無駄アァ!」
ザ・ワールドが繰り出した拳はただ空を切っただけだった。
クソッ!
ダイナマイトがDIOの体に当たった。
このDIOを!『コケ』にしやがってェェェェェ!!
ダイナマイトが轟音と共に爆は
「『世界』!時よ止まれェェェェェ!」
〜〜〜〜〜
カーズは己の目を疑った。ダイナマイトがDIOに当たった瞬間消えた。
「ばかなッ」
カーズは腹に違和感を感じた。素早く視線を自身の腹へと移す。
刺さっていた。DIOにぶち当てたはずのダイナマイトが全て、バースデーケーキのローソクのようにカーズの腹に突き刺さっていた。
そしてダイナマイトが爆発する。
「BAAHHHOHHHHHーーー!」
カーズは再び『民家』の中へと突っ込んでいった。
『民家』の中で、爆発の炎に身を焼かれながらも、負傷した肉体はしだいに回復しつつあった。
この程度では『柱の男』は殺せない。
そうこの程度では、だが、カーズのデイパックの中にある残り34本のダイナマイトが『一気に』『全て』爆発すればどうか?
「は!デイパックに炎がッ!」
六本のダイナマイトはカーズの体だけを燃やしたのではない。デイパックをも燃やしたのだ。
「早くッ逃げなければッ」
しかしカーズの体が動ける程に回復するまで、まだいくらか時間がかかる。
「だッだめか!動けん!逃れられんッ!」
炸裂する34本のダイナマイト、吹き飛ぶカーズの体。
凄まじい爆発によって、『民家』が倒壊する。
カーズの体は炎に包まれ木材が何本も、何本も突き刺さる。
〜〜〜〜〜
ナランチャが二つの光点目指して、歩いていた時、耳をつんざく轟音と恐ろしく明るい閃光を確認した。
爆発によって生じた膨大な量の二酸化炭素によってレーダーが使い物にならなくなり、ナランチャは慎重に、用心深く移動した。
結果、倒壊した『民家』を発見したのは、爆発からかなりの時間が経ったころだった。
ナランチャはショックを受けていた。
やはりここであったのは戦闘だ。『助け合い』なんかじゃなかった。
『全員殺す決意』をしなくてはならないのだろうか。
ふいにナランチャの背後から物音がした。
反射的に振り返る。
妙な形の物がある。まず木材ではないだろう。いや、物ではなかった。それはかすかだが動いている。なんとかしてナランチャに近づこうとしている。
ナランチャは何かわけのわからない恐怖に取り付かれ、身を強張らせる。
「に……ん……げ……ん……動く…な」
喋った!少しずつ近づいてくる。
「ち…近寄るな…来るんじゃねえよ……」
逃げればいいのだが、恐怖で足が竦み動けない。
何だよこいつ!何で生きてんだよ!
『こいつ』がナランチャの足に触れる。
「痛えッ!」
こいつに触られただけでナランチャの足は出血してしまった。傷はかなり深い。
しかしナランチャは痛みによって恐怖を忘れ、
「てめえ何しやがるッエアロスミスッ」
『エアロスミス』の機銃で『こいつ』を上から下まで撃ちまくる。
『こいつ』は散々に撃たれまもなく完全に動かなくなってしまった。
こいつはこんなボロボロになっても俺を殺そうとしてきやがった。こいつはゲームに乗っていたんだ。
そして当然だがこいつをここまで痛めつけた野郎、そいつもまたゲームに乗っている。
この一連の出来事でナランチャは確信する。やはりしなくてはならないのは『全員殺す決意』だ。
このゲームは馴れ合いなんかじゃねえ。本当に殺し合いだ。殺すことがルールであり正しいことなんだ。
今までは迷っていたけど、もう迷わない。殺ると言ったら殺る!ブチャラティだろうがジョルノだろうがトリッシュだろうが関係ねえッ!
『絶対に生き残ってやる』どんな手を使っても!
ナランチャの目はもう涙で濡れてはいない。その目には『全員殺す』という頑強な意志の炎が宿っていた。
〜〜〜〜〜
生き残ったのはこのDIOだ。つまり勝ったのもこのDIOだ。
しかし!くそッ何だこの敗北感はッ
「時止めを使ってしまった…使わんと宣言したにもかかわらずだッ!」
このDIOは帝王としてまだまだ未熟だと言うのか……
DIOはカーズとの戦いに『勝った』後、戦闘の騒ぎを聞きつけた参加者から身を隠すため、カーズから受けた負傷を癒すため
その場から離れた所にある屋敷に身を潜めていた。
DIOは思考する。
このままではこのDIOは誇りを失ったままだ。誇りを失ったままおめおめと生きていくわけにはいかん。それだけはだめだ。
どうすれば帝王に返り咲くことができる?
誇りを取り戻すには、やはり一つしかない。『柱の男』の肉体を『手に入れる』。どんな手段を使ってでも絶対に!
「たしか『ワムウ』だったな。確実にそいつを探し出す!」
こうしてDIOは自分にこう誓いを立てた。
『必ず柱の男の肉体を手に入れると!』
『そしてこのDIOの行動が気に入らずオレの行動をことごとく邪魔するジョースターの血統!
貴様らも確実に見つけ出し始末してやる』
『どこか安全な所でこのゲームを眺めているアラキも決して許さないッ!』
『どいつもこいつも!有罪だ!』
くそ田舎者どもッ!オレは必ず世界の頂点に立ってみせる!
そしてオレを邪魔するヤツらは帝王の座を蹴り落とされる事よりもっと屈辱的に『誇り』を切り裂いて地面の上にはいつくばらしてやるぜッ!
【吉良吉影の家(C-08)/1日目/早朝(4時ごろ)】
【DIO 】
[スタンド]:『ザ・ワールド』
[時間軸]:ポルナレフ達対ヴァニラ・アイスの直前
[状態]:カーズに養分を吸い取られ重傷
[装備]:
[道具]:支給品一式
[思考・状況] 1:身を潜めて体力を回復させる
2:ワムウを探す
3:ジョースター家の連中を始末する
4:柱の男の肉体を手に入れる
5:優勝してアラキを始末する
【別荘地帯(C-08)/1日目/早朝(4時ごろ)】
【ナランチャ 】
[スタンド]:『エアロ・スミス』
[時間軸]:ヴェネチア入り後
[状態]:足首負傷、左肩負傷
[装備]:ヌンチャク
[道具]:支給品一式 ・拾ったガラスの破片
[思考・状況] 1:ブチャラティ達だろうと誰だろうと会ったらブッ殺す! (前よりも強く決意)
2:どんな手を使おうと絶対に生き延びる
3:アバッキオとミスタ、フーゴは荒木にあっさりと殺されたと思っているために荒木を倒そうとは今は思っていない
[備考]二酸化炭素が大量に発生したため(C-08)ではしばらくレーダーは使えません
【カーズ 死亡】
【残り45人】
カーズ死亡と言う番狂わせに最大級の敬意を表するぜ
乙
柱の男の攻撃ってスタンドに有効だったっけ?
DIOの弱弱しさに衝撃をうけた
策の勝利だな。まさかこんな手で柱の男を倒すとは読めなかった。
そういや柱の男にもっとも有効であろう攻撃持つ方は……ヴァニラ・アイス死亡!
虹村億泰負傷!
吉良が家に帰ってきた時どう反応するかが見ものだな
結局カーズ様にトドメ刺したのがナランチャという大金星に
今日一日休みで良かった…
完成。修正した方が良い等あったら投下後にお願いします。
(ちょっと……この人歩くのが早すぎるよ……僕が二人分荷物持ってるってわかってないでしょ)
ドッピオは半泣きになりながらもエルメェスに付いて行く。
素姓を隠すために能力は見せられない。
そのせいか完璧にナメられている……荷物運びどころか下手したら弾除けに使われそうだ。
「おい、もっとキビキビ歩きなよ」
ホントに容赦ない。
(荷物を持たされるのはわかるよ。でも女の人って普通もっと気ぃ使うもんじゃあないかなぁ?)
二人は片やスイスイ片やゼェゼェの状態で歩いていた。やけに静かだ。
辺りに次第に霧が立ち込めて来た。
(あれ……何かやけに疲れてきたぞ……さっきより荷物重くないか?)
妙である。確かにドッピオは二人分の荷物を運ばされていた。
だがそれにしてもこうまでいきなり疲れるだろうか?
だがドッピオは振り向いたエルメェスとの会話で自分の身に起きた事象に気付く。
「おいッ!お前もっと……ってお前それは何だぁぁぁぁッ!」
「エ、エ、エルメェスさんも何なんですかそれはぁぁぁぁッ!」
二人は絶叫した。無理もない。二人は共に一気に数十歳分も年老いた姿になっていたからだ。
「これは……スタンド攻撃かッ?バカなぁぁぁぁぁ!どこからどんな攻撃されているんだッ?」
エルメェスは慌てふためいた。人間、正体がわからない物には畏怖の念を抱く物だ。
しかしドッピオは違った。
(以前ボスに読ませてもらった組織の構成員の一覧……暗殺チームの中に老化させる能力を持ったスタンド使いがいたはず……)
どうやら思い当たる節がある様だ。
ドッピオはそのスタンドの詳細を必死に思い出そうとする。
(ええっと……そうだ。霧に触れたら年老いる能力だったはず!)
「エルメェスさん!とりあえずそこの建物に隠れましょう!」
二人は民家に逃げ込んだ。依然ピンチは続くがこのまま外で霧に触れ続けるよりはマシだ。
「今民家に入った二人組よ。出て来い!隠れたところでザ・グレイトフル・デッドからは逃れられんぞッ!」
外に誰かいる様だ……ドッピオはボスからの電話を待つもかかってこない。
するとエルメェスが口を開く。
「お前はここに隠れてろ。あたしが奴をブッ殺してくる!」
そう言い残すとエルメェスはドッピオが何か言おうとするのを無視して民家を飛び出した。
(ボス何やってるんだよぉ……このままじゃ僕ら死んじゃうよ)
とその時、ようやくボスから電話がかかってきた。
「とおるるるるるぅん。電話はどこだ?とおるるるるるぅん。あッこんなところに!最近の電話は小型化されてるなぁ」
ドッピオは転がっていた鉛筆を拾うと話始めた。
「はいもしもし、こちらドッピオ。ボスどうしてすぐに……」
『エルメェスのいるところで掛けるわけには行かなかったからな……
それよりも落ち着くのだドッピオ。奴を殺さないで逃げてもエルメェスという味方がいなくなってしまう……能力の一部しか使えないお前ではいずれ死んでしまうだろう』
「でもボス!今殺しに行ったらエルメェスにスタンドが使えるのが……」
『話は最後まで聞くのだドッピオ。攻撃するといってもただ攻撃するのではない。
今戦いに行ったエルメェスとやらもさすがに何らかのダメージを負わせるだろう……
エルメェスが倒せば問題ない……が、もし倒せなかった場合、意識が無い様なら一気に奴に近付け。良いか。2mだ。そこまで近付いたら私が行く』
「わかりました。2mですね……」
一方のエルメェスは既に相手との戦いに入っていた。
「お前ぇぇ!この能力を解け!解くなら特別に半殺しで許してやるッ!だが解かないのなら殺してやるッ!」
「お前……何か勘違いしちゃいないか?優位に立っているのも、命令をするのも、そして勝つのもオレだ!断じてお前ではないッ!」
次第にエルメェスは老いていく。この様子だと死ぬのにもそう時間はかからないだろう。
と、エルメェスは足下に落ちていた石を持てる力の限り投げた……が、見当外れの方向に飛んで行きプロシュートの後方に落ちた。
「おいおい、どこに投げてんだ?第一スタンド使いをそんなんで倒せると思ってんのか?」
「いや……これで良いんだ!」
するとエルメェスは手元に持っていた石から……いつの間に貼っていたのだろうか?貼られているシールを剥がした。
するとプロシュートの背後に転がっていた石がプロシュートの脇腹を抉りながらエルメェスの手元に戻ってきた。
「ぐおぉぉぉ……テメェ何をしたぁ……」
「『キッス』……」
エルメェスのスタンド『キッス』の能力だった。
シールを貼った物を二つに増やし、シールを剥がすとその物を破壊しながら元に戻ろうとする。それが『キッス』の能力。
「ほらまだ行くぞ!」
今度はガラスの破片を投げる。またもコントロールが逸れるもののそれはエルメェスの狙い通り。
地面でガラスが割れる。と同時にエルメェスはシールを剥がす。
エルメェスとガラスの直線上にいるプロシュートを寸分違わぬ精度でガラスの破片が襲う。
断末魔の叫びも挙げずプロシュートはその場に倒れた。能力も解除された様だ。老化が止まり元通りになる。
「お〜い出て来て良いぞ」
(スゴい……一人で倒してしまった)
エルメェスとドッピオはプロシュートに近付く。
死んではいないが意識は無い様だ。
(どうする……?)
エルメェスは考えた末、殺しはしないが二度と追って来ない様にきっちり半殺しにする事に決めた。
しかし、エルメェスが一歩近付き殴ろうとする瞬間、意識を失っていたはずのプロシュートが彼女に抱き付く。
「なッ!」
「直触りは早いんだぜぇぇぇぇ……」
能力解除もこのため……全ては罠だったのだ。
エルメェスは一気に見るも無惨な姿になる。気も失ってしまった様だ。
「なかなか手強かったが……終わりだ。死ねッ!」
「いや、死ぬのはお前だ」
プロシュートはいきなり横合いから蹴り飛ばされる。
(何だ……何が……しまった動けねぇ)
「一応そいつを殺されてはまだ困るのでな」
声のする方を見てプロシュートは度肝を抜かされた。
さっきまでそこにいたはずのひ弱そうな少年……
今はもうその面影もない。どこから見ても修羅場をくぐってきた男の姿にしか見えなくなっていた。
「お前……一体何者なんだ……」
先の蹴りで動けなくなった彼に非情な言葉が続けられる。
「これから死に行くお前には関係ない事だよプロシュート……あの世で他の暗殺チームの仲間と仲良くするんだな」
(ギアッチョすまねぇ……しくじった……オレはここまでの様だぜ……)
ディアボロの『キング・クリムゾン』の一撃が振り下ろされ無慈悲にプロシュートの頭を砕く。
プロシュートはまたもボスの正体に辿り着く事は出来なかった……
「うっ……ここは?」
「あ、エルメェスさん気がつきましたか?」
エルメェスが気がつくとそこはドッピオと出会った公衆電話の前だった。
「隙を見て逃げてきたんです。上手く逃げ切りましたよ」
(アイツを出し抜いて逃げただと?)
エルメェスは言い知れぬ不思議な感覚に襲われる。
だが自分がこの少年に助けられたのは事実なのだ。礼を言わなくてはならない。
「その……何だ?助けてくれてありがとうよ」
「いやいやいや!そんな。一緒に行動してる仲間として助けただけですから!ホントに」
エルメェスは知らない。ドッピオ自身の支給品の中にプロシュートから奪った拳銃と食料が入っている事を。
もちろん、そのプロシュートが既に亡き者になっていて、彼を殺したのが今傍らにいる少年のもう一つの素顔の仕業である事など知るよしもない。
「ほらッ!行くぞ」
「ああッ!ちょっと待って下さいよ〜」
こうして絶望の夜明けが少しずつ近付く……
【公衆電話前(D-05)/一日目/黎明】
【ディアボロ・ドッピオ】
[スタンド]:『キングクリムゾン』
[状態]:ほぼ無傷/疲弊
[装備]:DIO様の投げナイフ(拳銃をしまう際に確認)
ミスタの拳銃、これはプロシュートから奪った物
[道具]:支給品×2、またプロシュートの支給品から食料等をゲット
[思考・状況]
1)まさかエルメェスの奴起きてなかったろうな?
2)プロシュートから支給品を奪ったのは黙っておくのだドッピオよ
【エルメェス・コステロ】
[スタンド]:『キッス』
[状態]:ほぼ無傷/疲弊
[装備]:ライフル
[道具]:ドル紙幣等に加え、大量の石ころ
[思考・状況]
1)どうやってアイツから逃げたんだ……?
2)ドッピオ……コイツまさか……考え過ぎか
【プロシュート】
[スタンド]:『ザ・グレイトフル・デッド』
[状態]:死亡
補足・一応同じ座標内にいますがプロシュートの死体とエルメェス達はかなり距離があります。
これもまたグッド!
乙
_,..(((((////彡>川//彡ミ
彡三ミミヽ川///////彡三ミ、 フン!
巛巛,r‐-,_川川川//彡ミリリ くだらんなあ〜〜〜 名前 カーズ
))))ゞニイ○i'⌒i―_'',.フミ/リリ ロワでの活躍なんて
彡彡: : :l `゙´i`''´ ̄ ////川 なあ〜〜〜〜〜〜っ 愛称 考えるのをやめた人
彡!\ : :l : : ノ: ノ;.:-'"i川川川
川代't、 l川::( _」..-‐ニヾ川リ このカーズの目的は 能力名 光の流法
川|| `'`゙ヺ7三::∠'三'ブ゙巛リ あくまでも「赤石」!
川ll| ///'´ ):::.... 川ヽ あくまでも
川 || レ | : : : ヾミヽ 「究極生物」になること!!
川,.-! ヾ゙_フ rヾミヽ
--!;::::! r-_-_-_-;ノ _!::::ヾミヽ DIOやナランチャのような
:::::))'''! (''ー‐'''/ i゙::::::ヾ''''´ヾリ 皆殺しキャラになるつもりもなければ
ゞ‐'゙川| 「""゙´ ,..ゞニノ /彡 スタンド使いでもない…
川川川i、ゞ _,.-'´,.. --- 、 _ヾヾ どんな手を使おうが…
`'ー-、、_ノ二ニ´´ ̄二二二ニ_巛 ……最終的に…
登場部<第二部 戦闘潮流>
「それぞれの決意」に登場。DIOと対峙し、自分の餌分際で帝王と名乗るDIOを嘲笑。
種族としての身体能力の差で彼を圧倒し、支給品のダイナマイトで吹き飛ばそうとするも、
「世界」の時止めにより逆に爆発の餌食となってしまう。そして、虫の息で葛藤中のナランチャを吸血しようとするも
この状態で勝てるわけも無く返り討ちにあって死亡。ナランチャがマーダー化する「覚悟」するきっかけになる。
AAの「…最終的に…」の後の台詞は読者の皆さんで創造していただきたい。
ちなみに彼に足フェチ疑惑があるのは、もはや暗黙の了解である。
乙雅三
とりあえずこんな感じです。
プロシュートとギアッチョのどっちと戦わせるか悩んだんですが逆転に継ぐ逆転ならプロシュートかなぁって。
ミスタの時もそんな感じだったし。
支給品の当たり外れも、ロワの醍醐味とはいえ、ダイナマイト40本とは豪快だな。
ダイナマイト一本程度じゃ、柱の男は腹の中で爆発しても「ドモン!」で済むからそれくらいは必要だったんだろうが。
しかしいざワムウかエシディシの首を飛ばすことに成功しても首輪のせいでボディ変更ができないとかなったら笑える。
DIOの状態表によると支給品一式持ってるけど、これはOPで捨てた鞄は関係なくてカーズの鞄を持ってるてことでいいんだよね?
>>878 あの大爆発でカーズ様の支給品は吹き飛んでるんじゃないか?
辷-三{}ニ/ _ -‐ ニ..,,_‐- `,>`'<_ニ,,二,,_―_\
` ̄r┴_'゙ _/ / /´ ´"'' -ニ__\
、__ _厂r‐''" ,.ニ、= ...__ _= / `ヽ.ヽ 名前 プロシュート
ー「7''" ̄/ ヽ ̄´´""''''ー、f _,/ ', j}
_ニ|/'-、/ ー-、 ヽーー---/´ {ー-===._-、 ,. V 愛称 プロシュート兄貴
7堰@ヽ (乙入 ヽ_,..r''′ ヽ._ \ヽ、 / |
__(/、 一ヘ く 、⊥エェ_,_ヽ. `く´ ノ | 能力名 ザ・グレイトフル・デッド
ニイ、)ー-、/〉 {/ /´ >,`‐゚‐' Y,`-イ ′ ノ|
{ ミ:ー_人_,/〕ヽ / '゙ _^ニ=、′!、 / j
∨厂 ,/ } | ´"/´´¨ !ヽ,∠ニ=ァ'
ノ,/ /′ l | i{ 「ージヌー
/ :! U ! ヾ ',゙`'/`
{ U | ,. ''" V
,l ! | /´ >
/ ト、 { `ーニ ̄_ ィ´
、 / l \ ー=_:::ニニ,二,⌒ン
\ /! \ 、``ー-ニィ/
\ 〈 ヽ. \ `ー- 、.ノ 『まさかのまさかボス自身に殺された』
\ } `丶、 \ / なら使ってもいいッ!
\,,ノ `>、ヽ、 _/
,r''__\_ /ヽ ` ̄ ̄
//(9}/::ヽ /::::::ヽ.._... --┐
登場部<第五部 黄金の旋風>
『「老い』の超越者」から登場。ストレィツオに襲撃され戦闘をするが、老化させる「グレイトフルでっど」と
老化しない「吸血鬼」は相性最悪で、後一歩のところまで追い詰められる。しかしギアッチョの助けにより
何とか勝利。トリッシュやジョルノ達の存在を知り、分散して捜索を開始する。
その後、「ドッピオ、兄貴と戦う」でエルメェスとドッピオに攻撃を仕掛け、エルメェスのキッスの能力でまたもピンチとなるが、
油断した彼女に触れ老化を急速させ、後一歩で倒そうとするも、正体を現したディアボロの攻撃を受け倒された。
彼の「覚悟」溢れる生き様には熱狂的なファンが多くいて、ジョジョのパロディーを多用するギャグ漫画、
『太臓もて王サーガ』の人気投票では、一人で100票も彼に入れた覚悟ある信者もいた。
× グレイトフルでっど
○ グレイトフルデッド
まとめの人修正お願いしますorz
× ボス自身
○ ボス本人
急いで作っちゃったからな・・・すいません。
概ね好評のようでホッとしました、エニグマとかNG食らうと思ったんだが
卿<エニグマ出したのは『髪』『紙』『神』で言葉遊びしたかっただけなんだがね トェェェイ
>>822 鎧の事を途中まで失念してたツケが…他にも一箇所滅茶苦茶萎える誤字を見つけたのでまとめて修正
>>815 >「変わった格好してるわよね、あなた……『コスプレ』っていうの? 『騎士(ナイト)』気取りは結構だけれど、
を
>「変わった喋り方してるわよね、あなた……いつの時代の人のつもり? 『騎士(ナイト)』気取りは結構だけれど、
に
>>816 >「ふざけるんじゃあねーわよッ! あんたのその格好の方がよっぽど時代錯誤で笑えるっていうのよッ! ウスラボゲッ! 殺してやるわッ!」
を
>「ふざけるんじゃあねーわよッ! あんたのその口調の方がよっぽど時代錯誤で笑えるっていうのよッ! ウスラボゲッ! 殺してやるわッ!」
に
>>817 > 破片と共に店内の床へと落下する。剣を離さずにいられたのは、殆ど奇跡にに近い。いや、それこそが『幸運』と言えるのか。
を
> 破片と共に店内の床へと落下する。剣を離さずにいられたのは、殆ど奇跡に近い。いや、それこそが『幸運』と言えるのか。
に
それぞれ修正、お願い致します。>まとめさん
尻<あ…ありのまま おれがSSを投下してから更に二人連続で大物死亡
な なにを(ry
「戦っていたのはカーズじゃあねえ――ッ影武者だッ!!」だとか「ブチャラティを突き落としたんだねッ!」だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいロワの無情を味わったぜ…乙
ブラフォードさんが死んだのは悲しい
せっかくジョナサン共闘フラグ立ってるのに
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
>>885 ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ 逆に考えるんだ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:}
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ 「もしかしたらタルカスが
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 人間の魂を取り戻すかもしれない」
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ と考えるんだ。
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
プロシュート大物か?カーズと比べちゃうと……
まぁ好きなキャラだし書いててどう逆転さすかなとかね。
ぶっちゃけ初期構想はエルメェスが死んでその間にドッピオ逃走予定だったが、ボスの正体は生半可な実力じゃわからないのだよってしたかったんでね。
兄貴の髪型を一瞬だけ普通の髪型と思ってしまった俺は負け組。
ペッシと比べたら普通だが。
そろそろスレの容量が少なくなってきたね。
次スレ立てるなら、投下用と感想用を分けるって話も出てたけどどうする?
分けても十分やっていけるだけの投下量はあると思うけど。
普通に分割で良いと思われる
やっていけるどころか、トップクラスの投下量だと思うぞ
マップが……参加者や死体、爆発痕などを記載したマップが……欲しいです……!
登場キャラも出揃い、それぞれの位置関係などは物語全体に大きな影響を与えます。
それらの把握のためにも、現在地入りのマップは必要不可欠なのですが、…僕では作れません…
どなたか……『力』を持つどなたかよ……どうかその『力』を我々にッ!!
地図は書き方難しいと思うけど、
文章なら簡単だと思うよ。
最終登場話数 キャラ名 最終登場時間帯 場所
〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜〜〜 〜〜
といった感じの表とかね
もう1スレ様子を見るべきだ。それでも勢いが衰えないなら本物だろう。
>>887 人気だけで言えば、ジョジョの悪役中ではトップクラスなイメージがある。
>>880 そうですね。失念していました。
【吉良吉影の家(C-08)/1日目/早朝(4時ごろ)】
【DIO 】
[スタンド]:『ザ・ワールド』
[時間軸]:ポルナレフ達対ヴァニラ・アイスの直前
[状態]:カーズに養分を吸い取られ重傷
[装備]:
[道具]:
[思考・状況] 1:身を潜めて体力を回復させる
2:ワムウを探す
3:ジョースター家の連中を始末する
4:柱の男の肉体を手に入れる
5:優勝してアラキを始末する
まとめさん修正お願いします。
W兄貴&ドッピオ書いた人への要望
キンクリでプロシュートがやられた流れがあまりにもあっさり過ぎかなと思った
ここ読んでる人は当然みんなキンクリの能力を知っているわけだが、
小説単体で読んでも意味がわかる程度にもうちょっと描写をがんばって欲しい。
後半ちょっと急ぎ足名ことを除けばストーリー展開はとてもよいと思った。
意見を受けて修正の方向に。
キャラごとの支給品リストをまとめてみた。
足りないところがあったら、補足お願い。
花京院典明:アーミーナイフ
リゾット・ネェロ:ハリセン
噴上裕也:不明
リキエル:不明
ジョンガリ・A:テキーラ酒
プロシュート:ミスタの拳銃
ギアッチョ:不明
ディアボロ:不明
エルメェス・コステロ:ライフル
ナランチャ・ギルガ:ヌンチャク
ロバート・E・O・スピードワゴン:ベレッタ
セッコ:不明
東方仗助:不明
エンリコ・プッチ神父:不明
吉良吉影:美奈子さんの手
ワムウ:手榴弾
空条承太郎:不明
虹村形兆:乗用車
タルカス:吸血馬&チャリオット
ジャン・ピエール・ポルナレフ:不明
ジョルノ・ジョバァーナ:露伴のバイク
ナルシソ・アナスイ:吉良の腕時計
ジョージ・ジョースター:狙撃銃
ホル・ホース:ライター
ブローノ・ブチャラティ:フォーク
ヌ・ミキタカゾ・ンシ:ポケットティッシュ
ジョセフ・ジョースター:不明
空条徐倫:自動式拳銃
ミドラー:角砂糖
ダイアー:不明
ウィル・A・ツェペリ:アメリカンクラッカー
リサリサ:ショットグラス
ペット・ショップ:不明
虹村億泰:閃光弾
モハメド・アブドゥル:不明
トリッシュ・ウナ:トニオノのプリン
シーザー・アントニオ・ツェペリ:不明
ジョナサン・ジョースター:アイアンボーガン
シュトロハイム:不明
岸辺露伴:ココ・ジャンボ
ヴァニラ・アイス:不明
F.F:不明
イギー:不明
広瀬康一:シャボン液
ブラフォード:PLUCKの剣
山岸由花子:大型スレッジ・ハンマー
DIO:不明
カーズ:ダイナマイト(40本)
ウェザー・リポート:不明
>>900見てて思ったのだが、用途の無いハズレアイテムが多いな。
使い方が難しい物や、ヌンチャクなど火力に劣るアイテムなどはまだ良いとしても、
吉良の時計、角砂糖、ティッシュ、ハリセンなんかは何のために出したのか理解に苦しむ。
プチャラティとミキタカの作者とか、一気にハズレを2個作ったうえ、作品も直書き投下みたいだったから、
荒らしと紙一重なんじゃないの?
支給品を開けたが、明らかにハズレアイテムだった。
「糞ッ、なんだこりゃ!?」
そう言ってそれを投げ捨てた。
こういう使い方だけはホント勘弁してくれ。
「いい支給品が思いつかないよ〜」とかでやってるのだろうか?
それなら支給品のままにして置けよ。きっと他の人がもっといいアイディアを出してくれるから。
無駄に支給品枠を食いつぶすな。
(ちょっと……この人歩くのが早すぎるよ……僕が二人分荷物持ってるってわかってないでしょ)
ドッピオは半泣きになりながらもエルメェスに付いて行く。
素姓を隠すために能力は見せられない。
そのせいか完璧にナメられている……荷物運びどころか下手したら弾除けに使われそうだ。
「おい、もっとキビキビ歩きなよ」
ホントに容赦ない。
(荷物を持たされるのはわかるよ。でも女の人って普通もっと気ぃ使うもんじゃあないかなぁ?)
二人は片やスイスイ片やゼェゼェの状態で歩いていた。やけに静かだ。
辺りに次第に霧が立ち込めて来た。
(あれ……何かやけに疲れてきたぞ……さっきより荷物重くないか?)
妙である。確かにドッピオは二人分の荷物を運ばされていた。
だがそれにしてもこうまでいきなり疲れるだろうか?
だがドッピオは振り向いたエルメェスとの会話で自分の身に起きた事象に気付く。
「おいッ!お前もっと……ってお前それは何だぁぁぁぁッ!」
「エ、エ、エルメェスさんも何なんですかそれはぁぁぁぁッ!」
二人は絶叫した。無理もない。二人は共に一気に数十歳分も年老いた姿になっていたからだ。
「これは……スタンド攻撃かッ?バカなぁぁぁぁぁ!どこからどんな攻撃されているんだッ?」
エルメェスは慌てふためいた。人間、正体がわからない物には畏怖の念を抱く物だ。
しかしドッピオは違った。
(以前ボスに読ませてもらった組織の構成員の一覧……暗殺チームの中に老化させる能力を持ったスタンド使いがいたはず……)
どうやら思い当たる節がある様だ。
ドッピオはそのスタンドの詳細を必死に思い出そうとする。
(ええっと……そうだ。霧に触れたら年老いる能力だったはず!)
「エルメェスさん!とりあえずそこの建物に隠れましょう!」
二人は民家に逃げ込んだ。依然ピンチは続くがこのまま外で霧に触れ続けるよりはマシだ。
「今民家に入った二人組よ。出て来い!隠れたところでザ・グレイトフル・デッドからは逃れられんぞッ!」
外に誰かいる様だ……ドッピオはボスからの電話を待つもかかってこない。
するとエルメェスが口を開く。
「お前はここに隠れてろ。あたしが奴をブッ殺してくる!」
そう言い残すとエルメェスはドッピオが何か言おうとするのを無視して民家を飛び出した。
ハズレが多い中でカーズのダイナマイト沢山が飛び抜けてるな
(ボス何やってるんだよぉ……このままじゃ僕ら死んじゃうよ)
とその時、ようやくボスから電話がかかってきた。
「とおるるるるるぅん。電話はどこだ?とおるるるるるぅん。あッこんなところに!最近の電話は小型化されてるなぁ」
ドッピオは転がっていた鉛筆を拾うと話始めた。
「はいもしもし、こちらドッピオ。ボスどうしてすぐに……」
『エルメェスのいるところで掛けるわけには行かなかったからな……
それよりも落ち着くのだドッピオ。奴を殺さないで逃げてもエルメェスという味方がいなくなってしまう……能力の一部しか使えないお前ではいずれ死んでしまうだろう』
「でもボス!今殺しに行ったらエルメェスにスタンドが使えるのが……」
『話は最後まで聞くのだドッピオ。攻撃するといってもただ攻撃するのではない。
今戦いに行ったエルメェスとやらもさすがに何らかのダメージを負わせるだろう……
エルメェスが倒せば問題ない……が、もし倒せなかった場合、意識が無い様なら一気に奴に近付け。良いか。2mだ。そこまで近付いたら私が行く』
「わかりました。2mですね……」
一方のエルメェスは既に相手との戦いに入っていた。
「お前ぇぇ!この能力を解け!解くなら特別に半殺しで許してやるッ!だが解かないのなら殺してやるッ!」
「お前……何か勘違いしちゃいないか?優位に立っているのも、命令をするのもオレだ。断じてお前ではないッ!」
次第にエルメェスは老いていく。この様子だと死ぬのにもそう時間はかからないだろう。
と、エルメェスは足下に落ちていた石を持てる力の限り投げた……が、見当外れの方向に飛んで行きプロシュートの後方に落ちた。
「どこに投げてんだ?第一スタンド使いをそんなんで倒せると思ってんのか?」
「いや……これで良いんだ!」
するとエルメェスは手元に持っていた石から……いつの間に貼っていたのだろうか?貼られているシールを剥がした。
するとプロシュートの背後に転がっていた石がプロシュートの脇腹を抉りながらエルメェスの手元に戻ってきた。
「ぐおぉぉぉ……テメェ何をしたぁ……」
「『キッス』……」
エルメェスのスタンド『キッス』の能力だった。
シールを貼った物を二つに増やし、シールを剥がすとその物を破壊しながら元に戻ろうとする。それが『キッス』の能力。
「ほらまだ行くぞ!」
今度はガラスの破片を投げる。またもコントロールが逸れるもののそれはエルメェスの狙い通り。
地面でガラスが割れる。と同時にエルメェスはシールを剥がす。
エルメェスとガラスの直線上にいるプロシュートを寸分違わぬ精度でガラスの破片が襲う。
断末魔の叫びも挙げずプロシュートはその場に倒れた。能力も解除された様だ。老化が止まり元通りになる。
「お〜い出て来て良いぞ」
(スゴい……結局一人で倒してしまった)
エルメェスとドッピオはプロシュートに近付く。
死んではいないが意識は無い様だ。
(どうする……?)
エルメェスは考えた末、殺しはしないが二度と追って来ない様にきっちり半殺しにする事に決めた。
しかし、エルメェスが一歩近付き殴ろうとする瞬間、意識を失っていたはずのプロシュートが彼女に抱き付く。
「なッ!」
「直触りは早いんだぜぇぇぇぇ……」
能力解除もこのため……全ては罠だったのだ。
エルメェスは一気に見るも無惨な姿になる。気も失ってしまった様だ。
「なかなか手強かったが……終わりだ。死ねッ!」
「いや、死ぬのはお前だよプロシュート……」
プロシュートはいきなり横合いから蹴り飛ばされる。
(なッ何だ……しまった動けねぇ…)
「一応そいつを殺されてはまだ困るのでな」
声のする方を見てプロシュートは度肝を抜かされた。
さっきまでそこにいたはずのひ弱そうな少年……
今はもうその面影もない。どこから見ても修羅場をくぐってきた男の姿にしか見えなくなっていた。
「お前……一体何者なんだ……」
先の蹴りでほとんど動けなくなった彼に非情な言葉が続けられる。
「これから死に行くお前には関係ない事だよプロシュート……あの世で他の暗殺チームの仲間と仲良くするんだな」
「クソッ……ふざけんじゃねぇーッ」
プロシュートは動かなくなりつつある体にムチを打ちディアボロに直触りの攻撃を仕掛けようとする。
どう見ても動けなくなっていたプロシュートの攻撃。プロシュートは形勢の逆転を確信する。
「バカが……無駄だとわからんのかッ!キング・クリムゾン!」
プロシュートの捨て身の攻撃……ディアボロは避けられないはずだった。
しかしプロシュートの攻撃がディアボロに届く事はなかった。
プロシュートは再び地面に跪く。